混血と遺伝子サイコロ

日本人と欧米系の混血の場合、お尻の蒙古斑が若干薄くなるのよ。薄くなっても蒙古斑として依然とある場合が多く、時として事件になる。

蒙古斑の知識がない医療関係者や育児関係者にお尻の青あざを児童虐待と疑われて警察に通報されてしまい、ローカルの警察なども蒙古斑の遺伝的知識が無い時があると親は逮捕、子供も取り上げられて大変な事になる場合がある。

だから日本人の血を引いているなら蒙古斑を医学的に解説したプリントアウトなどを万が一のために用意しているものだった。蒙古斑はMongolian spotと言う。

Mix Race 或いは Mixed Race 公式的にはMultiracialと言うがおばちゃんの友達は何人も国際結婚がいたから、国際結婚から生まれたお子さんたちはMixedRaceだった。生まれた直後の身体的特徴はあまりあてにならず成長に従ってころころ変わっていく。

知り合いのお母さんは東ヨーロッパ出身で金髪だった。顔の彫は深くなかった。生まれたお嬢さんは小学校の低学年まできれいな金髪で父親の日本人の遺伝子はまるっきりで見えなかった。
小学生の高学年になるころには髪が暗色に濃くなっていき子供のころは目立たなかった目頭が純粋の白人よりはかすかに蒙古ひだを思わせるシェープになった。
東ヨーロッパはフン族とかアッチラに何度も蹂躙されたからお母さんの遺伝子にアジア系が残っているのかもね。

スカンジナビアン系と結婚した友達は二人の娘に恵まれた。やはり幼いころの方が髪の色が薄かった。同じカップルから産まれた姉妹なのに、二人の髪の明るさは微妙に違い、外出したときに二人の頭に手を同時に乗せると、明るい髪の方が明らかに温度が低いのだという。


目はヘイゼルから茶色またヘイゼルへと目まぐるしく変化し、お姉ちゃんはヘイゼル、妹は薄い茶色に落ち着いたそう。背の高さは日本人の血を引た。彼女たちの子供にはひょとしてスカンジナビアンの背の高さが遺伝するかもしれないね。

別な知り合いは黒人と結婚して男の子と女の子をもうけた。お兄ちゃんの方が黒人の血がよく出て、髪は少し伸びると天然のアフロになる。柔らかそうに見えるが実際はキシキシしていて絡まりあっている。


誰が教えたのでもなく、お兄ちゃんは小さなものを隠すとき髪の中に隠すのだという。便利そうでびっくりした。妹は生まれた直後の写真では日本人の赤ちゃんと言っても不思議ではない容貌だったわ。髪も直毛だった。

お兄ちゃんが育つと、しなやかな足は驚くほど長い。腰の高さが日本人と比べ物にならないほど、高い位置についている。運動能力は日本人のお母さんにはついていけない高い。

欧米の白人とアジア系のミックスはユーラシアンと呼ばれたりするがキアノ・リーブスのようなアジア系からも白人からも強烈に引き付けられるいいとこどりの当たりが出たりする。もちろんその反対もいるわけだが。つくづく国際結婚と混血子は遺伝子サイコロだと思う。

国際結婚あるある

おばちゃんが見た国際結婚のカップル色々である。
あくまで私見であって見たままである。

日本で米国籍と知り合って結婚し、アメリカで暮らしている国際結婚カップルの場合、米国内で知り合って国際結婚したカップルの場合を比べると、前者の場合が問題が多いようである。

カップルは女性が日本人である場合がほとんどである。
日本に住む日本人女性が来日した米国人と知り合う。そして結婚して渡米する。そこで自分が結婚したダンナがメキシコ系アメリカ人であって、自分の姑と舅が家庭内ではスペイン語を話している人たちであるのをその時始めて自覚する。
そういえば、姓がラテン系だった!

日本でいた時は英語の訛りに気がつかないし、肌の色も英語をしゃべっている限り白人と信じ込んでいる。ダンナは自分の卒業した高校・大学の話をしないし、給料が幾らかも教えてくれない。
移り住んだアパートは気が付いてみれば、ゴミゴミした治安のよくない場所にある。隣人もスペイン語を話す家庭が多い。

日本で知り合うと、米国人のステータスは分からない。どの程度の裕福層・貧乏層に生まれたか、教育程度とか、職歴とか、親戚とか:刑務所に行っているオジサンや従弟がいるかどうかとか。

子供が生まれてしまって、夫の現実が見えて愕然として何とかしなくちゃと職探しに行く。日本食レストランでサーバーとして働き、姑に子供を預けているので、子供はスペイン語を話し始めてる。
ストレスで倒れて入院しても保険がどうなっているのか、支払いがどうなるのか分からず、自分のバッグは入院中に盗まれた。子供が3歳になる前に逃げるように日本に帰ってきて離婚した。

あるいは、金髪で細身のアメリカ人に選ばれたのが嬉しくて、結婚して渡米したのはいいが、ダンナはその時点で無職だし(日本に来ていた米国人が帰国したら大体無職だわ)親兄弟は南部に住んでいて貧乏だった。
彼の英語が南部の訛りだなんて知らなかったし。彼はやっと会社に勤めるがなんだかんだ不満ばっかり言ってすぐやめる。
彼の同級生や知り合いは海外でプラプラしていなかったから、その間に順調にキャリアを積んでいて、スキルや経験ない彼に勧められる職はない。

日本人妻がたまりかねて知り合いの日本人の会社に雇ってもらうと、日本人の下で働くのが嫌なのか、文句ばっかり言って怠ける。気の毒で雇った日本人オーナーでもあまりにも仕事ができないので首にする。

米国内の日本人経営のビジネスに”妻のツテ”で雇われたアメリカ人が優秀である場合は少ない。米国なので英語教師で食っていくという最低技も使えない。
英語を話すからと言って誰もちやほやしてくれない。自国では教育と本人能力スキルの真実が明らかになってしまう。

日本に駐在・寄港していた軍属の男性と結婚した場合はもっと特殊だ。軍人は給料が安い。地位が上で給料が高い階級は日本人の女の子と結婚しない。
軍には軍属で使うサービスがあって、日常の買い物や保険や医療など、軍属が使えるネットワークがあるので給料が安くても軍の中だけで暮らすことが可能だ。いずれ除隊するときまでに教育カリキュラムを使って資格を取ったりして一般社会で就職できる、優秀であれば。

同じ軍属と結婚した日本人妻同士が知り合って、ミリ妻とネットワークを作っていたりする。やはり特殊なステータスであって駐在員の奥様軍人との国際結婚であるとしゃべったら、口をきいてくれなくなったと泣くミリ妻もいた。離婚率は高い。

日本にやってくるアメリカ人男はえてしてアメリカ人女にヘキヘキしている場合がある。アメリカ女でなければ誰でもいい。あるいは英語をしゃべるだけでちやほやしてくれる日本人女!自分の言うことを何でも聞いてくれる日本人女、楽勝。本国では、ああせい、こうしろ要求と自我が強いアメリカ女の相手にほとほと疲れているから。

何もdiscussionしなくて言いなりになりかつ尊敬してくれる女性を手に入れて有頂天というのもあった。英語をしゃべるだけですごく尊敬してもらって、右も左も分からぬアメリカで、たった一人頼れるのはアメリカ人の夫。

いままで受けたことがないような全幅の信頼を受ける誇らしさ。自分がなにか大いなる庇護者になった気がするアメリカ男。
パスポートもグリーンカードも取り上げて、買い物も一緒に出かけ、金は絶対持たせない。自分が妻のすべてをコントロールする全能感。
日本人同士のおしゃべりに出かけてもダンナが迎えに来る。まったくのかごの鳥で、彼女自身もこれはちょっと異常なのではないかと思い始めていた。

大体は、ダンナが本国でそれほど稼げる学歴資格も職歴も無いのが発覚し、幻想が色あせる。かごの鳥から飛び出して自分で働けるようになると、ダンナの本性が見えてきてうまくいかなくなるカップル。子供でも生まれたら最後である。

アメリカはアメリカ人の子供の出国に敏感だ。アメリカ人の子供はアメリカに属しているので、離婚しても日本に連れ出すのは難しい。
親権をとるためにはまず市民権を取らねば同等に戦えない。
離婚裁判でも女性に経済力が無ければ、ダンナに親権を取られてしまう。日本人女性が親権をとるのは難しい。国際結婚で子供をもうけたら日本に帰れないと思ったがいい。

日本人同士の結婚であっても離婚率は3組に1組とか言われる現在で、文化・習慣・社会が違う国際結婚はシンドイ。
社会で戦って、夫婦で戦って、育ってきた子供と戦って。
日本に来ている外国人の本当の素性と能力を見抜く力はあなたにあるだろうか。英語をしゃべることや外見に夢を見てはいけない。
あこがれの米国に着いたら正反対の現実にぶち込まれる場合もある。

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