アイ子ちゃん、クレジット詐欺に会う

スキーに来ているアイ子ちゃんからLineが入った。
こんな請求が来ていてよく見ずに払ちゃたっんだけど、詐欺かな?使った覚えがないの。

HETSUDOSUPOACA-TSUSUTE-SHON NAGANO JP
Transaction Date 01/13/23 Posting Sate 1/13/23
$193.61
Begin region Purchase Mode CARD PRESENT

越後屋さんもヤキが回ったかもしれません。それは詐欺です
カードに電話をして支払いをストップして、それからDisputeを申し立てれば返ってくる。
アイ子ちゃんは、え~、でもオンライン・バンキングから払ったのに?

話がまどろっこしいので、電話に変えて越後屋さんを尋問する。
おばちゃん:この請求はメールできたのか?――違う。


アイ子ちゃん:オンライン・バンキングでこのTransaction請求を見たの。


おばちゃん:オンライン・バンキングで払ったというのは、銀行はWFか?――そう。
ではこれはやはりWFのクレジットカードなので、支払いはストップすることができる。
カード会社に電話してストップして、。

アイ子ちゃん:一緒にスキーに来た友達にも同じ文面で、でも違った金額で2回来てるって!

おばちゃん:ああ、それはもっと重大!
すぐカードに電話をしてカード自体キャンセルして。友達はLAXから同じフライトで成田について、行動はずっと一緒だった?

アイ子ちゃん:-そう。タクシーもホテルもレストランも同じ。

それは、マーチャントでカード情報を二人一緒に抜かれたか、あるいは空港でカードの磁気をスキミングして盗まれたと思う。すぐカードをキャンセルして、。

アイ子ちゃん:やっぱり、電話かけるの?
当たり前じゃん、カード会社のカスタマー・サービスは7 Days 24 hoursじゃない。(日本のカードはそうじゃないけど)

アイ子ちゃん:同行のお友達はオンラインで問い合わせるって言ってるけど。
そういう生易しい話ではないので、カードのエマージェンシーかLost & Stolen電話にしたほうがいい。

現役時代OCで一度、大規模なカード詐欺が発覚した。
スキミングされたか、それとも悪徳マーチャントがカード情報を流したか、カード会社の捜査が入って日系のドコソコが発生地だとうわさが流れた。どこのビジネスだったか特定名は流れなかったがおおむね事実であったようだ。

お客さんのクレジットカード情報は1年間事業所に保管せねばならない。
法律が緩かったころは、レシートに16桁のカード番号も個人名もすべて打ち出されたカードレシートが残るから、その保管方法はおばちゃんも悩んだ。

半年に1回ほどカード会社から売り上げについて質問が来るので、自宅に持って帰るのは不便だし従業員の目の付くところにも置けない。
クローゼットのロッカーにカギをかけて保管するしかなかった。

マーチャント側から、クレジットカードのプロセスを述べてみよう。
電子支払いはすべて同じように見えるかもしれないが、Transactionの信用度というのは実際のカードの取り扱いで違う。

どういうことかというと、
1)小売業では客は小売店に来て、店のカード端末で実物のカードを「スキャン」して払う。
2)オンライン・ショッピングでお客がオンライン上でカード情報とセキュリティ・コードを入力して払う。
3)お客が電話をかけて、口頭でカードナンバーを伝えてマーチャントが端末でプロセスする

以上のトランザクションは1)が一番信用度が高く、3)の信用度は一番低い。
信用度が低いとマーチャント手数料が高くなる。
だからおばちゃんは、確かな常連さん以外は電話でクレジット販売を受けなかった。

カードで売り上げが上がると、客に1セット、マーチャントい1セットレシートが残る。その日の最後にクレジットマシンからtransaction集計を打ち出してDepositボタンを押すとクレジットカード会社に売り上げ集計情報が送られる。日中のお客さんの個々のtransactionもその都度クレジットカードや銀行(デビット・カード)に通知されている。
次の日におばちゃんのビジネス口座に入金され、1か月後には集計のStatementが届く。

十数年のうち数回クレジット会社から、クレジット売上の調査が入ってきたことがある。
カード会社が郵便で 何月 何日 XXXX・XXXX氏の売り上げについて売り上げのカードレシートのコピーと、売上伝票のコピーを出せと言ってくる。

ロッカーのカギを開け、該当の月の伝票をとってカード会社にファックスか郵便で送る。
一度、XXX・XXXX氏から請求無効の申し立てDisputeを受けたので、売り上げ伝票とカードレシートのコピーとTransactionの詳細をすぐ知らせろ、proofを提出できなかったらこの売り上げは引き上げる。と通達があったことがある。

おばちゃんはXXX・XXXX氏を実によく覚えていた。
なぜかというと、常連のピーターと奥さんが連れてきて、本人は非常に無礼で尊大だったから。何を買い何を話し、同行のピーターと奥さんは何を買ったか、本人のXXXX氏はどんな服装をしていたか、など詳細にリポートを書いて伝票コピーと一緒にカード会社に送った。売り上げは引き上げられることなく、2度目と問い合わせはなかった。

XXXX・XXX氏がぎゃふんとうなだれてカード会社へDisputeを取り下げたのは間違いない。
カード会社の照会が来た時にちゃんとした販売証拠を提示できないと、カード会社は振込口座から強引に売上金額を引っこ抜いていくのである。
ということは、カード詐欺にあったと確信したらまずカード会社に電話をして支払いを止める。

楽天はこのプロセスがトロイ。
どれだけマーチャントと交渉したか、キャンセルの言質を取ったかなどの証拠がないと、支払いを止めてくれない。馬鹿な話だ

さて、アイ子ちゃんのカード請求の詳細を見れば、まず中華系かベトナム系のビジネス名で購入場所が北京、カードの使用状況は現場でカードの提示とある

アイ子ちゃんが北京経由で成田に来たとは聞いていないので、北京でカードを提示することは不可能であったはず。よって、これはスキミング・詐欺だろう。通報!

お財布にスキミング防止用のカードを入れておかなかったのか?
アマゾンで安く中国製が売っているのだが、。中国製のスキミング防止カードが中国人のスキミングツールにどれくらい有効なのか、ちょっと考えると面白いが。

おばちゃん?
もちろん防止カードを入れている。ついでにキッチンのアルミフォイルを3重に折って、お財布をくるむように財布の内ポケットに挿入してある。

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こんにちは、コタツムリのツムツムです。
おじちゃんに動けと言われながらもコタツに潜っていたら顔が真ん丸になってしまった。そういえばパンツのウエストがキツイ。

あんまりお腹がすかないから食べる量は減っていると思うんだけどなぁ?こんな真ん丸な顔でステージII観察中の患者としては申訳がなくてすまない。

まあ、そんなことはどうでもよいのだが、税金の計算にしっかりはまってコタツから出られない。確定申告の時期は迫ってきているしね。エクセルの計算シートの精度を高めるために弄ってる。そうだ、こんなことが前にもあったと思い出すと、それはアメリカで起業した時だった。

コンピューター・オタクみたいだった素人のおばちゃんが、やったこともない小売りビジネスを起業するんだから何にもわからない。どこがわからないのかわかるためにビジネスの数字を片っ端から集めた。レント、NNN、ライセンスフィー、人件費、SSTaxレート、 WorkersComp、電気代、物品コスト、単価、クレジット手数料、客単価、競争相手の単価などなど。

集まった数字をシートに入れて計算式をつけていく。固定費のように見えるレントは実は毎年3%上がったりする。初年度はオリジナル金額だが、5年経つと片手分は上がる。福利の3%は馬鹿にできない、さすがユダヤ人大家だけはある。

・従業員を雇ったとき3人か4人か?
・シフト時間数を変数にして、ソーシャル・セキュリティ・タックスと労災保険の掛け金がどのくらいで総人件費が変動するか。
・物品コストを変数にして$1ドル上げると、純益はどのくらい変わるか?
・売値を2倍にして人件費を必要な3人から4人に変えると、純益は2倍にはならない。 
・客単価を$1刻み、客数を横軸にしてグラフを作り売り上げ金額の早見表を作る。
・客単価だけを上げても、客数が上がらなければ固定費で赤字のリスクがある。
・この物件の場所と、考えられる売り上げの最高額を考えると、それ以上は理論上ないという限界の数字がわかる。
・売り上げから経費を引いて益が0になるBreakeven Point損益分岐点が分かった。もちろんそんな言葉があるとは素人のおばちゃんは知らなかった。

とに角、おばちゃん、な~んにも知らなかったので商売とはどういうものか数字から割り出そうと思ったの。いろんな変数、レント、コスト、客単価などを変えていってシュミレーションしたのよ。数字によっていろいろ変わるのね。

残った純益あるいは純損益を、次のキャッシュ・フローのシートにリンクする。
キャッシュフローの最初のバランスの数字はおばちゃんたちの銀行預金の合計。毎月の売り上げと経費が記入されると、益、損を割り出し、預金から差し引きしてキャッシュフローがかかれる。
だから見込みの売り上げの数字を12か月コピー&ペーストすると、銀行預金が増えるか、何か月後に銀行預金が尽きるか一発でわかる。

そんなシートを作って、1年間あちこち物件を内見させてもらってシュミレーションの精度を高めていった。いくらペーパー上でシュミレーションをしたところで、実際どのくらいの売り上げがあるか、そんなことはわからない。やってみるしかないのよね。 ところが、オープンしてみると売り上げも客数も単価も想定していた数字に収まった。まあ、そういう想定客単価でビジネスを作っていったからだったが。

今回は日本の税金を計算するシュミレーション・シート。
料率と計算式が全部入力されたら完成。でも日本語というやつが手ごわいのよ。「所得金額」と、「総所得金額」が一字違うだけで意味が違ったりする。日本語って難しいわ。

オンライン上でシュミレーションさせてくれるページがいろいろあるので、数字を入れてみて自分のシートの計算間違えをチェックしたりしている。うちの家計に特化したシートを作りたいので、税率と、数式はやっぱり自分で入れないと。

ところがおばちゃんは少しボケてきたから、関数をずいぶん忘れてしまった。公的年金控除を計算させるのに、幅がある範囲(xx以上xx以下)が4つあるとして、範囲をまず選ばせ、次にその計算式の解を返すって、検索関数だったか?それとも条件式なんだったか忘れてしまった。関数辞書を調べるのが面倒くさいなぁ。所得税計算では今、手動で入れてやってるからこれは恥ずかしい。

日本で老後を暮らす場合、節税的には“豊かな資金と低めの年金収入”が一番税金負担が低くて理想。ところが、老後のための資金にはインフレリスクがある。コロナだとかで世界経済がこれだけ混乱しているとね。日本政府が年金を削ってくるリスクもある。

おばちゃんたちの老後家計のリスクは、為替リスクと税。インフレ・リスクは米国が背負ってくれていると思う。毎月のSS年金の振り込みで、当日の円ドルレートが$1変わると、入金の日本円が上下する。1円変わると、年収では数万変わる。
たかが数万で税率の枠を超えたりする。控除額や税率がガラッと変わるわけよ。

所得税が330万と695万以下が同じ料率20%というのはおかしくないか?倍以上違うじゃない。大企業の部長クラスと、おばちゃんたちみたいななんとか暮らしてます庶民と、同じ20%なのは絶対 変。ねぇ?
とにかく、為替のレートと年金収入をタイプすれば所得税、住民税、国民健康保険料、介護保険料を自動計算するシートを完成させたい。

いろんなグラフを作ってみて、1)豊かな資金を背景に生活程度を現役時代から落とさず、不足金を老後の資金から補填する生活タイプと、
2)ほどほどの資金を用意して、でも老後の生活はなるべく年金以内で納める生活タイプをシュミレーションすると、だいたい20年で老後資金が同じくらいになるとが分かった。へぇ~である。こんなしょうもないことをやっているおばちゃんのほうがアホかも。

こんな計算は現役時代にやっておくべきだった。

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おばちゃん、と~~~んでもないページを見つけてしまったので日本の消費者の皆さんに正しい知識をシェアしたい。
http://ikinuki2ch.blog.jp/archives/21827013.html

ヨーロッパは知らない。
アメリカではクレジットカードは支払い方法の一つである。
キャッシュで払うか、デビットカードで払うか、パーソナルチェックで払うか、それは消費者の支払い方法の一つでしかない。価格は何を選ぼうと同じだ。変わってたまるか。

この簿記の教科書を作成した教科書会社の編集員をちょいと呼んで、小売業の講義をしてやりたいくらいだ。

まずコラム文章の 嘘1
クレジットカードを使うと、お店が損をする
事実は逆
クレジットカードを使うと、店は売り上げが増えて得をする。

解説
おばちゃんはアメリカで小売業を10数年営んだマーチャントだった。
Merchant 小売業者はモノを顧客に売って売り上げを上げる。
この支払時に、クレジットカード会社Merchant Serviceが顧客と小売店の間に入って、客の代わりに小売店に代わりに払ってくれる。


何故かというと、商品が高すぎて支払いが後払いになってしまう危険とか、小切手で受け取ったら不渡りになる危険がなくなるので、まんべんなく客からリスクなしで売り上げが上がる。もちろんクレジット・サービスに支払う手数料が発生する。

クレジット手数料はVisa, Master, Amex, Discoverなどのクレジットカードでそれぞれ違う。
マーチャント契約書はカードごとに契約できる。基本のVisaが1.6%とか、Amexが3.5%とか書いてある。


ところが、クレジット・カードというのは同じVisaカードであっても細かなクラス別プログラム別があるのだ。それはカードの裏表を見てもわからない。実際売り上げの明細が上がってきてから初めて個々のカードについての手数料が記録されている。

例えば、Visaカードでもポイント返還プログラムがついていると、基本の1.6%+αで基本だけの1.6%なんかほとんどない。2%前後になるのが普通。クレジット会社からのステートメントが届き、売り上げと手数料の総計を出して初めて自分の小売りのトータルの手数料%と金額がわかる。


これはビジネスの必要経費だ。人件費や電気代と同じ。だから節約できる人件費もあるし、余分な電気代は節約するように、クレジット手数料も節約できる。

3.5%のアメックスなんて問題外である。
まったく同じサービスをしてアメックスは倍以上の手数料をかすめ取っていく。おまけに2日後に入金か5日後に入金か、はたまた1週間後に入金かさっぱりわからない。緑も金もゴールドもブラックも、ついているプログラムによって、入金日もば~らばら。おまけにアメックスの超傲慢なセールスマンが電話をかけてきて喧嘩をしたから切ってしまった

Visaも Masterもポイント・プログラムがついていると手数料が高くなる。困るのは日本で発行されたVisa Master.日本人ばっかり来ると、*手数料が高くなったのよ。おばちゃんは手数料を節約するために、アメックスを切りデビットカードとVisa Master、プリぺードカードだけを受け入れた。
そうすると大体2.3~2.6%くらいで収まるのである。

%チャージの他、使用回数の手数料がさらにかかる。小売業だから1回20セントだったね。100ドルでも一回20セント。1ドルでも20セント。$1.5の商品をクレジットカードで支払われると、20セントの回数手数料と、Visa Masterなどの%がかかるから、現金を持っていないアメリカ人がたまに超低価格の商品を買うと、かなすい。だから、カード使用のミニマム条件を付けたりする。最低$5からとか。

さて、カードの手数料を取られるのに、なぜ店は得をするのかというと、、、。
売り上げは現金とクレジットカードで分けて集計するが、クレジットカードの客単価は必ず現金客の客単価より5%多かった

当たり前だと思う。現金の場合は財布に入っているだけの現金内でしか買わない。ところがクレジットカードではその制限がないので、予算が緩むのだ。だから常に5%多い。
この売り上げの客単価が逆転した時があった。2008年9月。おかしいなぁ、と頭をひねった。リーマンショックがすぐ後に迫ってきていた。

さて、クレジットカードの売り上げが5%多いとなると、クレジット手数料を支払ってもなお2%売り上げが残る。単純な算数な、5-3=2

この教科書コラムが書くように店の人が損をしているなら、それはよほど店側がバカか、売り上げの分析ができていない経営者か、あるいは、知っていながら消費者のほうに損をしてると罪悪感を押し付けて、実はさらに儲けようとする悪質な小売業者か。

前者はバカなので、商売をやってはいけない。後者は悪質なので近寄ってはいけない。
5-3=2基本の売り上げの詳細も理解していない頭弱は救いようがない。

嘘2、「まかり間違ってもゴールド・カードをこれ見よがしに使うなどという品のない行為は避けたいものです。」ー引用


マーチャントにしてみれば、緑も金もプラチナも一緒。2.5%以内に収まってくれればどうでもいいの。ブラックだって受け取ったわよ2回。重かったね。乗ってた車が凄かったけど顔も覚えていないわ。

こんなコラムの常識は蹴飛ばして、レジでは元気に「カード」でと出しましょう。あなたは現金客より5%高い売り上げで店に貢献しているので、下手にでる必要はない。

最後にこれはおばちゃんの個人的な好悪なんだけど、おばちゃんは楽天のカードは使うけど、ペイペイは使わない。基本1.98%というがアレはなんかもっと高い気がする。直観だけだけど。だから引き受ける商店がかわいそうな気がして登録していない。

外国発行のクレジットカードは手数料が高い。〇国や〇国からのクレジットカードばっかり受け取っていると、3%に近づくよ。

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最近ラップトップの調子が悪い。
痙攣をするように短いフリーズをするようになってしまった。ページの表示に時間がかかり検索のテキストボックスにタイプをしようとしても3秒ぐらいカーソルが凍っている。

Wifiかな?Excelでも Wordでも起こる。
ここ3か月くらいずーっと起動させっぱなしなので、再起動をしてみると半日くらい症状が消える。次の日はまた午後から同じ症状が起きる。

さて、Windowsだろうか?カードゲームをやめてみる。再起動をかける。「認識できないバッテリーが接続されています」
はは~ん。バッテリーか。もう6年たっているしな。

さて、換装バッテリーは、、。
日本のThinkpadサポートで調べてみる。オンラインのモデルを自動割り出しで、エラーになって止まってしまう。これは予想できること。シリアル#を入れて、シリアルを認識しない。しょうがないので問い合わせ欄フォームから質問してみる。

モデルDLXXX-USのバッテリーは手に入りますか?ダメもと。
次の日の夜8時近くにメールの返事がひっそりと帰ってきた。シリアル確認できませんので、シリアルを入れてください。-1行。

あ~、面倒くさいので回答を最後に回されたか?おばちゃんは日本で換装用バッテリーが手に入らないだろうとは予想がついているのだが、確認のためだ。東芝の場合は、インターナショナルサポートが効く。でもThinkpadが一番好きなんよ。
Thinkpadのモデル・シリアルは以下の通り。再度DLXXX-US MAXXX

次の日の夜8時に返事が返ってきた。
シリアルナンバーの確認が取れました。「Lenovo日本の窓口では非対応の機種でございました。」
やっぱりね、最初から米国製だと書いてるんだけどな。

さて、Amazonだとリチュウム電池製品を海外配送してくれないことが多いのよ。Dysonでさんざん煮え湯を飲まされたので、同時進行でEbay中心に調べてる。

いつの間にかEbayは中華市場になってるわ。コンパチのバッテリーはいろんなモデルが沢山出品されているのだが、詳細には「あなたのバッテリーの形状と、出品してる部品の形状をよく見比べて確認してね。モデルによって配線が長かったり短かったりするから、間違っても返金しないわよ、、。」ってなことを書いてある。

おばちゃん、ノート・コンピューターのハードは苦手だ。蓋を開ける時点で壊しそうな気がする。だから、ふたを開けてオリジナルのバッテリーの形状を確認するのはあきらめた。換装の動画もあるが、うちのThinkpadのモデルはこれだ!と当てはまる動画があるわけでもなし。S1でも種類がたくさんありすぎ。

ってんでDLコンパチと書いてある中国業者に質問してみた。うちの子はS1のDLだけど、ホントに使える?ホント?ホント?合わなかったら返していい?

ホント、ホント。Ok, no problem. と返事が返ってきた。今日買ってくれれば、なるべく早く送れる。明日以降なら春節になるよ。

〇国人のOkなんて、あてになりはしないのだが、メールで返品OKの言質を取れたし、たしかに春節!の季節だった。Chinese New Yearよ。

春節と11月11日独身祭りは中華系のオンライン・ショッピングがめちゃくちゃになるから、とりあえず落札してみた。届いたらパーツをもってコンピューターデポに行く。蓋を開けるところで壊しそうな気がするから。

そのほか打つ手はないかと考えていたら、そうだTomさんがいたわ。
コンピューターショップを経営してるトムさん。さんざんお世話になった。トムさんにも一応問い合わせをしてみよう。バッテリーが手に入らなくても、あるいはコンパチなはずが換装できなくても、中古のThinkpadを買って送ってもらう手もあるし。米国製で米国でアクティベイションが済んでいると、ちょっと楽なことがあるのだ。

トムさんにメールで、「お~久しぶりぶり。お元気ですか?S1Yogaの換装用バッテリーが手に入ります?それと手持ちのラップトップは今どんなものがあります?」

次の日、返事が返ってきた。
日本に帰る人に持って帰ってもらうのが一番いいよ。

そりゃそうなんだが、アイ子ちゃんはリチュウム・バッテリーを抱えて税関で止められるのが嫌だからダメなの。
バッテリーの件は短く、中古のラップトップの在庫の話は全くなく、トムさんは、
「日本へ帰ったんですか?」どこ?僕は箱根とか熱海に行ったことがあるんだけど?どこに家を買ったの~~~~~?

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しぶとい人たち

この前アイ子ちゃんが来た時に2年分のおしゃべりをした。
日系社会は狭いのでお互いの仕事・友人関係は重なり合うことが多い。アイ子ちゃんがよく行くビジネスのオーナーがうちのお客さんだったりした。

アイ子ちゃんは人のうわさ話をそれほどする人ではないが、そういえばXXXXさんってあの人はビジネスを売ったのよ。55億ですって!

え~~~!?もちろん円ではなくてドル。55 Million Dallars
あの人のビジネスで55ミリオンは高すぎやしない?と聞けば、全米の日系スーパーに納入するようになったからその値段になったんだと。

XXXXXさんは小さな小売店から始めた。25年ほど前か?
おじちゃんとおばちゃんもオープンしたと聞いてすぐ行った。ピンとこなかったからしょっちゅう行くことはなくて、でもうちの従業員の一人がXXXXさんの小売店と掛け持ちをしていたから内情をよく聞かされた。親近感がわくからたまには店舗に行ってみるのだが店舗は隣のテナントを買い取って大きさが倍になっていた。

休日だというのにオーナーは外壁に植えたゴーヤのカーテンを眺めていた。普通の目立たない日本人のおっさんであった。ゴーヤーを一ついかが?と頂いたが苦すぎて食べられなかった。早朝から仕事をはじめ一日中店舗にいて子供が生まれると店舗でランチを食べて子供もそこで大きくなったようなものだ。

商売は日本人だけではなくアジア系と地域の白人にもうけ、日曜などは行列ができて買うのが大変なので、xxxx掛け持ちの従業員に買ってもらったりしていた。

さらにうちのもう一人の従業員のご主人は、XXXXX業界の製造機械のメーカー営業でしょっちゅう彼のオーナーに新機械を売り込んで営業成績を上げていたのだ。営業に行けば一台数万ドルの機械も買ってもらえるのでうちの子のご主人は業績トップで確か会社からご褒美をもらったはずであった。

そのうち、売り込みはもっと大掛かりになり工場を建てるという話になった。リーマン・ショックの不況から数年後だったから工場を建ててそれほど需要があったっけ?とおばちゃんなんか疑問だったが。

おばちゃんたちはその後帰国してしまったが、工場は無事に稼働し始めたらしかった。
それが55Million
税金で半分取られても孫の代まで安泰だろう。すなおに敬意を払いたい。自分の時間と労働と努力をすべて注ぎ込んで作り上げたビジネスを55ミリオンという金額で評価されたというのは経営者として誇れるべきことだと思う。

自分の力で稼いだものでもない歳費をためた1億円の貯金とか、俺をYRHと呼べとか、自分たちの力で獲得するものがあってから言ってくれ。つくづく情けない夫婦である。

アメリカ人社会で日本人が活躍するのはよほどの才能か努力のたまものである。
アメリカで活躍する著名な日本人がテレビに映る時おこぼれのように映る日本人がいる。

アイ子ちゃんとそのおこぼれの方の彼を見ながら、彼はまだ頑張ってるね、。あの人はさんざん取り込んだからね。昔はあんなことやこんなことをやってため込んだから。

日本人社会は狭いので、どんなふうに成り上がってきたか絶対昔を忘れないのだ。
アイ子ちゃんも昔から知っているから、彼も相当変だよね。しぶといよね。xxxで損をして乗り越えて、リーマンショックも乗り越えて、コロナでもしぶとく生きていて、ずっと仕事をつづけて仕事中にぽっくり死ぬんじゃないかな?

そうね、しぶとくないとアメリカで生きていけないものね

永住権・グリーンカードいろいろ

手にしたグリーンカードはちっともグリーンじゃなかった。
カリフォルニアで発行された永住権カードはむしろホログラフが目立つピンクといっていい色合いだった。有効期限の10年が過ぎカードをニューアルすると今度はクリーム色になった。

知り合いの夫婦はたぶん70年代後半に中西部で取ったグリーンカードで、本来の由来のグリーンがかったデザインのものだと思うが、さらに彼らのカードには10年の期限がない。
そう、昔はカードの期限が記載されないグリーン・カードがあったのだ。
夫婦のグリーンカードにはリニュアルの通知が来ない。いいなぁ、と思ったのだが。

人生のほとんどをアメリカで過ごして、彼らはおばちゃんより3年早く日本に帰国した。
ご主人の故郷が九州なので両親はとっくにいないが彼は生まれた土地に帰った。助けてくれる家族も誰もいない中西部で自分の力だけで生き抜いてきた人たちなので、日本の知らない土地に移住を決めたとしても何も困らなかったと思うが。

奥様K子さんは東京生まれの東京育ちで日系二世と結婚して、いきなり中西部で広大な農地をトラクターを運転する農家の嫁になった。一子を設けたがその後数年で離婚した。子供を抱えたシングルマザーが、アメリカ中西部の農村地帯でどうやって生きていけたか。

雇ってくれたのはマクドナルドだけだったと言う。
トイレ掃除に窓や床磨き。ハンバーガーを焼き接客をし一人で店のクロージングまでやらされて、時給は$3.25。マネージャーはオーバータイムの残業代なんかつけてくれない。何度も抗議しても英語に訛りのあるアジア女が、移民の奴隷労働者が、として相手にされなかった。マックを辞めたらどこにも雇ってくれるところがないことはマネージャーに見すかされていたから。

7年奴隷労働をしたあと、他州に移る目途ができてマネージャーに辞めることを伝えたらマネージャーもいくばくかのうしろめたさがあったのかもしれない、コカ・コーラの株を何株か退職金替わりにくれたという。


80年代前後の株なので、現在なら一財産になっているはず。売らないのかと聞いたら、このコカコーラの株は私が奴隷のようにアメリカで働いた証し。私の体と時間をすりつぶしてもらった株なので生きているうちは絶対売らないと言っていた。

このK子さんはその後日本人のご主人と再婚してカリフォルニアに移った。
カリフォルニアでも長年接客の仕事をしていたが接客逸話の持ち主。一度来客した客は顔・名前・職業などわかるものはみんなメモをして覚える。次に来店した時のためにそのメモ帳を肌身離さず身に着けていたという。
他の同僚からすごいねと褒められると、何分もう年で脳みそが限られているからメモして覚えるほかないからと。

そのK子さんが60代半ばに脳出血を起こした。
莫大な医療費が飛んでいって、回復はしたが健康保険の保険料は倍になった。そこで夫妻は人生の大検算をしたのだね。1に1足して2を引くと幾ら残るか?
幸いアメリカ経済はリーマンショックから立ち直っていて、家は不況前より高く売れた。

K子さんの一人息子は中西部でアメリカ人として育ってしまった。一人で生活を支えるシングル・マザーが息子に日本語や日本の文化教育は到底不可能だったからだ。息子は早く巣立ちアメリカ人の女の子と結婚して孫が出来た。その孫も成年になっていたから日本に帰国を決めた時も、今更K子さんがアメリカに残って何かをし残したことはない。
それでご主人と日本に帰ってきた。

場所はご主人の出生地・九州の南部である。
東京生まれでアメリカで生活してきたK子さんにとっては故国というよりまた別の国であったかもしれない。地元の人の話す言葉がよく聞き取れないと言っていたし。

ご主人の同級生とか親戚の薄い縁はまだ残っていたとはいえ、K子さんは地元の人から見れば異邦人であったと思う。

ずっとあったかい土地で過ごしたから服は体を締め付けない薄いものが良いといってコットンのTシャツとレギンズだけ履いていた。スカートをはいているわけではない。ロングTシャツというわけでもない。
確かサウスウエストエアーだかのドレスコードに引っ掛かったのと同じような服装である。

九州南部の旧弊な地元の婦人方はさぞかしびっくりなさったのではないか。K子さんはきょとんとしてTシャツとレギンズのどこが変なのか理解していない。気にもしていない。長年培った接客術で今では地元の女子会のメンバーだという。たぶん九州南部だろうがアフガニスタンだろうがスマトラだろうが彼女は暮らすに場所に不自由しないと思う。

K子さん夫妻は緑のグリーン・カードを持って、毎年1回はアメリカに帰って孫の顔を見て友達を訪ねついでに税申告Tax Returnをしてゆく。
ところが何分期限がないグリーン・カードなもんで、毎回LAXの入管でちょっとこちらへと別室に呼ばれて毎回2時間の取り調べがあるのだと言う。
毎回?2時間?

コロナでアメリカに渡航できずに3年我慢していたらひ孫が生まれていた。
K子さん、もう大ショックである。一刻も早くひ孫が見たいのにコロナでいろんな制限が厳しくてアメリカに入国できなかった。


先月の7月にやっとアメリカに帰ってシカゴに飛び、シカゴからはレンタカーでインディアナポリスまでロングドライブである。たどり着いたらひ孫は二人目も生まれて3か月になっていた。グラン・グランマである。

1月たっぷりアメリカを満喫して日本に帰ってきた。
長く留守にしたので畑の野菜が枯れてしまったのが悲しいと残念がる。最初の結婚では広大な畑をトラクターで耕すような農業だったので、日本の家の片隅の畑に夫婦が食べられるだけ数種類の野菜を植えて育てるとやっと本当の農業!って気がするのだそうだ。

来月は函館に旅行に行くそうなので帰りに熱海に途中下車するので6年ぶりで再会である。楽しみ。

日本の消費税

絶対におかしい消費税! 
税金の基本は「富める者」から徴収して「貧しき者」に分配すること。赤字の零細企業に支払いを義務付けているのに、輸出大企業には莫大な還付金が!
元静岡大学教授で税理士の湖東京至

https://news.yahoo.co.jp/articles/a7efeb23f91f12ed688563e5d2c7f1bc3200db5e

引用ーー

なぜ「消費税」が悪法なのか?
湖東ー 消費税は、「輸出企業への優遇税制」なんです。

税の基本概念とは「富める者から、苦しんでいる者への分配」です。
消費税の本質は「輸出企業のための超優遇政策」だった

湖東―― 消費税は、赤字の会社からも「無理やり税金を徴収」するものです。そして輸出企業には、史上最高の売り上げと言われた年にも「還付金」を支払っています。

消費税の本質は、「輸出企業のための超優遇政策」です。赤字企業は税金を納めるのに、輸出企業は「海外で売った分だけ、消費税の還付」を受けます。

そのため、トヨタ自動車のある豊田税務署は、トヨタに支払う莫大な還付金のために赤字で喘いでいます。税の基本概念は「富める者から、苦しんでいる者への分配」のはずなのに、今は逆に「苦しんでいる者の税金を、富める者に差し出す」という状況が続いています。――引用
                 ――――
おばちゃんは、この記事を読んで目を疑い自分の頭を疑ってひょっとして自分はパラレル社会主義国・日本に帰国したのかと思った。日本の常識がずっぽり抜けているので、この元静岡教授の意見が日本の常識として通るのかそれすらわからない。一体頭がおかしいのは元静岡教授なのかおばちゃんなのか。

まず、おばちゃんの理解としては、国が組織として国の経営をするためには金=税金が要る。そこで所得税や固定資産税や相続税や贈与税をとって国民に必要な行政サービスや福祉や保険制度を経営しているわけだ。足りなければ増税して帳尻を合わせる。昭和の末に税源として目を付けたのが消費税。

だから租税を納めるのは、貧しいものを助けるためではなく国が国として成立するために必要な税制度だ。違うだろうか?

湖東先生の解釈――税の基本概念とは「富める者から、苦しんでいる者への分配」ですーーは日本人全体の解釈なのか?まるで社会主義の税原理みたいだが?

さらに湖東先生が言うところの消費税の本質はーー「輸出企業のための超優遇政策」ですーー
そうなのか?おかしくないか?

物品の売買で消費税をとるのは世界の税制としても普通。なぜなら、経済活動で企業からまんべんなくとれる税で取りはぐれがない。国が一番かっぱぎやすい税であるから。
湖東先生の解釈では“消費税”は赤字で苦しんでいる企業からも容赦なく取り上げられるまるで“所得税“のような扱いではないか?それは違う。

おばちゃんは十何年、アメリカで消費税を支払う立場だった。
毎月、売り上げと消費税を州に報告し消費税を“払う”。SalesTax Returnという。


なぜ税を「Return」と言うかというと、消費税=Sales Taxはそもそもマーチャント、商人・企業のものではないからだ。消費税は商品サービスに州の税を乗せて消費者から受け取る。税は発生した時から州のもので、マーチャントは単に消費者から税を一時預かり、州に”返す“一時預かり”の役割をしているだけ。だからReturn=返す。

この一時預かりの税をマーチャント・企業の収入と考えるなら、それがおかしい。
一時預かりの税を州に「返さず」自分の懐に入れてしまえば盗人だ。州は自分の税を盗んだ盗人は許してくれないからどこまでも追っかけてくる。アメリカで企業をやっていた人間ならだれでも知っている。
客から預かった消費税は自分のものではない。

ところが湖東先生はまるで消費税が企業の売り上げ・収入のようなみなし方をしている。正気か?と問いたい。企業が赤字だろうがなんだろうがそれがどうした。預かった消費税と自分の売り上げは別に考えねばならない。“消費税の支払いを義務付けている“のは当たり前じゃないか。

さらに州外、国外に売るものは消費税の対象外だ。
これは日本でも同じだろう。中国人観光客がデューティ・フリーで買い、あるいはレシートをもって税の還元を受けるのも例外だからだ。

もし、トヨタ自動車が海外輸出車に対して日本の税務署に消費税を支払っているなら、そもそもそれがおかしい。それでも日本の制度上一応、輸出用の消費税を払って、それから払った管轄税務署から消費税の還付をしてもらうなら理屈にあう。輸出用車に日本の消費税支払いを適用するほうがおかしいのだ。

それを湖東先生はーートヨタ自動車のある豊田税務署は、トヨタに支払う莫大な還付金のために赤字で喘いでいます。-と書く。おっさん大丈夫か?
日本では税務署が赤字であえぐのか?

おばちゃんはさっぱりわからない。
貧乏人=正義、消費税を払えない企業=正義って変!
どこの国でも消費税はマーチャント・企業の収入ではないぞ。
絶対におかしい!のは先生の頭かもしれない。

さらに記事を読むと、驚愕の事実が書いてあった。
日本の企業で消費税を支払うのは年に一回で、その額は

―引用「1年間の総売上高×10%」から「1年間に仕入れた額×10%を引く」。そこには、物品の仕入れだけではありません。工場の建設費とか、クルマを買ったとか、社員のユニホームを買ったとか、家賃を払ったとかいろんなものをみんな引けるんです。それが1年間に納める消費税額になる。――引用

えっ!!!!
である。なんでそこで経費を引く?!

引用――さらに例えば、お店を新築するときに工務店にたくさん払ったとすると、「払った分は引ける」わけですから、その年は「消費税を国に納めなくてもいい」ということも起こるわけです。我々が払ったものは、そっくり税務署・国にはいかないのです。「消費税」は、「消費者とは無関係」の税金なんです。

それを裁判所に訴えた人がいますが、その判決に「消費者が払っていると思っているのは錯覚ですよ。あれは“消費税”という税金ではありません。あれは“物価の一部”です」と言う内容が書いてあります。
つまり、値引き販売ならぬ「値増し販売」なんです。–引用

これは「消費税」の看板に偽り。
政府が導入したときからこの「消費税」はただの「カサまし」だったのか、政府はいったい何がやりたかったのか?設備投資などができる企業が有利なら、何も控除できない小企業は不利。

引用 湖東―― いろいろ勉強させてもらって、消費税っていうのは、ものすごく悪い税金。こんなに悪い税金が世の中にあってはいけないということ。今、世界では広まっている税金なんです。ところがたった1カ国、アメリカだけがやっていない。アメリカは、確信的にこの税金が悪いと指摘しているんです。―引用

またまた えっ!である。
アメリカが消費税を導入してない。何度読んでもそう書いてある。おばちゃんが毎月州に支払っていたSales Taxはありゃなんだったのか?
うん?湖東先生は「アメリカ」はって書いてあるな。国Federalとしての消費税Sales Taxは確かにない。ただ、州ごとに消費税はあるぞ。ない州もあるが少ない。
そして消費者に売る段階の小売り消費税だ。

現在の日本の消費税は製造業の製造過程から消費税を適応していて、出荷時に支払わねばならない。相手は最終的な消費者個人ではないのに。この消費税を導入する際に法人税を下げて、控除ができる大企業がさらに有利になったと。

―引用―日本では、社会保険料などは負担金の上限が設けられています。高額所得者は所得全体から差し引かれる割合がドンドン減り、逆に社会の中間層や平均賃金以下の人の社会保険料や税負担は増えていく。所得の低い人が、非常に重い税負担に喘ぎ苦しんでいますー引用

消費税は高所得者でも貧乏人でも同じ金額だけ取られるので、格差が広がるというのは確か。ただね、日本では企業が内部保留をたっぷりため込んでいるかもしれないが、大企業の従業員が軒並み高給取りというわけでもない。

裕福層には社会保険料の上限があるといえ、例えばおばちゃんの町の健康保険料の上限は65万円だ。おばちゃんは目を疑って、「年額」だろうと思ったが「月額」だった。自営業で高額所得者は毎月65万円 年額780万円までは保険料を払わせてあげようというありがたい町の制度。住民税も同じく半端なく高額。

老後を豊かに暮らそうとせっせと働き年金受給を70歳まで遅らせて、悠々自適に生活できるはずが、年金収入が多くて520万/年 住民税・健康保険料が超高額、さらに医療窓口負担3割で毎月どばどば社会保険料が出てゆくドツボにはまった引退老人の記事を読んでしまった。
75歳男性の「老後の暮らし」を“崩壊”させた、年金「繰り下げ受給」の落とし穴――
https://news.yahoo.co.jp/articles/9db7106176686d0dfbc2df3c19f3b927b3e153b9

コロナと病気入院治療で気が付いてしまったが、日本で本当に有利なのは資産を持って、しかも収入が最低限の人だ。これが一番悠々暮らせる。老人になったらもうそんなに物を買わないのだ。

湖東先生が言うように消費税は廃止して、税の基本概念に基づいた税法に戻すべきかもしれないが、実際の下々の暮らしにはあまり影響がなさそうだ。中途半端に稼ぐのが一番税金を取られる。

ちょっとぐずぐずになってしまったが、結論は:日本の消費税はまともではない。

闘病記さまざま

東洋オンライン記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6d83e1b02ef2c4340eda97d900256cec87c5599
みづきの末期直腸がん(大腸がん)からの復活の記録―――闘病ブログ 
https://mizuki.us/

本人のプロフには2005年時点でカリフォルニア、シリコンバレーでご主人とIT企業を経営だったとある。自覚症状はあったが便秘や痔と思い医療機関に行くのが遅れた。無保険だったと書いてあるので、さもあるかなと思う。

ブログ主が宣告を受けた同じような頃、おじちゃんが勤めた会社が整理解散と決まった。加入していた健康保険を個人で掛けるといくらになるか保険ブローカーに見積もりしてもらったところ、1人$1200だった。非現実的な掛け金である。

3人以上のフルタイムがいる企業は健康保険に加入することができる、というのが法律上の建前だが、保険会社だって設立したてで利益が出ているか、企業の経歴などを審査にかけるので必ずしも加入できるとは限らない。
彼女たちの年齢が30代半ばなら保険料はまだ少なかったはずだが、会社側の保険料負担金を考えると、会社の利益が上がってきてから健康保険の加入をしようと考えていたとしても無理はない。

まず、無保険で診察してくれる医療機関を探すのは大変。
キャッシュプログラムがあるかどうか電話で聞くか、知り合いに紹介してもらうしかない。会社を立ち上げたばかりなら、予約を取ったら自分の代わりの人を手配して診察してもらう時間を作るのだ。症状が軽微なら診療の手配を考えるのも億劫。大したことがなければ大きな出費になるから。

アメリカで生きるということは親の庇護も会社の庇護もないということ。
頼れるものは自分と自分の配偶者だけ。どちらかに 「頭」「目」「足腰」に支障ができたらアメリカ生活が成り立たない、か、非常な困難になる。

車社会なので、電車なんかないし、バスは自分の行きたいところに走ってないし、自分で車を運転するから移動の自由があるのである。「頭」「目」「足腰」に異常がでたら移動の自由はない。

もしガンであったら。
生計のための仕事が不可能になって収入が減り、保険でカバーされない医療費の持ち出しがある。莫大な借金を抱えることになるかもしれない。だからガンになると自宅が一軒無くなるといわれている。

アメリカで生活する人生には常にブランB、プランCが必要なのである。
銀行口座の残高と自宅の今現在の評価額、解約できる生命保険の価値、その他金融資産と、負債の総額を常に念頭に置かねばならない。体に異常がでて就労ができなくなる、とどのようなプランBが必要か。常にシュミレーションをしておかなければならない。

一旦起業すると自分の生活だけではなく、従業員の生活も保障せねばならないのだ。
自分の体調が悪くて会社の営業ができなくても従業員の生活は保障せねばならない。2007年に甲状腺がんの疑いでバイオプシーをやった時もは、自己憐憫やショックに陥るのは贅沢であってそんな感情に割く時間もなかった。

自己憐憫、依頼心はアメリカで生きていくのには邪魔。
だから捨ててしまった。いったん捨ててしまうと拾って埃を払って又使うというわけにいかんものである。だからおばちゃんは今も可愛げがないのだ。“可愛げ、儚げ“の代わりにふてぶてしさと破れかぶれがある。

ちかごろ井上ひさしの「モッキンポット師」の一節をよく思い出す。
終戦後の貧しい日本で貧乏学生が必死で生きようとするだが、悪知恵が裏目に出る。面倒をみているカナダ人のカトリック神父である師が後始末をしなければならない羽目になる。

「助けてください。モッキンポット師。でないと僕らは死んでしまいます」と師に助けを求める。
モッキンポット師は不思議そうに「死んだら困りますか?」と問い返し、貧乏学生であった著者は絶句する。
カトリックの観念で「死」は「喪失・終末」ではない。

おばちゃんはカトリックではないが、「死んだら困りますか?」と正面切って問われたらどう答えるか。つい、商売をしていた現役に戻って、ええっと、私は今は引退したから、体の評価としては築6X年、査定額は0だな。社会的評価額も0に近いから、死んで困るのはおじちゃんだけか?

心持はどうかというと、これをやり遂げないと絶対困るというUnfinished businessesがもうない。面白そうなものがあったら挑戦するにやぶさかではない。できる間はやる。だが、やり終えなくてももう嘆く必要はないのじゃないか。おばちゃんのブログも書きたいと思う気持ちがある間は書き続けようと思う。

現在日本人の死因の1位はガン28%。
男性の3人のうち2人がガン、女性は2人に1人がガンで亡くなる。珍しい病気ではない。両親のどちらかがガン。あるいは家族にガン患者がいて不思議ではない。

ガンは宣告から時間はあるので、ある程度Unfinished businessesをやることができる。不慮の事故などで命を持っていかれるより始末のよい病気だと思うがどうだろう?

結局、ブログ主のみづきさんはアメリカ生活を切り上げて日本で闘病生活をおくられた。
保険をどうするか治療費をどうするかと考える必要がなくなってまずよかった。それでもブログのあちこちからはご本人の悲鳴が聞こえてくる。亡くなってから14年も読み継がれるのはそこに人間みづきさんがいるからだろう。自分がやったことは残らないかもしれないが、自分がいたということを彼女は書き残した。

いろいろなガンがあっていろいろなガン人生がある。みづきさんはおばちゃんの半分くらいの年齢だったのだから、まだアメリカでやりたかったこと、やり残したことがあったに違いない。謹んでご冥福を祈りたい。

闘病記ー時系列

アイタタタ、タ

五臓五腑になる入院記

再入院のお知らせ

発覚

告知

闘痛記

日本のチーム医療・パッケージ治療

異色・入院雑記

娑婆に復帰

総武本線 内房まわり

ぼちぼち動いてます

術後2か月目

闘病記さまざま

ガンの光線力学療法

経過観察中 4か月目

がんのゲノム解析

・ドクターに聞いてみよう

ドクターに聞いてみよう・2

・経過観察6か月目

川島なお美の場合

術後7か月

ベンツ切開

パラレルワールドの保険金

交通事故と病気のリスクはどの世界でも常にある。
不測の事態に備えて保険を買っておきたくなるのだが、アメリカというところでは、月々のユティリティの請求書やDMに傷害保険やがん保険の申し仕込みがしょっちゅう同封されている。

先月の電気代がいくらだったかをチェックすると同時に、「掛け金が月にたった2ドルでがん保険。乗り物の事故補償で月6ドル」などというキャッチのチラシをついつい読みふけってしまう。

おばちゃんもいつどうなるかわからないアメリカの生活にふと弱気が出たようなときに、申込用紙に名前を書いて返信してしまった。印鑑もいらないし。

こっからはパラレルワールドのアメリカのパラレルおばちゃんの話。
パラおばちゃんは安いがん保険につい加入してしまった。

貧乏暇なしで何とか仕事が回っていたが、ある日何気なく喉元に手をやると首の付け根に膨らみがあった。左の首の付け根の甲状腺のあたりにウズラの卵の2倍くらいの不自然なしこりがあって背筋が一瞬冷えた。

これはやばい奴。かかりつけに予約を取って診察してもらうと、片側だけのしこりは悪い印!などと独り言を言うので、パラおばちゃんはなおなお嫌な予感が広がった。
提携病院でバイオプシーを受けることになった。

検査技師は中身はリキッドに近いねと言いながら甲状腺に針を刺すので、パラおばちゃんはしこりの中身を全部取っちゃってと言ったのだが、「残念だけど、一度抜いてもまた戻ってくることが多いんだ」
そっか、じゃやっぱり日本に帰国して治療になるかなと覚悟を決めた。

パラおばちゃんは前世によほどの徳を積んだ人らしく、2週間後の検査結果はネガティブだった。かかりつけのドクターもおばちゃんに検査結果を報告しただけで、もう一度診察に来いとフォローアップも要求しなかった。

検査で一度中身を抜かれしぼんだしこりが再度パンパンに膨らんだ後、なぜか急速に小さくなり始めた。毎日多量なタンが出て、気が付いたら甲状腺はペッタンコになり2度と膨らむ気配がなかった。

パラおばちゃんは準備の良い人であったから、バイオプシーの予約の前に、加入したがん保険に電話をして、がんらしいので保険金請求フォームを自宅まで送ってくれと依頼しておいた。

こっからパラおばちゃんの記憶はあいまいになるのだが、保険金請求フォームが届いて、でも検査結果はネガティブだったので記入して返送したことはないはず。
ないはずなんだが、何故か保険会社から補償金のチェックが届いた。その額1300ドル。あて名は間違いなくパラおばちゃんの名前。

あれ?保険請求フォームは送ったんだっけ?自分の記憶に自信が持てなかった。
当時は機械のように朝起きて仕事に行き、13時間立ちっぱなしでくたくたになって帰って寝る。昨日と今日の区別がつかず、レジの前に立って瞬きをすると日付が変わっているような生活。無理やり半日バイオプシー検査も入れスケジュールに追われすぎて病気も保険金も現実感がなかった。

ちょうどパラおばちゃんの日本のおばちゃんが亡くなったという訃報を受けたのも確かこのころ。

一日の仕事が終わって帰ってきてリビングのテレビでその日のニュースを見る。リビングのコンピューターはテレビの隣で、カウチに寝そべった体を起こして、50センチ先の電源スイッチを押せばよいのだが、体を起こすのが大変、手を伸ばすのがかったるい。ひたすらだるくてメールのチェックができない。どうせ後何時間かしたら起きて仕事に行くのである。

ある晩だるい体を起こしてコンピューターの電源を入れた。そしたら、日本の父方叔母の訃報メールが入っていた。あの福々しいおばちゃんが亡くなったのか。疲れすぎた体には遠い日本のニュースがなかなか実感としてわかず、一晩寝たらコロッと忘れた。

本当に訃報を忘れたのだ。
なんかニュースがあったような気がする。何だったか忘れた。重要だったかもしれない、でも仕事は休むわけにいかず出勤して仕事して寝た。2か月くらいしてからふと訃報を思い出した。その時は遅すぎて何もできなかったが。

人間忙しすぎるととんでもないことまで記憶から欠落するようだ。
そういえば知り合いのご主人が週末ごとに日本に出張!で2か月くらい猛スケジュールが続いた後、奥さんが旦那がおかしくなったと愚痴っていた。
何を言っても忘れてしまうのだという。娘の大事な学校行事や家庭内の連絡事項や5分前言ったことも覚えていない。

今だからわかるが、そういう状態はたぶん限界を超えかけていたのだと思う。パラおばちゃんのがん保険金のチェックもそういう状態の時に届き、保険会社に問い合わせるのも地獄のように面倒で考えるのも不可能に近かった。

んで、1300ドルのチェックは裏書きして銀行に入れてしまった。
保険会社が間違いを発見したらきっと何かを言ってくるだろうし、そうしたらチェックで返せばいいし。

パラおばちゃんの脳みその3%くらいは正気が残っていたので、1年くらい保険料を払い続けてからキャンセルしたかもしれない。1年間分の保険料だって40ドル足らずだったし。

結局、保険会社からは何も連絡がなかった。今でもたまに考えるが、あれはいったいどういう間違いだったのだろう?バイオプシーの保険金だったのか?それともパラおばちゃんは死んで死亡保険金が出たのか?パラレルワールドのアメリカの話であった。


俺を殿下と呼べ– 小室圭


俺をHis royal highness =殿下と呼べ
小室圭が言ったそうである。

あずみん& ゆみりん https://www.youtube.com/watch?v=WjO3sGtXN70

最近、外務省やのリークが少なくなったと思ったら、発言の内容がよほど腹に据えかねたのかニューヨークのお世話係からもれ出てきたリーク。最新版のテーミスの記事より。

お世話係が小室圭に勉強をすべしとかなんだとか意見をしたら、その返事が
Shut up! 俺をHis royal highness 殿下と呼べ。さらにはもっといいマンションに住みたい。と言ったそうだ。
元皇族のCommoner husbandが、。

彼らのビザについてはH1Bが取れたとか、O-1だとかそれにしては日本行きフライトに予約が入っていないとか、いや国連に勤務するとか、さらには投資ビザE2をとるとか、とことん情報が交錯しているのは、ここんとこ、彼らのニューヨーク支援隊も情報を統制されていたのかもしれない。

お世話係は小室圭のこの発言には腹が据えかねたのか、小室圭の暴言情報がでた。
「Shut Up. 俺をHis royal highnessと呼べ、。」

恐ろしいのは、もし将来皇統が秋篠宮家の息子の宮に移って、その宮には女の内親王だけ、あるいはお子様がいなかった時には、皇室典範の男系男子を撤廃しない限り皇室は同系の男子を持ってくる可能性がある。

皇統が廃絶されるのは宮内庁も政府も全力で否定するわけだから、皇室典範の「団系男子」の男子が削るか、同系の姉妹のお子眞子さんと小室圭に男の子がいた場合、ニューヨークの姉の子に皇位継承の可能性も出てくるのだ。

His royal highnessが現実となる可能性がゼロではないわけだ。
想像するに絶望的な未来である。今上があと20年も健やかにおあせられれば、ニューヨークやや次期宮方面に、さらなる問題が噴出して国民の不満が限度を迎えることがあるかもしれない。20年の間に皇室典範をまず変えられる機会が来るかもしれない。

現在つかいっぱしりをさせられているLS週3勤務の小室圭は、給与だけはいつの間にか弁護士並みの2000万という。外務省経由で金が出ているのだろう。情けないことである。

この男の目標は米国の永住権である。
日本国民の批判が聞こえない国でのうのうと生きることを目指している。

永住権がついてこないE2を狙っているとはどうも思えない。一番簡単で永住権が取れるのは、やはりEB5のリージョンセンター案件だ。

コロナで一時停止されていたが再開されたので、全米にある永住権付投資物件はよりどりみどり。業者が世話をするEB5パッケージの物件を買えば、気楽な大家さんをやってれば永住権が付いてくる。

自分でビジネスを起こして10人のフルタイム雇用を用意したり、ビジネスの経営をする必要もない。一番簡単な方法である。銀行の口座が妻と俺の共同名義になっていれば、俺の金と一緒ではないか。

二人の永住権を買うのだから90万ドルでも安いだろう。自分の懐が痛むわけではなし。金は沸いてくるものだ。俺はHis Royal Highnessだから。

人を見る目がない人間は見る目のなさの結果を自分で受けるしかない。アメリカ人もバカではない。自分の実力で人生を切り開いてきた人間か、人にぶら下がってきた人間か、尊敬を払うべき人間には尊敬を払うだろう。

同僚のランチの買い出しに行かされる人間が尊敬を払われているわけがない。ひも人生まっしぐらである。


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