2024年、経済はソフト・ランディングどころかクラッシュ・ランディングの年だから新NISAやIDECOは止めろって言ったのに。
来月9月18・17日以降には恐慌の本番が始まる。地獄の釜が開く。
2020年以降、COVID-19により南カリフォルニアCOカウンティだけで30万人が犠牲者となった。小都市が地上から完全消滅したのと同じ規模で人が死んだ。
日常の買い物さえ制限され、フードサービス、旅行、ホテル、エンターテイメント、商業用不動産業界、小売業界が絶滅の危機に瀕した。おばちゃんの同業者が、従業員が、友達が、知り合いが、崖っぷち経済のさ中でアップアップしてたのだ。
おばちゃんがOCで起業した小売業をたたんで帰国を決めて、伊豆の山でぬくぬくしてることは、アメリカのニュースを聞くごとに罪悪感とともに安堵を感じて感情は真っ二つになるのだった。
米国政府が繰り出す救済政策とおぼれるラットたちは死に物狂いになって、生き延びるものは生き延びた。しかしタダではなかった。
延長された失業保険や給付金がタダで天から降ってくるわけがない。いずれタダでもらった給付金はタカイタカイ利率をつけて取り返されるのだ。
バブルに沸いた株を押し上げたのはまわりまわった政府の救済金である。
その裏で米国政府の借金は日本をはるかに抜きさり世界一となって、「月の利払い」だけで日本の「国家予算」と同等までの金額に膨れ上がった。
景気がいいわけあるまいが!
経済層のうわべだけが狂乱しているだけで、庶民から中産階級までがらんどうの青息吐息であったろう。
日本のメディアは目先の株価だけを報道するだけで、経済指標の内容を詳しく報道していない。
アメリカ経済は堅調。ところが、クレジット残高は史上最高だろうが、、って。
もと従業員からメールで「美紀さん、時給は18ドルですが景気はすごく悪いです」とメールをもらった。時給18ドルで小売りのビジネスモデルを組み立てるとしたら商品の売値は3倍上げるしかない。3掛けした値段をみて商品を誰が買うのか?万引き、強盗が頻発して1000ドル以下の被害ではポリスも来ないという。そんな世界でどうやったらビジネスで利益を出すのか。
アメリカの経済活動GDPの7割は国民の消費だ。
つまりアメリカに住んでいる人間の消費が米国経済を支えている。この米国市民の懐が潤っていれば、経済は好調。懐が底をついてくれば不況の入り口だ。
懐=クレジットカードと考えればよい。
景気が良ければカードの残高は請求時に一括で支払われるが、限度額に近づいてくれば残高一括は無理で、支払いできる額だけと言うことになる。
一枚のカードが限度額5000ドルとすると夫婦で4枚くらい持っていれば総限度額は20.000ドル。夫婦のどちらかのシフトが削られれば2万ドルの限度はすぐ迫ってくる。もう何も買わない。ガソリンのため外出も控え、外食もやめ、特別な時のために隠匿してたキャッシュが出てくる。
買い物にクレジットを使うアメリカ人がキャッシュを使う現象は、金詰りの最終段階だ。クレジット売り上げ高と現金売上高の逆転現象が起こると、個人のクラッシュが始まる。
アメリカの小売業にニッパチという閑散期はない。
代わりに4月はTax Return 申告納税期+前期固定資産税と
9月のGo Back To School Month+後期固定資産税がある。
カードを切って暮らすキリギリスのアメリカ人にとって、4月と9月は地獄の月である。小売業を営んでいたおばちゃんにとっても9月は魔の月であった。一年で一番売り上げが低い。
異常に遅い客足に不信を抱いて業界御用達しの内装改装窓口にたどり着いたら、沢山の同じ考えの同業者と出くわした。2008年の9月だった。
来月の9月17日、18日にはFRBの会議FOMCがある。
延ばしに延ばされてきた米国金利の下げはついに発動されるのではないか。ただでさえ金が回らない米国人に利上げは最終ブローになる。ドル為替はさらに落ちるだろう。
選挙が済むまで何としても経済を持ちこたえておきたかったバイデンは選挙から降りた。イエレンは決定した政策を発表するだろう。
日本円がどうなるか、そんなことはイエレンの知ったことではないのだ。FRBは米国のためだけに動く。
1ドル130円は30年に一度のチャンスだった。
140円は40年に一度のチャンス
160円は50年に一度のチャンス
つまりおばちゃんが生きている間に160円はもう2度とこない。
なんとかいうおじさんが唱えてる1ドル500円600円になる円の紙屑化という夢は、妄想だと思う。アメリカの不況立ち上がりは非常に速いけど、陰りが見えてきたドル威力には300円の力さえもうない。
petrodollarペトロ・ダラーという言葉をご存じだろうか?
petrol + dollarの石油+ドルの合成語である。世界の原油取引の場で決済の通貨はこれまで50年以上もドルが主流だった。ところが、サウジアラビアの王子は今年ドル決済の協定を延長しなかった。
その代わりの決済通貨はビットコイン、金である。
産油国であるロシアの原油決済は現在はルーブル、中国元、ユーロが使われる。これはウクライナ紛争で米国が制裁に反発した結果であるが、。
世界経済へのドルの支配には陰りが見られる。
トランプはバカだがずるがしこいので敏感にドル米国の支配低下を感じ取り、米国にビットコインを取り込もうと提案している。
基地じみているがわかりやすい策略ではある。
半年もブログのブランクがあって、なんで書き始めたかと言うとあんまり暑すぎるからである。
米国経済が危ないから米国株、ドル建てを始末した方がいいよって忠告してるのに・・・・
何もせず、ミキさんの言う通りホントに落ちたねとか、
落ちる前に言ったろう!チミは何にもせんのかぁ!? もう62歳だろう?死ぬまで塩漬けの株を持ってるつもりかぁ?
50歳60歳のおじさんがなけなしを新NISAに突っ込んではいけない。運用している時間がないやんけ。
バブルしてる株を最高値で買うな、その高値は30年に1度の高値で、生きてる間にもう利益は出ないから。
ドルを160円で買ってどうする?あとは下がるだけなのに?
いろいろ日本の人は不思議でならない。
本番は9月に来る。
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お久しぶりです。
記事更新から2ヶ月もたってから気がつきました。
両親を見送ってからは、自分はあと何年あるのかと
考えるようになりました。持病もありますし。
新型NISAは口座を作ってそのままです。
いつも最後にババをつかまされる日本人とやらで、
高値づかみのタイミングとしか思えないからですが。