美食の国

日本の食べ物はおいしいねぇ!
とちおとめを初めて食べて、漫画のように目が点になりその後ハートになったわ。コンビニ・スイーツでさらに衝撃を受けて、そのあと値段で驚愕して日本は大変なグルメな国だったんだと再発見した。
「苺娘」がアメリカで販売されたら、ケーキ屋さんには行列ができる。グルメだったデービッドやTに食べさせてやりたい。オイオイ(泣き)

この前、地味な見かけのピスタチオ・プティングを見つけて、これはおいしいのではないかと直感で買って、案の定飛び切りの美味だったのでコンビニに行くたびに探す。イオンでも探したのだがお目にかかれない。たった143円だった。日本の味のレベルはすごい。

レストランで一番驚いたのは「す〇や」と「サ〇ゼリア」。人に話すと馬鹿にされるのでここ書く。
この“人に話すと馬鹿にされるチェーン店”の味の水準は、アメリカで超えるものはほとんどないのだ。
入った客の7割が満足し、食べてさらに8割が納得して、支払いで10割が満足する「す〇や」。こんなレストランはアメリカで金輪際あるもんか。

ちょっとショッパめ「吉〇家」はアメリカにもファースト・フードレストランの「Beef Teriyaki Bowl」を出していいるが、日本人に完食できるかどうかわからない。

炒めた牛肉とゴリゴリの湯で加減のブロッコリが、めっちゃ甘辛いネトネトの餡が絡まって、時にぐしょぐしょのご飯の上にかかっている。

アメリカの普通の家族用イタリアン・レストランのパスタは大抵ふなふなでコシがない。イタリア系の経営者のイタリアンに行くと、ちゃんとしたパスタが食べられるが、値段はサ〇ゼリアの4倍くらいだ。それも探さないとどこだかわからない。

「サ〇ゼリア」でドンぴしゃの湯で加減のペペロンチーノを生まれて初めて食べて、本当に衝撃だった。アメリカのイタリアンにペペロンチーノはなかったから。

麺の質と湯で加減とシェフの味加減がばっちり出てしまい、さらに「肉」が入っていないパスタはアメリカで売れないだろうから。

ディアボロソースだっけ?アメリカ人なら瓶で買うから売ってくれって言うね。
それで、お会計の時に3度目のびっくり。これだけ食べて二人で2000円でおつりがくるの?チップも要らないの?

まぁ、なんと美食家の天国みたいな国。
おばちゃんは心底感激していたので、オリンピック・ボランティアのセミナーで「海外からいらっしゃった外国人に日本のどんなところをお勧めしたらよいか?」というトピックで「サ〇ゼリア」と「す〇や」を力説した!

グループのボランティアの皆様は、きっと普通のお育ちだったと見え、最初はあきれて、次におばちゃんを「憐み」最後は何を言ってるんだろうこの婆さんはという困り顔が悔しかった。

アメリカではまず、「食える」かどうかが問題で、「味」と「値段」ははるか先にある哲学的な悩み。
遠出して、知らない街で周りにアメリカのファミリーレストランしかなかったら、まず魚料理は排除する。焼きすぎか味がついてないか、生臭いから。

ビーフはアメリカでも高いが安ければ固い。高ければ噛み切れるけどしょっぱいか、味がついていないか焼き過ぎ。
残るのはチキンだけど、フライドチキンは下手をすると口の中を怪我をする。固くて粉も多めのバリバリに揚げてあるから。結局サラダと、ピザを頼めばお腹は膨れる。サイコロのロゴがついたピザはまずい。

だから、おばちゃんとおじちゃんは普段ハンバーガーを食べない。In & Outは別だが、。
どうにもならなくなったときにハンバーガーを食べるしかない時が多いので、普段は食べないようにしておく。

美術館と博物館はかなり高い確率で食べられる選択肢が全滅し、バーガーしかなくなったりするのだ。
ただ、ゲッティ・センターは味はどちらかというとマシ。値段は5割増し。ゲッティ・ビラはうまい。値段は市中の倍。

冷凍のホウレンソウとピザはまずいが、「サ〇ゼリア」「す〇や」は日本の宝だと思う。感謝しないといけない。アメリカから「普通」のアメリカ人がやってきたら、この二つのレストランに連れて行けば喜ばれると思う。


人に直接言ったらまた馬鹿にされた。
「サイゼリア?」貧乏人?舌が貧しいの?美味しいものを知らないの?
おばちゃんは悔しい。ミシシッピとは言わない。アリゾナかコロラドに3か月くらい島流しにしたい。

朝はドーナッツで始まる。昼はバサバサのパンのサンドイッチか、ギトギトのピッザ、バーガー。白いご飯?無いぞ。クタクタのパスタに生のブロッコリかゆですぎたブロッコリ。醤油をかけてもなんともならない。
シーフード?あなたの思っているシーフードは存在しあい。エビか鮭が食べたいの?それ以外のシーフードって何?
砂糖のアイシングでネトネトのペストリー、甘すぎて歯にしみるケーキ。さっぱりしたものが食べたいって?サラダとスープね。マカロニ・チーズ食べる?

3か月くらいで息も絶え絶えになったら、サイゼリアに行ってよし。きっとオイオイ泣くから。たかが3か月じゃん。軟弱!おばちゃんたちその100倍以上居たから。


mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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1件のコメント

  1. 日本は外食や中食が美味しくて手ごろな値段でいいですね。私は東京では絶対にあるピザやさんに行きます。六本木と青山にお店があるのですが、ナポリのコンテストで優勝した方が経営しているそうです。ロンドンに丸亀製麺のうどん屋さんが開店したそうですが、とても繁盛しているそうです。私も立ち食い蕎麦やうどんは好きで、日本橋などで食べたりするんですが、本当に安いです。

    海外在住で老後は日本でと言う人も多いんですが、食べ物の嗜好は昔と違っているのかもしれません。私の場合は、多分、チ-ズ(無殺菌の)でとバタ-、それとお肉は海外で慣れた物を欲しいと思うでしょう。

    • 私はちゃんとしたPhoが食べたいですね

      • 昔、私は有楽町のサイゴンと言うお店が好きでよく行っていました(お店の場所は少し変わっているようです)。そこのPhoは美味しかったですよ。当時、ベトナム人が料理していました。今も同じ味なのかはわかりませんが。。

  2. りんどう

    海外生活での食の問題は切実ですね。私の場合は、リンガーハットに救われました。(今はおそらくないでしょうが、懐かしい味でした。)逆に、アメリカもなかなかやるな、と感じたのは、サラダのフレッシュ-チョイスとトレーダー.ジョーズでしょうか。ふじりんごジュースがあったのを懐かしく思い出します。日本の食のレベルは、普通に手が届く範囲でかなり高いのでしょうね。ありがたい事です。サイゼやコンビニスイーツも大好きです。メニューに反映される四季の感覚もなかなか繊細だと思います。そうそう、ご近所に日本人の若い寿司職人が住んでおられました。少し昔ですが、お寿司屋さん、多かったような気がします。

    • リンガーハットがあったら乗り切れますね。うん。

      トレーダージョーとwholefoodsは意見が分かれますね。
      wholefoodsに行って好きなだけ買ったら、3桁が吹っ飛びますもん。

  3. 2年ぶりに帰国しましたが、コンビニのクオリティに再度驚きとありがたさを実感しました。あの値段であのクオリティは素晴らしいの一言です。こっちではパンなんて食べたいと思わないのですが、コンビニのサンドイッチにはかなりお世話になりました。LAの日系マーケットはテキサスに日本人が大移動したからなのか、以前に比べて品数もコンディションもイマイチな感じがします。OCの方が日系マーケットを始めアジアン系は活気がありますね。少し前,近所にWholefoodsが出来たのですが、デリとかイマイチです。Seafoodも一通りあるけれどShellの貝とかは口が開いてて死んでるのフツーに置いてますね。 あさりが無性に食べたいときはレドンドピアまで頑張って買いに行ってました。食の事を思うと老後は日本へ帰国になるかな〜などと思う今日この頃です。

    • お~、レドンドピア!
      貝を見ながら真剣に悩みましたね。
      腹を壊すんじゃないか?

      勇気がなかったので、結局カニにしました。
      うまかったです。

  4. 初めまして、KK関連のトピックから時々お邪魔しています、アメリカ西海岸在住20年です

    アメリカに住むようになって、外食する時、ああ、外食が高いのは、その値段に「食べる料理だけじゃなくて、買い物、調理、配膳、片づけ、皿洗い」全部が含まれているからなんだなぁ、と自分に言い聞かせるようになりました
    出てきた料理があまりに満足できないので、そういう理屈をつけないと値段に納得できないからです

    日本では、こんなこと考えたことなかったです だって、目の前に出てきたお料理が美味しくて、十分満足できたので(あるいは至福だったので)そのお料理そのものだけにお金を払って当たり前、という感じでしたから

    美味しい食事は、日本ですね

    • あんまり長すぎると、新鮮な魚を食べても感動する感性
      が無くなっちゃいますからね。
      刺身の盛り合わせで3種以上魚を食べると、お腹を壊すんです。

      自分で野菜を作ると楽しくおいしく食べられて幸せ。

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