海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。

英語学校を経営する

アイ子ちゃんの話である。
アイ子ちゃんはかつて日本で英語学校を経営していた。

すべての教師はアメリカ人であった。自己主張の強いアメリカ人を雇って働かせるのは並みの日本人のできることではない。

アイ子ちゃんのご主人はアメリカ人だが、彼女の日本語学校とは全く関係していない。
ご主人とは日本で知り合ったのだが、

アイ子:あなたの人生を話して!
ご主人:ワタシはアメリカであんなことやこんなことをやりました。
アイ子:アンタ、ビジネスに向いてないわ。

とご主人はアイ子ちゃんからバッサリ切られ地元の女子大の英語教師におとなしくお勤めしていた。

アイ子ちゃんは最初は小さな教室から始め、次いでそろばん学校が使わない夜間の教室を又借りするやら経費をかけずに徐々に大きくしていった。

ターゲットの生徒層は初級の英語会話を習いたい一般女性や学生ではなく、一通り英語はできるがさらに教えるほうに回りたい上級者向けの英語学校であった。モチベーションが固いので継続率が高かったろう。

生徒の持続力をささえるのは教える先生の質である。どれだけ日本人生徒に人気のある教師を雇えるかが売り上げを大きく左右する。アメリカ人教師を募集し面接でこれぞという人間をピックアップする。

他の英語学校で人気だという先生を引き抜く。
引き抜く?そうよ、引き抜くのよ。今貰っている給料の倍上げるって、言えば来るわよ。
人間何で動くかっていうと“お金”で動くのよ。
だそうである。

大阪商人の末であるアイ子ちゃんならではの技で、常に上の待遇を要求してくるアメリカ人に時には、アメをしゃぶらせ、夢を与え、人気が落ちてきた先生には警告を発しやる気を則す。 

繰り返すが先生はすべてアメリカ人である。
おばちゃんが日系2世を雇った時も、ことあれば自分がどれだけできるかアピールしてきて給与交渉をしてくるのでほとほと疲れた。待遇を上げなければすぐにやめてしまう。見切りをつけるのがものすごく速い。


そういうアメリカ人との交渉やコントロールの経験の土台はたぶんご主人との生活である程度補強されたのかもしれない。アメリカ人をコントロールする学期ごとのEvaluation system=評価システムはご主人の入れ知恵だろう。

カレッジでセメスターの終わりに教師の評価をつけるアンケートのアレである。
1、 教師の教え方はどうか?2、わかりやすいか? 3、生徒の疑問に答えたか?、、、、20、教師の点数をつけるとしたら1から10のスケールのうちどれか?

学期の終わりに全生徒にそれぞれの先生の授業について評価アンケートを回答させて、教師の能力評価を客観的な数字で出す。アイ子ちゃんは、このシステムを活用して給料交渉をしてくるアメリカ人教師には、冷静な数字を見せてコントロールしていった。

他の英語学校から引き抜いた先鋭のアメリカ人教師でも、異国で暮らすストレスなのか突然情熱がぶつんと切れる教師がいるらしい。生活態度が悪くなり、生徒サービスもおざなり授業もやる気がなくなって、そのくせ注意すると自己弁護ばかりして手に負えなくなってくる。


雇用契約書には、生徒評価が連続して一定基準以下が続いた場合に解雇条項を入れておいたので、第三者からの数字を突きつけると、態度が悪くなったアメリカ人に解雇通知を出してもぐうの根も出なかったという。

大きくしていった学校を切りのいいところで売ってご主人とアメリカに移住した。

一番驚いた英語学校の内情の一つ。
日本人に人気のある英語教師の条件は何だと思うか?

金髪でブルーアイズ。外人らしい容貌を選ぶことだそうだ。いかにも白人らしい要望のアメリカ人を選べば生徒から人気が出るのだそうだ。

はぁ、とおばちゃんは力が抜けてしまうよ、日本人の白人コンプレックスには。
英語に変な癖がなくて発音がきれいでも、本国で教えた経験があっても、アジア系の容貌では、生徒の勉学の意欲はいまいちなのだそうだ。アイ子ちゃんが面接でこれはというという人物は白人こーけ試案いかにも外人らしい日本人受けしそうなアメリカ人を選んだのだそうだ。
あれから25年ほど経つと思うが、日本人の英語コンプレックス、白人コンプレックスはさほど変わっていないだろうなぁ。


目指せ宿根草のお庭

快晴ですわ。
フジ3本掛けの藤棚。もじゃもじゃなので、ついでに夏用の朝顔を4支柱の根元に植えたいと言ったら、おじちゃんの拒否権が発動された。

これ以上ツタを絡ませないで!、っってたかが朝顔やおまへんか?そんならフジも2本にすればよかったのに。どうしても成長したフジを切りたくないおじちゃん。

ここはロックガーデンでシレネの森だったのだ。3月にはまだシレネが黄色の枯れ枝だった時におじちゃんに毟られてユリを植えられそうになったさ。

おじちゃんは花が咲いてないと宿根草も雑草も区別がつかない。宿根ガザニアもブルーデイジーもフランネルフラワーもみんな掘られて捨てられた。


花?無いよ。腐ってたよ。
嘘つけ。根っこがあったろ。
ないよ。みんな腐ってたよ。
いつも同じ言い訳をする。

今年はジキタリスとカンパニュラを植えまくったので、理想のお庭に一歩近づいた?
家のお庭に毎年生えて咲いてくれるお花がうちの子

うちの子:水仙、桔梗、竜胆、アイリス、都忘れ、ガウラ、ダーラ、ホトトギス、チェリーセージ、シレネ、ネペタ、ヒューケラ、カンパニュラ、ジキタリス、ヒナ草、セージ、サルビア、ペンステモン、アカンサス、ボタン、クレマチス、リナリア、ネメシア、 球根類。

何故か木に咲くお花は興味がなくて、勝手に大きくなってコントロールが効かせにくいし。毎年萌出てきて毎年けなげに咲くお花が愛しい。うちの子。

もっとも、うちの子だけを当てにしていると庭がスカスカになるので、シーズンごとの一年草を植える。ビオラにキンギョソウ、ネモフィラ、デルフィニウム。

こっちは客演者
お金を払ってシーズンを盛り上げてくれる子。
毎年毎年植えて消えてしまうシーズン花にむなしいなって気がしないでもない。植えたのに、冬が越せないなんて、この根性なし。
マイナス5度くらい耐えたらんかい!とニチニチ草に言っても本人の能力以上のことなんで。たまにこぼれダネで翌年生えてくるとうちの子。えらい!

セールで宿根草を買わねばならぬ。できるだけうちの子を増やしたい。
去年うちの子になったアカンサス。見よこの威を払うどうどうたる容姿。
メインストリートに植えたった。ガウラの小道の行き止まりに華麗な花を咲かせるのだ。どや?

チェリーセージの花の可愛らしさにおばちゃんはあっちこっちに植えただ。
トリミングした枝が挿し木で付くのを発見してから、庭のぐるりをチェリーセージで取り囲む計画を発動したのだが、3年目にチェリーセージは横に枝を張ってきて込み合ったところに植えると大変邪魔!というのが分かったのだが、そのころはおじちゃんが面白がってやたら挿し木をして回って、エニシダやエリカのそばにも挿し木をするという迷惑を発揮してくれている。

ああ、カンパニュラとジキタリスとガウラがぎっしりと咲き誇るおばちゃんの庭はいつ完成する?

総武本線 内房まわり

グロ注意 虫とかグロとか嫌いな人は読まないでね。

おばちゃんの腹にはこの間、開腹手術をした傷跡が総武本線のように走っている。
1センチごと短いテープが張ってあるので、ますます鉄道路線に似ている。

テープは無理にはがさないで、自然にはがれるままにしてください。と言われているので毎晩、パジャマをめくって傷の治り具合を観察しているのだが、先ほどあることを発見して無い~と叫んだ。

何が無いかって?
マダニの刺し後が無くなったのだ。

おばちゃんは去年の6月に、お向かいの手入れをしていない山林の草刈りをして、お腹をマダニに刺された。その時は、マダニだとは知らずに切り傷を作ってかさぶたができたと思った。赤黒く触ると痛かったから。

草刈りをして汗まみれになった後で庭を見ながらシャワーを浴びる至福の時のはずだったのだが、シャワーの水流が腹を流れると、カサブタにか細い足が6本あって水に揺らいでいるのが見えた。

その瞬間、おばちゃんはぎゃ~と叫んだのでおじちゃんがお風呂に駆け付けて来た。
足!足がある!マダニ!おばちゃんもおじちゃんも動転して、静岡県はマダニの感染症で死亡患者が毎年のようにいて注意喚起のニュースが放送されるし、かかりつけの獣医でも警告のポスターが目立つように張ってある。

マダニに刺されたら病院で手術といわれていたので、おばちゃんはシャワーノズルを持ったまま動転した。病院、救急!時間はあいにく5時頃で、皮膚科はどこも受付終了の時間だった。救急へ!

頭がずぶぬれのまま、大急ぎで服を着て夜間救急病院に走った。
若い外科医がいたが、マダニの処置をするのは初めてらしく看護師さんに除去セット!なんて言うと、3種類のマダニの処理ツールが出てきて、外科医はどれがいいのと迷っていた。

はよ、してくれ。
マダニのいやらしいところは、人体にとりつくと柔らかいところに移動して、皮下に頭を食い入るのだ。注射器の先にピンセントがついているような器具でマダニをむしり取ったのだが、頭は皮下に残ってしまった。


先生、頭が残ってて取れてませんが、と言うと、
救急でできるのはここまでです。あとは改めて病院で処置してもらってくださいと言う。
どこの病院で?

次の月におじちゃんが帯状疱疹の疑いで皮膚科を受診したときに、ついでに取ってもらおうとしたら、やっぱり町医者では無理でJ大学病院に紹介状を書いてもらった。そのうちに行こうと思っていたがコロナもあって、胆石を優先させたらいろいろ手術でとんでもないことになってしまった。

腹腔鏡で胆のうを摘出した時には、マダニの頭は確かにまだあった。マッチ棒の先くらいの黒いほくろのようなものでチャンとおなかに残っていた。

で、夕べ見たら無かった。
みぞおちを東京駅とすると北千住あたりにマダニ頭。東京駅から総武線・内房で肝臓を取り囲むように切られたのだが。

北千住のマダニがない。どこへ行ってしまったんだろう?
もしかしてマダニの頭は記憶にあった北先住ではなくて、大手町あたりにあって切開されて縫い込まれてしまったのか?ヤバ~イ

闘病記ー時系列

アイタタタ、タ

五臓五腑になる入院記

再入院のお知らせ

発覚

告知

闘痛記

日本のチーム医療・パッケージ治療

異色・入院雑記

娑婆に復帰

総武本線 内房まわり

ぼちぼち動いてます

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闘病記さまざま

ガンの光線力学療法

経過観察中 4か月目

がんのゲノム解析

・ドクターに聞いてみよう

ドクターに聞いてみよう・2

・経過観察6か月目

川島なお美の場合

術後7か月

ベンツ切開


ビザ切れなんか日本の恥 デジタル現代

5/22(日) 日刊現代 デジタル

おかしな記事が出ましたね。国民に正面切ってケンカを売っているような記事。元皇族が特権階級で何が悪い?!


いったい誰が書いたのでしょう?例の本で世間が沸騰しているこの時期に火に油を注ぐようなこの論調。油を注ぎたいデジタル現代がわざと書いたのでしょうか?

組織の中では空気の読めない人が必ずいるわけで、そう人を取材して思っている憤懣をぶつけてもらったんでしょうか、逆張りで。皇族は悪くない。何をしてもいいんだ!だって皇族だろう?敬えよ。って。

突っ込み箇所が多すぎ。

――特権を「悪」とみる向きもあるが、特権なしに皇室という存在は維持できない。もし天皇が、あるいは皇族が一般国民と同じ待遇なら、果たして「畏敬」を示すことができるだろうか。一般国民との違いを目に見える形で示すのが特権ではないだろうか。先日も秋篠宮さまが明治天皇陵や伊勢神宮を参拝されたが、もちろん大勢の警備がついた。これも特権であると同時に、特別な存在であることを示す装置ではないだろうか

――国が眞子さんのビザ取得に配慮するぐらいは、当然のささやかな特権だろう。それをとやかくいう人がどれほどいるだろうか。


――ビザの問題で帰国するなんてことにでもなれば、日本の恥として伝えられるだろうーー

戦前の宮内庁の人でしょうか?一人気を吐いていますね。
偉い人だからえらい。警備が手厚いのは特権と特別待遇の象徴。ペットボトルが飛んで来るかもしれないから警備を多くして、街道のお出迎えが「帰れ」ってポスターを持ってるかもしれないから車の中からは読めないように猛スピードでお車を走らせるとか。


PTSDで取れるわけのないビザが取れてコメントがが批判で埋まったのも、例の本宮内庁の戦前の化石のような人には理解できなかったのでしょうか?
――日本の恥ですか? 誰がですか?

おばちゃんは、笑ってしまいましたわ。


アリスおばちゃん

日本為政者の悲願:国民総番号・マイナンバーカードの普及は現在やっと34%だそうだ。
昭和の時代から政府は総番号制度を施行したくてたまらなかったが政府内部や政治家たちにもきっと反対者がいたに違いない。制度が整っても遅々として普及せず、やっと3割越え。

日本でお知り合いになった方たちとお話をするに、皆さんよっぽど自分の個人情報を政府に知られるのがお嫌なようである。マイナンバーなんか取ったら自分の資産を残らず国に知られるからイヤだと言っている。今の日本で自分の名義の銀行口座を行政府から隠しと通せると思えないのだが。もちろんおばちゃんたちはマイナンバーを超速でとって銀行口座を開いた。隠すものは何もないから。

名前や生年月日で名寄せするよりは、統一ナンバーで国民を管理するほうが圧倒的に便利である。だから、政府はどうしてもマイナンバーをすべての国民に割り当てたいわけだ。

実際にSocial Security Numberで管理されている米国でどうだといえば、SSナンバーを持っていないと米国では生活できない。SSナンバーカードはSSオフィスから発行される粗末なボール紙に印刷された9桁の番号だ。


この番号がないと、銀行口座も開けないしクレジットカードも取れないし、税金の申告も年金の支払いも保険もすべてこのナンバーが必要なんだわ。

就職にも納税にもこのナンバーに紐付けられているので、おばちゃんが従業員を雇うときはペイロールの会社に従業員のSSナンバーを知らせてペイロールは給料からSSタックスなんかを差っ引いていくわけだ。

SSナンバーで健康保険も病気のヒストリーや支払情報クレジット・スコアなどの信用情報も管理されている。銀行口座資産はSSナンバーで紐ついているわけだから、調査が入ればSSナンバーで照会を掛ければ口座が全部出る。便利なシステムだね。政府にとっては。

国民を管理できるようになったら次は企業を管理できればもっと便利ではないか?
あるのだわ企業にとってのSSナンバーが。
Employer ID Number EINという。Federal Tax IDと呼ぶこともある。
IRSが企業にユニークなナンバーを振る。

そのナンバーがあって初めて会社が会社の銀行口座を開け、企業として業務活動が可能になる。言い換えれば政府としてはEINで名寄せすれば企業の銀行口座の活動状態や納税状態がお見通し、つ~わけだ。

さあ、こっからパラレルワールド地球のパラレル合衆国の話である。
パラレル米国であるからEIN制度もおんなじである。おばちゃんと全く関係のないあるおばちゃんがいて、起業にあたってEINをとった。

オンラインでフォームを記入するだけで申請過程は非常に簡単。
クリックすれば、次のページで割り当てナンバーが記載されているのでページを印刷して銀行の窓口に見せれば会社の口座が開けるのだ。

アメリカの制度とかシステムは誰か天才が作ったかよくできていて感心するのだが、運用側にしばしば使えないポンコツがいたり、ブラックホールがあったりしていて不思議の国のアリスのように穴に落っこちてしまうことがある。

このアリスおばちゃんはセッカチでページをプリントするや否や、会社の設立手続きに走った。口座を開き、クレジットカードやペイロール業務の契約をしたりライセンスを取ったり。
で2週間後にIRSからEINの本通知を受け取った。

受け取ってびっくり!
パラレルワールドのアメリカもやっぱりすっとこどっこいだった。
オンラインで印刷したナンバーと末尾3桁が違うのである。
通知には「アンタはオンラインでナンバーをとったかもしれんが、それは間違い番号だから、今すぐ忘れ!これが正しい番号や。ちゃんとしまってけ!」と偉そうな文面が書いてあった。

何せ日本の2倍以上の人口であるし、たまたまEINの申請が同時にぶつかってしまうことがあるかもしれない。そんなシステム上の穴がきっとあったのだ。

どないせ~、ちゅうねん。認可とった処庁に訂正しまわれってか!アリスおばちゃんは腹を立てながら、銀行やらなんやらに訂正に回った。

ところが、である。
おばちゃんが選んだ銀行は、オンライン・バンキングもビジネス用のサービスも充実していて非常に使い勝手がよかった。使い勝手はよかったのだが、メガバンクで処理システムが何重かあるらしい。

訂正したはずのEINナンバーがペイロールになると旧の間違い番号で打ち出され、訂正すると治るのだがクオーター・リポートになるとまた戻って間違い番号になるとか。

モグラたたきのようにあっちでぶったたくと、こっちで訂正前の番号が出てくるのである。ああ、ここはアメリカ。

EINは時々間違うが、会社は何とか回り始めた。
スーパーのフードコートなどで、古い知り合いの同業者などと会うと、


先輩:どうよ?
アリス:いや~、どうもこうもタックスが高くないですかい?ワーカーズ・コンプが高いやおまへんか?
先輩:そやろ、俺らが働いてるのに指一本貸さなく癖に、タックスばっかりふんだくりやがって。
アリス:ほんなら先輩、いったいどないしたらよろしいでっか?
先輩:まあ、頑張りや。ダブルアカウントつ~ものもあるし。

ダブル・アカウント?
アリスおばちゃんの耳はピコんと立ち上がったのだが、あのことやろか?マーチャント・サービスのダブルアカウント?

おっさん、利口そうに見えたアホやんか。クレジットマシンがダブルアカウントやからと言って、EINがおんなじやったらアンクルサムには一発でお見通しやんけ。使えねえな。
と思ったのである。

アリスおばちゃんのクレジットマシンはもちろんシングル・アカウントで幻のダブルなんて見たことがなかった。そうこうするうちに契約したマーチャント・サービスは手数料が固定のはずなのに恥知らずにも半年ごとに上げてくる。この野郎、契約を切ったろと思っていると、ある日なまっちろい白人のお兄ちゃんのセールスがやってきて、うちは安いですよ~と言う。

マーチャント・サービスだった。
見積だけでもしませんか?手数料は固定で上がりませんという。それから左右を見て誰もいないのを確かめて、ダブル・アカウントもできます。と声を潜めてぼそっと言った。

何?ダブル・アカウント?
その瞬間アリスおばちゃんの頭の中では一瞬にしてビジネス・プランが走った。
おばちゃんのEINはどういうわけか2つある。一つのクレジットマシンで最初からダブル・アカウントがセットできる。まぁ、素敵!
メガバンクのほかに、別の銀行口座をセットすればいいのだ。バンカメなんかバカだからちょうどいいかも。

間違ったEINは間違っているので、間違ってもIRSは間違いEINで名寄せをするわけがあるまい。そんなEINはシステム・エラーか別の会社が出てくるだけである。

ハレル~ヤ!
アリスおばちゃんが落っこちた穴は、宝が埋まっていたのだ。
な~んちゃって。そんなことをしたら従業員もみんなわかっちゃうじゃん。おばちゃんとは全く無関係の別のパラレルワールドの話である

娑婆に復帰

おばちゃんは悪運が強いようである。
昨日の再診で、主治医から肝臓とリンパには浸潤がなかったこと、検査で見つかった大腸ポリープも良性だったようだ。

ケシカランのはこの主治医は手術直後に立ち合いのおじちゃんには肝臓とリンパ節には浸潤が見られなかったと報告していたことだ、おばちゃんにはな~ンにも言わなかったのに。入院中毎日回診していたのにさ。

おじちゃんも私にな~んにも言わなかった。主治医からとっくに聞いていたと思ってたんだってさ。おばちゃんは何も聞いてない。私の体で私の肝臓なのに。

主治医のおっさんはたぶん優秀で面白い人なんだろうが、患者が聞きたいことは言わないのである。肝臓とリンパは視認で浸潤なし?手術中に病理室に検査だしたならちゃんと言って。

C細胞が1億個集まってやっと1センチの大きさ。おなかを開けて人間の目で視認してきれいな状態であってもC細胞がゼロというわけではないのであろう。C細胞なんかキノコの胞子みたいなものじゃん。どこで着床して育つかわかんないし。実際C細胞があるかどうかはもう神様だけがご存じ。

つ~わけで、主治医はおばちゃんの顔を見ながらお元気ですか?と聞くわけよ。
「はあ、元気ですが時々立ち眩みがします。」
「貧血はありません。」キッパリ。やったばかりの血液検査の結果を見ておっさんは言う。
「ゆっくり立ち上がってください。」当たり前のことを言いやがって。

来月も血液検査に出頭せよという。そのあとは3か月ごとに血液検査で場合によりCTスキャンを受ける。無罪放免とはいかない。要観察。ステージは2.

胆嚢Cは症例自体が少なくてステージ2以降は膵臓なみに予後が悪い。胆石のつもりで切ったらCが見つかったというのは全体の3%~5%らしい。ほとんどは肝臓に浸潤し黄疸が出てから発見されるので、ステージ2で見つかるのも早期発見のうちというが。

この主治医は肝・胆・膵の専門部門の胆専門医であるので、ここで扱った胆嚢C患者の5年成績はどのくらいですかと聞いたらば、追っかけてない。そこまでやってられないと、まことに正直なことをいう。

ここからネットで復習である。
どうしても病院・医療センターによって統計にばらつきがあるね。5年の成績はステージ0、1でおおむね80%-90%。良好だ。

ステージ2では急落する。
50%-20%でばらつきがある。肝・胆・膵の大学病院やCセンター専門によると、再発しやすいのは術後半年から2年らしい。術後2年を生き延びた患者の5年後の成績は80%を超える。
つまり、あと2年無事に過ごせば5年後で寛解の可能性があるといえる。

はあ、あと2年か。おばちゃんの頭の中ではここんとこ半分終了作業状態で稼働していたのである。巻き戻すのが面倒くせぇなとも思う。娑婆の生活とはいろんな規制があって、ああせい、こうせいと面倒くさいではないか。

頂上はあの角を曲がったとこよ~、。って言われて角を回ったらまだ8合目だった、、みたいな。
だぁああああ!って。まだ頂上まであるやんけ嘘つき。みたいな。
半分仙人になりかかってたのに、また興味を娑婆に引き戻して生活せねばならんわ。

とりあえず2年頑張りますわ。


闘病記ー時系列

アイタタタ、タ

五臓五腑になる入院記

再入院のお知らせ

発覚

告知

闘痛記

日本のチーム医療・パッケージ治療

異色・入院雑記

娑婆に復帰

総武本線 内房まわり

ぼちぼち動いてます

術後2か月目

闘病記さまざま

ガンの光線力学療法

経過観察中 4か月目

がんのゲノム解析

・ドクターに聞いてみよう

ドクターに聞いてみよう・2

・経過観察6か月目

川島なお美の場合

術後7か月

ベンツ切開

戦闘 配置につけ

おばちゃんは腹を立てると生きる気力がわいてくるタチである。

あらかじめ断っておくが、以下の話は別のパラレルワールドの別の地球の州での話であって実在の人物ましてやおばちゃんとは全く関係のない、知らないおばちゃんの話である。

パラレルワールドの知りらないおばちゃんはある日女の子から相談を受けた。
ルームレントしていた女の子が部屋をでて引っ越したのだが、大家がセキュリティ・デポジット(敷金だな)を返してくれないのだという。
引っ越しの日には大家が部屋を点検した後に修復箇所があれば修復して、敷金から引いて残りはチェックで引っ越し先に郵送するということだったのに、2週間たっても1月たっても音沙汰がなく電話をかけメッセージを残しても返事がないのだという。

若いので大家からなめられているのであった。
パラレルワールドのカリフォルニアでは、退去の後大家は修復した場合ならその明細を明らかにし2週間以内にテナントに敷金の残りを返金しなければならないという法律がある。

おばちゃんは、ランドロード・テナント州法ページをプリントして、女の子に敷金の返還を要求するDemand Letterを大家に書けと言った。プリントした州法も同封して送れと。

大家から返事があったが、修理修復の明細はなんだかんだと敷金より多いと言い張っているらしい。請求書もやはりださない。大した修復もないのに金に汚い大家だ。

そこでおばちゃんは大家を調べた。
なんでかというと、大家は毎月のレントをキャッシュオンリーで要求していたのであった。現金のみ。記録が残る小切手はお断り。

へ~イ!「現金のみ」
わかりやすい大家さんである。大家さんが一番怖いのは、IRS(税務署)ですね。
それでルームレントを集中検索すると、大家さんのテナント募集の広告が上がってきた。一番古い広告の履歴もプリントアウトして、女の子に渡し $600/月X12=$7200 一部屋分 X 何年分
大家さんがレント分の収入もちゃんと申告しているのかどうかIRSに聞いてみると言ってやれと教えた。
女の子は無事敷金の返還を受けたようであった。

これもまたパラレルワールドで3つくらいずれた世界の話である。
知らないおばちゃんはビジネスを営んでいたが、出始めの携帯電話がウザかった。ふと思いついて邪魔があったらなと思い検索をかけたらイスラエルのオンラインショップが出てきた。さすが世界の武器庫みたいな国である。危ないものがゴロゴロあった。

邪魔も当たり前にあった。
邪魔はパラレルワールド米国では違法であった。
連邦法に引っかかるのだと思う。持ってるだけで違法。ところが、オーストラリアと日本では合法だったのだ、当時ほえ~。

カスタマーサービスメールで問い合わせると、米国は違法だから売れないが日本とオーストラリアなら売ってあげると言う。なるほど。おばちゃんはパラレルワールドの日本に転送住所があったのである。

日本なら売ってくれるよね?No problemってわけでイスラエルのハードウエアショップはあるものを日本の転送住所に送ってくれた。日本の転送は米国のおばちゃんに送ってくれた、コンピューター部品として。何の引っ掛かりもなく届いた。
むろん邪魔ではない。連邦法違反をする気はなかったから。

その代わりXXXを買った。イスラエルのショップの品ぞろえを見たら携帯電話の件はどうでもよくなり、別計画が浮かんだのであった。当時悩んでいたことで。

相手が正攻法でぶつかっても大きすぎて勝ち目がないときは、まず相手が何に一番弱いか考える。相手のビジネスを規制する役所はどこか、ライセンスを管理するのはどこの役所か?申告はしているのかどうか?ETCを調べる。

オンラインのカスタムオーダーでXXXのxxを作った。出来上がったxxはLAの転送住所から手に入れた。別のXXXで、ビジネスあるあるの相談をして返事をゲットした。その返事の主語をチビっと変え宛名をある人物にして印刷した。その手紙とイスラエルで買ったXXXを同封して、XXXのXX宛に、同時に別封筒でXXXXのXXにこちらはXX承りますのオンライン資料を印刷してXXもつけて投かんした。
XXとXXがXXXするように。

xxxとXXに入るのは何か?
税務署 仕事 喧嘩 恋愛 チワワ 誕生日 事務所 水泳 競争 人類 平和 機関銃 原爆 INS 監査 兄弟 ユダヤ カード 名刺 警察 操作

別のパラレル地球の話であった。正解がわかったらあなたはよっぽど頭がおかしいか性格が悪い。

大河の一滴

非常に含蓄の多いコメントをいただいて考えさせられます。皆さんありがとう。

時事問題を非常に単純化してしまうと:例えば強盗事件があったとして盗んだ強盗が元凶だ。強盗さえ現れなかったら事件は起こらなかった、、。かもしれない。

しかし強盗に襲われる無防備で世間知らずの娘を育ててあえて危険地域に放し飼いにして襲われるべく襲われた。としたら、危機感ゼロの娘をうむ土壌を育ててしまった責任は危機感ゼロの親にもある。

人類性善説を説きながら米国の大都市ダウンタウンで家のドアを開けっぱなしにして生活する親がいたらそいつがおかしい。

ガンをもった強盗が店を襲ってきたらこう逃げる。80マイルで流れるフリーウエイでパンクしたら後続を確認してハザード点滅させて右肩へ退避! 税務相が来たら、、。

危機のシュミレーションを常にバックグラウンドで実行させて生きてきたおばちゃんからすると、な~ンの責任も持たず危機感を感じることなく生きてきた人は生ぬるいとしか思えない。

ただ、この一連の醜悪は一般国民の手の届かないところ、批判の声の届かせにくいところで起きている。一般国民が国の役所の代表番号に電話をかけ批判と憤懣を述べたところで、あるいは投書をしたところで無益ではないか、と感じるのはあたりまえのことだ。ただの感情のガス抜きにしかならないかと忸怩の思いにとらわれるかもしれない。

当然だ。
なぜなら、日本の役所の窓口のお役人というのは決定権を何も持たないからだ。自分の憤懣を述べたところで、本日の電話苦情リポートに何行か記入されるだけかもしれない。上司に報告されるかもしれないが、上司も決定権を持たず報告が上へあがるだけ。

日本の政府やましてや宮内庁などという組織に国民の不満と批判をダイレクトにくみ上げるようなシステムはそもそも存在しないし将来も作られることはないだろう。

だから投書しても無駄だし電話してもきっと事態は変わらない無力と感じるのは当然。
おばちゃんのこのブログも楽天では絶対ランキングされなかったし、自前でレンタルサーバーに移ったら数回腹いせされたから。おばちゃんはコントロールされるのが嫌いなので、Adsenseを外しちゃおうと思ってる。Googleも規制が厳しくなってきたと思う。

しかし、匿名のままでいいから罵詈雑言でない筋の通った意見と批判を述べる。
この頃のYahooのコメントは以前と違って目を見張るほどまっとうな意見が多い。理路整然としていて意見と批判を述べている。なまじYahooが規制を強化した結果なのか、かえって国民の正しい批判と意見を述べる場になってるね。


Amazonの例の本の書評には感情をぶつけただけの罵詈雑言などなかった。ほとんどの意見は理のある批判だった。

義政者として一番コントロールしにくいのは、無名無記名の一般国民の意見だと思う。
メディアはどなたかが言ったように、世論をコントロールさせるために持ち込みの御用記事があり、御用学者に記事を書かせるなどして世論操作の道具にされるからからあてにならないが、怒涛のように書き込まれる一般国民の無名のコメントは正論であれば削除もできない。
秀逸なコメントを後世のためにコピー保存していくべきかもしれない。

おばちゃんも一時期、何を書いても無駄ではないかと憂鬱になって留学の勧めなんか書いてしまったが病気のせいで、今、地道にできることはやっていこうと考え直した。

デジタルとネットの世界は昔よりずっと意見の整合性がとりやすい世になっていると思う。なんでも保存できるし過去の記事も掘れば出てくるしね。嘘をついてもひっくり返えされるし、今この時点の国民の意見を保存できる。

自分のコメントは一滴かもしれないけど集まれば雨になって奔流になるから。線状降水帯みたいになるかもしれない。Yahooコメントを保存して専用まとめを作るアイデアは面白いかもしんない。コメントはコピーライトがあったんだっけ?

7年で一人前

お向かいのおばちゃんによると、自分の庭が一通りできるには7年かかるのだそうだ。
今年が5年目だからあと2年か。

ガウラは毎年こぼれダネで増えてきた。とんでもないレンガの隙間から生えるとか。
庭のメインストリートの両側をガウラで囲みたい。ガウラの小道にしてみたい。

アカンサスは3把に増やしたから、咲き誇るとダ~ンとインパクトがあるはず。
丈の高い花の根元はダーラで飾りたい。去年の12月には庭中に笹を指して霜よけにした。若干効果はあるみたいで、ダーラも冬越しして数把根付いた。根元はピンクのダーラ、奥は蝶が飛んでいるようなガウラ。

モッコウバラが咲かないのだよ。今年で5年になってそれなりに幹も5センチ以上になったのに。おばちゃんは肥料をやればすぐ大きくなって黄色の花を咲かせてくれると思ったのに、シュートばっかり増えて花の1輪も咲かない。肥料はやりすぎないほうがシュートが出ないみたいだ。それでもやっぱり咲かない。白いアーチは葉っぱばっかり。

青いお花セクションはモグラの通り道だったから、宿根草も根っこが掘られて激怒してオレンジフーセンガムを埋めまくってモグラは不快に思ったらしい。今年はトンネルが少ない。

ブルーセクションにデルフィニウムとサルビアとペンステモンを植えまくるのだ。アクセントにしろのキャットウイスカーを植えて風に深海のような青いお花が揺らめくのよ!
キャット・ウイスカーはどこに行ったのかしら?ん~ん、見当たらない。

デルフィニウムは多年草なんだが、実際日本では1年草扱いなんですって。根付きそうで根つかない。真夏の暑さとムレとマイナス温度がすこーしづつ許容量を超えるからかな。毎年デルフィニウムを植えるのはシャクに触る。

園芸やのおっちゃんが言ったので、ヒューケラをとりあえず園芸土でできたナーセリーに移して冬を越したら、萎れて弱った株が回復した。好き。

この立派になったヒューケラを他に植えたらまた元気がなくなってしまうのだろうか?どうしよう。一通りの庭ができるにはあと2年。

日本とカリフォルニアの美しいもの

硬膜下麻酔が切れてお代わりが届くまでの半日ほど痛みに耐えていた間、気をそらすために考えていたことがある。

思い出せる一番古い記憶から、美しかったもの、楽しかった思い出、うれしかったシーンなどを一つ一つ思い出して意識を飛ばしていたのだよ。
おばちゃんの人生は日本・アメリカと真っ二つに割れている。幼少から青年期までは日本。社会人からリタイアまでアメリカ。

不思議なことに幼少期の日本の記憶のほうが鮮やかで、楽しかった感情も生き生きとして思い出せる。家族でバーベキューやいちご狩りに行った思い出。その時に着ていたお気に入りの服とか。からし色でジャージの生地まで思い出せる。
ああ、そうだった。炭火で生のシイタケを焼いて醤油だけの味付けなのにこんなにおいしいものか驚愕だった。あれ以上のおいしさのシイタケには出会ってない。

日本の自然は美しいんだ。
清冽な水の流れがあって、翡翠の新緑があって。前半生の美しい記憶は自然の美しさが必ずバックグラウンドになっている。

西海岸の思い出は自然ではなかった。元が砂漠だからさ。
ジャカランダの花のカーテンが美しくても背景の一か所の感じ。カリフォルニアのばさついた大地と植物フローラを美しいと感じる感性はどうしても生まれなかった。

これがカルフォルニアの木「ジョシュアツリ・ツリー」ですってガイドに言われたときは、がっかりして石をぶつけたくなったさ。
4季がある中西部から東海岸ならきっと雄大で目を見張る自然の美しさがあったに違いない。

アメリカの美しい記憶楽しかった思い出は人間が作った美しいものだったね。
建築物の壮麗さと美的センス。計画されて建築された都市の整然。デザインの美しさ。色彩の統一感。

おばちゃんたちはLACMAが好きで、あそこのホールの円天井のタイルはすごい。ゲッティセンターもそれなりの規模なんだが、LACMAの重厚さはやっぱり税金をたっぷりかけただけあると感心していた。
美術館の収集品もLACMAとゲッティは豊で、一日文化の粋に囲まれて過ごせる静かなところだった。

LAのサイエンスミュージウムは人類に感動するところだ。
人間が作ったスペースシャトルに感動する。スペースシャトルの打ち上げのナサのビデオで臨場感を高めて、スペースシャトルが「おんぶ」でLAに飛んできてサイエンスミュージアムまでの路上の牽引されて無事ミュージアムのスペースに収まるまでの動画。最後に実際のスペースシャトルと対面できる。

スペースシャトルの外装がタイルと石綿だと自分の目で確認出来て、それは衝撃だった。これで本当に宇宙を飛んだのか?!ああ、すごいものを見た。
シャトルを路上けん引したトラックはToyota Tacomaだ。日本でもトヨタのピックアップトラックを見ると無条件に好感を持つ。

人間が作った美しいものと、日本の自然の美しいものともう一度見てみたいと思う。
滋賀県の醒ヶ井という古いマスの養殖場があって俗化はしているのだが、山の清流と魚が美しいんだ。
明後日、再診の予定。
肝臓とリンパ腺と大腸のポリープの細胞診の結果がわかる。

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