平均的アメリカ人が一生に何回訴訟に関係するか

平均的アメリカ人が一生のうちで訴訟と関係するのは何回くらいだろう?ふと思った。
ドナルド・トランプが抱えている訴訟3500件 
彼の会社が訴えているのは1900件。 訴えられているのは1450件。 破産訴訟とかのその他150件、連邦法だと169件である。

アメリカで一年のうちにファイルされる訴訟の数も統計にあるが、一般的なアメリカ人が人生で何回訴訟に巻き込まれるか、は統計に出てこない。検索場所か、検索ワードが悪いのか。

アイ子ちゃんは、アメリカで暮らすなら身内に弁護士がいなけりゃ怖くて暮らせないじゃない。と言って、自分の旦那を弁護士にした人である。私が知っているだけで少なくとも交通事故の訴訟で2回、学校関係で1回やっていると思った。

〇谷さんの奥様は壁の塗り替えを日本人業者に頼んだ。そしたらアシスタントのメキシカンが家具を部屋の中央に集め、上から汚れ防止にビニールをかぶせ、(ここまでは良かった)そのビニールを紙テープで止め新品のカーペットの上からカッターで切った。新品のカーペットがカッターでズタズタ。

業者が言い訳ばっかり言うので「日本人だからってタカくくっているならなら訴えるわよ」日本人業者が焦って新品カーペットを保証した。これは訴訟にならなかったが、〇谷さんの会社が日本の特許を持っているアメリカの唯一の代理店なので、アメリカ人がチャレンジしてくる件が多かったそうだ。

アッコちゃんはマネージャーとしてスモールコートに証人として何回も出廷した。パートタイマーのアメリカ人がオーバータイムがついていないと一発でスモールコートに訴えてくるから。

〇子さんは、客に会社のサービスのネガティブなことをしゃべって、会社からワーニング・レターをもらい「もう一度このようなことがあれば解雇もありうる」という文言を脅迫だと訴訟をファイルするとか騒いでいた。

訴訟には被告と原告と双方の弁護士がいるが全員日本人だと、同じ場所でバッティングして気まずくなったことがある。日本人が集まる場所は限られているから、お互いこれはもう避けようがない。

一度も原告にならず被告にもならずに平和にアメリカで人生を全うできる人がいれば、きわめて幸運な人なのだろう。(集団訴訟は数にいれないとしての話。集団訴訟を数に入れると、たぶん一生訴訟に関係しない人はアメリカにいなくなってしまうから。)

訴訟にならないまでも、諸庁諸組織にcomplainをファイルした経験のある数ならもっと多いだろう。

渡米して3年目に救急車で救急病院に運ばれ、ERの担当ドクターに「肝臓の数値がすごいことになってる。なんで飲むんだ!」って怒鳴られたからおばちゃんもつい反応して「曰く言い難し」と怒鳴り返したら、カルテに反抗的って書かれた。

なんでそんなことを知っているかといえば、チャート(カルテは英語ではチャート)のmedical releaseをかけたから。ドクターが持っているすべてのレコードをコピーして取った。

このERのドクターKelvinにはチャートにその他ないことないこと書かれてしまい、のちに大変なことになったのでおばちゃんはCalifornia Medical Boardにコンプレインをファイルすることにまで発展した。

コンプレインは受理されなかったが意見書が返ってきて例えば事実が疑わしいものであってもドクターが信じるところをメディカル・チャートに記述した場合、訂正を求めることはボードとしてもできがたい。とボートの意見が述べられていた。

そうか、。渡米して3年目だったしおばちゃんもよく考えずにしゃべったことを記録されてしまったのであった。端的に無防備であった。
アイ子ちゃんも同じような経験をしていて、こちらは交通事故だったが、ぶつけられて同乗していた10代になるかどうかの子供が最初にポリスの事情聴取に応じて話したことが調書に載ってしまい、子供の勘違いを訂正しようにも弁護士の旦那の力でも、がんとして修正できなかった。
アメリカでは用心深くあらねばならぬ。おばちゃんは心に誓った。

次は、日系だというだけでかかりつけに登録したドクターは3分診療どころか1分診療。こちらの症状を話し終えたときにはドクターは処方箋を書いていて、受け取って顔を上げたらもういなかった。
ある時、おばちゃんは耳の調子が悪くて耳鼻科の専門医に診てもらいたかった。ところがこの時のHMOという管理健康保険は患者はまずかかりつけの内科医にかかることになっていた。

HMOは保険会社が医療費を抑えるためにできたシステムで、かかりつけ医が患者にジャンジャン検査をすると金がかかるので、できるだけ検査をしない。専門医にも回さないようにする。患者を専門医に回すとかかりつけ医のHMO内の評価がさがるっていう噂もあった。胃が痛い、じゃあ制酸薬を処方して様子を見ましょうね。胃がんが悪化して死亡なんてこともあった保険システム。

この内科医が専門医に回したほうがいいね、と紹介状をだして初めてHMO内の別の専門医に掛かれる。
この日系ドクターに耳の不調を訴えて耳鼻科で聴力テストを受けたいと言ったら、こいつは簡易聴力テストの器具をとりだしてポンポンと3回鳴らした。聞こえますか?そりゃ聞こえるわさ。じゃ、異常なし。なんだって?たった3回よ。

この日系ドクターはウナギのようにすばしっこくアッという間に診察室をでて次の患者に向かっているのだ。おばちゃんはナースを捕まえて、話は終わってないと抗議するのだったが「ケエレ」と言われて切れた。

かかりつけ医に登録した後に、この日系医のうわさでいいものは何もなかった。どうもボンクラでアメリカのメディカル・スクールでやっていけなかったからフィリピンの医学校を出たとか。患者に心電図の大きな装置をしょわせて何日か検査させてたのにスイッチを入れるのを忘れていたとか、誰さんが手遅れでなくなったとか、。

登録したかかりつけを変えるには手続きと時間がかかる。
ましな医者に代わる前に言いたいことは言ってやろうと、HMO保険にcomplainをファイルした。
このドクターに苦情を寄せるのはおばちゃんが初めてではなかったのかもしれない。割と早く保険会社からhearingを開くからと通知が来た。そのころには別の医者に登録をして耳の検査も済ませていたから、怒りのエネルギーもしぼんでいた。

Hearingを開くってHMOもかなり本気で受け取ってるよ、どうするやる?ってテリーさんから聞いて、あの医者の評判も随分落ちただろうからもういいやって、そこで手じまいにした。

家を買った後は、住人とアソシエーションがビルダーを訴えていてセトルした後だった。壁が設計図より薄いとか、断熱材が入っていないとかバスタブに穴が開きやすいとか様々な手抜き工事が明らかになって、ビルダーが無償で補修工事を行うことで決着していた。

先人の日本人おば様によれば、このごろはビルダーは家を建てた後は会社を解散して家を買った住人が訴えようとしてもも会社が無くなてってできないことが多いのだと。ウチの家のビルダーは逃げ足の遅い奴だったので住民に捕まったのだった。ラッキー。

EDD(Employment Development Department)の裁判はインナー裁判だった。永住権を取った後、イミグレがおじちゃんのステータスをビザから永住権に書き換えるのを忘れたので、失業保険が下りなかった。もぅ、アホみたいなイミグレのミステークで裁判をやった。

ライセンスを持っていないエステティシャンにレーザー治療を受けて色素沈着しちゃったときは、おばちゃん自分で裁判をファイルした。自分訴訟というやつ。
相手は金を持っていないとわかっていたから少額裁判にした。自分でできるセルフ裁判な~んてウエブがあったので、おばちゃんはお昼寝をする代わりにせっせとページを読んで手順を踏み自分で裁判をファイルした。裁判の当日にコート外で和解したけど全額分捕った。勝負には勝った。

アメリカでずっと死ぬまで暮らしていたらあと何回裁判に関係しただろう?被告には一度もなっていないが、その後も訴えられずに一生を全うできただろうか?商売を続けていれば難しかったのではないか。

ちょっとのきっかけで訴えてくる社会は社会としておかしいではないかと、正論を言ったところで、自分がまっとうに生きていても訴訟は降りかかってくるものだと覚悟したほうがいい。訴えられて何もしなかったら確実に負けるのだから応戦するしかない。

おばちゃんのカンでは平均的アメリカ人は訴えたり訴えられたり、3回~5回くらい?人によってはもうちょっと多いかな。

集団訴訟は通知が回ってくるからこれは数のうちに入らない。
口座がある銀行だとか、物を買ってユーザー登録をした人だとか、サービスのアカウントがあるからとか、。弁護士団が勝手に住所を調べてくれて、こちらにお知らせを送ってくるからサインをして送り返すだけ。あとは弁護士団が和解金を分捕って分配してくれる。もちろん自分たちもたっぷり懐に入れる。

日本に帰国してからも一件、銀行の「和解金の小切手」が追っかけて届いた「125ドル」転送住所をあっちこっちさまよっていたので、伊豆に届いたときは有効期限が切れていた、。かなし~い。
おばちゃんが参加している集団訴訟で係争中がまだ一つある。いくら配ってくれるか楽しみ。


クリスマスの奇跡

海外送金と贈与税

確定申告の時期だから、こんな記事が出るのだろうか
https://news.yahoo.co.jp/articles/570cf92fd12afbf6bc990ce433e01e77a446142a?page=1
2/21幻冬舎 Gold Online
日本語がわからないから理解が難しいなぁ。前提も一部抜粋のような気がする。
理解を容易にするために該当の単語に仮名に置き換えることにする、OK?

以下の記事は奥野弁護士が小室圭にした支援を返済してもらおうと思わない、という発言を前提としています。

引用ー贈与税は、財産をもらった人(受贈者=小室圭)が申告する税金です。また海外送金で預金の贈与をした場合、税務署の調査対象になりやすいといわれています。
贈与税の納税義務者は、奥野弁護士と小室圭の住んでいる国や国籍で取り扱いが異なります。

中略―日本に住んでいない受贈者=小室圭でも、非居住無制限納税義務者に該当した場合には、国内外すべての贈与財産が贈与税の対象です。非居住無制限納税義務者の判定は、日本国籍の有無によって異なりますーー

おかあさ~ん、何言ってんのこの人。

日本に居住していないけど日本国籍を有するので、小室圭は非居住無制限納税義務者になるってこと?国内外の贈与財産の申告が必要となる。って、日本でも申告が必要なの?


引用ー無制限納税義務者に該当する場合には、世界に所在するすべての財産が贈与税の対象になるのです。しかし、贈与財産の所在地の判定は財産の種類ごとに異なり、事務所が日本にある場合には国内財産として贈与税の対象となる可能性もあります。ー引用終わり

小室圭が受けた援助は海外送金である。日本の銀行法によって、非居住者(住民票がない海外在住者)は日本の銀行口座があっても凍結される。だから奥野弁護士は支援金を海外送金するしかない。

日本の裕福層の贈与税金逃れの対策のための記事なので、ここでちょと驚く例外が出てくる。

生活費として海外送金をする場合には贈与税は非課税
へ~?!
引用ー財産を無償で渡す場合には贈与に該当しますが、扶養している子や孫への生活費や教育費の贈与については、贈与税は非課税です。生活費とは、一般的な日常生活をするために必要な費用で名目だけではだめ。-引用

自分の娘がパリス・ヒルトン・30歳無職でアメリカに渡って法学大学に留学中だとすると、送金する生活費は全額・贈与税非課税なわけ。パリス・ヒルトンなら月額50万の送金なんて一瞬で消費するよね。それでも彼女にとっては生活費だから。金額の上限は書いてない。

で、記事の後半は日本の税務署が海外送金の贈与を把握する手法を解説している。
引用ー国税組織が海外資産の情報を集める手段は4種類あります。
100万円を超える海外送金は送金調書でわかる。100万以下の場合は銀行調査で分かる。租税条約を結んでいる相手国ととの情報の交換をする。ーとかね。

日本の贈与税はもらったほうが払う。アメリカの贈与税は上げたほうが払う。
日本とアメリカは租税条約を結んでいる。援助をもらった小室圭はアメリカに住んでいて、非居住者無制限納税義務者なのだよね?前述のように小室圭は日本に申告して贈与税を払うのか?
なんとニューヨーク領事館にさらにヒント記事が書かれていた。あらま!
引用―米国内に居住されている日本人居住予定期間が1年以上であれば、一般的には日本の所得税法上の「非居住者」で、日本の所得税の納税義務はありません。

無制限納税義務者について
無制限納税義務者とは、次の者が含まれます。

留学生
学術・技芸の習得のために米国に留学している方で、かつ日本国内にいる者の扶養親族となっている方。
② 非居住無制限納税義務者
米国に居住されている方でも、日本国籍を有し、かつ自分自身または被相続人(贈与の場合は贈与者)が被相続人の死亡日(贈与の場合は贈与日)から過去前10年以内のいずれかの時において日本国内に住所を有していたことがある方。

外国税額控除制度について
米国居住者の場合、米国のみならず全世界所得が連邦所得税の課税対象となり、日本の国内源泉所得については日本の所得税の課税対象ともなるため二重課税が生じます。逆に、日本居住者の場合は、米国源泉所得について日米双方の課税を受けることになります。

同様に、相続または贈与により取得した財産についても、日本の相続税・贈与税と米国の連邦遺産税・贈与税の双方の課税対象となる場合があります。
このような二重課税を回避するため、日米両国は外国税額控除制度を設けており、居住地国での課税に際しては相手国で課された税額の全額または一部控除が認められます

この条項は贈与者と受贈者の二人について言っているのかな。小室圭はアメリカで贈与税を支払う必要はないが、奥野弁護士は日本の法律なら贈与税を支払う義務がないので、どちらの国でも贈与税を支払わない!な~んてことは絶対ない!
両方でとられるか片っぽで取られたらもう一つの国で払った分だけ控除ということか。

米国で支援を受け取った小室圭は贈与を超えた分は連邦の所得税の対象になる。贈与税については非居住無制限納税義務者なので、日本の贈与税の申告義務があるということ?アメリカから日本にe-Taxで申告はできないと思う。


しか~し、これは日本の富裕層が海外送金して贈与税・相続税などを避けようとする抜け道を防ぐための税務署のアピール記事である。それよりももっと効率的に税金を払わなくてよい方法がある。

金は貸してあるだけ。

弁護士という職業の著名な方がお手本を示してくださっている。借与という言う名目でゆる~い借用書・返済計画書を作っておき、どんどん資金を流せばよい。
受け取るほうは金は借りているだけ。受贈者ではないので贈与税ははらわない。収入ではないので所得税は払わなくてよくて、一生返す気がないだけ。

金を遣るほうは「貸して」いるだけで贈与税は払わなくていい。貸しっぱなしで一生返ってこない「貸し倒れ」なだけ。損金処理ができないけど、贈与税も相続税も払わなくていいから。

日本の富裕層、相続税で困りそうな方々。奥野弁護士のようにお金は貸そう。貸せば税金は払わなくていいぞ。


質問状の行方

アングロ・サクソンは論理がなければ動かない。それはビジネスを始めてからも痛感した。
「朝、起きると頭の中に論理しかない」とブリティッシュが書いたエッセイを読んで、大いに膝を打った。

日本の社会と根本的に違うのはアメリカではまず論理があって、非難、誹謗、糾弾は感情の発露にすぎない。何が言いたいのかその次に「主張と要求」を言わなければならない。
ところが日本の場合、非難、誹謗、糾弾が「抗議」としての「主張」なわけ。感情を表現してそれを相手にくみ取れ、相手に何とかしろと言っている。それではアメリカでもヨーロッパでも通用しない

小室問題で一連の疑惑の焦点はフォーダム大とゲーリー森脇氏と奥村弁護士が書類の工作を担ったと点と思われる。全員弁護士と弁護士の教師だ。

こういう弁護士あるいは組織に非難抗議の手紙を書いても無駄、返事は帰ってこない。Grievanceというフォルダーに保存されるだけ。もし、バンダリズムなどの被害があれば、潜在的可能性のある加害者リストとして真っ先に警察にだす資料。私ならそうする。

弁護士が「あなたはこういう不正をやりましたね」と弁護士に質問状を送ったとして返事があるわけがない。相手が弁護士だからと言って、答えねばならない法的義務も根拠もない。弁護士は記者会見も開かないしインタビューも受けないし、ましてお詫び会見なんか絶対やらないから。情報は自分から漏らさないね。

相手が、法の根拠のある権威authorizationがあって、答えねばならない義務がある場合:NYBEAがフォーダムに正式な質問状を出す場合、かNYBAが質問状を出す場には答える義務はあるかと思う。ただBar Associationという組織は同業者の不正摘発に熱心ではないという印象がある。

ありそうなシナリオとしては、
段階A
NYBEAが不正といわれる事実をフォーダムに問いただし、フォーダムは不正ではないと信じる証拠をだす。こういう弁護士答弁が行き来するわけだ。この過程でゲーリー氏や他の弁護士にもNYBEAから質問状が行くのではないか。

質問状がやり取りされていても公表はしないし、聞かれたほうは世間に何も言わないから。

この時点で二人の小室はHotな人たち。この人たちのために何か支援工作をしようとする人は相当鈍い世間知らずだと思う。浮世離れしたピアニストとかね。

篠原氏は最近の放送で“米法務省にも質問がいってる“と発言があって、「何が」いっているのか正確にはわからない。
段階B
US Law Departmentに不正への注意喚起を求める手紙が送られたのか、
段階C
それとも正式なcomplainがファイルされたのか、これは非常に大きな違い。地検に手紙が送られたのか告訴状が提出されたのかそのくらいの違い。
段階C complainならその不正を信じる相当の証拠が固まったと思わなければならない。
NYBEAがフォーダムに情報開示を求めているような今の時点ではCまで発展するとは考えにくい。

なぜなら前NY総領事も当然関与していたとされるので日本政府も関係してくるが、こんな不正は全力で抑え込みたいであろう、なぁ?!

篠原氏は外交問題になるかもとおっしゃっているが、外務省が関係しているからこそ外交問題にならないように火消しにかかるのではないか?

娘にビザの件で泣きつかれ、父が新領事と会談をしても、これ以上米国でビザ工作をするのは危険。二人を米国において置くのが危険な状態なのだが、危機管理から一番ほど遠い人達1)が無理押しして2)ゴネているので誰かが引導を渡すべきだろうね。


二つの故郷

「私が帰る二つの国」 ドウス・昌代(文春1985年)が昭和の末に出版されて
当時のおばちゃんも読んだ。40年近くたっても日米にまたがる人間の事情はさほど変わっていない。

確かにアメリカには次々に日本のビジネスが進出している。現地日本スーパーは日本の品ぞろえに近い商品が並んでいて100均だってできたから、物に関しては不自由ない。なんだったら楽天から転送経由で好きな物を買えばいいし。

不自由がないと言いつつ、選択肢がないのも事実。
南加の日本スーパーの売り場は、いまだに魚売り場がどこでパンがどのコーナーだったか思い出せる。何十年も通ってたわけだから、うんざりしていた気分も同時に思い出す。一番嫌だったのは、アジの干物。日本から冷凍で運ばれたアジの干物は、焼くとどうしても不快な冷凍臭があって、鼻に一撃くる。あれだけは嫌だ。It’s enough!

日本にも家が残っていて、好きな時に2国の家を行き来すのが“いいとこどり”の一番贅沢な2国の味わい方なのだろうが、庶民は働かねばならんのである。

稼いで税金を払って暮らす国と、たまに帰る(あるいは行く)国の日本。いいとこどりどころか、リップ・バン・ウインクルみたいのも珍しくない。子育てだって忙しいし。家族分のチケットを買えば一財産になるのである。
そうそう行き帰りできるかっての。

生活のために働いていると、あっという間に15年は経つ。
15年経つと、子供はアメリカのこどもに育って、日本の従妹とかおばあちゃんに会いたとかも言わなくなるし、日本語の敬語も無理かもしれない。結局自分一人で実家に帰る、骨休めのつもりで。

昔の友達はスケジュールを合わせてくれてうれしい。何から話していいか、生活の違いを面白おかしくべらべらしゃべると、楽しんでいてはいてくれるが、気が付くと彼女の生活とは全く無縁な別世界の話で上滑りしてるな、と心が寒くなる。

何が寂しいか言えば、日本の親友とは、アメリカで起こる問題は相談のしようもなくなってしまう。アメリカで起こるトラブルは起こる理由も処理の仕方も、日本の友達には理解の範囲外だから、愚痴をこぼすにも同感も得にくい。
この辺で40代の後半だ。

アメリカに帰ると、ああ、家に帰ってきたと思う。
けれどこの国が心の底から自分の国とは思えない。端っこにいさせてもらっているだけ。なんでも話す親友はこっちにもいる。同じ外国にいる仲間だから問題も共通で相談もできる。

生活に流されるとまた10年経ってしまう。
まだ、50代でも若いつもり。40代の延長だから。でも60代を過ぎるとリタイアは射程距離に入ってくる。体力的に不足は感じないけどあと何年このままでいけるか?60代後半になったら、健康に不安が起きたら?医療費がネックだなって。

おばちゃんたちの場合は、ビジネスの区切りがよかった。続けるとなるとまた10年契約になる。パートナーのどちらでも何かあると二人で生きるのが大変になるから。自分たちと猫が老後に安心して暮らせる隠れ家を用意しなきゃと思った。

日本移住の手配は大した問題ではない。売り手市場なら家はあっという間に売れる。
問題は心の始末のつけ方。

負ける気がする。日本に帰るのが負けた気がする。アメリカの社会でず~と戦ってきたから。負けたくないって。せっかく取った永住権を捨てることになる。

実際に帰国してみるとなんか肩の荷が下りてしまった。戦わなくていいのがこ~んなに楽だったのか。おばちゃん、いったいどんだけ戦っていたんだよ。と戦わなくなってから初めてずっと戦っていたんだと気が付いた。

アメリカに帰りたいか?と聞かれれば帰りたい。でも、アメリカには黒い土でできた庭と畑がない。四季がない。伊豆の穏やかな芳醇な自然にからめとられてしまって、この庭と離れるなんてできないと思う。

もう、私たちは人生の第三コーナーを回って、ホームに向かってる。
コレステロールの多い食事をしていたから、おばちゃんたちの寿命は、日本の平均余命よりきっと短いと思う。
どこの国でという問題ではなく、最後のゴールに向かってどんな走り方をするかが問題なの。


奥野事務所がサポートに動く!?

Newsポストセブン2/16の動画から
「万が一司法試験に失敗しても経済的な心配はない。日本の奥の事務所がサポートに動くとみられている。日本政府と関係が深い企業も小室さんの動向に注目している。現在勤めている会社から解雇されたとしても、ビジネス面を含めたサポート体制が整いつつあるとされている」

DISGUSTING, HOLY CRAP!
小室夫妻に泣きつかれて奥野事務所と、日本政府とデジタル博物館が動くのか?

日本のメディアというのは正確に情報を伝える意図がないね。小室圭は経済的に困ってない。生活の原資は妻が持っているから。一番困っているのはビザである。ビザをスポンサーする企業が欲しい。

去年の司法試験失敗のニュースの後、奥野事務所のオーナーが援助は引き続き行う、返済は求めていないなどと発言し、今現在も毎月の支援はたぶん続けられていたはずだった。では何のサポートに動くのか?


駐在ビザLのサポートに動くのか?もし小室圭にLビザをサポートするなら直近3年の間1年以上フルタイムで雇用していたという条件を満たさねばならない。


小室圭が日本を離れたのは2018年8月である。まる3年以上は経っているので、雇用は切れているはずである。Lビザ要件を満たすには、雇用関係のトリックをしない限りビザの取得は難しい。

ではもう一つ、日本政府と関係が深い在米の企業が「ビジネス面」を含めたサポート体制を整える?
デジタル博物館が「Jビザ」のサポートにまわるのか、ひょっとしてこの会社から永住権でも申請するか

日本政府との日本の企業はつくづくTax Payerをコケにしているね。信じられない。

二人の小室の選択

ビザの発給というのは国家の主権に関わることであり、外務省やNY総領事がアメリカ政府に働きかけたとしても「(アメリカ政府に)応じてもらえる可能性は限りなくゼロに近い  2/9 日本政府関係者

外務省のどの役人が語ったのか知りたい。
この情報提供者の文脈が正確なら“けんもほろろ”という口調と、かすかな困惑に見せかけた“ざまミロ”という感じを受け取るのは、おばちゃんだけだろうか?

わざわざNY総領事という個人を持ち出したのも、くぎを刺しているつもりなのだろうか?

小室圭が政府にビザの相談を持ち掛けたとされているのは、実際には「ベンチャー企業を用意して」と要求したと言われている。ベンチャー企業の社長としてEB5ビザ・永住権を自分で取るつもりだったから。

二人の小室のためにどれだけ政府が配慮援助してきたか、件の役人は忌々しい思いがつのって冒頭の発言となったのかもしれない。

自分のビザ・永住権のために「ベンチャー企業」を用意しろなどと思い上がるのもいい加減にしろ、ビザが切れると相談されても、アメリカの主権が発行するものであって、外務省では何ともできませ~んと、主旨をすり替えて答えた。

実際学生ビザ失効の期限は迫っている。
雑誌、Utuber、関心のある層は、ビザが切れたらどうするのか、別のビザに切り替えるならどんな可能性があるか?と考察が何種類かある。それを整理してみる。

ただし、彼が今置かれている状況も考慮に入れる必要がある。
彼のFordham大LLMの入学資格の欠格とトリック。JDへのトリック。それらがアメリカの弁護士の疑惑を招き、Fordham, NYBEA, NYBA、関係弁護士を巻き込んで質問状などが飛び交っている現状を認識せねばならない。

仮定だが、これらの疑惑の糾弾がもし受け止められ当局が解明に乗り出したとして、解明の結果処分が下されるとしよう。(どうだろう?)もしそんなことがあるとして、何か月後、あるいは年後かもしれないが。

仮定の仮定だが、その時の考えられる処分として彼への一番軽い処分は:なし、スルー。
一番重い処分として:LLM、JD卒業無効、NYBE受験資格の剥奪、試験に合格する学力がない彼にとっては「へ」でもないと思うが。

さて、上記の前提条件を踏まえたうえで、ビザ切れの回避方法として世間で推測されているのは

1) 学校を変えて学生ビザF1を取り直す
2) H1Bを申請する
3) Gビザを取る
4) EB5のために出資してくれるカモを探す
5) 妻がJビザを取る
6)L駐在員ビザ
7) ビザの手当てができず、日本帰国

1)F1: LLM疑惑の小室圭のためにLLM入学を認めてくれる学校はあるか?JD入学のためにはLSATを受ける必要があり、今年新学期のための2月のLSAT申し込みの期限は先月であった。後記:外務省がMarquette大学と入学の交渉をし同意を得たとの情報がでた。LSATの時期も結果も交渉によってなんとかしたのであろう。


2) H1B:まず、スポンサー企業を探さないといけない。ビザは抽選だから取れるチャンスは2分の1から3分の1


3) Gビザ:日本政府が小室圭を雇ってGビザを申請してニューヨークに派遣する形。冒頭の政府関係者の言葉を思い出そう。日本政府がGビザを取ってやったら、世論が黙っていない。NATOは日本政府が口利きしてNATOが小室圭を雇ってビザを申請する。口を利く気はあるとは思えない。

4) EB5:いろんなカモを物色していると思う。会社を作って名義を小室圭にして金も出してやるのだ?あなたはできるかな?


5) Jビザ:噂をされている日系デジタル博物館?がスポンサーになって、小室の妻にJビザをサポートする、小室圭はJビザ配偶者(ひ〇ともいう)

Jの有効期限は短い。12ヶ月-18ヶ月。その間に永住権を取らないと帰国するしかない。

Jビザを取ってやる。二人の二人の生活費(給料)はどうするのかな。外務省がきょうきゅうするのかな。やってできないことはないだろう、当事者たちが本当にやる気があるかは別。

6)Lビザ:東京の奥野弁護士事務所が派遣する形でLビザを申請する。奥野事務所がフリーズしてしまった。Lビザをへたにサポートすると、Fordham大の Martin奨学金が取れるはずではなかったのがばれてしまう。脱税疑惑も明らかになる。

7) 手だてなし:アメリカに二人を置いておけば置くほど、関係した政府役人や支援した弁護士団に火の粉が降ってくる。世間から一番強く願われているのはこの解決法だろう。何もしない。日本に帰す。


カリフォルニアのサーファー

毎年11月にサン・クレメンテの海岸で日系サーファー大会が開かれる。大会のスポンサーはあのオリンピック選手のおウチだ。

大会には南カリフォルニアのすし屋 (Sush Chef) が集まってしまう。すし屋がサーフィンをやっているというより、サーフィンやりたさに渡米した元学生やその他色々が、その後スシ・シェフになって永住権を取りすし屋で働いていると言った方がいい。

当時グリーンカードの申請ではスシ・シェフになるのが早道だった。日本人であるということで圧倒的優位を誇っていた。だったので、スシ・シェフで永住権を取った後サーフィン三昧の人生を送るのだった。


xxxというすし屋はビーチの前にあって、仕事を終わるとユニフォームを脱いで3分で海に入れるという評判で、サーファー・スシシェフが切れなかった。

知り合いの半分はサーフィンをやっていた。この前ポリネシアンと間違われました~、とか肌が東南アジア系と見まごう程焼きこんでいて髪が天然赤毛?みたいな在米日本人はサーフィンをやっていると思ったらいい。

海岸近くに引っ越して、夫婦で海にでてから出勤してくる子もいた。朝から落ち込んでいたからどうしたのと聞くと、先に岸に向かったダンナが振りかえって手を振り回すからなんだと思ったら私の後ろにシャークがいたんです!主人が戻ってくれると思ったら振り返らずに全力で岸に泳いだんです。
私は置いてかれた~と、離婚の危機に陥ったりするんである。

夫婦でハワイに転勤リクエストを出していて、転勤希望が通ったんです!ハワイに引っ越します!と人がいなくなってしまったりする。


カノア君も大きくなったと思う。次のパリオリンピックでもサーフィンはあるのだろうか?
ぜひ活躍して欲しいものだ。

H1Bから よもやま話

ふと、今年のH1Bの申し込みは何時と思ったら
あ~ら。あと3週間じゃない。3月1から3月18日まで。どうせ4~5日で埋まるんじゃない?
The US Citizenship and Immigration Services (USCIS) on Friday said that the initial registrations for the H-1B visas would start on March 1 and remain open till March 18, 2022, for the fiscal year starting October 2022

5月の試験結果発表を待ってたら申請に間に合わないものね。弁護士免許なしで雇用してくれる企業をあと3週間で見つけ、企業もH1Bの書類を用意して準備してもらわないといけない。

During this period, prospective petitioners and representatives will be able to complete and submit their registrations using our online H-1B registration system, it said in a press release.

今はオンラインになってましだけけど、せっかくH1Bをサポートしてくれる企業を見つけても書類を用意してくれるのが遅くて、結局ノタクラしてて枠が埋まって取れなかったというのもよくあったね。

ニューヨーク現地の日系社会では小室圭の応援もいるらしいのに、H1BのRepresentativesになってやろうという企業がわれも我もと出てこないの?なぜ?


応援はしたいけど、彼を雇って給料を払いたくないの?
広告塔としてはぴか一だけど、ビザサポートはしたくない?
ビザが取れた後に二人に広告塔になってもらいたい?
ビザだけほかで取ってきて?こと?
日系社会が応援してくれるはずだったのに、二人の小室は焦っている。

おばちゃんがこの間から不思議に思うのは、アメリカの支援隊・参謀は一体どうしたのだろう?
去年, Lowenstein SandlerのOPTに応募するまでは支援団にゲーリー森脇氏の影があった。LSがH1BをサポートしないとわかっていながらOPTを小室圭に勧めたから、OPT後にてっきりビザの手配をするものだとばっかり思っていた。

ゲーリー森脇氏+滝川氏ラインは今でも支援に動いているのだろうか?ビザの専門家がついていたのに、現在二人のビザ切れ騒動があるのはなぜだろう? 

入学した時から、F1留学生ビザが切れた時はどうするかという問題はわかりきっていたはずが。個人の意見として、もしゲーリー森脇氏と滝川氏がふたりの小室から手を引いていたなら、うれしい。

雑誌テーミスの記事による篠原氏の情報
山にはテーミスは売っていない。町にもこのマイナーな雑誌はないかもしれない。記事は読めないが、おおよそのヒントをもとにして、あれこれを考えてみる。

篠原氏が語る雑誌テーミスの記事としては:
今ビザ切れに焦る二人に残された方法は?テーミスがほのめかす2つの方向
1) 学生ビザの延長
2) カナダかメキシコへの出国

2)はポイントがずれているので笑ってしまう。
二人の小室はニューヨークに居たいのである。そのために日本を出国してきた。
メキシコで一体何をするのか。「あ”?」である。

二人は永住権をとって、“ニューヨーク”でゆうゆう生きたいのである。永住権さえあれば、勉強・試験・弁護士資格・労働なんかなしで生きられるのである。何故ならセレブだから。永住権だけがない。

ベンチャー会社を一つ用意してくれれば、俺はビッグだからうまくやって永住権をとれるのだ。

なにも合衆国のビザにチャレンジして、日本政府に超法規的に二人を米国に滞在させよとは言っていない。まかりなりにも法律を学んだ小室圭がそんなことを提案するわけがないのだ。

日本政府は「ベンチャー企業と金」の情報が洩れてとても応じられないので、答えをすり替えて述べている。

雑誌テーミスの情報ソースがどこかは知らないが、カナダのビザが緩い?カナダだって留学生ビザはある。学校を探して申請して許可が来る前に今のF1が失効するかもしれない。

永住権が欲しい二人の小室に
1) 学生ビザの延長はステーキをオーダーしたのに、ゆでたブロッコリが出てきたのに等しい。
学校の変更はやってできないことではないが時間の縛りがあるのだ。さらに別の法律大学に入学するとして、LLMは無理だ。

フォーダム大学の入学資格不正をみて、他の大学が小室圭をLLMに入学させてくれるか?LLMがだめならJDしかないのだがJDコースにはLSATの試験が不可欠で、今年のLSAT申し込み期限は1月中だった。後記:Marquetteは入学を認めるようである

どのみち間に合ったとしてもLSATの点数が足りなければ入学できない。Marquetteは別だが。
何度も書くが、彼らが欲しいのは悠々とニューヨークで生きていける永住権だろう。
学生ビザはI―20を取り直して学校を変えたとしても、永住権はついていない。ただ今の事態を3年先伸ばしにして3年後に同じ問題がある。小室圭はこれから3年の間に何か一発逆転を狙うのではないか?

小室圭の発想は、常に他人の金を当てにするということ。日本政府が「ベンチャー企業と金」を用意してくれなければ、他に用意してくれるカモを探しているのではないか?
カモを探して時間切れになれば、それが一番幸い。

おばちゃんが嫌な予感がするのは、娘を心配した日本の親族が総領事館にどんなpushをするのか、あるいはニューヨークをあきらめさせるために、どれだけ大きなお土産をぶら下げてこっちに帰ってこいと言うかもしれない。
小室圭は自分で努力して成果をとれない時、誰かが差し出してくれた一番大きなおいしそうなものを取りに行く。

後記:誰もビザスポンサーになろうという企業が出てこなかったのか、外務省が計画するウイスコンシン計画に乗るようである。

グレース・ピリオド

学生ビザF1はプラティカル・トレーニングOPTを取ることによって1年延長される。小室圭のOPTが切れるのが今年の5月である。

Yahooの「ビザ切れ記事」で早ければ5月、遅ければ7月と2つの期限が書いてある理由は「グレース・ピリオド」があるからである。

イミグレは血も涙もない。
が、学生ビザF1が切れた後は60日間の猶予期間Grace Periodグレース・ピリオドをくれる。学校を卒業した後はすぐ母国にケエレと言いたいところだが、アメリカを見て回るくらいの時間はやろうというわけで失効後「60日間」アメリカに滞在できる。

だから5月に帰国してもよいし、グレース・ピリオド終わりの7月まで滞在してもよい。

実際、卒業した学生はこのグレース・ピリオドを利用して、今まで行けなかった別の州を旅行したりする。最後のアメリカだ。

知り合いの学生は、カリフォルニアから東海岸までキャンプして横断した。州ごとに風景が変わっていくんです、すごいですと。

オーバーステイ

このグレースピリオドから1日でも過ぎて米国内に滞在しているとオーバーステイで違法である。
1日2日オーバーしているからと言って、すぐその筋の人間が逮捕しに来るわけではない。3日ぐらい過ぎて米国を出国する際も、警吏が何か追及してくるわけではない。

NYエアポートから無事出国できる。日本入国もお帰りなさいと言ってもらえるだろう。
実はこの時点で、オーバーステイ者はすでに積んでいる。

出国ゲート入国ゲートをくぐった日付と時間は記録されてオーバーステイは確定してしまっている。
次のアメリカ領土に入国するときに、入国ゲートでがっちり拘束される。知り合いの場合は計算を間違ってたった1日のオーバーステイだったのに手錠で拘束された。強制送還のサヨナラジェットに乗るときに電話を1本だけ許された。

ビザ切れ

Yahooの「ビザ切れ」記事では”小室圭が政府にビザ切れの相談をした”との表現になっていているが、小室圭が政府に「ベンチャー企業と金」をねだって、政府がくれてやればEB5の永住権が取れるのは事実で、バレたからできないだけだろう。

あたかも合衆国のビザについて日本政府がどうこうできるわけがないとほのめかしているが、白々しい記事である。

応じてもらえる可能性は限りなくゼロに近い」(政府関係者談)
本当か!?帰りたくないと駄々をこねる娘可愛さに父と取り巻きがどんな手を打つか、7月過ぎまで油断はできない。

グレース・ピリオド期間中に別のビザに申請はまだ可能なのである。

蛇足だが、
29代総理の犬養毅の孫、犬養道子は戦後すぐ米国東海岸に留学し結核を発症して療養中に不法就労が発覚して、米国退去となった。

犬養道子はのちに自書でこの時の記録は、父犬養健の力をもってしてもどうにもならなかったと書いていた。米国再入国が難しかったので、彼女はヨーロッパに渡った。

グレース・ピリオドを一日でも過ぎてしまうと、違法滞在になる。政府もこの不名誉はぜひとも避けたいと思うであろうから、7月にビザの手当てがついていなかったら帰国を促すと思う。

後記:外務省がウイスコンシン計画を進めるようだ

外地育ちの2世の教育

英語圏で育てば英語がペラペラになるって思ってるあなた、言語能力だけを考えて、両親がネイティブで家庭内言語が英語の家族と比べるとどうだと思う?

フォントの話

さて、Helveticaというフォントがある。印刷業界に革命を起こしたフォントと言われ、その端正なフォルムは公文書にも多用される。例えばアメリカ政府とか。例えばカリフォルニア州税のTaxReturnフォームがすべてHelveticaが使用されていることは、普通の人はあまり気が付かないかもしれない。

タコは尻にできるか

お尻にタコができた。
尻にタコができたのは人生で2度目である。
一度目は27か28の時に無職になって2年くらい毎日本だけ読んでいたら、座っていた座椅子のウレタンが尻の形につぶれ、座椅子の形に畳が沈んだ。ほとんど読書廃人である。

今回は本ではなくてラップ・トップを抱えてブログ廃人かもしれない。
朝9時ごろに目が覚めてリビングにでて、朝ご飯のドーナツをつまみながらまずメールの確認である。ドーナツで血糖値が上がると、目と頭がシャキッと覚めるのでワードを立ち上げて、記事の下書きをする。

前の晩、寝つく前に頭の中を走り回っていた文章がうるさくてたまらないので、ワードに取り出す。少しすっきりする。買い物に出ない日はそのまま夜の12時までラップトップを抱え、人間をだめにするクッションに寝そべってコタツに足を突っ込んでいる。

去年のクリスマス前から、この態勢なのでコタツ敷にぺったりついたお尻にタコができた。
年を取って尻の頬っぺたも薄くなってその分、コタツ敷につく面積が大きい。硬くなって、お肌がザリザりになってタコになった。

トイレに行く時と茶を入れるとき、猫と遊ぶとき以外に床から立ちたくない。猫にボールを投げてやると、追っかけはするが咥ええて持ってこないので、おばちゃんが立ってボールを拾いまた投げてやらないといけない。息が切れる。
運動不足もここに極まって、山の冬がもし4か月以上続くならこのまま寝そべったまま再起不能になるかもしれない。

幸い3月には庭が生き返るのでコタツからずり出て、庭の手入れに直立するようになるだろうがそれまでは寝そべる。カリフォルニアの過去の仕事の日々は、横になれるのは1日8時間だけだった。あとはずっと立ちっぱなしだったので、そのぶん今存分に寝そべらせてもらう。ざまぁみろ。

好きなだけ文章を書けるのはありがたい。
ジオシティで日記などを書いていた時に、おじちゃんの会社ネタを書いていいか?と聞いたらば、お前は俺の首を飛ばす気か?と釘をさされて身辺雑記はご法度になった。
もっとも、日系社会は超狭かったから、日本のフリースペースで海外ネタを書いたとしてもすぐ身バレする恐れもあった。詮索が入る環境で当たり障りのないものだけ書くのもつまらなかった。

二人で仕事を始めたら本を読む時間さえ無くなり、書くものといえば英語の業務連絡とGrievanceになってしまいおばちゃんの脳内言語環境内の日本語はめちゃくちゃになった。
家庭内の話しことばの日本語も今から思い出すと、かなり門切り型の決まりきった表現に陥っていた気がする。

それが、平成が終わることに帰国して周りの言語が日本語だけになってしまった。好きなだけ見られる日本のテレビにおじちゃんは夢中になった。いろんな日本語の固有名詞と表現がつけっぱなしのテレビで流れてきて、おばちゃんの脳内の言語回路がゆっくりと息を吹き返し始めたのかもしれない。

庭を造るのが面白くて草取りが楽しくてお花の写真を撮るうちに、文章に残しておきたくなった。フリーブログを借りて、写真をアップし、ぽつぽつと文章を書く。この間のブログのお引越しの時に読み直すと初期の短い文章はとても使い物にならないひどいものだった。

その日本語の文章が変わり始めたのは、去年の夏だった。しゃがんで無心で草取りをしている間に、頭の中を日本語の文章が走り始めた。文面が面白いので一人ニヤニヤ笑いをしながら草をむしる婆は、限りなく危ない婆ばぁだったに違いない。

今でも覚えているがしつこく湧いてくる文章を、ワードで一気に取り出したのが「エンドレスの草取り」、「日本のイチゴは獰猛である

中途半端な文章なのは本人がわかっているので、今更どうにかする気もない。もう時間もないし。おばちゃんはもう人生の第三コーナーを回って、ホームを目指しているのである。十代のころに夢見た文章を書く生活を今実現してそれなりに満足だ。

人気有名ブログなどを拝見すると、華やかな写真にオサレな室内。いかにも豪奢である。おばちゃんのような文章だけのブログは極めて異質だなぁ。通勤電車の暇つぶしにでも楽しんでいただけたらと思う。


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