領事館に在留届

日本に住んでおられる人たちが誤解しないように在留届について書いてみる。
日本以外の国で3か月以上滞在する場合は、領事館に在留届を提出しなければならない。おばちゃんたちは紙に手書きで領事館に郵送の時代だった。

90年代の初めは、質の悪い「わら半紙」のようなレターサイズの紙に、氏名住所と電話番号を書く欄だけのすっかすっかの届け出書だった。

一回出しておけばそれでよいのだが、出さなくとも罰則は明記されていない。
国が言うには、海外で緊急事態が発生した場合には、日本国大使館や総領事館よりメールによる通報や迅速な援護が受けられますーー。ということだが。

赴任してすぐに提出しておいたが、LAの暴動が始まっても、大規模山火事(夏のお約束)が家に迫ってきても、911の時も、アメリカがアフガンにファイトバックした後も、領事館からはただの電話一本もらったことがない。

そのくせ、家を買って引っ越したら、どうして新住所を調べたものか、在留届の提出をお願い、などと手紙が来た。領事館に気遣ってもらったこともないが、書類の提出のお願いはされた。オンラインサービスが始まったあとでも、メールで何かのお知らせをもらったわけでもない。

在留が長い邦人、あるいは永住権をとってしまった在外日本人は、日本領事館や日本の外務省が何かをしてくれるなどという期待は全く持っていない。

何か自然災害、暴動戦乱などが起こったとしても住んでいたアソシエーションやシティの避難指示のほうがよほど頼りになる。

現在の在留届は、日本の連絡先や実家の連絡先や、仕事場など細かく記入をさせようとしているがそんなものを記入したところで、ただの平民の安否を領事館が心配してくれるわけがない。形だけの書類だろう。

平民でない人には、住むところから警備の手配まで専用のスタッフまで配置し細かく手厚く保護しているようである。小室夫妻がニューヨークに在留しているのを一番よく知っているのは、外ならぬ外務省と領事館である

自分が手配をして住まわせているのだから、小室番が部屋にも直接お伺いに行くに違いない。今更在留届を出せなどととんだ茶番である。

一朝、戦乱暴動などがあるとき、在留届在留邦人のリストに載っていなくても、外務省が真っ先に救出に向かうのが小室夫妻だろう。

それを在留届が出ていない、個人情報を出すのを懸念する小室圭、困惑する外務省などの記事を出したのはどのような魂胆があるのか?


最近は日本に一時帰国して「ジャパン・レールパス」を購入するときに、在留届のコピーを見せないと購入ができないように指示しているようだ。かつてはグリーカードの提示だけで買えたのに。嫌がらせをするにはよく知恵が働くと思う。


mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
ブックマークする パーマリンク.

1件のコメント

  1. 私も、この在留届の関係の記事はとても奇妙に思っていました。たまに、提出するのを忘れている人たちもいる事はいるんですが、これだけの有名人が出さないと目立ちますね。

    確か4年前も在留届を出さないと言う記事があったと思いますが、そうすると、今まで出していなかったと言う事でしょうか。個人情報が洩れると言っても、当時は寮に住んでいたんだし、彼の個人情報は私たち既に十分知っていたんですが!  そして、また今回も出したくなかったと言う事でしょうか。M子さまも出す必要があるでしょう。

    大使館に彼らの専属担当の人がいるくらいだし、住所や電話番号を漏らす職員がいるとは思えないんですよね。でも、ひょっとして、あっと驚くような個人情報が含まれていたのかなんて、妄想してしまいます。例えばなんですが、彼のパスポートが外交パスポ-トだったりしたら、とても驚いてしまうんでしょう。これは単なる妄想です。

  2. 大船山・黒岳

    mikieさんのお言葉通り、国(外務省在ニューヨーク日本国領事館)が手配して住まわせ、身辺警護までしている小室圭・眞子夫妻に在留届云々の話は全くナンセンスなことだと思います。
    秋篠宮文仁親王の長女とはいえ、既に一般人となった小室眞子氏への税金による手厚いサポート等に対し、国民に選ばれた国会議員のだれもが意を唱えない現状もいかがなものでしょうか?
    一方、先月22、23日のニューヨーク弁護士試験会場に現れた小室圭氏の風貌を見て、彼を試験会場に送り出した小室眞子氏とのつり合いに納得したのは私だけではない気がしています。

  3. りんどう

    現在は一般人の2人ですから、形式上は在留届を提出してほしいと言うことなのでしょう。提出することによる不利益はないでしょうから、本来は言われる前に済ましておく事柄かと思います。週刊誌なども2人の生活の様子等の取材申し入れより、仮に公費での2人に対する多額のサポートがあるのなら、そちらをきちんと検証して記事にして欲しいと個人的には思います。2人に常に付き纏う大きな疑惑ですから。

  4. 何度も失礼します。やはり、この在留届けの記事はひっかかります。

    在留届けを出したかどうかは領事館と日本政府しか知らない。出したか出していないかは個人情報なので晒されるべきではない。しかし、新潮の記事によると、政府関係者が話しているとの事。在留届を出したかどうかなんて、それ程大袈裟にする程の事でもないのに何故このように週刊誌が記事にするのか? 住所や電話番号等全ての事は総領事やシニアメンバ-が知っているはずなので、在留届が出されなくてもいざと言うときには問題ないはず。

    私の妄想では、この記事は大したことない茶番でガス抜き、または、この政府関係者は色々な事で不満に思っていて漏らしたぐらいでしょうか。多分ガス抜きの方だと思いますが。

  5. 個人情報って、住んでいるところも勤務先(?)も知られているのであとはケータイ番号とかアドレスですかね。届けを提出しているかいないかも個人情報ですよね。きっと、提出するように催促されているのに提出せずに、今になってしまった。個人情報漏れること危惧していたなんて後付けの言い訳。紙切れ1枚すぐに提出できないルーズな夫婦であることをリークしたかったのではないでしょうか。
    高級レジデンスにに住みながらあの身なり。個人情報云々よりも、家事も仕事もしないだらしのない生活を家政婦さんに見られるほど恥ずかしいことはないとおもいますが、そんなことは気にしないのでしょうね。

  6. 先ほど送信した「匿名」です。※家事も仕事もしないと勝手に勝手に決めつけております。多分、そうではないかと思っている次第です。

    • 匿名さま、

      日本だと、中流以上の家庭の奥様でも家事をしないと白い目で見られるようですが、欧米ではそんな事ないように思います。私の住んでいるところでは、お金持ちの家庭では、ほぼ毎日家政婦さんが掃除洗濯アイロンがけシーツの替えなどしていて、料理人が別にいる事もあります。中流ぐらいの家庭でも、週に2回ぐらいの家政婦さんは当たり前です。なので、元プリンセスに、平民のお金持ちより下の生活をさせるわけはないと思っていました。

  7. りんどう

    日本でも戦前や今から50-60年程前ですと、商家や銀行の部長さんクラスのお宅だと「お手伝いさん」や「ねえや」の存在が普通だったのでしょう。今は共働きも当たり前となり「家事代行サービス」でしょうか。日本で少し前に「わたしの家政夫ナギザさん」という素敵なドラマがありました。いずれにしても、人を使うというのは使う側の才覚も必要です。圭氏夫妻がどのような生活を望んでいるのかはわかりませんが、人を使う才覚はあるのでしょうか・・使われる側が気の毒だという意味で少し疑問です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  • footer