さて不動産屋のKさんは屋根の吹き替え修理の見積もりをもってやってきた。
会社のヘッドレターで。なんや、Kさん、会社を畳んでへんかったのか?
いやぁ~、来ましたか。
大変な金額になりました。驚かんでください。
こういう金額になりました。
流しの屋根屋が最低でもこのくらい、と言っていた金額である。ふ~ん。やっぱりこんなものか。おばちゃんが驚きも怯えもしなかったので、Kさんはおやっと思ったみたいだった。
Kさんはどのくらい自分の手間賃を乗せているんだろうか?
Kさんが帰った後、おじちゃんとあれこれ推量した。
家の登記は帰国直後の住所でされているから、この際現住所に登記変更もしていた方がいいでしょう、とKさんは先回りして住所変更申請の委任状まで作成してつけている。申請料の二人分4000円だけだから代行料はいりません、実費だけでこれはおまけです、ということか。すると実質のKさんの仲介料は15万くらいかなぁ?
明日委任状を取りに来た時に、オンラインでいま着手金を振り込むので10万まけて、と言ってみよう。通るかな?
ニュースのヘッドラインでは来年は建築資材が爆上がりするそうである。インフレがヒタヒタと押し寄せているし、コロナのせいでユニットバスや便座やらいろいろ品薄になった後、暴騰していたのを知っていたから今年中に屋根の張替えを済ませたい。
おじちゃん、これでうちの屋根は30年大丈夫ね、南海トラフさえ来なければ。
関連記事