きらめくシャンデリア プール 螺旋階段
ひと月$700の最初のアパートの部屋にはシャンデリアがぶら下がっていた。普通に学生も住む標準のアパートである、築後30年は経っていたと思う。新しいこじゃれたアパートになるほど、古臭いシャンデリアは姿を消し、天井埋め込みの間接照明が多くなる。 最初の昔ながらのシャンデリアは、小さなロウソク型の電球がぐるりと半ダースもついて、ダイニングエリアにぶら下がっていた。鎖が意外と長くて、たくし上げるのも面倒く… Continue reading
ひと月$700の最初のアパートの部屋にはシャンデリアがぶら下がっていた。普通に学生も住む標準のアパートである、築後30年は経っていたと思う。新しいこじゃれたアパートになるほど、古臭いシャンデリアは姿を消し、天井埋め込みの間接照明が多くなる。 最初の昔ながらのシャンデリアは、小さなロウソク型の電球がぐるりと半ダースもついて、ダイニングエリアにぶら下がっていた。鎖が意外と長くて、たくし上げるのも面倒く… Continue reading
手続きのために一時帰国して、主人の兄の家にご厄介になった時。使ってね、と渡されたバスタオルは臭かった。あら、お義姉さん几帳面な方なのに、使用済みと間違ったのかしら。忙しさにまぎれて深く考えなかった。 一か月後猫も引き連れて永久帰国して来ると、主人の実家の空き家に落ち着いた。縦型の洗濯機があった。乾燥機はついていない。洗濯が終わったら干すんだっけか?なぁ~んだろう?なんか変なにおいがする。ず~と昔昭… Continue reading
海外にも嫁姑問題はあるのか?ある。 親友ジョイスは大雑把に言えば台湾系で、カナダ経由でカリフォルニアに渡った。ダンナも同じく台湾系だが上海出身でやはり台湾からカナダに流れた。 台湾というか、中国も日本の戦前の家族観が続いていると思ったらよい。家族法も日本でいう旧法のようで相続は長子の男子総取だったりする。親友のジョイスは、実はバツイチで一子あり、ダンナより4歳年上。このジョイスが結婚するとき、ダン… Continue reading
昭和の終わりにおばちゃんはスギ花粉症になった。大した林や公園あるわけではなし、スギ花粉が盛大に飛んでたとも思えなかったが、とにかく花粉症になったのであった。 渡米が決まった時、スギ花粉症がこれ以上悪化しては困るなと思っていた。ところが、南カリフフォルニアの郊外都市ではあまりスギや針葉樹が見当たらなかった。ヤシの木、ジャカランダ、ユーカリの街路樹ブーゲンビリアやハイビスカスの生垣。 くしゃみと鼻水に… Continue reading
LAの総領事館のオフィスがまだ下方の階で、広くって超高学歴・完璧バイリン”風”の窓口の大使館員おばさんがいたころ、もっと偉そうでつっけんどんだったころ。窓口には、戦争後に来たんじゃないかという、日本人のお婆様が申請フォームを手に、もう日本語なんか書けないし、言葉も色々忘れちゃってるから、バイリン風窓口のおばさん大使館員が、くどいくらいあれこれ日米両言語で問いただしてた。 窓口の上方の壁には横1メー… Continue reading
簿記には全く興味はなかったが、将来のために登録した夏クラスは首尾よく取れた。ところが、どうもクラスの場所が分からない。コミュニティ・カレッジの住所と違う。学生課に聞いたら、やっぱり学校内ではなくて。近くの空軍の施設の中であるのだそうだ。 家の近くをドライブするとどこからでも見える大きなドームのある空軍ベース。大統領が西海岸にやってくるときエア・フォース・ワンはここに降り立つ。かまぼこ型ドームは、規… Continue reading
森鴎外に「渋江抽斎」という小説があって、片っ端から本という本を読み漁っていたおばちゃんは、薄いな、と思って手に取った。鴎外だし品質は保証されているから、どんな物語が展開するのかとワクワクしながらページを開いたが、、、、、。 なんじゃぁ?これ。地味~なおっさんの地味な人生を鴎外が検証してゆく。無味乾燥な文章から抽斎の人生を抜き出し解剖し再構成していく。ナニコレ?波乱万丈の人生?違うじゃん。ワクワクす… Continue reading
おばちゃんは80年代にバイク乗りだった。黒のヤマハのRZに黒つなぎとブーツにフルフェイス。ゴキブリと言われて横浜の街を走っていた。日本のバイク乗りの夢は、果てしないカリフォルニアのフリーウエイをローライダーで走る映画イージーライダー。 あるいはハーレーが集合する聖地サンフェルナンドバーレーのベーカーズ・フィールド。テレビのシリーズCalifornia Highway Patrols「CHIPS」で… Continue reading
日本人と欧米系の混血の場合、お尻の蒙古斑が若干薄くなるのよ。薄くなっても蒙古斑として依然とある場合が多く、時として事件になる。 蒙古斑の知識がない医療関係者や育児関係者にお尻の青あざを児童虐待と疑われて警察に通報されてしまい、ローカルの警察なども蒙古斑の遺伝的知識が無い時があると親は逮捕、子供も取り上げられて大変な事になる場合がある。 だから日本人の血を引いているなら蒙古斑を医学的に解説したプリン… Continue reading
おばちゃんの周りでも色々離婚した。国際結婚で離婚へというカップルも多かった。2組に1組離婚すると言う統計もあるから日本よりはずっと離婚率が高いには間違いない。 当時の記憶だから法律の適応や細部については保証しないが、日本とカリフォルニア州の一番大きな違いと言うのは、「無過失離婚」だと思う。加州の結婚についての基本的な定義は:結婚は二人の合意に基づいて成立するもので片方がイヤになったら夫婦として成立… Continue reading