スキーに来ているアイ子ちゃんからLineが入った。
こんな請求が来ていてよく見ずに払ちゃたっんだけど、詐欺かな?使った覚えがないの。
HETSUDOSUPOACA-TSUSUTE-SHON NAGANO JP
Transaction Date 01/13/23 Posting Sate 1/13/23
$193.61
Begin region Purchase Mode CARD PRESENT
越後屋さんもヤキが回ったかもしれません。それは詐欺です。
カードに電話をして支払いをストップして、それからDisputeを申し立てれば返ってくる。
アイ子ちゃんは、え~、でもオンライン・バンキングから払ったのに?
話がまどろっこしいので、電話に変えて越後屋さんを尋問する。
おばちゃん:この請求はメールできたのか?――違う。
アイ子ちゃん:オンライン・バンキングでこのTransaction請求を見たの。
おばちゃん:オンライン・バンキングで払ったというのは、銀行はWFか?――そう。
ではこれはやはりWFのクレジットカードなので、支払いはストップすることができる。
カード会社に電話してストップして、。
アイ子ちゃん:一緒にスキーに来た友達にも同じ文面で、でも違った金額で2回来てるって!
おばちゃん:ああ、それはもっと重大!
すぐカードに電話をしてカード自体キャンセルして。友達はLAXから同じフライトで成田について、行動はずっと一緒だった?
アイ子ちゃん:-そう。タクシーもホテルもレストランも同じ。
それは、マーチャントでカード情報を二人一緒に抜かれたか、あるいは空港でカードの磁気をスキミングして盗まれたと思う。すぐカードをキャンセルして、。
アイ子ちゃん:やっぱり、電話かけるの?
当たり前じゃん、カード会社のカスタマー・サービスは7 Days 24 hoursじゃない。(日本のカードはそうじゃないけど)
アイ子ちゃん:同行のお友達はオンラインで問い合わせるって言ってるけど。
そういう生易しい話ではないので、カードのエマージェンシーかLost & Stolen電話にしたほうがいい。
現役時代OCで一度、大規模なカード詐欺が発覚した。
スキミングされたか、それとも悪徳マーチャントがカード情報を流したか、カード会社の捜査が入って日系のドコソコが発生地だとうわさが流れた。どこのビジネスだったか特定名は流れなかったがおおむね事実であったようだ。
お客さんのクレジットカード情報は1年間事業所に保管せねばならない。
法律が緩かったころは、レシートに16桁のカード番号も個人名もすべて打ち出されたカードレシートが残るから、その保管方法はおばちゃんも悩んだ。
半年に1回ほどカード会社から売り上げについて質問が来るので、自宅に持って帰るのは不便だし従業員の目の付くところにも置けない。
クローゼットのロッカーにカギをかけて保管するしかなかった。
マーチャント側から、クレジットカードのプロセスを述べてみよう。
電子支払いはすべて同じように見えるかもしれないが、Transactionの信用度というのは実際のカードの取り扱いで違う。
どういうことかというと、
1)小売業では客は小売店に来て、店のカード端末で実物のカードを「スキャン」して払う。
2)オンライン・ショッピングでお客がオンライン上でカード情報とセキュリティ・コードを入力して払う。
3)お客が電話をかけて、口頭でカードナンバーを伝えてマーチャントが端末でプロセスする。
以上のトランザクションは1)が一番信用度が高く、3)の信用度は一番低い。
信用度が低いとマーチャント手数料が高くなる。
だからおばちゃんは、確かな常連さん以外は電話でクレジット販売を受けなかった。
カードで売り上げが上がると、客に1セット、マーチャントい1セットレシートが残る。その日の最後にクレジットマシンからtransaction集計を打ち出してDepositボタンを押すとクレジットカード会社に売り上げ集計情報が送られる。日中のお客さんの個々のtransactionもその都度クレジットカードや銀行(デビット・カード)に通知されている。
次の日におばちゃんのビジネス口座に入金され、1か月後には集計のStatementが届く。
十数年のうち数回クレジット会社から、クレジット売上の調査が入ってきたことがある。
カード会社が郵便で 何月 何日 XXXX・XXXX氏の売り上げについて売り上げのカードレシートのコピーと、売上伝票のコピーを出せと言ってくる。
ロッカーのカギを開け、該当の月の伝票をとってカード会社にファックスか郵便で送る。
一度、XXX・XXXX氏から請求無効の申し立てDisputeを受けたので、売り上げ伝票とカードレシートのコピーとTransactionの詳細をすぐ知らせろ、proofを提出できなかったらこの売り上げは引き上げる。と通達があったことがある。
おばちゃんはXXX・XXXX氏を実によく覚えていた。
なぜかというと、常連のピーターと奥さんが連れてきて、本人は非常に無礼で尊大だったから。何を買い何を話し、同行のピーターと奥さんは何を買ったか、本人のXXXX氏はどんな服装をしていたか、など詳細にリポートを書いて伝票コピーと一緒にカード会社に送った。売り上げは引き上げられることなく、2度目と問い合わせはなかった。
XXXX・XXX氏がぎゃふんとうなだれてカード会社へDisputeを取り下げたのは間違いない。
カード会社の照会が来た時にちゃんとした販売証拠を提示できないと、カード会社は振込口座から強引に売上金額を引っこ抜いていくのである。
ということは、カード詐欺にあったと確信したらまずカード会社に電話をして支払いを止める。
楽天はこのプロセスがトロイ。
どれだけマーチャントと交渉したか、キャンセルの言質を取ったかなどの証拠がないと、支払いを止めてくれない。馬鹿な話だ
さて、アイ子ちゃんのカード請求の詳細を見れば、まず中華系かベトナム系のビジネス名で購入場所が北京、カードの使用状況は現場でカードの提示とある
アイ子ちゃんが北京経由で成田に来たとは聞いていないので、北京でカードを提示することは不可能であったはず。よって、これはスキミング・詐欺だろう。通報!
お財布にスキミング防止用のカードを入れておかなかったのか?
アマゾンで安く中国製が売っているのだが、。中国製のスキミング防止カードが中国人のスキミングツールにどれくらい有効なのか、ちょっと考えると面白いが。
おばちゃん?
もちろん防止カードを入れている。ついでにキッチンのアルミフォイルを3重に折って、お財布をくるむように財布の内ポケットに挿入してある。
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