兵隊さんと一緒に学ぶ

簿記には全く興味はなかったが、将来のために登録した夏クラスは首尾よく取れた。ところが、どうもクラスの場所が分からない。コミュニティ・カレッジの住所と違う。学生課に聞いたら、やっぱり学校内ではなくて。近くの空軍の施設の中であるのだそうだ。 家の近くをドライブするとどこからでも見える大きなドームのある空軍ベース。大統領が西海岸にやってくるときエア・フォース・ワンはここに降り立つ。かまぼこ型ドームは、規… Continue reading

パイポ・カナイナ 波乱万丈 人生記

森鴎外に「渋江抽斎」という小説があって、片っ端から本という本を読み漁っていたおばちゃんは、薄いな、と思って手に取った。鴎外だし品質は保証されているから、どんな物語が展開するのかとワクワクしながらページを開いたが、、、、、。 なんじゃぁ?これ。地味~なおっさんの地味な人生を鴎外が検証してゆく。無味乾燥な文章から抽斎の人生を抜き出し解剖し再構成していく。ナニコレ?波乱万丈の人生?違うじゃん。ワクワクす… Continue reading

カリフォルニアを走る

おばちゃんは80年代にバイク乗りだった。黒のヤマハのRZに黒つなぎとブーツにフルフェイス。ゴキブリと言われて横浜の街を走っていた。日本のバイク乗りの夢は、果てしないカリフォルニアのフリーウエイをローライダーで走る映画イージーライダー。 あるいはハーレーが集合する聖地サンフェルナンドバーレーのベーカーズ・フィールド。テレビのシリーズCalifornia Highway Patrols「CHIPS」で… Continue reading

混血と遺伝子サイコロ

日本人と欧米系の混血の場合、お尻の蒙古斑が若干薄くなるのよ。薄くなっても蒙古斑として依然とある場合が多く、時として事件になる。 蒙古斑の知識がない医療関係者や育児関係者にお尻の青あざを児童虐待と疑われて警察に通報されてしまい、ローカルの警察なども蒙古斑の遺伝的知識が無い時があると親は逮捕、子供も取り上げられて大変な事になる場合がある。 だから日本人の血を引いているなら蒙古斑を医学的に解説したプリン… Continue reading

カリフォルニアの離婚

おばちゃんの周りでも色々離婚した。国際結婚で離婚へというカップルも多かった。2組に1組離婚すると言う統計もあるから日本よりはずっと離婚率が高いには間違いない。 当時の記憶だから法律の適応や細部については保証しないが、日本とカリフォルニア州の一番大きな違いと言うのは、「無過失離婚」だと思う。加州の結婚についての基本的な定義は:結婚は二人の合意に基づいて成立するもので片方がイヤになったら夫婦として成立… Continue reading

国際結婚あるある

おばちゃんが見た国際結婚のカップル色々である。あくまで私見であって見たままである。 日本で米国籍と知り合って結婚し、アメリカで暮らしている国際結婚カップルの場合、米国内で知り合って国際結婚したカップルの場合を比べると、前者の場合が問題が多いようである。 カップルは女性が日本人である場合がほとんどである。日本に住む日本人女性が来日した米国人と知り合う。そして結婚して渡米する。そこで自分が結婚したダン… Continue reading

United フライト3411

April 9, 2017 ユナイテッド航空機からアジア系のきゃしゃな乗客がシカゴの警察官によって飛行機から引きずり出される映像が世界中に流れた。おじちゃんとおばちゃんは映像を見た瞬間、お互い目を見合わせこれぞ千載一遇の瞬間!と同じことを思った。アメリカ生活が長すぎたんである。 このベトナム系のDaoというおじさんは生涯もう金に困ることはない、ユナイテッドが大しくじりをしたんである。男性が67歳ベ… Continue reading

人種差別

人種差別はあったかというと、いろいろ人間の区別もあったし、移民の我々からすると、そんなことをいちいち気にしていられないというか、。アメリカのメインストリームはやはり白人なので、訴えるにしても白人以外が白人を訴えるという図式がよくある構造だった。 デニーズで席に案内されるのを待っていて遅いから早くしてくれないといった中国系の男性にデニーズの従業員がそんなに待てないならお向かいのチャイニーズレストラン… Continue reading

アメリカの医療

洗礼 病院のベッドにヘロヘロで横たわっていた時、備え付けのテレビが映していたのは、オームに突入している警官だった。不吉だと思った、こんな時に。 そのあとに流れたのは、医療ミスのニュースで右モモを切断するはずが、左を切断されてしまった。こういう右左の取り違えはよくあるのですね。だから、自分の疾患が左右のどちらかだったら間違っている方にこんな風にバッテンをしてWrongSideと書いておきましょう。レ… Continue reading

リトル・サイゴン

最初にリトルサイゴンに連れて行ってくれたのはおじちゃんの同僚だった。リトルサイゴンはそんな名前の町があるわけではなく、ある信号を超えたとたんに通りの両側に並ぶショッピングモールや商店がほとんどベトナムのビジネスに変わってしまうところ。 看板はアルファベットのヒゲが生えたベトナム語になり、モールの入り口のアーチは朱色で漢字の看板もついているので、街路樹のヤシが風になびいていてもアジアの南国の雰囲気が… Continue reading

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