年末調整と確定申告

11月に入ったらおじちゃんがヒラヒラと一枚の紙をもって帰ってきた。
「年末調整」なんだったけ?何をするもんだっけ?記入の仕方ともう一枚インストラクションがついていた。
①に住所と③が配偶者でンたらカンたら。見れば見るほどムカッと来る紙だ。

なんたって、記入も計算も順番が理屈に合っていない。右のほうに記入した⑦を左真ん中の⑪に書き込めとかおよそ理解不能。キイィ~と頭にくる。

ただ、この不合理にあう合理は一つある。
それは紙だ。

おばちゃんはDTPをやってたから一枚の紙という制約があるとき、デザインとワーディングをどこにどのくらいの大きさで入れなければいけないのか四苦八苦する。
Excelで書類を作る時も、テキストボックスの大きさで紙のどの位置に置くか制限される。

すべてのテキストボックスがジグソー・パズルのようにピタッと一枚の紙に収まるとDTP的にはぞくっとするほどうれしい。

だが、計算表としては壊滅的に非合理的。記入する人間だけが四苦八苦する。この年末調整という紙は、役所・事務がたった1枚の紙に必要な情報を全部ぴったり収めたい、という卑しい欲望でこんな利用者に不合理な出来になっている。

今はオンラインで年末調整もあるが実は本当はそんなものはいらない。

確定申告をせねばならない人間はまともな会社勤めではないという幻想を日本国民に植え付けたのは日本国の陰謀である。

日本国民に次ぐ!
年末調整なんて止めちまえ!確定申告をしよう
年末調整をする限り、自分の払った税金がいくらだったのか、自分が払う税金をどれだけ節約できるのか永久にわからない。

確定申告をしよう。
オンラインの確定申告は年末調整紙の記入よりず~と分かりやすく簡単で、自分が使った医療の控除や、自然災害などで損益があったときに申告して税金を取り返すことできる。

確定申告というのは国民に許された年に一度の税金を取り返すチャンスなのだ
確定申告をせねばならない人間はまともな会社勤めではないという幻想を日本国民に植え付けたのは日本国の陰謀である。

アメリカは2月から4月・15日までに、成人のアメリカ市民は所得税の申告をする。
この申告によって自分の税金がどれだけ抑えられるかが白日のもとにさらされるので、成人は真剣になるのだ。

知り合いのKは合衆国に所得税をふんだくられるのを腹に据えかねていて、所得税を払わぬと心に決めて
優秀なCPAを雇い、控除を入れるだけ入れまくってCPAにサーカス的?芸術的?申告書を作らせて申告している。
CPAの料金は1000ドル近いのだが、アンクルサムに税金を取られるよりずっと心穏やからしい。

日本では薬局で買う風邪薬も医療控除に入れられるよ。まぁ、控除が少なければ年末調整をスキップして確定申告で、
追加の税金を取られることがあるが、そのムカッと来た感情を動機にして節税に励もう!税金が返って来た時の満足感はなかなかうれしい。やった、取り返した!と思える。
年末調整より確定申告。

日本のプライシング HiddenFees

日本でサーバーを借りてWebを持つには、〇サーバーはなかなか使いやすそうだから、とりあえず古いファイルは〇サーバータダ用のところに置いてあった。
WordPressが使えるサーバーだし、いろんなページで解説があるので、Wordpressを使ってのスタートアップには力強いと思ったのよ。

そしたら偶然〇サーバーの広告が目に入ったのね。「1月742円キャンペーン 11月18日までに申し込み限り」
気が動くじゃない。それでクレジットカードを握って、申し込みをしてみると画像はスタンダードが間違いなく742円て書いてある。

https://secure.xserver.ne.jp/xinfo/?action_register_server2_index=on&service=xserver

それでスタンダードにチェックして使用期間をとりあえず3か月にしてみると
請求金額が6,468円だった。
742円X3=2226円のはずでしょ!いったいどういう計算をしているのか、
他の付加されている金額も明細も全く表示されない。
いきなり6468円。

おばちゃんは不審感でいっぱいになって〇サーバーのコンタクトに質問のメールを送った。詐欺ではないか?と。
しばらくしてメールの返事が来て、

一番安くなる742円は36か月借りた時だけであってまず、新規の申し込みは、初期費用:3,300円プラス
利用料金が月額3,168円で1年借りると支払い金額合計は30,012円だと!

〇サーバーのサポートは:広告法にのっとっておりますので詐欺ではございません。という返事。

客が一目見て理解を得られない文案と広告の画像は詐欺と言われてもしょうがない。
申し込みのページのどこにも一目見て理解できる初期費用の文字はないよ。
客が見られない文字、小さな文字それさえも初期費用の文字はなかった。
違うページでの解説なんてわからないよ。画像はミスリード。

日本はいつまでこんなプライシングと広告をやっているのだろう。
アメリカは20世紀の時代にこんなひっかけの売り込み方法はすたれてしまった。特に嫌われるのはHiddenFees.(その他費用を隠すこと)契約にサインさせる直前とかにその他費用を知らせたり、契約書の一番下に小さな文字にその他費用が書いてある。

こういう企業は客にどんどん訴えられるので、訴訟費用がばかにならずなおかつ、客の信用も失うのでアメリカで行われなくなった。10ドルぽっきりといったら10ドルぽっきりなんだ。広告には念を入れてNO HIDDEN FEES と但し書きがあることも多い。

2000年過ぎてEpsonAmericaが訴えられた。ClassAction(集団訴訟)で。

どういう流れかというと、Epsonプリンターを買い、(x年からーx年にかけて)ユーザー登録をしたすべての客
に文書で集団訴訟の参加申し込みの用紙が送られる。訴訟の原因は無論詳しく書いてある。訴訟に参加資格があって一緒にやりたい場合は、付属のハガキにチェックマークを入れて返送するだけ。
それだけ。

Epsonは和解して参加したユーザーに和解金を送ってきた。おばちゃんも小切手をもらった。

Epsonが何をしたって?
Epsonのプリンターはインクが少なくなるとワーニングが出る。当然だろう?って。
実はこのワーニングが出た時点で、インクの残量はまだ5%残っていたのだ。調べたやつがいるのだ。

Epsonのワーニングを信じてインクを新品に交換したユーザーは、5%のインク=金を無駄に捨てたわけだ。
日本人の忖度は通用しないよ。もしかして、早めに警告してインクの販売量を増やそうとしたのかも。
そう勘ぐられてもしょうがない。Epsonは和解して莫大な和解金を払った。

一度突っ込まれても学ばなかったのか、あるいはアメリカの弁護士から甘い企業と目をつけられたのか、
Epsonはもう一度訴えられた。
この時はそれほど大ごとではなくおばちゃんはオンラインストアで使えるポイントをもらった。
これがアメリカで物を買ったら10年レシートを捨てない理由だ。

ユーザー登録は必ずしよう。
いつクラス・アクションのお誘いが来るかわかんないから。日本全国のイソ弁の諸君。ここにビジネスチャンスが転がっている。
ひっかけ広告の皆さん、正直に勝る徳はなし。

おばちゃんも商売している間、値段のごまかし、他の費用を隠すこと、生産国の偽造などは
一切やらなかった。知っててやったら訴えられてその時のダメージが大きすぎるから。

〇サーバーさんも、正直に費用の明細をわかりやすく書けばよいのだ。わざと極端に安い金額を書いて、客をひっかけたら客が怒る。怒った客は戻ってこないんだよ。

プライシングがちょっと高くて二の足を踏む金額だって?では、もっと高い会社を比較広告に持ってくればいいじゃないか、。
TryOutの本当に安いコースを作ればいいじゃない。いるのはサーバーの容量だけなんだからさ。それで契約してくれたお客さんは長い顧客になるかもしれない。正直な商売をしようよ。


日本のビジネスは効率が悪いといわれる。仕事のための仕事のための仕事をしていて、なんという効率の悪さとあきれることがある。
携帯の契約条件とか、広告チラシもその一つ。何度読んでもわからない文案。客のキャッチには最低ね。

それから質問をしないと理解できない広告・申し込みシステム。客が質問をするために従業員を一人捕まえて、本来するべき業務が停止する。理解できない申込書を作るから山ほど客から質問がでて、営業員がくぎ付けになる。どうしましょうと、上役に聞きに行くから上役の業務も停止する。

おばちゃんは、従業員が客の質問に困っておばちゃんに聞きに来ると仕事ができなくなってしまうので、どうしたらよいか考えた。客にわかりやすい広告・システムを作れ。

一目で理解できるフライヤー、チラシ、料金システムを作る。書く言葉を選んで、客の誤解が起こるのを最低限にする。
客の質問が少ないほど仕事がスムースにはかどる。
ひっかけを作るな、例外の条件を多くするな。条件を多くすればするほど、本来の業務以外の仕事が増える。
セールに山ほど条件を付けると客が怒るだけ。仕事のための仕事のための仕事が増える。バカと違うか。


日本の仕事は非効率的だ。
その一番の非効率的業務をやっているのは役場だ。政府のひどい文章。あれは質問をして初めて理解が成り立つように考えて作られている。仕事をするための仕事をするための仕事をするための仕事。


市民が窓口で質問をしてくれないと、職員が働いているように見えないからね。
あんまり文書が理解不能だから、英語版はないかと聞いたことがあったよ。
閑話休題

日本のIT系の料金は欧米に比べて15%から30%高いね。日本MicrosoftのOfice365なんて「え!」って金額よ。
Adobeもそう。アメリカのコンピューターショップでSubscriptionを買って、日本に送ってもらうと、ええええっ?てなるから。英語版は読めないからどうせダメだって?

内緒でおしえてあげよう。ダウンロード版のOfficeはダウンロードの時点で言語が選べる。つまり何語であってもアメリカで買う方が安いんだ。

ホスティングの海外のサーバーも日本より安いから。

日本の洗濯物は臭い

手続きのために一時帰国して、主人の兄の家にご厄介になった時。使ってね、と渡されたバスタオルは臭かった。あら、お義姉さん几帳面な方なのに、使用済みと間違ったのかしら。忙しさにまぎれて深く考えなかった。

一か月後猫も引き連れて永久帰国して来ると、主人の実家の空き家に落ち着いた。縦型の洗濯機があった。乾燥機はついていない。
洗濯が終わったら干すんだっけか?なぁ~んだろう?なんか変なにおいがする。ず~と昔昭和の子供のころ、こんなニオイを嗅いだ記憶がある。湿って酸っぱくて雑巾のようなニオイ。

アメリカの洗濯物は全くニオイがしなかった。お兄ちゃん猫にアトピーが出たため、家庭内の要らないケミカルを排除したからウチは柔軟剤も使っていなかった。だから、乾燥機から出した綿製品はコットンの匂いがするだけだった。

縦型洗濯機だから臭うのだろうか、イヤだなと思いつつ家を買って引っ越すと、先代のおばちゃんが残した東芝のドラム式乾燥機つき洗濯機があった。

山の生活では、ガス乾燥機を取り付けるのは現実的でないと分かったので、ドラム式乾燥機付きで気楽な洗濯生活ができるとホッとした。

ところがである。
最初うっすらだったニオイが洗濯機を使うにつれて強くなってきた。洗濯後に臭う物は、乾燥機をかけても畳むころには、また雑巾のニオイがしてくる。コインランドリーで洗濯するときはほとんど臭くないから、洗濯ものが悪いわけではなく、洗濯機が原因なのだ。

その時初めて、テレビの洗剤・漂白剤・柔軟剤のCMがうるさいほどにぎやかなのに気が付いた。

日本の洗濯物はくさい一体何が原因なのだろう?ドラム式のふたを開けて、中をのぞいてみた。なんとなくドラムにさわって揺らすとちゃぷちゃぷ音がする?
洗濯槽の水が抜けていない!

水がある限り日本の湿度の高い気候では、バクテリアが繁殖するに違いない。水を抜かなければ。ところがいくら脱水をかけても、水は抜けず、壊れてると思っておばちゃんは東芝に電話を掛けたのであった。

カスタマーセンターのお姉ちゃんは、水は抜けません。設計でそうなっているのです。仕様です。
おばちゃんはコンピューターでさんざん経験を積んでいるので、この「仕様です」という言葉は自分の設計の失敗を開き直って、使用者にすべての責任をおっつける言葉だと知っている。

おばちゃんは、ホームセンターで一番細くて長いスポイドを買ってきて、ゴミ取り口から水を抜こうとした。出来なかった。
その時、洗濯機に洗濯槽のクリーニングスイッチがあるのを発見し6時間のクリーニングの結果、ニオイはややましになった。

そのうちに、先代の洗濯機は壊れた。
おばちゃんは、期待をもって新しいドラム式乾燥機付きを買った。


余談だが、「ざぶ~ん」というネーミングは秀逸だと思う。ネーミング大賞をあげたい。コインランドリー「しゃわしゃわ」という店もあったがこれも好きだ!

無臭だったのは最初の2か月だけで、新品の東芝はまたニオイ始めた。大体、原子力プラントを買ってコンピューターを作る会社がどうして、洗濯機から水がぬけないのだろう?バクテリアが繁殖しない温度で洗濯できる洗濯機が作れないのだろう?

東芝8社とか言って東芝の駐在員は、アメリカで洗濯機は売っていなかったがテレビとかコンピューターは売っていたね。東芝とソニーのテレビは一番高くて手が出なかったね。性能も素晴らしかったし。


8社の颯爽とした駐在員は、熱いお湯で洗濯ができる大容量のアメリカ製の洗濯機とドライヤーで、快適な洗濯生活を楽しんでいたと思うが、日本に帰国したとたん、自社製の洗濯機で洗濯をして何やら臭いに困惑しないのだろうか?
できるなら、日本初の熱いお湯で洗濯ができ雑菌が繁殖しない洗濯機を開発していただきたい。ついでに乾燥機のオプションには「高温ダニ殺し」スイッチをつけてください。
おばちゃんからのお願いです。

花粉症はよその国に行けば治る

昭和の終わりにおばちゃんはスギ花粉症になった。大した林や公園あるわけではなし、スギ花粉が盛大に飛んでたとも思えなかったが、とにかく花粉症になったのであった。

渡米が決まった時、スギ花粉症がこれ以上悪化しては困るなと思っていた。ところが、南カリフフォルニアの郊外都市ではあまりスギや針葉樹が見当たらなかった。ヤシの木、ジャカランダ、ユーカリの街路樹ブーゲンビリアやハイビスカスの生垣。

くしゃみと鼻水にすっかり無縁になったころ、ホームセンターに行って、うっかりCeder Tree(ヒマラヤ杉)で作られた虫よけボールをさわってしまった。鼻水大噴出でその日一日使い物にならなかった。カリフォルニアでスギ花粉症に危険な場所は、ホームセンターだったのだ。

おじちゃんはDIYが好きでホームセンターの木材売り場をしょっちゅうのぞくのであったが、おばちゃんは遠巻きにして近づかぬことにした。やっぱりスギは危険ね、そのうちアレルギー検査を受けておいた方がいいかも。
ところがおばちゃんが加入していた健康保険は、アレルギー検査を受けさせてくれなかった。ドクターによれば、あんなものはあてにならぬのだそうだ。

医療費に敏感な健康保険は加入者がむやみにテストを受けたり要らん治療を却下するのであった。おばちゃんの知り合いの奥さんはひどい花粉症が治らずとうとう、グアムに移住した。

グアムのフローラは針葉樹がなく、空気中の水分も多いので、たとえ花粉が飛んでも重くなって落ちるそうだ。

そうして平成の世が終わるころ、おばちゃんは日本に帰ってきた。買った家は山の中である。堂々たるヒノキの林の中である。
と言ってもおばちゃんはヒノキもスギはよく区別がつかず、これは大変な事をした思ったのである。時は5月で花粉の時期には遅かったのか、目がしばしばすることもなければ、鼻水で赤むけになることもなかった。次の年は、花粉が飛ぶ前にヒノキの葉っぱを毟って、お茶にして飲んでみた。

ヒノキ茶が効いたか効いてないかどうだか、花粉症の症状はなにも出なかった。これはもしかして、おばちゃんお土産をもらったのかもしれないと思い始めた。
平成の間に日本の杉花粉からきっぱりと隔絶されたため、おばちゃんの免疫バリアーがリセットされたのではあるまいか?ラッキー!

花粉症はよくなっていたが、おばちゃんはマンゴー・アレルギーを発症していた。仕事が終わって自宅に帰ると11時前後になっている。それからヘビーな食事はできないので、果物、ヨーグルト、缶スープなどで軽い食事をとるのだった。

果物王国のカリフォルニアでは、メロンもマンゴーもむしゃむしゃ食べられるほど安い。スーパーで真っ赤に熟したマンゴーを箱買いである。8個で12ドルとかその辺。毎晩1個づつむしゃむしゃやっていたら、逆流性食道炎になった。
胃や食道がキヤキヤする。やはり寝る前に食べるのが良くないのだよねぇ。

ある晩、おじちゃんから指摘された。
おじ:おまえ、唇が真っ赤じゃん。
おば:ぇっ!
おじ:唇ブリブリ。それアレルギーじゃん。
おば:朝には治ってるけど?
おじ:アレルギーじゃん!

おばちゃんは、以後マンゴープリンもマンゴーケーキもドライマンゴーも全く無縁の生活を強いられ、食道炎らしきはマンゴーをやめたら治った。帰国後は、日本のマンゴーが1個800円とか、1000円とか、宝石を買うのか?というほど高くとてもむしゃむしゃ食べる値段ではなく手も出ないのであった。アレルギーはよその国に行くと治る

元号が覚えられない カタカナが怖い

LAの総領事館のオフィスがまだ下方の階で、広くって超高学歴・完璧バイリン”風”の窓口の大使館員おばさんがいたころ、もっと偉そうでつっけんどんだったころ。
窓口には、戦争後に来たんじゃないかという、日本人のお婆様が申請フォームを手に、もう日本語なんか書けないし、言葉も色々忘れちゃってるから、バイリン風窓口のおばさん大使館員が、くどいくらいあれこれ日米両言語で問いただしてた。

窓口の上方の壁には横1メートル・縦50センチくらいのでっかいサインボードがあって、老眼鏡も絶対必要ないだろうという大きさで
「今年は平成 X 年です」と書いてあった。
まぁ私も見たときは ああ、もう X年なんだと思うのだが、次に領事館に来るときは当然ながら年が変わっているわけで、ああ、X年なんだ。とまた思うわけ。

日常生活で日本の年号を目にすることもないし、ネットはまだ黎明期で、Yahoo!か朝日新聞がようやく稼働を始めたかという時期だったから。日本は今、年号で何年になるのかさっぱり覚えられなかった。

渡米した日本人に共通していることだけど、渡米すると自分の中の日本の時が止まる。記憶の中の日本は昭和 X年、あるいは平成 X年なんだね。その代わり、渡米してからの経過年数は絶対忘れない。
自分の年を忘れても、アメリカに来てからの年は忘れない。死んだ子の年を数えるみたいに。

私も当時の窓口の婆様になりかかったころに日本に帰国してきたから、当然平成年号が記憶できていない。おばちゃん、平成が何年で終わったかも覚えてないから西暦でしか生活できない。
でも、年齢を引き算するには西暦の方が絶対便利よ?


実をいうと、日本語が書けない。
コンピューターのキーボードがないと書けない。手書きで書けるのは自分の名前と住所。これは帰国してから練習した。だって、アメリカでは日本語を書く必要がなかったから。

領事館で証明書類を申請するときくらいで、電話債権を売るのに在留証明を取らないといけなかった。その在留証明にはなぜ在留証明をとりますか、理由を書け、とかあった。

なぜ理由を聞く?。
と思いながら債権?そんな漢字が書けるわけもなく、こんなところで日本語を書かせるのがまず間違ってると、ぷんぷん怒りながらひらがなで理由を書いた。

仕事中に書くメモも日本語だったわけではない。頭が半部英語モードで動いていると日本語に切り替えるのがすごくつらい。
あの、ひらがなというやつが曲者だった。一番困るのは「な」「ね」「の」「ぬ」
止めのところがどちらかにくるっと曲がるのがどっちだったか?右か?左か?自信がない。「な」ってこっちに曲がるんだっけ?と従業員に聞いても、ん~ん、そのように見えますが、彼女だって自信がないのだ。

アルファベットだと文字数はたった26文字で全部書けるのにね。それにというものは何十年もやっていないと、書き方も忘れてしまうのだ。

ひらがなも困るが、カタカナは嫌いだ。
渡米する際には日本から文豪ワープロとインクリボンを持って行った。当時のアメリカでは日本語を書けるコンピューターがなかった。Windows 3.1では日本語が書けず、印刷するプリンターもなかった。Windows95が発売されてやっと日本語が書けるようになった。

キーボードがあれば日本語メールを書くのに不自由はなかったので、買い物メモもToDo Listも日本語である必要がなかった。
ジャガイモはPotatoって書けばカタカナより早いし。周りの日本人はみんなそうだったからね。中国人のサマンサだってジョイスだって、漢字は書けないって言っていた。日本語のニュースはネットや書物で読んでいたから、読む能力は衰えていなかったが。

何年かに一度、親戚友人などがやってくるとディズニーランドへ案内した。親戚・知人は日本語の園内地図を選びおばちゃんは英語を選んだ。カタカナが読めないから。

おばちゃんは、カタカナしか書いてないMapを見るとパニックになってしまう。「ウエスタンランド」というカタカナの音がWestern Landだということを変換するのに時間がかかるから。すごくつらい。

日本語のつづり(カタカナ)は英語の音をあらわしていない。
ラリルレロの綴りは 「L」か「R」かバビブベボは 「B」か「V」か「th」はどうするか?だから頭がフリーズして日本語への変換を拒否していたのだ。

日本で一番の恐怖の場所はDVDや音楽CD売り場。
頭痛と吐き気が止まらない。パッケージのラベルがカタカナ表記で、さらに日本語語順 ア イ ウ エ オでカテゴライズされてたから。Tayler Swiftが「」行にあるんだよ?

悲しい熱帯魚 冬の到来

ねぇ、日本はどこに帰る?
ニセコなんてどうよ?ウチらには住みやすそうだけど。
寒~いぞ!
雪が降るの?
あったり前だ。スキー場だからな。
じゃあ、暖かいところがいい。東京から近くてあったかくて
温泉があって、。

あっ、静岡なんてどうよ。
東京から近くて熱海があって海岸線がすごく長いよ。
ミカンの産地よね。
静岡っと、あっ物件がいっぱい出てきた。
景色がいいし畑ができそうだし、おう、温泉付き物件がある。
Promising
ポチったろ。

帰国してとりあえず千葉の空き家へGo。
空港を一歩出たら寒いやん。ああ寒。
何、この家、暖房はどこなの?
え?無い?炬燵だけ?

猫が炬燵に入った切り出てこない。ウチらも入れて。
背中寒い。凍死する。
明日、灯油を配達してもらう。
灯油きた。

ストーブついた、。
くっさ、頭痛い。
足が冷たい。肩が冷える。あかん、あったかい服を買いに行こう。

おう、これがしまむら?ダウンジャケット欲しい。
え?もう2月の末だからダウンジャケットなんか置いてない?
売れ残りがこれだけ。

裏起毛下着?なにそれ、裏起毛靴下?
男性用タイツ?モモヒキの進化系?
手が紫色やん、耳が痛い。手袋も、マフラーと帽子も。
明け方顔が冷たい。布団から出たくない。

おばちゃん、来てみ。
まぁ!庭が白い。地面が光ってる。霜?氷が張ってるの。
冷蔵庫以外で氷をみるのは30年ぶり。
大変、ナナちゃんがお腹を壊した!
雪降ってきた!千葉は暖かいのと違うの?
知らん。

車買った。スタッドレス? がいるって。
えっ、Threadless? ちょっと違う?
Stag?オス鹿? 違った Stud? オス馬?がどうしたの、関係ない?
ああ、stuck-lessでしょ?雪に嵌らないんでしょ?違う?
違う?studless?わかんな~い。
冬タイヤください。買えた!

静岡だからあったかいよね。ミカンができるし。
ああ、家がタカィタカィしてる。
床下が何にもないね。空気だけ。
お風呂、見て2面ガラス窓。庭と山が見える。
露天風呂と一緒!わ~い。
見えないじゃん。真っ暗じゃん。
露天風呂じゃないじゃん。
山ン中に夜は明かりが無いからな。

見て~、見て~。バスタブの底に氷が張ってる!
ここ静岡でしょう?暖かいんでしょ?
ミカンができるんだよね。
知らん。
灯油ストーブをもう一つ買おう。

ナナちゃん、この頃太った?
違うわ、あらぁ~この子冬毛が生えてる!
ショートコートなのに。
おばちゃんたちも冬毛を生やした~い。

モグラ対決

モグラという動物は見たことがある。
子供のころ田んぼの畔に遊んでいたような気がする。帰国してからはお隣の地所にある湧き水から水を飲んでいた。ムクムクしていてキュートだと思う。

ある日、貴重なダーラの苗を植えようとすると、地面が妙に盛り上がっている。
苗のために穴を掘るまでもなく、ごぼっと地面に穴が開いた。地面の下にトンネルがある。すでに植わっている苗も妙に地面から浮き上がっている気がする。気のせいではなく人差し指を突っ込むと、そにはぽっかりと穴があった。

雨が?水流が地面の下を流れたのだろうか?否、ここんところ雨は降ってないのである。立ち上がって段々庭を観察すると、地面のモコモコはあちこちにある。もしや、これが話に聞いたモグラだろうか?

私の危機管理能力は高い。
ツテも援助もなく外地で生き抜いてきた経験が能力を培った。早速、調べ始める。たかが、小動物駆除に大げさな作戦は必要あるまい。ミニマムのコストで最大の効果を!忌避剤である。

そうよ、そういえば、お向かいさんが先代のおばちゃんは、モグラ除けにナフタリンを庭に埋めていた。と。ナフタリン?以外な言葉が出てきたので、私は眉につばつけて、右から左に流していたのであった。ホームセンターで買ってきた忌避剤は、ナフタリンそのものに匂いがする。なんなら、このまま洋服箪笥にいれてもいいくらいだ。

とりあえず、庭のもこもこトンネルに落とし込んで、モグラを駆除してくれるわ。さて、ウチのモグラだが、忌避剤の説明書を読んでみると、モグラの導線を囲い退避路を絶つと、モグラがパニックになってあばれるという。モグラあばれ

ほんとかいな?と思うが庭に起こっていることはモグラ暴れなのだわ。しかし、モグラの主要路がどれで、退避路がどこかなんて分かるか?知らんがな。

モグラは敏感な動物らしい。匂いにも敏感だが音と振動も嫌なのだという。コストを考えて、ダイソーに走る。目的は風車である。風車が回る時その振動は風車の柄に伝わり、地面に伝わり、モグラに伝わり

モグラの細君が
「こんなブルブルする場所嫌だわ、あなた新しい物件見つけてきて?」
と一家移住間違いなし。モグラのお母ちゃんは風車の振動ごときは屁でもないらしかった。おばちゃんもダイソーで撃退できると信じていたわけではないけど。予算枠をあげて、真剣に作戦を遂行するときが来たようだ。

匂いと振動はすでに試したので、撃退器で音を試してみることにする。JAと園芸センターをとAliExpressを比べるとAliが一番安い。ソーラー電池のMole Repellerを買う。

モグラの主要路らしきトンネルに2機仕掛ける。杭を打ち込んでも地上には甲高いチーという音が聞こえる。お向かいのおばちゃんは聞こえないのだそうだ。聞こえる私の耳はまだ還暦。

そうして半年は静かだった。

今年の春、またモコモコが現れ始めた。メインストリー沿いで、ソーラー撃退器を迂回して植え替えたビオラやベルフラワーが軒並み根が浮いてしまった。撃退器はちゃんと動いているいるので、考えられる原因としては

モグラが慣れたのではないか?
モグラは慣れたのか?
モグラが慣れたんだな?
モグラは慣れたんだ!

線路沿いに住むと、いつの間にか電車の音と振動に慣れてしまうというではないか。ということで、作戦変更。ナフタリン系忌避剤 撤収風車 玉砕ソーラー撃退器 モグラの慣熟性に 退却
ネットを検索すると、面白い記事が上がってきた。冗談かと思ったけれど、

モグラはチューインガムが消化できず食べると死んでしまうという。元々モグラは栄養効率が悪く、四六時中食べていないとすぐ餓死するのだそうだ。記事の書き手は「マルカワのオレンジ・チューインガム」がよく効くという。

おばちゃんが子供のころ食べた、昔懐かし昭和のガムだけど、いったいどこで売っているだろう?
駄菓子屋展にはリンゴ・葡萄・桃・メロン味があったよ。モグラは匂いに敏感なので、素手でさわらないよう注意があった。おばちゃんの庭手袋は泥だらけで、間違っても人の匂いはしないから大丈夫よ。

早速、メイン・トンネルに落とし込む。食べたかな?死んじゃったかな?死骸が庭に転がっているんじゃないかしら。
毎日ドキドキして眠りは浅かったけど、モグラの死骸は一向に転がってたりせずかといって、モコモコは減りもせずグラジオラスの林にジグザグを書いてたりする。
ある晩、寝ながらふと思いついた。昔見たモグラは「おちょぼ口」だった。ミミズを縦に食べるのが精いっぱいの口に直径1センチを超えるマルカワの球体ガムは噛みにくいのではないか?

そこで、おばちゃんはガムを庭に転がっている石で叩き潰し、またもやメインストリート・トンネルに放りこんだのであった。念のために、ダンナにお願いしてモグラのメインストリートに木の杭をすき間なく木槌で打ち込んで、分断してもらってから、安心してゴージャスなベロニカを植えたのであった。

おばちゃん、うっかりしていたけど、モグラの被害は人類共通であるに違いない。英語のサイトを漁ってみると、駆除にはやっぱり匂いと音が良いという。
モグラはマリーゴールドの花の匂いが好きではないので、庭に侵入しないようにぐるりと植えよ、とある。モグラと一緒で、おばちゃんもマリーゴールドが嫌いだ。この案は使えない。

一縷の望みで、もしかしたらモグラはオリゴ糖が苦手かもしれない。人間の腸で消化できないらしいから、糖質注意のダンナのおやつのオリゴ糖チョコレートをかすめてチューインガムに追加してやろう。今度こそ、餓死するかも。オリゴ糖チョコをトンネルに掘りこんでみる。
アリが来た。

試せることはみんな試した。もう、最終兵器を投入するしかない。モグラ捕獲機は地面のトンネルに埋める。通りかかったモグラが踏むと、バネがハネル。

まず、ダンナが逃げた。私だって、即死したモグラを捕獲機から外したくない。かくて、取り寄せた捕獲機2器はトンネルのメインストリートに一応設置されたけど、地上に出ているバネは一向に閉まらない。

新たなトンネルは、捕獲機を迂回している。バネの取っ手は地上でサビ始めた。今日もウチのモグラは元気だ!

エンドレスの草取り

おばちゃんは山菜取りに誘われても断ろうと思う。何故ならきっと遭するからだ。目の前の山菜しか見えなくなって、一本摘んだら次の一本を探し、さらに前の木の茂みに進む。

気がついたら山の奥深~くに迷い込んで、帰り道も分からず詰め込みすぎた背負子の重みにヘタって、弱弱しく助けを求めるのだ。助けて~。

一般に学業とか、ビジネスとか、スポーツとかは結果が出るものは時間がかかるものだ。
ところが、山菜取りも草取りも結果はすぐ出る。ターゲットは明らかで目的ははっきりしている。次から次へ現れるトロフィーが麻薬のように人を誘うのだ。

おばちゃんはひときわ溺れやすい性格である。
だから山菜は取らず、庭の雑草取りに専念しようと思う。毎朝、起きると花ばさみをもって、花がらを切って庭を一巡回する。

今日のガウラの咲き加減はどうかとか、バコパは暑さにやられていないとか、そろそろ80円の芽が出てきたとか。どの段段庭コーナーに雑草の気配があるか、しかと目にとどめておく。

早めの昼ご飯を食べたら、庭に出陣である。
ドクダミは庭の恥だ。カタバミは敵だ。根を残すと将来に禍根を残す。ほじって根っこが完全に抜けたときの爽快感は、ニキビをつぶした満足感に通じる。

ヒメジョオンは双葉のころは、勿忘草とそっくりだ。若すぎると区別がつかない。2~3日経ってヒメジョオンだと分かったら、躊躇なく抜く。

外来者は軟弱なので、意外と踏ん張らずに抜ける。母子草は白っぽくぽやぽやと花は卵餡のような黄色。温情を掛けると、次の年は母子草の群生が出現する。

庭に出れば、おばちゃんは下を向いている。
鵜の目、鷹の目というが、おばちゃんの目は雑草を探す草取りの目だ。柵ごしにお向かいのおばちゃんと園芸話をしていてもおばちゃんの目は雑草取りモードになっているので、お向かいさんの顔を見るより、ついつい足元や背後の地面に気が行ってしまう。

おっ、お向かいさんの足元にドクダミ発見。背後にはスギナが!もう、抜きたくてしょうがない。

こんなに夢中になれるしかも金がかからない楽しみはそんなにないね。庭を2周くらい草取りをして、四時まえには撤収するのだが、その時はじめて庭を見ていないなかったことに気が付く。見てたのは地面と雑草!服を着替えて、ベランダから庭を鑑賞する。至福を味わう。

お向かいのおばちゃんによると、先代の家主のおばちゃんも同じだったそうだ。ベランダから庭を見る時が一番幸せ。と

ウチの庭には骨がある

ウチの庭にはトリ手羽と魚のカマが落ちている。
庭から生えたわけではなく、我々が食べた後の骨。カリフォルニアの友人が当時、EM(effective microorganisms)菌を利用して、ガーデニングをやっていて、私も何回か招かれたことがある。

米のとぎ汁にEM菌の溶液と糖蜜を入れて発酵させ、液肥として使ったり、生ごみをEM菌で発酵させて肥料として野菜や花つくりをしていた。

山の古家に落ち着いたらEMのぼかしとコンテナを買って生ごみを肥料にする計画だった。

友人はちょっと臭いと言っていたけど、生ごみはEM菌で発酵させると、卵の腐ったような臭い。それでも生ごみを捨てずに活用できるから、エコなんだけど。お茶ッ葉、残した魚の骨と皮、チキンウイング、野菜の皮。まんべんなくぼかしをまぶす。

コンテナが一杯になったら、先代のおばちゃんが残してくれていた大きなバケツに移す。
底に、ためておいた落ち葉、庭の土、発酵生ごみ、でまた落ち葉とバケツをミルフィーユ状態にする。

季節によっても違うけど、2か月くらいたったらちっちゃめのスコップで上下ひっくり返してみる。自然を大切にするグリーンファーマーになったような気がする。

EMで発酵すると、何でも分解されるのかと思っていたが大間違いだった。ぼかしの時点では、卵の殻もブリのカマもチキンウイングも原型をとどめている。アジの小骨は所在が分からなくなるけど、大根の皮も健在だ。この大根の皮はずいぶん長く形が残るね。

バケツのミルフィーユが6か月も経つと、腐葉土と生ごみはだいぶ馴染んで、土と溶けきらない手羽やカマまじり状態になる。

EMのコンテナは2つあるので、ミルフィーユバケツも2つできる。1年くらい寝かして、これから春!っていうときに庭に施す。
結果、ウチの庭は春先すこし臭く、チキンウイングやブリカマが散在する。お向かいのおばちゃんと話をするときに、ツツジの根元にチキンウイングが見えたりすると、そっと足で押しやる。

ブリカマは人に見られても正体は分からない。一度発酵して、太陽光線にあたった方が分解が早く進むようだ。

EMのぼかしが切れてしまったとき里のガーデンセンターのぼかしを代用したら、匂いが随分ましだった。発酵した漬物のような匂い。沢庵みたい! なので、それからは高いEMは使っていない。毎晩、生ごみの始末をするのが、面倒くさいかな。コンテナの蛇口が壊れて、ハエが入り込むので、ちょっとお休み中

日本のイチゴは獰猛である

イチゴが獰猛だなんて知らなかった。日本のイチゴは芸術域に達していて、アメリカ人に一粒食べさせれば感涙するに違いない。今までアメリカ人が食べていたイチゴとは何なのか、野菜か?アメリカのイチゴの中心は真っ白で固く酸っぱい。

ナイフでくりぬいて切りとるのだが、便利な芯ぬきが売っている写真のイチゴの白いところは芯、左のクラックは空洞。穴がもっと大きく空いていたり白い繊維が固い。

日本帰国の時に、これは日本で売っていないからと、イチゴの芯抜きを買ってきて親族に進呈し、親族も驚いて、目の前でちょうど旬だったとちおとめの芯を抜こうとした。とちおとめ 潰れましたわ。
そもそも、日本のイチゴの芯は大きくもないし抜く必要もない。それほど実はジューシーで甘くてかおりがある。

だが、芸術的なイチゴは高い!芯を抜いて、ざく切りにして丼に入れてヨーグルトをぶっかけて夕ご飯替わりに食べるような食べ方はできない。エイ!と目をつぶって8粒599円のとちおとめを買い、大事に大事に味わう。
もっと食べたい!

それで2株苗を買って、ポットに植えてみた。
1年目、数粒実を付ける、野生動物に半分やられる。残りをありがたく頂戴する。イチゴはポットで年越しした。

2年目、ポットからやたら子株が伸びる。伸びた子株が地面で根付く。イチゴ蔓 石垣のヘデラと戦う。ヘデラ戸惑う。イチゴ蔦ヘデラを乗り越え、地面があれば軟着陸、根付く。
初夏、数粒実をつける。野生動物に半分やられる。残りをありがたく頂戴する。

3年目、ダンナがイチゴ棚を作る、石垣に居ついたイチゴが、イチゴ棚に伸びて居つく。イチゴ棚が2段になる。イチゴ蔓、石垣のそこら中を這い、隙あらば根付こうとする。ヘデラとイチゴ蔓絡み合って分からんようになる。

食欲が勝ってヘデラを始末する。イチゴますますたけり狂う。イチゴ棚4つになる。イチゴ棚からパラシュートのように地面に降りて地面がイチゴ小株だらけになる。イチゴ実をつけたかもしれないが、食べてない。イチゴ ついにジャングルになる。今年 ジャングルを始末し

石垣と棚4つに収まるだけにする。結論 日本のイチゴは超美味だが獰猛である。

とりあえず植えてみようエリゲロン

おばちゃんのポリシーは「とりあえず植えてみよう」

オンラインの多年草・宿根草カタログで「スパニッシュ・デイジー」を見た瞬間欲しいと思ってしまった。苗は安くなく送料が痛かったけど、3株頼んだ。

届いた苗は随分根が回っていて、初心者のおばちゃんは根のほぐし方も植え方もどこに植えるかもよく分かっていなかったから、梅の根元に適当に穴を掘って埋めて、水をジャージャーかけた。一輪二輪花は咲いたけれど、オンラインの写真のようにピンクと白の小花の競典とはならなかった。なんだか、しょぼしょぼしたまま枯れた。高かったのに!その後スパニッシュ・デイジーはエリゲロン(源平小菊)と呼ばれていることを知った。
ピンクと白の2色が同じ茎から咲くのできっと源平なのだろう。なかなか優雅な名前である。

次の春、散歩から帰る途中の道にどう見ても「エリゲロン」らしい草が生えている。
花はまだ咲いていなかったけど、ひと夏中見た葉っぱはまぎれなくエリゲロンだった。別荘地の粗い砂利道にエリゲロンが野生で生えている?狐につままれているようで、それでも3把抜いてリベンジに梅の根元に植えてみた。

同じ土壌と気候で育った野育ちは瞬く間に育ち、花を咲かせた。真正のエリゲロンだった。花は咲いたばかりでは白で時間がたつとピンクになり、次次に咲いてくるので、株は白とピンクの花盛りになる。咲いている最中にこぼれ種は飛んで次々に領土を増やしていった。

秋口になっても勢いは衰えず、細い花茎が伸びると、地面に付いて子株ができた。エリゲロンは雑草並みに丈夫で、若干紅葉しつつ山の冬も苦も無く越した。

次の年の春は狂乱だった。
石垣のすき間というすき間から、砂利道の間からエリゲロンが生えてきた。
おばちゃんは嬉しかった。ウチの庭が花でいっぱいになる。エリゲロンはさらに順調に増え、秋には花でいっぱいというよりは、
何やらそこら中、モソモソと茂みが生い茂っているという感じになってきた。優雅で小粋であるはずの理想とはちょっと違う現実?おばちゃんはどうしていいか分からない。せっかく植えて立派に育ったお花をどうしたらいいか。

最初が3把植えただけで今年はすでにジャングル。来年はスーパージャングル間違いなし!それで一部残してエイやッと刈ることにした。

結果は、次の春もしっかりエリゲロンは生えてきて、それなりの美を誇ったのであった。結論、エリゲロンは間引いても大事ない

移住4年目

ダイソン物語

おばちゃんはダイソンの回し者でもなければ提灯持ちでもなかったのよ。
21世紀に入った現代にいまさら掃除機と言われてもそれで何が違うの?と頭をかしげた。ウチのまーちゃんがクリスマスに自分でダイソンを買って
自分にご褒美とかSNに写真をあげていた時も、え~?掃除機?と言ったの。
でもマーちゃんは、おばちゃんダイソンは別格なんですよ。と言ってね。

そうかしら?と思いながらアマゾンのポイントが溜まっていたのでダイソンを探してみることにしたわ。FactoryRefurbishedがあった。日本ではなじみがないけど、アメリカでは初期不良で返品されてきた電化製品を製造者が自社の工場でチェックして整備し直してもう一度製品として売り出すの。無論、安いの。製品保証も付くから。

おばちゃんはビジネスで必要な器具をファクトリー・リファービシュで揃えたけど全く不備がなかった。なのでダイソンもファクトリー・リファービシュで探しポイントを合わせたらなんとV6を136ドルで買えたわ。

使ってみてマーちゃんが言う別格の意味が分かった。これは掃除機界の革命よ。とっても満足。掃除機で幸せになれるとは思ってもいなかった。

帰国が決まって、おばちゃんは予備に買って帰ろうと思ったのよ。リファービッシュでポイントを使ったらアニマルを180ドルで買えた。一本は長いスティックでもう一本は短いハンディにしておいて必要に応じて持ち替えると超便利よね。

日本に帰国して1年半ほど幸せだったの。ところが、V6がぷすんと止まるようになってしまったのね。もう一台のアニマルがあるからそちらにスイッチするのだけど、原因が分からず困ったわ。それで電気屋さんに持ち込んでみた。すると、バッテリーが寿命なんですって。そのうえ海外仕様のバッテリーは日本では扱ってないんですって!

じゃあどうすればいいの?
アメリカのアマゾンなら替えバッテリーはよりどりで売っているのよ。でも海外配送OKがほとんどないのね。やっと見つけてポチッてコンファメーションを受け取って安心したら、待てど暮らせど届かないのよ。

1か月も届かないからセラーに連絡したらオーダーが取り消されてたのね。
製品のディスクリプションはいつの間にか、海外配送なしに書き換えられていて在庫もゼロよ。おかしいじゃない!

これはサムスンのせいよ。
あそこ製のリチュウムバッテリーがあっちこっちで爆発して飛行機もサムスンの携帯すら嫌がるようになってしまったせいよ。サムスンのせいでリチュウム電池一般が海外発送不可になってしまったじゃない。

さぁて、どうしようかしら。アマゾンがダメならEbayがあるじゃない。香港の業者が見つかったわ!日本の配送Okですって。ポチる。コンファメーションも来たわ!

まだ配送が来ない。香港なら10日で着くはずじゃない。1か月たっても着かないわ。業者に連絡を取ってみたら「あれ、おかしいな送ったんだけど!ついてなかったらリファンドしてあげる」って、。
うそ、絶~対うそ。

出品製品のディスクリプションをチェックしたら、また同じこと。海外発送できませんって!リチュウム電池のせいよね。サムスンのせいよね。

いいわ、それじゃOCのまーちゃんに送ってもらうから。人様に手間をかけるのは忍びなかったのだけど、ダイソンのためにマーちゃんに送ってもらえるように頼んだの。まず、アマゾンUSでポチってマーちゃんの住所に送った。

アマゾン早い。デリバリしました~って。ドア前に箱を置き去りにした写真付きコンファメーションを送ってきた。なのに、まーちゃんは受け取ってないというのよ。アマゾンなによ。置き去りにするから盗まれちゃったじゃない。
おばちゃんは怒って、アマゾンに「ゴラ~」した。アマゾンはゴメンね、もう一度オーダーして。前の支払いと相殺するからって。
それでマーちゃんはやっとバッテリーを受け取り、マーちゃんの旦那が日本出張の時に宅急便で送ってくれてやっとバッテリーを受け取った。長かったわ!!!

取り換え用のバッテリーは問題なく動いたわ。2か月半待っている間にアニマルの方もバッテリ寿命の症状がでるようになっていたのよ。おばちゃんは2個オーダーしていたから2つともバッテリーを交換したのよ。

でも、な~んか引っ掛かるものがあるのね。パワーが弱いというか吸い込みがしゃっくりしているような。そのほかにもアメリカから持って帰ってきた電気製品が軒並みおかしくなってきたのよ。ブラウンのObalBの電動歯ブラシとか。回転がイヤに遅くなってきちゃって、歯が黄色くなってきた気がする。

おじちゃんの大工道具も軒並み変。ブラックデッカーもDeWaltのソウもバッテリーがみんなダメになってきたとおじちゃんが悩んでいた。この時て、やっとおばちゃんたちは電圧のせいではないかと思い始めた。

ダイソンのモーターボディがいるわ。パワーパックが低い電圧のせいでダメージを受けたのね。調べたらモーターボディもやっぱり日本製と交換性が無いのよ。

ダイソンが無いと掃除をする気になれないから。電気屋のチラシを見たらセールだったのね。日本製のV7が27,500円ですって。思い切って買ったわよ。ダイソンが3本になってしまった。

でも悔しいじゃない。
3本あるのにモーターヘッドが交換できなければ1本なのよ。で、また、マーちゃんの出番だわ。アマゾンからマーちゃんに送って、マーちゃんの旦那が出張で日本に来て、成田から宅急便。駐在に送り出したのに、しょっちゅう日本と往復させる会社でよかったわ。マーちゃんは出張つづきのお留守番が大変だけど。

ここまで来たらもう変圧器を買うしかないわよね。アメリカ用110Vの変圧器を買ってモーターボディは交換動画がUTubeであったからおじちゃんに見せて交換してもらった。V6は100vの電圧で稼働させていた時間が一番長かったせいか、バッテリーが変になりかかってるの。
また大変よ。


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