US Archives

おばちゃんは昭和のSFフアンであった。
少年少女空想科学小説全集からのたたき上げのSFファンで、早川や創元から出版されたハードカバー・文庫はもちろんのこと、雑誌SFマガジンと奇想天外は渡米するまでの号はほとんど収集した。SFMの創刊号から30号くらいがちょっと歯抜け。

高校2年の夏休みには京都へ、結婚後は東京で開催されたSF大会に参加した。一人で。
動いて息をしている本物のSF作家から大会プログラムにサインをもらって、そのお宝プログラムとコレクション本は実家に眠っていてどうにかしてくれと言われている。

50代の中盤からぱったり本が読めなくなったけど、どこかに「わくわく好奇心」が残っていて、たまに「カラパイア」「TOCANA」とか見ると、心が動いたりする。

この前、テレビでケネディー暗殺の新事実が発見さる!てのが放映されてNational Archivesから新リリースがあったとか放送されたわけ。

そうだわ。そうだった。
National Archivesよ!ここにはArea 51 やUnidentified Flying Objects情報も格納されているのよ。

歴代の大統領は当選してホワイトハウスで勤務を始めると、Area 51は本当にあるのか皆聞くんだって。聞くだけでなく、実際大統領は情報にアクセスと関与ができたのかな?おばちゃんは知りたい。
トランプは嫌いだったけど、UFO情報をリリースするように命令したことは評価する。

ああ、エリア51っていったいどうなってるのだ?
頭の大きな小人のような生物の遺体が保存されているのか?ただのフェイクなのだろうか。

前オバマ大統領が任期中だった時に、謎の物体の映像が放映されてどう思ったかとリポーターに聞かれ

Former president Barack Obama recently told James Corden in an interview that he had asked questions about extraterrestrial matters when the latest videos of the phenomena had been made public during his administration.
オフィスにきて、国にはどこかにラボがあってエーリアンの標本や宇宙船が保存されているのか?と聞いたら、ちょっと知らべて「ありません」という答えだった。

“When I came into office, I asked, is there the lab somewhere where we’re keeping the alien specimens and a spaceship?” “They did a little bit of research and the answer is no,” he continued.

でも何が本当なのか、私は本当に真面目なはなし、それが何かわからない空の物体の録画と記録があるんだ。
“But what is true and I’m actually being serious here, is there are, there’s footage and records of objects in the skies that we don’t know exactly what they are.”

(しめくくりで)他の大統領らもこの現象に注意を払っている。ビル・クリントンはロズウエル(Roswell1947)の事件についてはすべて目を通している。公表されているものはない。
Other former presidents have also looked into the phenomena. Bill Clinton had all the files reviewed on the famous incident in Roswell, New Mexico, but found nothing to share with the public.—-これはIndipendentの記事

Roswell事件からすでに75年は経過しているのだが、この事件の記録はいつリリースされるのだろう?ところが、

試しにArchivesの検索でArea 51と打ち込むと
Project BLUE BOOK – Unidentified Flying Objectsが上がってくる。おお、アメリカは意外と本気だったんだな。

https://www.archives.gov/

あ~、Roswell事件についても書いてある。
1994年にSteven Schiff議員の要求で、Roswell事件に関するすべての記録を監査するように要求して、空軍長官 Sheila WidnallRoswell事件に関する記録の調査を完了したって報告がある。その報告は出版されたって。

“The Roswell Report: Fact vs. Fiction in the New Mexico Desert”
ロズウェル・リポート: ニューメキシコの砂漠における真実とフィクション

ISBNナンバーISBN 0-16- 048023-Xだってお。たいていのガバメントの図書館にありますって。そうなの?

さらに個別のarea51の検索ではとんでもない膨大なファイルが上がってきて、ベトナム戦争時代のコンバット・リポートから始まっている。
ミッションの名前や戦闘エリアや軍の分類なんかは意味か分からない。

見る人によっては宝の山なんだけど、悲しいことにデータの読み方がわからないわ。無機質で意味がないことはお墨付き!退屈なリポートがてんこ盛りである。ワクワクなストーリーはどこにあるのだ?

SFファンより、ミリタリおたくの方が楽しめたりして。

mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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1件のコメント

  1. 何十年も前に留学していた時に、アメリカ人の友人の実家に招待された事があったんですが、彼のお父さんは(既に亡くなっておられました)、一流大学の教授でしたが、UFO研究家として有名な人でもありました。有名な方ですので、名前は伏せます。そのお家で、お父さんの仕事の資料を見せてもらったんですが、スライドフィルムが大量にありました。その頃は、私もUFOにはとても興味があって、日本のテレビではUFO特集を見たりするのが好きだったので(特に矢追さんの)、とても興味深かったです。

    AREA51については、前に井口和基さんのブログで見て、そんな事があるのだなと思っていました。この方は、以前はよくUFOの事を書かれていましたが。。

    私は、最近はUFOよりも、このパンデミックがSFだなと思ったりしています。コロナ以降は、前と全然違う世界です。シリ-ズもので、パラレルワールドがあって、スイッチして別の世界に行くというのがありましたが、何か、そんな感じです。

    • 思いもかけないところに同好の士がいるものですね。
      公にすると変人扱いされるので一人で楽しんでいたのですけどね。

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