外地育ちの2世の教育

外地で育つ子供の教育を語ってみる。

英語圏で育てば英語がペラペラになるって思ってるあなた、それはそうだがその言語能力は両親がネイティブで家庭内言語が英語の家族と比べるとどうだ?

結論から言えば、日本人家庭の子供の英語能力は両親ネイティブの家庭より劣る。Writing もReadingも。

別な例えでいうと、日本に暮らすブラジル人3世夫婦の子供の日本語レベルを考えればよい。日本語の読み書きスピーチは学校、友達、テレビなどで覚えるが文化宗教歴史諺言い回しからの日本語言語知識はポルトガル人3世の両親は子供に伝えられない。

彼らの家の中に日本語の小説や雑誌、DVDがあるだろうか?日本語で政治を論じることや、日本語で議論することはあるだろうか?子供はそんな両親の言語を聞きながら成長していく。残念ながらブラジル人両親には子供に日本語を教えられないんだよ。

アメリカでも同じ。
両親ともに英語ネイティブでないと、英語の読み書きレベルが低い。両親から教えられる英語知識が少ないので。日本民族は優秀だなんて思いこみを言い訳に、子供に手をかけてこなかった現実が大学入学が迫ってくると露わになる。

大学に入学するには学力テストSATがある。SATのスコアで狙える大学が決まってくるからね。SATの科目はReading,Writing, Math数学でも日本の数学と違うから、日本人の両親には手が出せない。ReadingとWritingとなるともう無理だ。

ハイスクールの息子に代筆で英語の手紙を書かせたり、病院に一緒に連れて行ってドクターの言うことを通訳してもらっている親も普通だから。

韓国人はすごい。
受験戦争は日本以上に加熱している国からアメリカにわたってきた家族は韓国社会のエリートが
半分。絶対アメリカでも生き残るつもりで子供を教育している。学習塾、ピアノ、バイオリン、バレー

ウチの周りには韓国人の韓国人用のSATの塾ができた。その名もJenius という。Eliteつう塾もある。
見るからに頭のよさそうな韓国人の子供が通っている。

両親が子供の英語が不十分だと自覚があるから。
だから、SAT専用の塾に行かせて個人教授をつけてSATの点数を少しでも上げようとする。

アメリカのエリート家庭でもSATのためにじゃぶじゃぶ金を使う。ハーバードやイエールやコロンビアに
何もしなくて入れるわけないじゃん。一流大学に入学する生徒の親の世帯年収が高いのは当たり前だ。

SATよりさらにハードルが高いのはLSATだ。ロースクールに入学するためにさらにL(LAW)用SATがある。
A子ちゃんの旦那に言わせると、LSATやロースクールをすいすいと通ったのはギフテッドだと言っていた。

言語教育にも例外はあるよ。
知り合いは日本人両親ともに教師で家庭内には英語の新聞雑誌があって、博識だったので子供もそれなりに言語優秀に育った。イギリスの作家Kazuo Ishiguroなんてこの口ね。

知り合いの家族はやはり母親が教師で、確固とした言語教育の計画を持っていた。とにかく子供がアメリカ社会に出ていく(プリスクール)まで、家庭内言語は日本語のみ。(アメリカなのに)

徹底的に読み書き話すは日本語に統一した。
読ませる本は絵本から日本語。日本語のビデオ、日本語のテレビ。3歳になることには完全日本語ネイティブに育ち(日本語しかしゃべらない)

それからプレスクールで英語デビューした。母親は言語サポートを完全英語に切り替え、徹底的に英語のサポートをした。
一度子供の中で高度な母語の言語構築が済むと、2言語めの言語構築もあっという間に習得されるのだね。
子供の日本語の発音は完璧。

子供に言わせるとプリスクールに行ったら全く知らない言語に面食らったが、それが言語だとわかると日本語とすり合わせて覚えたと。母親が家庭内で教材を今度は英語に切り替えてくれたのであっという間に英語が入った。この子の日本語と英語の切り替えは、おばちゃんの人生で見た中では一番早かった。

蛇足だけど、おばちゃんの周りの何千人の日系社会で見たバイリンガルの子供は3人だけだ。
ギフテッドの兄妹が別枠で2人。トオル君の英語はWritng能力は高くなかった。当たり前だが母語の書き能力が低いと、第二言語の「書き」も当然だが高くない。

mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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