たかがミカンされどミカン

日本の今この季節というと、スーパーも道の駅でもJAでもミカンはある。ひょいと一袋買って、ああ、なんとう贅沢かなと思う。炬燵に潜ってミカンをつかんで皮をむいて袋の筋を取る。

カリフォルニアのスーパーの売り場の前でどうしようかな、買おうかな、高いかな、12月と1月の寒い時期だけに日本スーパーに出てくるミカン。
薩摩(サツマ)と呼ばれたミカンは甘みが抜けていたり、すっぱかったり日本のミカンにはとても及ばなかった。それでもサツマが出ると正月を思い起こさせて売り場で立ち止まってしまう。味が恋しいわけではない。雰囲気が恋しいのだ。

日本のミカンはアメリカに移植されたときに、薩摩という品種を移植したのか、ミカンと呼ばれず「satsuma」と呼ばれている。カリフォルニアでは多分気候が暖かすぎるのだろう、北部か別の州で栽培されているのかもしれない。2000年前後にやっと市場に出るようになってそれ以前はサツマだろうがミカンはなかった。

ミカンは重心が低くて皮が滑らかで薄く手に持つとずしっとする実が甘くてジューシーだが、サツマは皮がゴツゴツして小ぶりでオレンジみたいに丸くて重心が高い。皮は厚いくて剥きにくい。それでいてオレンジより高額で、売り場で買うか買うまいか悩んだのだった。

正月らしいことはしていないので、まあミカンだけでもと買ってキッチン・カウンターの籠に盛ってみる。日本の冬の果物。日本の香り。食後に一つづ食べようと思うが、もったいなくて眺めているうちに暖かいカリフォルニアの気候のせいで痛んで捨てる羽目になる。
たかがミカン、されどミカンである。

おばちゃんの家ではまだ霜が降りる。
明け方は5度か6度でお昼にやっと10度になりストーブはつけっぱなしだ。山をぐるっと登って降りると熱海、湯河原にでる。駿河湾が見下ろせる斜面にはミカン畑があちこちにあって、のんびりと陽を浴びている。暖かいのか?ミカンの産地だと、霜も降りないのか?

ここでおばちゃんの頭はぐるりとツイストしてしまって、ミカンはあったかい土地でとれる果物でもカリフォルニアでは冬の果実だったな。暑すぎるから北部に植わってたはず。寒い土地の果実。
でも、熱海や湯河原の暖かい土地でこのミカンがとれる。
日本のどこに住もうかと考えてあったかい伊豆を選んだのに山の上は寒かった。一体おばちゃん家は暖かいと言っていいのか寒いっていいのか。
考えると激しく混乱するので、思考を停止する。

日本に生まれて日本で育てば当たり前のことを疑うこともないし、何の変哲もないものが他の国では全く手に入らなくて、さらに日本の常識も通用しないということを経験しない。


おばちゃんの意見では、“当たり前のことが当たり前であるのはおかしいこと“であるのを人類は知っておいたほうがいいのじゃないか?
国連かなんかが音頭を取って、全人類は人生の中で2年くらい別の国、別の気候、別の法律で暮らしてみる”取り換えっ子プログラム”を施行してみてもいいのじゃないかと思う。

そうすれば“切ないミカン”とか“悲哀のナメコ”とか“切望のシャウエッセン”とかの気持ちが人類で共有できる。国際紛争もきっと減るはずだ。当たり前という観念ほど厄介なものはない。

風はまだ冷たいのだが来週はもう3月だ。
なんだかお尻が落ち着かなくなって中伊豆の園芸店まで園芸用土と肥料を買い出しに行った。
山のてっぺんは2週間前に降った雪が道路際に掻き寄せられていて山の陰にはまだ30センチの高さで消え残っている。気温は8度だ。

幹線道路は混むので山道を抜けると修善寺に出る。ここの里ではとっくに菜の花が咲いている。気温は15度だ。川沿いの中伊豆は陽がまぶしくて園芸店の店頭は春だった。
おばちゃんが一番好きなリナリアもネメシアも苗はとっくに出ている。今ここで苗を買っても、自宅の庭にはまだ霜が降りるし、もう一度くらい雪が降るかもしれない。じっと我慢である。

庭はまず冬の間にたまった落ち葉と枝を掻いて、宿根草の枯れた葉を取り除く。伸びすぎている枝を払って痩せてしまった気がする土に、栄養と追加の園芸土を足してやる。今年は何を植えるか計画を考えてウキウキしながら明るい中伊豆を後にする。

地方の行政はあからさまである。
集落のはずれに来ると道はいきなり1車線になってアスファルトの舗装は薄く貧弱になり山の道に入る。山影でいきなり気温が2度落ちた。高度が上がるにつれて気温はシュルシュルと下がって、家に着くと10度だった。
留守にしていた家は冷たく冷えていて、猫たちはコタツから出てくるのであった

海外送金と贈与税

確定申告の時期だから、こんな記事が出るのだろうか
https://news.yahoo.co.jp/articles/570cf92fd12afbf6bc990ce433e01e77a446142a?page=1
2/21幻冬舎 Gold Online
日本語がわからないから理解が難しいなぁ。前提も一部抜粋のような気がする。
理解を容易にするために該当の単語に仮名に置き換えることにする、OK?

以下の記事は奥野弁護士が小室圭にした支援を返済してもらおうと思わない、という発言を前提としています。

引用ー贈与税は、財産をもらった人(受贈者=小室圭)が申告する税金です。また海外送金で預金の贈与をした場合、税務署の調査対象になりやすいといわれています。
贈与税の納税義務者は、奥野弁護士と小室圭の住んでいる国や国籍で取り扱いが異なります。

中略―日本に住んでいない受贈者=小室圭でも、非居住無制限納税義務者に該当した場合には、国内外すべての贈与財産が贈与税の対象です。非居住無制限納税義務者の判定は、日本国籍の有無によって異なりますーー

おかあさ~ん、何言ってんのこの人。

日本に居住していないけど日本国籍を有するので、小室圭は非居住無制限納税義務者になるってこと?国内外の贈与財産の申告が必要となる。って、日本でも申告が必要なの?


引用ー無制限納税義務者に該当する場合には、世界に所在するすべての財産が贈与税の対象になるのです。しかし、贈与財産の所在地の判定は財産の種類ごとに異なり、事務所が日本にある場合には国内財産として贈与税の対象となる可能性もあります。ー引用終わり

小室圭が受けた援助は海外送金である。日本の銀行法によって、非居住者(住民票がない海外在住者)は日本の銀行口座があっても凍結される。だから奥野弁護士は支援金を海外送金するしかない。

日本の裕福層の贈与税金逃れの対策のための記事なので、ここでちょと驚く例外が出てくる。

生活費として海外送金をする場合には贈与税は非課税
へ~?!
引用ー財産を無償で渡す場合には贈与に該当しますが、扶養している子や孫への生活費や教育費の贈与については、贈与税は非課税です。生活費とは、一般的な日常生活をするために必要な費用で名目だけではだめ。-引用

自分の娘がパリス・ヒルトン・30歳無職でアメリカに渡って法学大学に留学中だとすると、送金する生活費は全額・贈与税非課税なわけ。パリス・ヒルトンなら月額50万の送金なんて一瞬で消費するよね。それでも彼女にとっては生活費だから。金額の上限は書いてない。

で、記事の後半は日本の税務署が海外送金の贈与を把握する手法を解説している。
引用ー国税組織が海外資産の情報を集める手段は4種類あります。
100万円を超える海外送金は送金調書でわかる。100万以下の場合は銀行調査で分かる。租税条約を結んでいる相手国ととの情報の交換をする。ーとかね。

日本の贈与税はもらったほうが払う。アメリカの贈与税は上げたほうが払う。
日本とアメリカは租税条約を結んでいる。援助をもらった小室圭はアメリカに住んでいて、非居住者無制限納税義務者なのだよね?前述のように小室圭は日本に申告して贈与税を払うのか?
なんとニューヨーク領事館にさらにヒント記事が書かれていた。あらま!
引用―米国内に居住されている日本人居住予定期間が1年以上であれば、一般的には日本の所得税法上の「非居住者」で、日本の所得税の納税義務はありません。

無制限納税義務者について
無制限納税義務者とは、次の者が含まれます。

留学生
学術・技芸の習得のために米国に留学している方で、かつ日本国内にいる者の扶養親族となっている方。
② 非居住無制限納税義務者
米国に居住されている方でも、日本国籍を有し、かつ自分自身または被相続人(贈与の場合は贈与者)が被相続人の死亡日(贈与の場合は贈与日)から過去前10年以内のいずれかの時において日本国内に住所を有していたことがある方。

外国税額控除制度について
米国居住者の場合、米国のみならず全世界所得が連邦所得税の課税対象となり、日本の国内源泉所得については日本の所得税の課税対象ともなるため二重課税が生じます。逆に、日本居住者の場合は、米国源泉所得について日米双方の課税を受けることになります。

同様に、相続または贈与により取得した財産についても、日本の相続税・贈与税と米国の連邦遺産税・贈与税の双方の課税対象となる場合があります。
このような二重課税を回避するため、日米両国は外国税額控除制度を設けており、居住地国での課税に際しては相手国で課された税額の全額または一部控除が認められます

この条項は贈与者と受贈者の二人について言っているのかな。小室圭はアメリカで贈与税を支払う必要はないが、奥野弁護士は日本の法律なら贈与税を支払う義務がないので、どちらの国でも贈与税を支払わない!な~んてことは絶対ない!
両方でとられるか片っぽで取られたらもう一つの国で払った分だけ控除ということか。

米国で支援を受け取った小室圭は贈与を超えた分は連邦の所得税の対象になる。贈与税については非居住無制限納税義務者なので、日本の贈与税の申告義務があるということ?アメリカから日本にe-Taxで申告はできないと思う。


しか~し、これは日本の富裕層が海外送金して贈与税・相続税などを避けようとする抜け道を防ぐための税務署のアピール記事である。それよりももっと効率的に税金を払わなくてよい方法がある。

金は貸してあるだけ。

弁護士という職業の著名な方がお手本を示してくださっている。借与という言う名目でゆる~い借用書・返済計画書を作っておき、どんどん資金を流せばよい。
受け取るほうは金は借りているだけ。受贈者ではないので贈与税ははらわない。収入ではないので所得税は払わなくてよくて、一生返す気がないだけ。

金を遣るほうは「貸して」いるだけで贈与税は払わなくていい。貸しっぱなしで一生返ってこない「貸し倒れ」なだけ。損金処理ができないけど、贈与税も相続税も払わなくていいから。

日本の富裕層、相続税で困りそうな方々。奥野弁護士のようにお金は貸そう。貸せば税金は払わなくていいぞ。


質問状の行方

アングロ・サクソンは論理がなければ動かない。それはビジネスを始めてからも痛感した。
「朝、起きると頭の中に論理しかない」とブリティッシュが書いたエッセイを読んで、大いに膝を打った。

日本の社会と根本的に違うのはアメリカではまず論理があって、非難、誹謗、糾弾は感情の発露にすぎない。何が言いたいのかその次に「主張と要求」を言わなければならない。
ところが日本の場合、非難、誹謗、糾弾が「抗議」としての「主張」なわけ。感情を表現してそれを相手にくみ取れ、相手に何とかしろと言っている。それではアメリカでもヨーロッパでも通用しない

小室問題で一連の疑惑の焦点はフォーダム大とゲーリー森脇氏と奥村弁護士が書類の工作を担ったと点と思われる。全員弁護士と弁護士の教師だ。

こういう弁護士あるいは組織に非難抗議の手紙を書いても無駄、返事は帰ってこない。Grievanceというフォルダーに保存されるだけ。もし、バンダリズムなどの被害があれば、潜在的可能性のある加害者リストとして真っ先に警察にだす資料。私ならそうする。

弁護士が「あなたはこういう不正をやりましたね」と弁護士に質問状を送ったとして返事があるわけがない。相手が弁護士だからと言って、答えねばならない法的義務も根拠もない。弁護士は記者会見も開かないしインタビューも受けないし、ましてお詫び会見なんか絶対やらないから。情報は自分から漏らさないね。

相手が、法の根拠のある権威authorizationがあって、答えねばならない義務がある場合:NYBEAがフォーダムに正式な質問状を出す場合、かNYBAが質問状を出す場には答える義務はあるかと思う。ただBar Associationという組織は同業者の不正摘発に熱心ではないという印象がある。

ありそうなシナリオとしては、
段階A
NYBEAが不正といわれる事実をフォーダムに問いただし、フォーダムは不正ではないと信じる証拠をだす。こういう弁護士答弁が行き来するわけだ。この過程でゲーリー氏や他の弁護士にもNYBEAから質問状が行くのではないか。

質問状がやり取りされていても公表はしないし、聞かれたほうは世間に何も言わないから。

この時点で二人の小室はHotな人たち。この人たちのために何か支援工作をしようとする人は相当鈍い世間知らずだと思う。浮世離れしたピアニストとかね。

篠原氏は最近の放送で“米法務省にも質問がいってる“と発言があって、「何が」いっているのか正確にはわからない。
段階B
US Law Departmentに不正への注意喚起を求める手紙が送られたのか、
段階C
それとも正式なcomplainがファイルされたのか、これは非常に大きな違い。地検に手紙が送られたのか告訴状が提出されたのかそのくらいの違い。
段階C complainならその不正を信じる相当の証拠が固まったと思わなければならない。
NYBEAがフォーダムに情報開示を求めているような今の時点ではCまで発展するとは考えにくい。

なぜなら前NY総領事も当然関与していたとされるので日本政府も関係してくるが、こんな不正は全力で抑え込みたいであろう、なぁ?!

篠原氏は外交問題になるかもとおっしゃっているが、外務省が関係しているからこそ外交問題にならないように火消しにかかるのではないか?

娘にビザの件で泣きつかれ、父が新領事と会談をしても、これ以上米国でビザ工作をするのは危険。二人を米国において置くのが危険な状態なのだが、危機管理から一番ほど遠い人達1)が無理押しして2)ゴネているので誰かが引導を渡すべきだろうね。


二つの故郷

「私が帰る二つの国」 ドウス・昌代(文春1985年)が昭和の末に出版されて
当時のおばちゃんも読んだ。40年近くたっても日米にまたがる人間の事情はさほど変わっていない。

確かにアメリカには次々に日本のビジネスが進出している。現地日本スーパーは日本の品ぞろえに近い商品が並んでいて100均だってできたから、物に関しては不自由ない。なんだったら楽天から転送経由で好きな物を買えばいいし。

不自由がないと言いつつ、選択肢がないのも事実。
南加の日本スーパーの売り場は、いまだに魚売り場がどこでパンがどのコーナーだったか思い出せる。何十年も通ってたわけだから、うんざりしていた気分も同時に思い出す。一番嫌だったのは、アジの干物。日本から冷凍で運ばれたアジの干物は、焼くとどうしても不快な冷凍臭があって、鼻に一撃くる。あれだけは嫌だ。It’s enough!

日本にも家が残っていて、好きな時に2国の家を行き来すのが“いいとこどり”の一番贅沢な2国の味わい方なのだろうが、庶民は働かねばならんのである。

稼いで税金を払って暮らす国と、たまに帰る(あるいは行く)国の日本。いいとこどりどころか、リップ・バン・ウインクルみたいのも珍しくない。子育てだって忙しいし。家族分のチケットを買えば一財産になるのである。
そうそう行き帰りできるかっての。

生活のために働いていると、あっという間に15年は経つ。
15年経つと、子供はアメリカのこどもに育って、日本の従妹とかおばあちゃんに会いたとかも言わなくなるし、日本語の敬語も無理かもしれない。結局自分一人で実家に帰る、骨休めのつもりで。

昔の友達はスケジュールを合わせてくれてうれしい。何から話していいか、生活の違いを面白おかしくべらべらしゃべると、楽しんでいてはいてくれるが、気が付くと彼女の生活とは全く無縁な別世界の話で上滑りしてるな、と心が寒くなる。

何が寂しいか言えば、日本の親友とは、アメリカで起こる問題は相談のしようもなくなってしまう。アメリカで起こるトラブルは起こる理由も処理の仕方も、日本の友達には理解の範囲外だから、愚痴をこぼすにも同感も得にくい。
この辺で40代の後半だ。

アメリカに帰ると、ああ、家に帰ってきたと思う。
けれどこの国が心の底から自分の国とは思えない。端っこにいさせてもらっているだけ。なんでも話す親友はこっちにもいる。同じ外国にいる仲間だから問題も共通で相談もできる。

生活に流されるとまた10年経ってしまう。
まだ、50代でも若いつもり。40代の延長だから。でも60代を過ぎるとリタイアは射程距離に入ってくる。体力的に不足は感じないけどあと何年このままでいけるか?60代後半になったら、健康に不安が起きたら?医療費がネックだなって。

おばちゃんたちの場合は、ビジネスの区切りがよかった。続けるとなるとまた10年契約になる。パートナーのどちらでも何かあると二人で生きるのが大変になるから。自分たちと猫が老後に安心して暮らせる隠れ家を用意しなきゃと思った。

日本移住の手配は大した問題ではない。売り手市場なら家はあっという間に売れる。
問題は心の始末のつけ方。

負ける気がする。日本に帰るのが負けた気がする。アメリカの社会でず~と戦ってきたから。負けたくないって。せっかく取った永住権を捨てることになる。

実際に帰国してみるとなんか肩の荷が下りてしまった。戦わなくていいのがこ~んなに楽だったのか。おばちゃん、いったいどんだけ戦っていたんだよ。と戦わなくなってから初めてずっと戦っていたんだと気が付いた。

アメリカに帰りたいか?と聞かれれば帰りたい。でも、アメリカには黒い土でできた庭と畑がない。四季がない。伊豆の穏やかな芳醇な自然にからめとられてしまって、この庭と離れるなんてできないと思う。

もう、私たちは人生の第三コーナーを回って、ホームに向かってる。
コレステロールの多い食事をしていたから、おばちゃんたちの寿命は、日本の平均余命よりきっと短いと思う。
どこの国でという問題ではなく、最後のゴールに向かってどんな走り方をするかが問題なの。


カリフォルニアのサーファー

毎年11月にサン・クレメンテの海岸で日系サーファー大会が開かれる。大会のスポンサーはあのオリンピック選手のおウチだ。

大会には南カリフォルニアのすし屋 (Sush Chef) が集まってしまう。すし屋がサーフィンをやっているというより、サーフィンやりたさに渡米した元学生やその他色々が、その後スシ・シェフになって永住権を取りすし屋で働いていると言った方がいい。

当時グリーンカードの申請ではスシ・シェフになるのが早道だった。日本人であるということで圧倒的優位を誇っていた。だったので、スシ・シェフで永住権を取った後サーフィン三昧の人生を送るのだった。


xxxというすし屋はビーチの前にあって、仕事を終わるとユニフォームを脱いで3分で海に入れるという評判で、サーファー・スシシェフが切れなかった。

知り合いの半分はサーフィンをやっていた。この前ポリネシアンと間違われました~、とか肌が東南アジア系と見まごう程焼きこんでいて髪が天然赤毛?みたいな在米日本人はサーフィンをやっていると思ったらいい。

海岸近くに引っ越して、夫婦で海にでてから出勤してくる子もいた。朝から落ち込んでいたからどうしたのと聞くと、先に岸に向かったダンナが振りかえって手を振り回すからなんだと思ったら私の後ろにシャークがいたんです!主人が戻ってくれると思ったら振り返らずに全力で岸に泳いだんです。
私は置いてかれた~と、離婚の危機に陥ったりするんである。

夫婦でハワイに転勤リクエストを出していて、転勤希望が通ったんです!ハワイに引っ越します!と人がいなくなってしまったりする。


カノア君も大きくなったと思う。次のパリオリンピックでもサーフィンはあるのだろうか?
ぜひ活躍して欲しいものだ。

グレース・ピリオド

学生ビザF1はプラティカル・トレーニングOPTを取ることによって1年延長される。小室圭のOPTが切れるのが今年の5月である。

Yahooの「ビザ切れ記事」で早ければ5月、遅ければ7月と2つの期限が書いてある理由は「グレース・ピリオド」があるからである。

イミグレは血も涙もない。
が、学生ビザF1が切れた後は60日間の猶予期間Grace Periodグレース・ピリオドをくれる。学校を卒業した後はすぐ母国にケエレと言いたいところだが、アメリカを見て回るくらいの時間はやろうというわけで失効後「60日間」アメリカに滞在できる。

だから5月に帰国してもよいし、グレース・ピリオド終わりの7月まで滞在してもよい。

実際、卒業した学生はこのグレース・ピリオドを利用して、今まで行けなかった別の州を旅行したりする。最後のアメリカだ。

知り合いの学生は、カリフォルニアから東海岸までキャンプして横断した。州ごとに風景が変わっていくんです、すごいですと。

オーバーステイ

このグレースピリオドから1日でも過ぎて米国内に滞在しているとオーバーステイで違法である。
1日2日オーバーしているからと言って、すぐその筋の人間が逮捕しに来るわけではない。3日ぐらい過ぎて米国を出国する際も、警吏が何か追及してくるわけではない。

NYエアポートから無事出国できる。日本入国もお帰りなさいと言ってもらえるだろう。
実はこの時点で、オーバーステイ者はすでに積んでいる。

出国ゲート入国ゲートをくぐった日付と時間は記録されてオーバーステイは確定してしまっている。
次のアメリカ領土に入国するときに、入国ゲートでがっちり拘束される。知り合いの場合は計算を間違ってたった1日のオーバーステイだったのに手錠で拘束された。強制送還のサヨナラジェットに乗るときに電話を1本だけ許された。

ビザ切れ

Yahooの「ビザ切れ」記事では”小室圭が政府にビザ切れの相談をした”との表現になっていているが、小室圭が政府に「ベンチャー企業と金」をねだって、政府がくれてやればEB5の永住権が取れるのは事実で、バレたからできないだけだろう。

あたかも合衆国のビザについて日本政府がどうこうできるわけがないとほのめかしているが、白々しい記事である。

応じてもらえる可能性は限りなくゼロに近い」(政府関係者談)
本当か!?帰りたくないと駄々をこねる娘可愛さに父と取り巻きがどんな手を打つか、7月過ぎまで油断はできない。

グレース・ピリオド期間中に別のビザに申請はまだ可能なのである。

蛇足だが、
29代総理の犬養毅の孫、犬養道子は戦後すぐ米国東海岸に留学し結核を発症して療養中に不法就労が発覚して、米国退去となった。

犬養道子はのちに自書でこの時の記録は、父犬養健の力をもってしてもどうにもならなかったと書いていた。米国再入国が難しかったので、彼女はヨーロッパに渡った。

グレース・ピリオドを一日でも過ぎてしまうと、違法滞在になる。政府もこの不名誉はぜひとも避けたいと思うであろうから、7月にビザの手当てがついていなかったら帰国を促すと思う。

後記:外務省がウイスコンシン計画を進めるようだ

外地育ちの2世の教育

英語圏で育てば英語がペラペラになるって思ってるあなた、言語能力だけを考えて、両親がネイティブで家庭内言語が英語の家族と比べるとどうだと思う?

フォントの話

さて、Helveticaというフォントがある。印刷業界に革命を起こしたフォントと言われ、その端正なフォルムは公文書にも多用される。例えばアメリカ政府とか。例えばカリフォルニア州税のTaxReturnフォームがすべてHelveticaが使用されていることは、普通の人はあまり気が付かないかもしれない。

禁断のごはん

隣のパン屋のクリスが焼くのはペストリーだったので基本甘い。
クリスはオーストリーの出身。甘さの基準が違うのだった。アメリカ人とヨーロッパ・オーストリーの甘さの基準は似ていたと見えて、パン屋は結構流行っていた。

甘くないのはクロワッサンとハム&チーズのクロワッサン・サンドイッチだけ。
ハム&チーズは一つ食べるとものすごく胸焼けがしたので、クリスちゃんにクロワッサンでもなく甘くない普通の食パンを焼いてくれない?と頼んだら「うちはペストリーショップだから」と真っ向から断られた。

朝、仕事にやってきてお隣でコーヒーを買い、なるべく甘くなさそうなシナモン・ナッツロールとかラズベリー・チーズとかを選ぶ。おじちゃんと半分こして食べる。シナモン・ナッツロールは焼いたばかりでクルミがまだサクサクしていた。やっぱり甘くてクルミがこぼれるほど入っている。

パン屋は6時半に開店する。朝の早いアメリカ人が朝食にペストリーを買っていくので、おばちゃんが出勤するころにはずいぶん数が少なくなっている。ラズベリーチーズは甘すぎなかったが、隣の隣ヘアサロンのサラがやっぱりこれを好きで、先にサラにラズベリーチーズを買われてしまうと、あとはねちょっりと甘いブルーベリー・マフィンかバナナマフィンくらいしか残っていないのだ。

ビジネススタートした時点では甘いペストリーが朝ごはんなんてとうんざりとしていたのに十年もたつと朝ご飯はペストリーかドーナツ、と体質が変わってしまった。
日本風の朝ごはんという文化と観念と習慣が完璧にぶち壊されてしまったのだ。

まず第一にハンディ。糖分が高いので食べるとすぐ目がぱっちりさえてくる。ペストリー一つで胃にたまらない。日本に帰ってきてもセブンの菓子パンの種類がすごく豊富なので幸せ。山に軽トラで売りに来る移動パン屋さんがあって、そこのアンドーナツが一口サイズで甘すぎずにドンピシャ。
でも、日本で朝ご飯の代わりに甘い菓子パンを食べると、なぜか後ろめたい。やってはいけない背徳の習慣のような気がする。

そういえばアメリカで背徳の食生活というと、アイスクリームのガロン食いという女の子がいた。
日本の洗面器より深いバケツサイズのガロン(3.7L)のアイスクリームを抱えて食うという荒業。
アジア系にはたまにラクトース不耐性がいるのだが、その不耐性を耐性にする何とか錠剤がアメリカにはあるので、それをポリポリかじってからバニラアイスをどんぶりいっぱい食べるという知り合いのご主人もいた。

おばちゃんも実はミルク不耐性があって、生のミルクは350cc以上飲めない。アイスクリームは調子がいいとどんぶりいっぱいイケる。
ガロンサイズのアイスクリームはコスコならあるとおもうが、あれは確実に太るからなぁ。ハーゲンダーッのチョコクランチーバー・ダース入りを毎晩食べると、2パウンドくらい太るね。


あまり大ぴらに言いたくない生クリームの絞り出し缶。シュワワ~と絞るやつ。
缶を振ったら天井を仰いて口に生クリームをガーっと絞る。泡だから意外と触感は軽い、息はできないけど。

パクっと口を閉じると、クリームがのどを滑り降りてしまう。これは姿がやばいのであまり人に見られたくない。もともと甘いもの好きではなかったのになぁ。クリスのせいで、すっかりイケない人になってしまった。


ジャネット広報局

夜明け前が一番暗い

おばちゃんは引き続き、US系でいろんな検索をかけていたら、驚きの統計やら変なものがひかっかった。

まず、驚きの統計から。
Covidではアメリカが世界で一番多くの犠牲者を出し、経済でも深刻な影響が続いている。
おばちゃんが去年のサンクスギビングの前に、カリフォルニアに出した普通郵便はいまだに着いていない。(Jan.30 22)

アイ子ちゃんから連絡を受けて、EMSで同じ書類を再度送った。町の郵便局ではアメリカ側で大変な滞納でているからEMSでもいつ着くかもわからないという。通常5日から7日で着くEMSが未だ着かない。アメリカからのクリスマスカードはクリスマス前に届いたのに、届けられたアメリカ側では処理ができないのだ。

アイ子ちゃんによると、息子が務める会社でも半数の人員が出社できずに人手が足りないのだという。感染の療養中か、待機中か、ワクチン未接種で待機か。

先の記事でアメリカも今が踏ん張り時だから。と書いたのだが「お前は日本でぬくぬくと暮らしているくせに無責任に、、」と思う在米の方が居られこともあると思う。

その方々には、明るいニュースかも。例の問題で検索をかけていたらひょんなことにUS Censusにぶち当たってしまったのである。いきなりグラフが!

アメリカで頑張っている皆さんにまず見ていただきたい。

グラフは月別のビジネス申請数の推移だ。
おばちゃんもえっと驚いた。
2020年がCovidで一番落ち込んでいるが、去年21年から今年の申請数はスカイロケットと言っていい。

Covidで社会の在り方が変わってしまったので、それを新しいビジネスのチャンスととらえる人もいるのだ。申請スタートしたビジネスがすべて成功すると確約されたわけではないけれど、過去15年の平均申請数の2倍近くのビジネスがスタートしているのは確か。

アメリカはとっくにCovidとともに活動し始めている。
アメリカの社会は10年くらいを単位に変わってきた気がするな。
のんびりした90年代、テロで始まった2000年代、リセッションを挟んだ2010年代、近年10年はセルフォンの10年。

新時代のビジネスがどんな分野と傾向なのか、Censusをもっと詳しく分析すればわかるかもしれない。

さて、その新ビジネスの台頭する場所だが、人口が密でアメリカの進化の最先端であった都市と州は残念ながら回復がまだ遅いようだ。

マップで寒色が濃い州はビジネス申請数が前年月よりマイナス
オレンジ色が濃くなればプラス

感染被害が最大だったカリフォルニアは-4.8 テキサスは-0.3 イリノイ-1,7
ニューハンプシャー+8.3アイダホ+5.7 オレゴン+0.9 バーモント+5 ミシガン+1.1 ニューヨーク+0.9ニューヨークは意外と頑張ってる。

カリフォルニアはまだ始動しきれなくて、オレゴンは好調なわけだ。昔からカリフォルニアからオレゴンにビジネス・チャンスを求めて移動する人はいた。Grays Anatomyでシアトルタワーは見慣れたものになったし。

アイダホは遥か遠い気がするが、ジャガイモ不足を考えると思い切ってアイダホで温かくなるまで働くのもいいかもしれない。

夜明け前が一番暗いという。今少し踏ん張ろう。

あとは出くわしたおまけのスクリーンショット。
誰かがこんなニセ・アカウントを作っていた。イカンですね。

US Archives

おばちゃんは昭和のSFフアンであった。
少年少女空想科学小説全集からのたたき上げのSFファンで、早川や創元から出版されたハードカバー・文庫はもちろんのこと、雑誌SFマガジンと奇想天外は渡米するまでの号はほとんど収集した。SFMの創刊号から30号くらいがちょっと歯抜け。

高校2年の夏休みには京都へ、結婚後は東京で開催されたSF大会に参加した。一人で。
動いて息をしている本物のSF作家から大会プログラムにサインをもらって、そのお宝プログラムとコレクション本は実家に眠っていてどうにかしてくれと言われている。

50代の中盤からぱったり本が読めなくなったけど、どこかに「わくわく好奇心」が残っていて、たまに「カラパイア」「TOCANA」とか見ると、心が動いたりする。

この前、テレビでケネディー暗殺の新事実が発見さる!てのが放映されてNational Archivesから新リリースがあったとか放送されたわけ。

そうだわ。そうだった。
National Archivesよ!ここにはArea 51 やUnidentified Flying Objects情報も格納されているのよ。

歴代の大統領は当選してホワイトハウスで勤務を始めると、Area 51は本当にあるのか皆聞くんだって。聞くだけでなく、実際大統領は情報にアクセスと関与ができたのかな?おばちゃんは知りたい。
トランプは嫌いだったけど、UFO情報をリリースするように命令したことは評価する。

ああ、エリア51っていったいどうなってるのだ?
頭の大きな小人のような生物の遺体が保存されているのか?ただのフェイクなのだろうか。

前オバマ大統領が任期中だった時に、謎の物体の映像が放映されてどう思ったかとリポーターに聞かれ

Former president Barack Obama recently told James Corden in an interview that he had asked questions about extraterrestrial matters when the latest videos of the phenomena had been made public during his administration.
オフィスにきて、国にはどこかにラボがあってエーリアンの標本や宇宙船が保存されているのか?と聞いたら、ちょっと知らべて「ありません」という答えだった。

“When I came into office, I asked, is there the lab somewhere where we’re keeping the alien specimens and a spaceship?” “They did a little bit of research and the answer is no,” he continued.

でも何が本当なのか、私は本当に真面目なはなし、それが何かわからない空の物体の録画と記録があるんだ。
“But what is true and I’m actually being serious here, is there are, there’s footage and records of objects in the skies that we don’t know exactly what they are.”

(しめくくりで)他の大統領らもこの現象に注意を払っている。ビル・クリントンはロズウエル(Roswell1947)の事件についてはすべて目を通している。公表されているものはない。
Other former presidents have also looked into the phenomena. Bill Clinton had all the files reviewed on the famous incident in Roswell, New Mexico, but found nothing to share with the public.—-これはIndipendentの記事

Roswell事件からすでに75年は経過しているのだが、この事件の記録はいつリリースされるのだろう?ところが、

試しにArchivesの検索でArea 51と打ち込むと
Project BLUE BOOK – Unidentified Flying Objectsが上がってくる。おお、アメリカは意外と本気だったんだな。

https://www.archives.gov/

あ~、Roswell事件についても書いてある。
1994年にSteven Schiff議員の要求で、Roswell事件に関するすべての記録を監査するように要求して、空軍長官 Sheila WidnallRoswell事件に関する記録の調査を完了したって報告がある。その報告は出版されたって。

“The Roswell Report: Fact vs. Fiction in the New Mexico Desert”
ロズウェル・リポート: ニューメキシコの砂漠における真実とフィクション

ISBNナンバーISBN 0-16- 048023-Xだってお。たいていのガバメントの図書館にありますって。そうなの?

さらに個別のarea51の検索ではとんでもない膨大なファイルが上がってきて、ベトナム戦争時代のコンバット・リポートから始まっている。
ミッションの名前や戦闘エリアや軍の分類なんかは意味か分からない。

見る人によっては宝の山なんだけど、悲しいことにデータの読み方がわからないわ。無機質で意味がないことはお墨付き!退屈なリポートがてんこ盛りである。ワクワクなストーリーはどこにあるのだ?

SFファンより、ミリタリおたくの方が楽しめたりして。

美食の国

日本の食べ物はおいしいねぇ!
とちおとめを初めて食べて、漫画のように目が点になりその後ハートになったわ。コンビニ・スイーツでさらに衝撃を受けて、そのあと値段で驚愕して日本は大変なグルメな国だったんだと再発見した。
「苺娘」がアメリカで販売されたら、ケーキ屋さんには行列ができる。グルメだったデービッドやTに食べさせてやりたい。オイオイ(泣き)

この前、地味な見かけのピスタチオ・プティングを見つけて、これはおいしいのではないかと直感で買って、案の定飛び切りの美味だったのでコンビニに行くたびに探す。イオンでも探したのだがお目にかかれない。たった143円だった。日本の味のレベルはすごい。

レストランで一番驚いたのは「す〇や」と「サ〇ゼリア」。人に話すと馬鹿にされるのでここ書く。
この“人に話すと馬鹿にされるチェーン店”の味の水準は、アメリカで超えるものはほとんどないのだ。
入った客の7割が満足し、食べてさらに8割が納得して、支払いで10割が満足する「す〇や」。こんなレストランはアメリカで金輪際あるもんか。

ちょっとショッパめ「吉〇家」はアメリカにもファースト・フードレストランの「Beef Teriyaki Bowl」を出していいるが、日本人に完食できるかどうかわからない。

炒めた牛肉とゴリゴリの湯で加減のブロッコリが、めっちゃ甘辛いネトネトの餡が絡まって、時にぐしょぐしょのご飯の上にかかっている。

アメリカの普通の家族用イタリアン・レストランのパスタは大抵ふなふなでコシがない。イタリア系の経営者のイタリアンに行くと、ちゃんとしたパスタが食べられるが、値段はサ〇ゼリアの4倍くらいだ。それも探さないとどこだかわからない。

「サ〇ゼリア」でドンぴしゃの湯で加減のペペロンチーノを生まれて初めて食べて、本当に衝撃だった。アメリカのイタリアンにペペロンチーノはなかったから。

麺の質と湯で加減とシェフの味加減がばっちり出てしまい、さらに「肉」が入っていないパスタはアメリカで売れないだろうから。

ディアボロソースだっけ?アメリカ人なら瓶で買うから売ってくれって言うね。
それで、お会計の時に3度目のびっくり。これだけ食べて二人で2000円でおつりがくるの?チップも要らないの?

まぁ、なんと美食家の天国みたいな国。
おばちゃんは心底感激していたので、オリンピック・ボランティアのセミナーで「海外からいらっしゃった外国人に日本のどんなところをお勧めしたらよいか?」というトピックで「サ〇ゼリア」と「す〇や」を力説した!

グループのボランティアの皆様は、きっと普通のお育ちだったと見え、最初はあきれて、次におばちゃんを「憐み」最後は何を言ってるんだろうこの婆さんはという困り顔が悔しかった。

アメリカではまず、「食える」かどうかが問題で、「味」と「値段」ははるか先にある哲学的な悩み。
遠出して、知らない街で周りにアメリカのファミリーレストランしかなかったら、まず魚料理は排除する。焼きすぎか味がついてないか、生臭いから。

ビーフはアメリカでも高いが安ければ固い。高ければ噛み切れるけどしょっぱいか、味がついていないか焼き過ぎ。
残るのはチキンだけど、フライドチキンは下手をすると口の中を怪我をする。固くて粉も多めのバリバリに揚げてあるから。結局サラダと、ピザを頼めばお腹は膨れる。サイコロのロゴがついたピザはまずい。

だから、おばちゃんとおじちゃんは普段ハンバーガーを食べない。In & Outは別だが、。
どうにもならなくなったときにハンバーガーを食べるしかない時が多いので、普段は食べないようにしておく。

美術館と博物館はかなり高い確率で食べられる選択肢が全滅し、バーガーしかなくなったりするのだ。
ただ、ゲッティ・センターは味はどちらかというとマシ。値段は5割増し。ゲッティ・ビラはうまい。値段は市中の倍。

冷凍のホウレンソウとピザはまずいが、「サ〇ゼリア」「す〇や」は日本の宝だと思う。感謝しないといけない。アメリカから「普通」のアメリカ人がやってきたら、この二つのレストランに連れて行けば喜ばれると思う。


人に直接言ったらまた馬鹿にされた。
「サイゼリア?」貧乏人?舌が貧しいの?美味しいものを知らないの?
おばちゃんは悔しい。ミシシッピとは言わない。アリゾナかコロラドに3か月くらい島流しにしたい。

朝はドーナッツで始まる。昼はバサバサのパンのサンドイッチか、ギトギトのピッザ、バーガー。白いご飯?無いぞ。クタクタのパスタに生のブロッコリかゆですぎたブロッコリ。醤油をかけてもなんともならない。
シーフード?あなたの思っているシーフードは存在しあい。エビか鮭が食べたいの?それ以外のシーフードって何?
砂糖のアイシングでネトネトのペストリー、甘すぎて歯にしみるケーキ。さっぱりしたものが食べたいって?サラダとスープね。マカロニ・チーズ食べる?

3か月くらいで息も絶え絶えになったら、サイゼリアに行ってよし。きっとオイオイ泣くから。たかが3か月じゃん。軟弱!おばちゃんたちその100倍以上居たから。


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