タオバオでショッピング 玉砕編 燭台

インテリアとしてどっしりとした燈明皿が欲しくなった。山の家なんだから、こじゃれたランプより、鋳物で昔の農家の庭先にぶら下がっていたような、燈明皿が欲しい。

タオバオにただの26元(460円)で売っている。送料を入れても1000円というところ。配送はちゃんと「海外」と書いてあったのでポチる。くっそまた、「処理異常」だよ。鋳物の燈明皿のどこが禁制品なんだ?

商品名がこうなっていた。


民俗老物件老铁灯复古铁油灯铸铁烛台酥油灯蜡台老式挂灯道具摆件

老物 復古 老式この辺の単語はやばそう。

タオバオの海外輸送Q&Aページは役に立たない。輸出の際に引っかかったのが多分店舗が書く税関用の申告品
の詳細が原因なんだろうと思うから。

インテリアの輸出をしていたアイ子ちゃんにLine電話で愚痴っていると、ああ、当然ね。という。海外に輸出する際にはアイテムの説明に絶対使っちゃいけない言葉があるから。COPY とかレプリカとか歴史芸術品とか、、。だよね。おばちゃんがオーダーした皿や燈明の店舗は中国の田舎にあるのだ。

多分輸出の経験などほとんどなくて、輸出で引っかかる物品のdescriptionもよくわかってないのだ。おまえら、中国国内なら模造品でお咎めはないんだが、輸出はわけが違うんだわ。

輸出検閲引にひっかかったら店舗に送り返すオプションもある。相手の住所をタイプし(どれが住所だろ?)送料をまた払えば、リファンドしてくれる。でも元の商品が500円なんだからもういいや。

そういえば、タオバオではウエブ店舗ページのデザインはいくつかテンプレートがあって(ブルーとか白黒の水彩画みたいのとか)

テンプレートをそのまま使っている店舗は、店舗の名前もttb230とか店舗に名前を付ける手間さえ惜しんでいる。こいつ今売った後はとんずらするつもりか、と思う店舗もある。(それはAliExpressでもまれにある。)
店舗が無知なのでは、おばちゃんが準備するしかない。

タオバオのヘルプはあるよ。
そりゃ、もうここの楽天ブログの大家さんよりちゃんとしたヘルプチャットもある。専用アプリもある。

でも、全部中国語なんだよ。だから、Googleであっちに聞く質問を中国語で翻訳しワード段組みにして左に英語日本語 右に中国語で対訳を作って準備した。

燈明皿を売っている店舗はほかにもあったから、そっちでポチって専用アプリでコンタクトした。

おば:私日本人アル。このランプほしいね。
:謝謝
おば:あなた「模造品」と書く ダメある。輸出駄目ね。
:?
おば:模造品と書いたらダメ。キッチン用品と書きなさい。
:だめ、できない
おば:輸出できないと困る。模造品、伝統品引っかかる。だからあなた、キッチン用品と書くね。
:そんなことできない
おば:輸出で引っかかるアルヨ。
:そんなウソを書けない
おば:とにかく模造品レプリカと書いてはいけない

書いたようだ。
また処理異常で止まった。おばちゃんは専用アプリで店に文句を言った。

おば:異常処理 輸出止まったね。
:なんで
おば:キッチン用品と書けばよかった
:どうするだ
おば:私ランプほしい
:うちだって困る。知ってるか?3か月すると捨てられる。
おば:知ってる。私ランプほしい。アイゴ!

おばちゃんの「我的陶宝」の官方集伝には処理異常はその後も溜まっていくのであった

タオバオでショッピング 玉砕 お皿編

mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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