FIP寛解後

今年の冬は羽毛布団は無しね。
おじちゃんは消臭スプレーと雑巾で黙々とベッドルームを掃除していた。

テンのスプレーはますます快調。
いつどこでマーキングされるかわからないので、とてもじゃないが羽毛布団は使えない。
一昨日も寝具一式をコインランドリーに担いでいったばかりだ。敷く毛布1,掛ける毛布が3枚、キルトのベッドスプレッド。
ウチの東芝ザブーンでやると仮定すると、朝洗濯を始め乾燥ができるのは夜の11時頃になる計算。とてもやってられないので山のふもとのコインランドリーまで遠征した。

山の冬の最低温度はマイナス1度。
今は5度くらいだろうが羽毛布団にオシッコされることを考えたら叫びだしたくなるから、毛布で頑張る。

おじちゃんの枕元が一番被害にあうので特大のペットシーツを引いてしまった。
おじちゃんは被害に気が付くと黙々と掃除シーツの交換をしている。

紫音のベッドも被害にある。
ベッドとモフモフ毛布の上にやられるので、何回もハイターをぶち込んで洗濯をしてきたのだが、猫の鼻では匂いが残っているのだろうと思う。何度もやられる。モフモフ敷物の下にペットシーツを引きたいが、紫音がペットシーツの縁を嚙み食べてしまうので、モフモフは洗濯のし過ぎでよれてきた。

おじちゃんは目ざとい。
真夜中でも朝方の5時でもテンが騒いでスプレーをすると起きて掃除をしている。
この前SHIENからワンピースが届いて思ったより生地が薄くて冬は着られないわねととりあえずベッドの上に置いたところに、見慣れない物・匂いだからあっという間にスプレーをされた。お気に入りの黄色のセーターもたっぷり液体がしみ込んだ。

おじちゃんは風呂場の専用バケツにもっていき洗い流してからワイドハイターと逆性せっけん液に付け込んだ。
一度も着ていないのに、おばちゃんは泣泣。今度やったらオムツの刑!と悔しくて言った。

おじちゃんは、獣医さんがオムツは膀胱炎になりやすいしオムツ自体が臭くなってそこらに匂いが付きますよ。って言ってたじゃないか。オムツは着けたら可哀そうだろう。洗濯と掃除を黙ってしてる。

3日前は寒すぎたのかテンがあまり動かず猫タワーで熟睡しているので、おじちゃんとおばちゃんは心配になって、息をしているかどうか時々テンをゆすって確かめてみる。

年末のテンの診察は異常がなかったら来なくていいと言われていたのだが、連れて行こうか迷っていたらクリニックから電話が来て猫の風邪が流行っているのであえて来なくてもよいと言われた。

猫の流行り風邪!?
FIPあがりのうちのテンをリスクにさらせないので行かないことにした。

今朝は腹を空かせていたテンが急いでカリカリを食べその後吐いたので、おじちゃんは大丈夫か、大丈夫かとテンを目で追っている。

年明けにはYahooのクーポンが使えるのでペット専用の体重計を買うつもりだ。
今使っている人間用のタニタでは10g単位が正確にでないのでペット専用が欲しいのだ。たまたまYahooの宝くじをクリックしたらお買物券が1500円当たり、その有効期限が1月1日からなのだ。

3日前に屋根の葺き替えは終わった。
同じ色のトーンの合板が家外壁の色ぴったり合って満足だ。玄関まわりの掃除をして正月飾りを飾った。新しい年を迎えられる。
皆様もよいお年を。

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屋根の葺き替えと冬支度

今朝は5度だった。
ウチは平屋だというのに12か所もある窓。傾斜地にタカイタカイをしてる家なので、床下は空気=外気温だ。12月に入ったことだしそろそろ窓の冬ごもり支度をしようと思う。

先週は屋根の張替えのために足場が組まれてしまった。家の周囲をすべて足場が取り囲み、どこの窓からも足場の鉄柱が見える。トイレの窓やベッドルームの窓から大工さんや屋根屋さんとコンニチワができる体制である。

皆さん朝が早そうだからベッドルームのおばちゃんの寝起きとか、リビングでパジャマとダウン姿など、見苦しい姿をお見せしては申し訳ない。オフィスは雨戸を閉めてエアシートで窓を隙間なく封鎖した。トイレの窓もふさぐ。お風呂は庭がよく見えて露天風呂気分になれる窓だが、1月にはバスタブに氷が張る冷凍庫並み気温なので外から断熱材のスタイルフォームを張ってしまう。

洗面所もエアシートで覆い断熱パネルでふさいでからカーテンを閉める。キッチンとよく使うデッキの窓はふさいでないが冬眠用の薄暗い穴倉のような冬支度が完成である。これで気温が4度あったかい。

屋根の葺き替え工事で心配なのは紫音。
人がいるはずのない屋根や窓の外から物音や振動や人声が聞こえたら神経質な紫音は怯えるに違いない。
足場ができたからには外の外壁もペイントし直すのがベストなのだが、今回は雨戸の戸袋だけおじちゃんが自分で塗りなおしたいという。

傾斜地なので平屋と言えど、ベッドルームの外は2階建ての2階分に相当する。試しにおじちゃんが足場を歩いてベッドルームの外の戸袋をチェックしたところ、紫音はうなり声をあげてリビングに逃げた。人がいるはずのない外から人影が見えたので仰天するのも無理はない。これはちょっと厄介かもしれない。

屋根の葺き替え作業自体は正味2週間くらいのものだが天井から音がしたり窓の外から人がのぞいたりした紫音の神経が持たないかもしれない。
テンは?

FIPから生還したアメショーのテンはキャットタワーで爆睡していた。微動だにしない。
足場が組まれていくときにはテンは驚いておじちゃんに助けを求めるようなそぶりを見せたが、大丈夫よと言ってやるとうなるようなことはなかった。

猫友のY子さんが、アメショーってちょっと頭が悪くない?って聞かれたが、正直なところ、おばちゃんもアメショーは鈍いのではないかと感じてる。そこがかわいいのだが。先代のテンも去勢手術のためにクリニックに連れて行ったところ、手術が始まるまでキャリアーで爆睡していたそうだ。だから先生には大物と呼ばれていた。

超食い意地がはったシャムの紫音と比べると、テン・ジュニアはちょっとスローな末っ子という感じがする。

来週から大工さんが作業を始める。

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ついにFIP寛解

テンはFIPから逃げ切れたようである。
今日の診察では体重が3720gに増え熱も神経症状も観察されなかった。

「薬を切って1週間症状がみられなかったら寛解と言っていいでしょう。」獣医さんの宣言であった。

長かった。
追加の9週間をいれてFIPの治療は5月の末から約半年。よくぞ逃げ切ってくれた。生後2か月で真菌だらけで家に来て、先生からは無事に育つかどうかは半々と言われた発育不良の猫だったから。

ありがたい。長生きをしてほしい。若く熱意のある獣医さんに恵まれて幸運だった。
とうれしさを噛みしめるおじちゃんとおばちゃんであった。

うわぁぁぁ~~!
なんだよ、急に大声を出すなよ。シオンちゃんの尻尾が広がっちゃったじゃねぇか!
バカたれ。

そんなこと言ったって、驚くなよ。
楽天から10月分のクレジット請求額お知らせだ!
その額、なんと46万!
おじちゃんは、息をのんで押し黙っちゃった。あとは知らんと言いたいのだ。

いやぁ~、これで4Kテレビの請求はまだ入ってないから。
あっ、忘れてたわ。Thinkpadを買ったんだった。郵便局のへそくりで買うつもりが結局オンラインで買ったからカード支払いになった。46万には生活費も入っているけどテンの治療費とThinkpadが、、。

来月は4Kテレビが入ってくるがテンの治療費がないから。バンザ~~イ。

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猫に粉薬を飲ませるには

無味無臭と言いながら、粉薬を混ぜるとウエットフードも食べない。
薬が嫌いな猫にどうやって飲ませるか、おばちゃんの方法を伝授する。

FIPの猫に6か月間毎日治療薬をやり続けるには工夫が必要だった。猫さんに薬を飲ませるのに困っている方に参考になるかもしれない。

クリニックではウイルス薬の「錠剤」を仕入れていた。
FIPの症状を見ながら体重によって毎週薬の量を調節する。だから薬はいったん錠剤をつぶして粉にし、今週の処方g単位で再度個別包装される。

薬の味を嫌がらない猫なら、ウエットフードやチュールに混ぜてやればいい。
しかしドライフードしか食べないとか、味やにおいがないはずの薬の味を嫌がる猫に粉薬を飲ませるにはどうしたらいいか。

まず、薬を飲ませるタイミング
ご飯の前。
ただし、あまりおなかをへらし過ぎていると薬の後にドカ食いして吐くことがあるので、満腹にならない程度の軽食をさせてから、薬を飲ませる。薬を飲ませてから10分程度時間をおいておなかが落ち着いたころ、いつもの食事を与える。

チュール作戦
ウイルス薬の粉薬は味も匂いもないはずだったが、チュールに混ぜてなめてくれたのは最初の1月半くらい。味がないと言われてもやはり何かおいしくない味があるのだろう。
症状が改善し体重が増えると処方のグラム数も増える。毎週増えていく薬をチュール1本に混ぜると途中で味を嫌がって逃げてしまうことが増えた。

そこでチュールのフレーバーを変えてみた。
チキン味からツナ味へとチュールを変えてみても途中で薬の味に気が付くともう食べない。エネジー・チュールと子猫用チュールは嫌がって最初から食べなかった。薬とチュールのフレーバーが合わないらしい。
全部舐めてくれないと残りを指で掬い口に押し込むことになるので、別の手段を考えることにした。

薬用チーズ
ペットショップでは薬を仕込んで食べさせるようにマカロニのように真ん中に穴が開いた猫の薬用チーズが売っていたので買ってみた。
まず、大きすぎ。そのままの大きさでは口に入れても大きすぎて噛むしかないが中の薬が口にこぼれると吐き出されることになる。
いったん封を切ると冷蔵庫で保存するのだが、乾いてくるから飲み込むのがますます難しくなる。捨てた。

丸薬にする作戦。
後半3か月は毎回丸薬を作って飲ませた。
粉薬をもう一度丸薬に丸める。

用意するもの
市販のシフォンケーキや蒸しパン。
つまようじと10センチ四方に切ったサランラップ

ヤマザキの「チーズ蒸しパン」や「」のきめ細かいしっとり系のシフォン生地がいい。セブンの「たまご蒸しパン」も好き。
ケーキ、菓子パン、蒸しパンなどが丸薬にしやすい。

まず、つまようじでケーキの生地を軽くひっかいて小指の先っちょ1/3ほどのほぐれた生地を10センチ角のサランラップの上に落とす。
粉薬をこの生地の上にパラパラと振りかける。

サランラップの一方の端をもって、生地と薬が乗った個所を中心になるように折り曲げる。
そして指の腹で薬とシフォン生地をサランラップの上からつぶす
サランラップをはがすと、生地と薬はペッチャンコになっているはず。つまようじでこの生地の端っこを持ち上げて二つ折りする。
またサランラップの一方の端をもって生地を二つ折りして指で押す。

つまり、サランラップの間に薬と生地を挟んで、何重にも折りたたんだパイ生地を作るつもりで繰り返す。程よく生地と薬が混じった練生地が出来上がったら、指で5~6ミリほどの大きさに丸める。
わりとねっちりとした粘土状になっているはず。ぽろぽろ崩れるようなら生地に水分が足りない。


テンをおじちゃんにだっこしてもらい猫の口を開けて人差し指で丸薬をのどの奥に落とし込む。口の横っちょから注射器で水を5ccほど注いでやる。猫は唾液が少ないので飲みやすくするため。

一回に必要なシフォン生地はごく微量なので、3日か4日は同じ菓子パンが使える。パンが乾いたらまとまりが悪くなる。そしたら食べちゃえ。

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テンジュニア FIP闘病記12

テンと私の闘病記

テンのFIPウイルス薬の量はさらに減って10mg/体重になった。
これで1週間異常がでなければ治療終了となる。

ウイルスへの“とどめ”として最後の2週間にMutianを使いたかったが、ドクターから却下された。半端に使用すると薬剤耐性がついてしまうので、使うなら6週間から12週(標準投薬期間ね)、そうでなければ使わない。

そうか、それではMutianは再再発したときの切り札として使うしかないわけだ。
先日Mutianは無事クリニックに届いていつでも処方が可能のようだ。小さな安心だ。

ちなみに1週間の薬代はおおよそ今のモルヌの2倍だそうだ。再発の場合は、6週間処方と検査費用を込みで40~50万を覚悟する。
テンは毎日、シオンの後を追っかけてからんでいこうと走り回っている。
テンよ、逃げ切ってくれ~

次の日は私の検診日。胆のうがんステージ2 拡大手術でリンパ節と肝臓の3分の1を切除済。
朝いちで血液検査を行い、診察室に呼ばれる瞬間が一番いやだ。

ドクターは(体調)はどうですか?
おばちゃんは、(血液検査の結果は)どうですか?

乳酸値が高いほかは100点満点だそうだ。ガンマーカーも異常なし。
食後に右わき腹がどんより圧痛があるのはなんでなんでしょう?と質問すると

ドクター:みぞおちは?みぞおちなら胃の検査をした方がいいから、
わたし:いやいや先生、胃の内視鏡は手術の前にやったじゃないですか。みぞおちじゃなくて“右・わき・腹”胆のうがあったとこ!

ドクター:腸かなぁ?
わたし:えぇつ?腸?右わき腹ですよ?
ドクター:だって、何にもないもん。

そういわれればそうだ、あんたが胆のうも肝臓も切ったからわき腹には内臓が無い。でもなんでか時々痛むのよ。胆管が残ってんじゃないの?でもドクターに思い当たることがなければ異常ではないのか。

わたし:時に、先生、刺身はもう食べていいんですか? 
ドクター:かまいません、食べていいですよ。次の検診はCTが入りますから。

お付き合いで刺身を食べられなかったおじちゃんも喜ぶだろう。清水港のお魚館でマグロを食べずにおにぎりを食べたなんて悲しい思いをせずに済む。

わたし:ねぇ先生、そろそろ来年で胆のうガン術後2年ですけど、再発のリスクも下がりますよね。
ドクター:まあ、そうですね。リスクは下がります。

このままおばちゃんも逃げ切りたい。

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テン・ジュニア FIP闘病記12

「こらぁ~バカ・テン しょん〇ん小僧、 またやったのかぁ!」
この日二回目に響くおじちゃんの悲鳴。

水曜日からウイルス薬の量は13mgに減らしたので、後ろ足の神経症状やだるそうな様子が見られないかどうか、夫婦で目を凝らして観察しているのである。テンはすきをついてベッドルームに行くとおじちゃんの枕元で朝一回、夕方一回スプレーをした。

昨夜はソファに近い絨毯で怪しい動きをしていたので、カエルのようにはいつくばって臭いをかぐと、、やられた!とおじちゃんはカーペットを剥ぐと粛々と掃除をした。

シオンが寝転んでいると飛びついて首をかじる。股間が見える。
テンちゃん、大事なものが見えてる。しまって!仕舞って。

テンは完全にサカリがついたのであった、FIPが完治していないのに。
来週はお誕生を迎えるので当たり前かもしれない。先代のテンに心不全で死なれてからほぼ一年になる。1月にテンを迎えて真菌症の治療から始まってクリニックに行かなかったのは4月だけだった。

5月末にFIPと診断がついてウイルス薬で何とか生き延びてきたのである。元気にはなってオシッコをかけまくっているのである。喜んでいいのか泣いていいのか。

ステロイドを止めてから毛艶がよくなった。一時はバサバサになっていたのだがシルバータビーのつや艶が戻ってきた。ふっくらとしたような気がするので体重を図ってみたら3500gを超えていた!いつの間に。

横浜でFIP治療のクリニックのドクターが。治療をしている猫の諸症状から予後の統計を発表していた。
その統計によると、ウエットよりはドライタイプが予後がよく、発症の月齢は若いより高い方が予後がいい。発熱は高い方が治る。そして、神経症状が出た猫は再発するか予後がよろしくない。

テンで気がかりは生後5か月で発症したこと。後ろ足に神経症状があったこと。
ウイルス剤84日(12週間)で20mgという上限の量を使って12週で退薬、わずか5日後に神経症状が戻ったことを考えると、再投薬の9週目に入るのだが安心できない。

テンがジャンプの時に右後ろ足がよろけたりするとやはりウイルスが足の神経に残っているのではないか、今の13mgをさらに減らしたら神経症状が戻ってくるのではないか?また体重が減り始めるのではないか?と不安がよぎる。

おばちゃんが人生で知ったのは、終わりが分からない苦しみが一番つらい。
リーマンショックのど真ん中のアメリカで自営業を生き延びた。その後モール運営会社との闘いなどを経ておばちゃんはタフになった。
が、愛する猫が生き延びてくれるか、どうやって快癒させられるかと考えると、終わりが見えずらいので気力がそがれていく。

先々先代の日本から連れて行ったニャンニャンは治療法がない拡張型心筋症で亡くなった。彼は去勢済みなのに3歳過ぎてからスプレー行動が復活してしまい、体力が弱るまで10年間、家、家具、プリンターなどにおびただしくオシッコを掛けまってくれた。
最後はお気に入りのクッションにも漏らして亡くなった。残ったのは臭いだけ。
尿とともに去りぬ、な~んちっち。

先日の診察日では、ドクターがMutianのオーダーが済みました。払い込みも済みました。ということだったので、クリニックにMutianが届き次第モルヌピラビルに代わって2週間ほど服用させてみたい。FIPウイルスに最後のとどめを刺すのだ。

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ニャ―にゃん 6 ぬいぐるみになる

湯たんぽの冬

テンの治療費で毎週3万以上かかる。
屋根の吹き替えの件は先日依頼した業者さんが下見にやってきて、見積もりを作成中である。中古いうより老古の家を買ったので、屋根の修理は心づもりしていた。

コロナがなければ老後生活は計画通りとなっていたはずだが、コロナのせいで世界中の心づもりはみんな狂った。うちだけじゃない。

先週は愛車の軽自動車からオンオンと異音が聞こえてきた。
修理工場に入れたら、右前輪のベアリングが壊れていたそうであった。

2ヶ月前は里に下りる坂道でブレーキが利かなくなった。ギアを落としてエンジンブレーキで下ったのであったが、ブレーキパッドがすり減っていたのではなく(車検で変えたばっかり)ブレーキディスクが焼け付いたのだそうだ。

なんたって山に家があるわけだから、外出するには山を下るしかない。常に下りなのでブレーキだけを頼りに下ると、加熱してブレーキディスクが焼け付きやすいのだそうだ。エンジンブレーキを多用するようにとエンジニアさんからのアドバイスである。多分サンフランシスコなどに住んでいる人も同じ状況なのかも。

車のベアリングを変えてもオンオン音が出るようなら、ミッションが怪しい。と警告されていた。
ミッション修理なら30万が飛ぶ。今更じたばたしてもしょうがないので、連絡を待っているとベアリングの交換だけで修理が無事済んだ。

猫のFIP治療に家の修理、車の修理ときたら役満である。(麻雀は知らないが)
車の修理代は3万2千円だった。
テンの1週間分の治療費より安い!とっくに1台買い替え分くらい使ってしまったからベアリングの修理分だけなら安いものじゃないか。いろいろ経済観念が壊れかかっているおばちゃんである。

アメリカ自営時代、雇ったある女の子は、F1の留学生から在米資格をとった子であった。家庭環境を聞くともなく話してくれたのは、、。

なんでも父親が家族の債務を背負って3億円の借金があったそうだ。
その状態でアメリカに留学してこようとはいい根性である。自分で稼いで貯めたにしては年齢が若いので、どうやって留学費用を工面したのか聞いたら親に出させたと言った。

3億の借金を抱えた親にさらに自分の留学費用を出させたのか?シンジラレナイ。
でも、3億円が3億300万になったところで大して変わりがないじゃないですか?とケロケロと言った。
まあ、そういわれれば確かにそうだ。300万増えたところで利子分にも及ばない。その後に親は自己破産して留学費用も含めてチャラになっているかもしれない。崖っぷちで育った鋼鉄メンタル子であったから今でもアメリカでケロケロと生きていることだろう。

山は秋をすっ飛ばして、いきなり初冬に突入した。
コタツは仕立てて猫用のキャットタワーも冬支度だ。おじちゃんは猫が寒くないようにヒートパッドをつけまくるので、おばちゃんは余分なヒートパッドの電気を切る。ヒートパッドの戦いである。


今年の灯油は18リットル2000円を超えるので、灯油ストーブをつけると負ける気がする。だからエアコンの暖房にした。ヒートポンプ式のエアコンの方が今年の灯油より安く上がりそうな気がするから。政府が灯油に補助金をだしてくれることは多分あるまい。

電気毛布をどうしようかなと考えているときにフルサイズの湯たんぽを見つけた。これが大当たり。なかなか具合がいい。

電気毛布のあっためる範囲はベッドの半分近くを占めるが、それだけの布団があったまると暑すぎて夜中に無意識に布団を剝いでしまう。湯たんぽは代わりに足だけをじんわりあっためてくれて、さらに電気代がタダ。

寝る前にヤカンのお湯をポコポコと湯たんぽに注いでいると昭和の風情が味わえる。朝起きた時もまだ暖かい。

コタツというものは猫のお気に入りだが、ずっと入りっぱなしだと電熱源に当てられてフラフラになって這い出して来る。ところがコタツの電源を入れる代わりに湯たんぽを入れると、湯たんぽはじんわりコタツの床と空気をあっためてくれるようで詩音は湯たんぽのそばで長くなっている。よほど居心地が良いようだ。
今年の冬は湯たんぽで始まる。

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テン・ジュニア FIP闘病記11 しんどい

獣医さんの説明通り、ステロイドの投与が始まってからはテンの元気が少しなくなった。次の週に血液検査をすると、肝臓の数値は平常値のままで全く上がっていなかった。

あれ~、テンちゃん、肝臓が丈夫なのかなぁ?普通はステロイドで上がるはずなんだけど。限界の量まで使ってるし。
えっ?下痢もしない?ふ~ん。
食欲は増進したと。体重は微減。このへんは予想されてた通りですね。

さかりがついた?
布団と毛布にスプレーしちゃったのか。経験上、一番丁寧なクリーニングでも匂いは完全に落ちませんね。

ウイルスの封じ込めにステロイド作戦は効いたのか確かめる方法は全くないが、テンのあっちのほうは元気になって、日々戦々恐々である。
もぞもぞと匂いを嗅ぐ動作があればすかさずトイレに連れていく。前もって膀胱を空っぽにする作戦である。

たっぷりスプレーされた安物の布ソファは臭い消しも使えないのでとりあえず特大のペットシーツで覆ってある。去勢手術が済まないうちに買い替えられないから。ステロイドは段階的に減らして今週は元気が回復した。シオンにまとわりつく行動はますます盛んである。

お前、治ったん違うか?し〇んベン太郎。お漏らし小僧。
獣医さんは特効薬のMutianを仕入れる手筈をつけたのだけど中国の国慶節のバタバタで業者と連絡が取れないらしい。

先生、それはしょうがないですよ。春の春節と、国慶節と11月11日の独身の日は日本の盆か正月か成人式みたいに国を挙げててんてこ舞いになりますから、落ち着いたら業者も連絡がつきますよ。


おばちゃんは、先日FIP治療のクリニックについて調べものをしていて Mutianの有効期限が2年だということを知ってしまった。
未認可薬なので手に入れるには個人輸入しかない。2年以内に治療を求める患猫・飼主が現れなければ、有効期限が切れた薬は捨てるしかないのである、百万単位のオーダーで。

 

おばちゃんは猫バカだからモルヌピラビルでの治療をGoした。
ペット保険限度額を使い切り、すでに中古軽自動車分の薬・検査費用・治療費が出て行った。かつまだ治療中である。

ここは人口4万人足らずの地方で、おばちゃんの感触だが、猫の飼主でワクチンを打つ方は半分?くらい。完全室内飼いは極ごく小数派ではあるまいか。
FIPの知識のある方がまず少なく、治療費にMutianなら薬代だけで100万、モルヌピラビルなら半分、プラス検査費用と診察料と聞かされると、お願いしますと即答できる飼い主はどのくらいいるのだろう。

費用だけではなく、経過観察のため週一の診察は不可避である。
おばちゃんとおじちゃんは5月末から欠かさず週一で予約を取ってきた。半リタイアした年金生活だからできたようなものである。これが現役で仕事がある場合は時間をとれるかどうか気が遠くなりそうだ。

おばちゃんも小売業をしてきたから、見込みで仕入れたものが売れずに不良在庫とか経費損のリスクはよくわかるのだ。獣医さんが研究熱心で治療に積極的だからついそそのかしのようなことをしてしまったが、患者がでなかったら申し訳ない。もし、住まいの別荘地でFIPの猫がでたら大いにうちの獣医さんを勧めなければ。

来週はステロイドが終わりウイルス薬の量も半分にする予定。
半分になってテンの体調が悪くならなければ寛解かな? そのあとに去勢手術があって、手術の侵襲で再発が誘発されないかどうか、期を見て細心の注意をはらって手術の必要がある。
あ~~~~っ、しんどい。

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テン・ジュニア FIP闘病記10 あっちのほう

診察から帰ってきた月曜日、ドクターから夜8時に電話があった。
Mutainで治療を行っている懇意の同業者に聞いてみたら、あっさり薬の輸入情報を教えてくれたそうである。

言ってはみるもんである。
後発のモルヌピラビルで投薬の15周目を過ぎ、完治まであとどのくらいなのか、あるいは完治を目指せるのか不安がある。FIPウイルスのトドメを指すために最後の2週間ほど特効薬中の特効薬Mutianを使えるならなぁ、とドクターに言ってみたんだが。

おばちゃんがそそのかしたドクターはMutianを持ってるクリニックの先生と入手法や治療の話をしてみたところ、第一案:Mutianに変えるなら追加で6週間と言われたそうである。

規定の12週間の半分?長すぎやしないか?
モルヌピラビルでは追加もいれてすでに15週間を治療中である。
薬を変えてさらに6週間というのは絶句。都合15+6で21週 都合5か月ではないか。

おばちゃんの思惑を感じ取ったか、ドクターは次にこんな提案をした。
第二案である。
FIPの専門家がいうにはモルヌピラビルで15週間治療中なら、ステロイドを併用してはどうか。
テンの右後脚に巣くっているかもしれないウイルスを叩くために、まず神経症状や炎症をステロイドで抑え、モルヌの効きをよくする。ステロイドはウイルスをたたくわけではないが、ステロイドで神経系の炎症を抑えてその分ウイルス薬が十分効果を発揮できるようにしてやる。
なるほど。

対症療法ではなく、ステロイドをウイルス剤のブースターとして使うのか。
でも薬の量が重要ではないか?
どのくらいの量のステロイドが炎症や神経症状を抑えて、ウイルス薬の効き目を最大限に引き出せるのか?

我がドクターはステロイドならすぐ処方できます。何なら明日にでも取りに来られたら、などと提案された。
おばちゃんは電話では決断したくなかった。来週の月曜日に2案の詳細をさらに詰めたい。ステロイドはそれからでも遅くないのではないかと思った。

何故かというと、テンはめっちゃ元気なのである。
それもあっち方面が、、。
先週は詩音のお姫様ソファにオシッコをかけられて、カバーとクッションをおじちゃんが洗濯をしたあと、またやられた。匂いが完全に抜けていなかったのだね。

テンはもう11か月である。華奢な後ろ足に似合わずタマタマはますます充実してきた。ぷっくりと可愛い、スプレーをしなければ。
次にやられたのは、おばちゃんのジャケット。
急に涼しくなって夜卓球にウインドブレーカーを着て帰ってきてソファの上に置いた。

テンが見慣れないジャケットを珍しがってソファに上りしきりに匂いをかいでいたのを見ていたが、妙に下半身がモゾモゾするのでおかしいと思ってチェックしたら見事にやられた。

次の日も同じソファのクッションにやられた。ウインドブレーカーにした時の臭いがクッションについていたのかもしれない。
お気に入りのクッションだったのに!中身のワタは捨てた。ソファ自体にも3か所シミがついてた。ソファは洗えないので捨てるしかない。それまでは防水シートをソファにかけ、
特大版のペットシーツで覆った。

保護猫でアメリカに連れて行ったニャアニャン(去勢済み)は心理ショックでスプレー行動が復活し、カリフォルニアで猫専門の有名医からいろんな薬の処方とカウンセリングを受けたが、亡くなるまでの10年間とうとうスプレーはやまなかった。

彼のためにカウチを2つ捨て、アパートの敷金は洗浄費用で戻らなかった。家を買ってアパートから引っ越すときに、引越屋の白人のチーフがカウチを運ぶときにニャアニャンのオシッコがついたところが顔に当たったと激怒した。

わざとやったわけではないのよ。おばちゃんが謝って洗濯代にしてねと彼のシャツのポケットに20ドル札を入れた。100ドルにしたほうがよかったのだろうがもったいなかったのだ。猫のオシッコのせいで危うく引っ越しが中止になるところだった。

オス猫のオシッコはあまりにも臭いので家一軒がダメになると言われたりする。
ニャアニャン10年間の悪夢がよみがえってきておばちゃんの心は深く沈んだ。

おいコラ、テン! ション〇ン太郎、お漏らし小僧。おまえ、FIPはもう治ったん違うか?

FIPが完治したとしてもテンの免疫系統にダメージを与えないためには、最低2か月避妊手術はできない。その間、元気でスプレー行動が定着してしまうと、去勢手術をしてもスプレー行動だけ習慣で残ってしまう恐れがある。

フライパンから脱出するとそこは火の上、というか。
おばちゃんは頭がくちゃくちゃに乱れている。
ステロイドを併用したら完治するかもしれない。薄氷を渡るようにテンの体調を見張りながら去勢手術をして、時期を図りそこなうとFIP復活してテンは死ぬかもしれないし、治っても家はスプレーでダメになるかも、。

ロシアン・ルーレットでんな。
おばちゃんの人生はこんなんばっか。

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テン・ジュニア FIP闘病記9      バイアグラ秘話

10‣2日
体重は3240gで先週と変わらず。熱は平熱38.5度。
自宅のキッチン用・秤ではテンが暴れるので体重計測が不可能になった。私が抱いてタニタのに乗り、テンをおろしてからもう一度体重を計って差し引きする。一瞬3500gになった日もあったったんだが。

テンはこの1週間活発でよく動き食欲もある。投薬を再開してから3週間とちょっと。体重4キロはやはり無理な目標だったか。高栄養食も食べているのにアバラが触れる。テンにはなかなか筋肉と脂肪がついてくれない。せめて3.5キロは越えてほしいなぁ。

今日は採血をしたが、ウイルス薬の影響でFIPの所見は血液に出てこないだろう。だから薬剤の影響で肝臓・腎臓などに障害が出ていないのを確認するための検査だった。

見かけ上は正常に見えるがFIPが駆逐されたかどうかは、わからない。CTでも血液検査でも所見が出ないだろうから。
先月のように「12週が終わった、寛解です」と治療を終了して一気にウイルスが勢いを取り戻したような愚は繰り返せない。

テンの体重増加が治療の終了目安なのだが、その頼みの体重が停滞しているので止め時がわからない。
ドクターが提案したのは、薬量を今の20㎎から15㎎に減らしてみて様子を見る。もし元気がなくなればウイルスがまた勢いを盛り返してきた証拠かもしれない。
それはそうだ。それが唯一の判定方法か。難しいなぁ。ロシアンルーレットみたいだ。

先生、ほかのウイルス治療薬で併用できそうなのはありませんかねぇ?
まぁ、ウイルスのタイプが違えば効果があるかどうかはわからないので。う~ん、もう一つは、薬をMutianにしてみる手もあるかもしれません。

Mutianは特効薬の本尊である。
今使っているウイルス剤のモルヌピラビルは後発薬で薬の値段はMutianの半額だ。猫のFIPの治療薬はすべて政府から認定が降りていないので、本尊のMutianも後続薬もすべて中国からの個人輸入になる。

Mutianを持っていてFIPの治療にあたっている動物病院は限られている。
治療には薬代、検査料、診察料で軽く新車1台分を超える費用が必要だ。それでもFIPの寛解率は100%ではない。この治療費の高さと専門のクリニックの少なさ、が敷居となって猫FIPの治療は難しいものになっている。

テンのFIPのトドメを刺すために紹介状をもらって専門クリニックに行きMutianを処方してもらう。という手もあるとうちのドクターは言っているのだ。

標準の12週間投薬の必要はないかもしれない。
だが、専門クリニックで血液の精密検査、エコー、CTをすべてやり直し、カルテのデーター・コピーを出してMutianを処方してもらうことを考えると踏ん切りがつかない。ここまで快癒したんだから。8合目まで来たから。それにペット保険の限度額はすでに使い切った。

Mutianを持っているクリニックから、うちのドクターが薬を購入することはできない。薬事法違反でどちらの獣医も獣医師免許が取り消しになってしまう。

そうするとMutianの輸入代理店の情報がわかれば、私が個人輸入をするか、あるいはドクターがMutianの個人輸入をするか。いったい代理店はどこか?

その辺の情報は漏れてこないんですよね。
同業者なのに?
ん~~、同業者でMutianを持っている人で、聞けるような人がXXXにいますから一遍
その辺を聞いてみようかな。

おう!?先生、ぜひ聞いて。
教えてくれるか教えてくれないか、あるいは代理店に頼んでもテンの治療に間に合うかどうかわからないけれど。
とりあえずまた1週間はモルヌ20mgを処方してもらった。

―――ここから昔ばなしである。―――――――
今から30年ほど前、まだおばちゃんがアホウブだったころ。
アメリカのローカルの知り合いに石を投げれば、日本との輸出入の仕事をしていた誰かにあたった。

アメリカの工場から流出したナイキのシューズを日本に送る。
サーファー御用達しの人気Tシャツを日本に送る。
日本の物をアメリカに輸入する。
仕事のメインか小遣いかの規模の違いはあったが、誰もが輸出入を手掛けていたような時代だった。今、日本では何がブームか?

そこにバイアグラがでた。
アメリカでバイアグラが普及した時、日本ではまだ未認可で夢の薬だった。
ただ、未認可の薬でも個人輸入は自由だ。一般日本人は夢の薬!へぇ~~と思うだけだったのだが、勇気と〇欲に目がくらんだ日本人はアメリカ在住の誰かれの伝手を探す。
どうにかして輸入できないか、と。

この情勢を感じて抜け目ないわが同胞・在米日本人(誉め言葉)はさっそくバイアグラの輸出を開始した。一錠5ドルがいくらに化けたか?おおぴらに言わないが誰かが濡れ手に粟でボロもうけをしているらしいと噂があった。

輸出入と縁がなかった私にも、日本向けにバイアグラ輸入代理店のウエブ・ページを作ってくれないだろうかと相談が持ち込まれた。その当時はオンラインの代金決済が簡単でなくセキュリティ上の決済プログラムは私の手には負えないので断った。

代金の受け取りを日本親族にしておけばできるかもしれないけど、XXXさん、それはそうと一体バイアグラはどこで仕入れるの?処方箋薬じゃない?
へへっ、XXXcityの○○薬局ならあるんだよ。
私が輸出入のビジネスとはまったく無縁だったからポロっと口が滑って教えてくれた。
ここで終わっていればウラミを受けることはなかったかもしれない。

そのあと別な知人Aさんに会った時、案の定、彼も輸出入を手掛けていて、いま日本では何が当たるかなぁ?バイアグラだったら絶対当たるのに、。XXとか○○とか、バイアグラで当たっているらしいから。一体バイアグラはどこで手に入るんだろうな?

で、私はポロっとXXXcityの○○薬局だそうよ。と漏らしてしまった。
その後、別の関係者から、場が荒れるだろうが!と
グレたデューク・東郷みたいなおっさんから凄まれたのであった。
その後、在米者で手が出せるものは我もと手を出し、相場は崩れ日本でバイアグラの認可が下りた後はビジネスチャンスは消滅したのであった。
ウブで間抜けなおばちゃんでした、すいません。

ここで念を押しておくが、FIPの治療薬に関しては日本の個人輸入のクリニックではほとんど薬代マージンを取っていない。
これは確か。

アメリカでもファイスブックにFIPの治療グループがあって、FIP症状や治療法について情報公開をしているが、Mutianの値段に関しては為替を考えずに日本もアメリカも薬値はほとんど変わりがない。

山の猫友がFIPの治療をした時もMutian輸入時の値段と処方された時の請求書を見比べて計算したら「利」はほとんど乗っておらず、輸入した薬値と変わりがなかったと言っていた。日本の獣医さんは良心的で「治療薬」では欲をだしていない。立派である。

まぁ、バイアグラを欲しがる男から多少の利をとっても後ろめたさはあまりなかったかもしれない。当時の在米日本人を擁護しておく。

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