謎のブランドSHEIN

●米でアマゾンを抜きトップに…謎のECアパレル「シーイン」の正体
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a2731ae6efb60c05b0f5ac3a495f211d480342

SHEINの製品を作る労働者は1日18時間働き、報酬は1着わずか6円…英チャンネル4が潜入調査の動画公開
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c407f66ba6f7dc3f3957c6c76730c714d178858

最初にSHEIN のアパレルブランドを見たのは3~4年前のAliExpressでモード系のデザインが記憶に残るブランドだった。試しにシャツを一枚買ってみて本土から10日から2週間で届いたと思う。生地の品質は中国製としては普通だったが丈が短く縫製がいまいちだったので捨てた。


3週間前に突然ブラウザーにSHEINの広告が掲載されるようになって、はて?見覚えおあるブランドだが?試しに見てみると、ショッピングモールの名前がSHEINでもSHEINだけの製品を売っているわけではなく靴、バッグ美容関係も扱っているショッピングサイトであった。

広告にポップしていたのがたまたまおばちゃんド・ストライクの花柄靴で思わず買ってしまった。お支払いをPaypalで。円安になる前にドルを貯めてあったからほとんど半額で買えた。同じくチュニックとして着ようと思って短めのワンピも買った。
たった5日で届いてしまった。本土からEMSだったのか?佐川の配達だが早すぎてびっくり。

届いた製品はサイトの画像そのままである。靴の色相も商品とサイトは差異が極めて少ない。

あら?やっぱり可愛いわ。履こうとして驚いた。
2本あるストラップの根本に「白いゴム」がついている。多少足の甲が豊かな人でもストラップに伸びしろがあるってか?!

子供の運動靴を買ったんじゃねえや。発想が途上国で昭和初期。
履いている際には白いゴムは見えないが恥ずかしくてちゃんとした場所にははいていけない。
¥2,527でちゃんとしたところに履いていける靴が買えるかという問題はさておき。ドル決済なのだがお買い得かどうか悩む。

SHEINの販売価格的にはすでに送料が転嫁されている。国際送料でたったの5日で到着した送料を引くと製品値段は500円から600円だろう。
シマッタと思いましたね。
実はこの靴が届く前に、もう一度ショッピングをしてニットのカーディガンと合わせるワンピにバッグを買ってしまっていたから。

第二弾は、やはり見てくれは写真通りのカーディガンだったがクオリティがなぁ、、、、泣き。
カッチリ織ってアウターとしてもOKなニットだと思ったのに、届いたのは緩~く編んだぼってりとしたカーディガンだ。一度洗ったらタラタラになるだろう。

送料込みカーディガンが3179円でドル決済で半額でもいらんわ。バッグについては問題外。かわいいのは写真とデザインだけ。これで送料込みの995円だから製品価格はゼロだな。ツイードはプリントかと思うほど薄い。
本当にぺらっぺらよ。

おばちゃんはReviewに星1つquality低すぎと書こうとしたら、最初から星5で1につけ替えることができなんだ。だからテキスト欄にLow quality. I give you 1 star.と書いておいた。
大事なドルをこんなアホなサイトで使ってしまった。

タオバオでショッピング 玉砕編 燭台

インテリアとしてどっしりとした燈明皿が欲しくなった。山の家なんだから、こじゃれたランプより、鋳物で昔の農家の庭先にぶら下がっていたような、燈明皿が欲しい。

タオバオにただの26元(460円)で売っている。送料を入れても1000円というところ。配送はちゃんと「海外」と書いてあったのでポチる。くっそまた、「処理異常」だよ。鋳物の燈明皿のどこが禁制品なんだ?

商品名がこうなっていた。


民俗老物件老铁灯复古铁油灯铸铁烛台酥油灯蜡台老式挂灯道具摆件

老物 復古 老式この辺の単語はやばそう。

タオバオの海外輸送Q&Aページは役に立たない。輸出の際に引っかかったのが多分店舗が書く税関用の申告品
の詳細が原因なんだろうと思うから。

インテリアの輸出をしていたアイ子ちゃんにLine電話で愚痴っていると、ああ、当然ね。という。海外に輸出する際にはアイテムの説明に絶対使っちゃいけない言葉があるから。COPY とかレプリカとか歴史芸術品とか、、。だよね。おばちゃんがオーダーした皿や燈明の店舗は中国の田舎にあるのだ。

多分輸出の経験などほとんどなくて、輸出で引っかかる物品のdescriptionもよくわかってないのだ。おまえら、中国国内なら模造品でお咎めはないんだが、輸出はわけが違うんだわ。

輸出検閲引にひっかかったら店舗に送り返すオプションもある。相手の住所をタイプし(どれが住所だろ?)送料をまた払えば、リファンドしてくれる。でも元の商品が500円なんだからもういいや。

そういえば、タオバオではウエブ店舗ページのデザインはいくつかテンプレートがあって(ブルーとか白黒の水彩画みたいのとか)

テンプレートをそのまま使っている店舗は、店舗の名前もttb230とか店舗に名前を付ける手間さえ惜しんでいる。こいつ今売った後はとんずらするつもりか、と思う店舗もある。(それはAliExpressでもまれにある。)
店舗が無知なのでは、おばちゃんが準備するしかない。

タオバオのヘルプはあるよ。
そりゃ、もうここの楽天ブログの大家さんよりちゃんとしたヘルプチャットもある。専用アプリもある。

でも、全部中国語なんだよ。だから、Googleであっちに聞く質問を中国語で翻訳しワード段組みにして左に英語日本語 右に中国語で対訳を作って準備した。

燈明皿を売っている店舗はほかにもあったから、そっちでポチって専用アプリでコンタクトした。

おば:私日本人アル。このランプほしいね。
:謝謝
おば:あなた「模造品」と書く ダメある。輸出駄目ね。
:?
おば:模造品と書いたらダメ。キッチン用品と書きなさい。
:だめ、できない
おば:輸出できないと困る。模造品、伝統品引っかかる。だからあなた、キッチン用品と書くね。
:そんなことできない
おば:輸出で引っかかるアルヨ。
:そんなウソを書けない
おば:とにかく模造品レプリカと書いてはいけない

書いたようだ。
また処理異常で止まった。おばちゃんは専用アプリで店に文句を言った。

おば:異常処理 輸出止まったね。
:なんで
おば:キッチン用品と書けばよかった
:どうするだ
おば:私ランプほしい
:うちだって困る。知ってるか?3か月すると捨てられる。
おば:知ってる。私ランプほしい。アイゴ!

おばちゃんの「我的陶宝」の官方集伝には処理異常はその後も溜まっていくのであった

タオバオでショッピング 玉砕 お皿編

タオバオでショッピング 玉砕編 お皿

おばちゃんは昔、母からお前は巳年か?
と言われたことがあって、ほしいものが見つかるとなかなか諦められずしつこく追及することがあった。

何かの検索のあと、ブラウザーにカラフルなお皿が広告で表示されてひとめで欲しくなってしまった。

帰国してから日本の気候風土のせいか、土ものの器が実によく目に映るようになって、食卓には渋い備前や唐津風が並ぶ。

だが!色がさみしいのである。
何十年もスカ~ンと抜けるような空とドライな気候の下で、サラダや果物を食べる時は、器だって空に負けないよう
賑やかな色で模様だった。

日本から持って行った唐津の夫婦湯飲みは圧倒的な明るさに負けてしまって桐箱にずずーと眠っていた。カリフォルニアに土ものはてんで合わないのであった。

伊豆の山ではどうか?土ものもいいが色がなさすぎる。上に乗るものが茶色の煮物や茶色の焼き物では天盛が緑でも明るさと色が足りない。それで広告のカラフルなお皿に惚れてしまった。

欲しい。
調べてみるとAliExpressではない。タオバオで見つかった、それも複数店舗で。ヤッホーである。

1)タオバオの品物の下に「配送」とあってその中に「海外」が含まれていると海外に配送してくれる。
2)さらに支払いVISAの横に「官方集伝」と書いてあると(多分、親方日の丸配送請負、という意味ではあるまいか?)この字がついていると後で国際配送の支払いが来るのだ。

3)「加入購物在ーみたいのが」多分「ショッピングカートに入れる」だね。クリックすると支払いページに飛んでクレジット支払い成功!

購入した店舗が官方集伝の親方日の丸配送所までどのくらいで届くか
わからないけど、5日~1週間で「我的陶宝」をチェックしているとなんか赤いマークがつく。¥マークと数字に「海外」「伝費」「支払」
みたいな単語が並ぶので、これが海外配送料だ!クレジットカードで払える。
ところが、この皿は官方集伝の親方日が「処理異常」と赤字で表示されたのである。
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我是买家 已买到宝贝 海外集运 异常信息
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宝贝订单编号: 成交时间:2018-07-09 22:10 集运地区:日本
异常类型: 违禁品
异常说明: 禁运品
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禁制品?
おばちゃんは、中国からご禁制の品を輸入しようとしているのか?皿なのに?
タオバオの禁制品のページを斜め読みしてみると、芸術品、模造品、コピーライトを犯しているもの規制薬品や複製品などは輸出禁止らしい。

おばちゃんは更に深く検索をしてみた、皿だけに。その結果、この皿はGINORIのコピーと分かった。
道理で!景徳鎮の窯はひょっとして1000年の歴史があって、中国は、ジノリの本家より焼き物の歴史は長いかもしれん。

おっ!ジノリええやん!。模様がかわいいから、まねしちゃお!カラフル中華ジノリが完成!おばちゃんが引っかかる。ということかもしれない。

おばちゃんは、輸出検閲で引っかかったのがどうしても悔しくて、別の店舗でもう1回同じ皿をポチったのである。また异常类型: 违禁品だった。

普通ならそれであきらめるのだろうが、おばちゃんはさらに検索をかけ、タオバオ購入代行を見つけた。

おばちゃんの信条は「自力更生」だったが、この皿は代行手数料を払って手に入れた。

手元に来てみるとディナー皿のつもりが18センチの中型だったので、肉料理には大きさが半端だし、オンラインで本家のGinoriを28センチを買った。

ず~~~と簡単に買えた。本物は中華より色調を抑えたいかにもヨーロピアンだったね。この皿で、おばちゃんは中国の輸出検閲が危ないと分かった。次は、インテリアだ。

タオバオでショッピング 燭台編

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