65歳のピアス その後

病院で施術してもらったピアスはどうなったかと言うと、そろそろ5週間が経つという時、おじちゃんがお前再来週はCTスキャンの予定じゃなかったっけ?ピアスはどうすんだ、と言った。

そうだCTだった。ピアスを取らなきゃ。
おばちゃんは耳たぶのネジのようなピアスの頭を引っ張ったが痛いだけでミリも動かなかった。変。
おじちゃんを呼んでネジの頭を抜いてもらおうとしたがやはり、痛くて騒いだのでおじちゃんは怯んで手を引いた。

どうすりゃいいんだ。

ネットを調べると施術した病院で抜いてもらうか、ファーストピアスの取り方動画を見て取れとある。
買い物に山を下りた時、病院の前を通ったのだが駐車場は空っぽだった。土曜午前は診察日になっているはずなのに。

家に帰って「ファーストピアスの抜き方」動画を見つけるとおじちゃんに見せた。便利な世の中で助かる
ピンセットが有能らしい。
おじちゃんが動画学習をすませておばちゃんの眉毛抜きを使ってピアスは抜けた。

ちょっと早かったようだった。
ピアス穴からまだ浸出液がにじみだしていて傷口が完全に癒えていなかった。しまった!このまま何も入れずにおくときっと傷口がくっついてしまうに違いない。
おばちゃんはそう判断して購入したフック式のピアスをつけてみた。ぶらぶらしてるピアスが揺れるとかすかに傷口が痛む。痛むがとりあえず何かぶら下げておくしかない。

ぶらぶらさせながらお風呂に入り卓球の練習に行き、寒いものだから朝晩セーターにピアスが引っかかり、痛ててと言いながら着替えをしていた。一週間後に両耳たぶが赤く腫れ熱を持つようになった。ちょっと危機感を持つようになったのが土曜日。またもや施術の病院は休みだった。

さてどうするか。3日後にCT検査である。ピアスは外したら最後傷口がくっつき、アクセサリーのピアスを入れようにもあっちこっち傷口に触れて痛むだろう。自分では絶対痛くて入れられない。ほっておくならくっついて施術も痛みを耐えた過程も全部パーになってしまう。

ネットで調べた土曜診療の病院は最初の2軒はオンラインの情報が古くて今は休診と言われ、2時間かかって診療中の病院にたどり着いた。
ドクターに化膿止めを処方してもらって、樹脂製のピアスがあるので炎症が収まるまでそれに付け替えるとよいとアドバイスをもらった。アクセサリー屋さんに寄るとボディピアスが使えますということでプラスティック製を買った。

CTスキャンは無事に済み、今回もガンやその他怪しい影は見つからなかった。もう1~2週間プラスティック・ピアスで過ごした後は好きなアクセサリーピアスにしようと思う。割と耳たぶが福々しく厚いのでピンネジで止めるタイプよりフック式がつけやすいようである。

病院でステンレス・ピアスを外すのは4週間後(傷口が癒えたころ)と言われたが、ネットでは2か月から4か月は着けたままと言う情報もあった。
おばちゃんは65歳だから20歳よりは傷の治りが遅かったのだ。CT検査さえなければ3か月くらいつけておけばよかったかもしれない。

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海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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