移住1年目
小輪花を植え始めてから私はハタと気が付いた。私は小輪の花が好き!小さくて可憐な、花が群れを成して咲くとうっとりしてしまう。 最初にとりこになったのが、リナリアとネメシア。春にメダカが群れるような黄色のリナリアが咲き誇ると、ステップを踏みたくなるほどうれしい。 2色の花弁のネメシアが咲くと、ゴージャスなレースのフリフリ服に見えないかしら?春にはぜひ咲いてほしいので、リナリアとネメシアをしつこく植える… Continue reading
小輪花を植え始めてから私はハタと気が付いた。私は小輪の花が好き!小さくて可憐な、花が群れを成して咲くとうっとりしてしまう。 最初にとりこになったのが、リナリアとネメシア。春にメダカが群れるような黄色のリナリアが咲き誇ると、ステップを踏みたくなるほどうれしい。 2色の花弁のネメシアが咲くと、ゴージャスなレースのフリフリ服に見えないかしら?春にはぜひ咲いてほしいので、リナリアとネメシアをしつこく植える… Continue reading
南カリフォルニアに園芸文化があったかというと、あったのかもしれんが、公でも私でもあまり素晴らしい庭を見た記憶がない。 雨が降るのは冬の12月か1月で1週間くらい。ランチスタイルの一軒家でフロントヤードとバックヤードがあっても芝刈りが面倒くさいとブロックを張ってしまう家もある。 植物があれば、スプリングクラ―や水の供給パイプを張り巡らさないと、カリフォルニアの庭の植物は間違いなく枯れ死する。 庭づく… Continue reading
カレル・チャペク「園芸家の12か月」はおかしな人達の話だった。せっかちでこらえ性がなく、思い道理にいかないことに怒って変なこだわりがある人たち。人を笑っていたころが懐かしい。 11月も終わりになると、伊豆の山も雑草さえ休眠の準備に入る。春のためのチューリップを植え付けるのが最後。寝ている子を起こしてもしょうがないので、春になったら何をするかなぁと空計画を練る。ブックオフで買った趣味の園芸 宿根草編… Continue reading
中伊豆で園芸用の土を買い来年の春用のマーガレットの苗を買って、でもおじちゃんはいい葉物の苗がないという。三島の園芸店で買ったブロッコリーは一番元気がよくて三島のお店に寄りたいという。 三島の園芸店は敷地の半分がメダカ屋さんになっていて、えらく高そうな金銀のメダカがひしめいている。あとから来たお客さんが店主らしいおっさんにパンジーやビオラはまだないの?と聞くとおっさんはオヤッということを客に言った。… Continue reading
おばちゃん、玄関でしゃがんで一心に草取りをしていたら郵便屋さんが来て、ハローって言われてしまったわ。しょっちゅう海外郵便が来るから、もともと疑われていたわね。 コロナの前でも熱海の梅園に梅を見に行った時に、売店のお兄ちゃんにハローって言われたから、二人とも雰囲気が変なのかしらね。 お兄ちゃんも客商売で熱海の観光客を長年見え来たはずで、たぶんおばちゃんたちは日本人に見えなかったのだろう。服装と表情と… Continue reading
アメリカでスモールビジネスを立ち上げたら、10年以内に大抵税務調査が入ると言われていた。幸いおばちゃんが選んだ会計士はIRSを退職した優秀な会計士だったので一度も調査に入られたことがなかった。 起業して5年以上生き延びられる企業は25%という統計があったから、たとえ監査が入っても入る程長く経営できるのはそれなりに誇るべきことかもしれない。 知り合いのご夫婦はレストランを経営していたが、調査に入られ… Continue reading
おじちゃんとおばちゃんは乾燥に強い。真夏のヒートウエーブが襲ってくると、唇がひび割れ笑うと切れて痛い。口を開けるとひゅっと口が乾く。まつ毛が枝毛になる。 脱水をしたジーンズをうっかりベランダに掛けて忘れていると、2時間でカリカリに固まる。そういう元は砂漠みたいな土地で何十年もさらされているうちに、皮膚の皮脂腺が多分活発になって乾燥に拮抗した結果だと思われる。 今はTVで加湿器のCMが盛んだが、ウチ… Continue reading
アメリカの移民はスモール・ビジネスが多い。なんでか?アメリカの企業が雇ってくれないからだ。英語に訛りがあって、米国の大学卒でもなく、正体も分からないからだ。だから、移住者は自分でビジネスを始める。屋根屋、洗濯や、大工、電気屋、レストラン、ヘアサロン、不動産屋、会計士、弁護士。 客から考えた場合、同じ日系人のビジネスなら騙されないという安心感がある。いい加減なことをすれば、狭い日系コミュニティですぐ… Continue reading
トオル君はその時まだ未成年で学生だったから、TaxReturn/税申告はお父さんとジョイントだったと思う。バイトのペイロールからごっそりひかれていた税金が戻ってきたと喜んでいた。次の年、アニメ関係であぶく銭を稼いだけど、お父さんに扶養家族になれと言われて、またタックス・リターンでちびっと税金が戻ってきた。 ”夏には日本のコミケ行くんすから。航空チケット代を稼がないと。”アニメグッズでおいしい思いを… Continue reading
あなたは異文化をどこまで許容できるだろうか?或いは、自分の文化をどこまで守って、どこから先は移住国に合わせられるだろうか? リセッションでガラガラになったショッピング・モールに入ってきたビジネスはいくつかあった。モールの管理会社にとっては、金を持ってさえいれば猿でもカバでもよかったのかもしれない。 新しくネイル・サロンが入った。ベトナム人経営のビジネスで、雇われている女の子は最低限の英語しか話せな… Continue reading