米国年金の秘密3

12月に入って今年最後の米国年金の振り込みがあった。
FRBは年内これ以上の利上げを行えないだろう。利下げ予告はまだないが、ドルは下がり始め年金の振り込みレートは$147.23で終わった。

おばちゃんのシュミレーションシートは来年の2024年用にアップデートした。もし、米国からリタイヤ帰国を考えている人がいるなら次の表は日本生活の参考になるかもしれない。

ただ、おばちゃんは帰国してから全く知らない日本の税制や特殊用語を解読しながら自分の条件だけ(夫婦二人65歳以上年金収入 という超特化型)でシュミレーションシートを作ったので、一時所得や雑収入が多い人には対応していない

それと所得税のブラケットと計算方法はちょっと怪しい。
それでもオンライン上の税金シュミレーションサイトで試して大きな違いはないから、もし来年の確定申告で間違が判明したら関数か数式を修正しよう。

住民税と国保介護保険は6月の納付書を待って間違いを修正できる。これらの料率は自治体によって違い、日本では都会の方が安い。
日本の田舎に帰国予定の人はおばちゃんの料率と同じようなものだろう。日本での生活費の見当がつかない人は、おおよその目安だと思ってほしい。
注意することは米国年金は毎月振り込みの為替レートが違うので確定申告用に記録しておく必要がある。


まず、収入:日本の年金と米国年金
日本の会社の駐在で米国で働いていた場合、日本の厚生年金と国民年金は払っていたはずで、たとえ10年に満たなくとも日米年金協定があるから払った分は支給がある、はず。

とりあえず、シュミレーションの米国年金はサンプル額、夫2000ドル、妻1000ドル仮定
日本年金は夫4万妻2.5万と仮定

赤丸囲ったセルは入力用―自分の数字を入れるわけやね。
②$の点線セルに為替レートを入力すれば円換算して年収、月収を算出する
所得税計算の赤丸に控除額を入れれば所得税を自動計算させる
●住民税と国保・介護保険は日本の田舎 3級地として計算させる
右縦長表は自分の生活費の入力用
●公的年金控除額、所得税控除額、給与所得控除額などの表は関数用の参照テーブル 関数がわかんなくなったらここから参照させればよいし。

計算式を入れたら入力用以外のセルはロックしよう。

自分の数字の入力が済んだら、ドル為替レートの数字を次々に替えてみる。すると税額と社会保険料が変わっていく。

次は為替レートの変化に収入と税社会保障費を対応させた早見表である。

ドルと円の適正価格はどの辺が妥当かというと、おばちゃんの感覚では105円から128円くらいの間が一番ありそうで、2024年は130円前後で行きつ戻りつするのではないか。

1ドル80円を切った2009年リーマン・ショックの時代と違って、現在の円の価値が衰えているので、来年FRBが利下げを始め世界が不況に陥っても100円を切ることはまずないのではないかと思う。

例えば大変動が起こって100円を切ったとしてもその分税金は安くなり国保・介護保険料軽減税率が適応されるはず。下表の数字よりもずっと低くなる。(軽減税率は自治体によって違うのでもう面倒くさくて関数と計算式で対応できないわ)
ドルが安くなり過ぎたら、時間だけはたっぷりあるだろうから働けばいいよ。

最後は年金累計・受給総額のシュミレーションである。
米国年金はCOLAインフレ加算制度があり、さらにドル為替の変動があるから COLAの%為替の数字を様々に試してみると面白い。

おい、婆!これはただのイメージ表やないか、エクセルでも数式も入ってないやないけ?!
そうだす~。
あれこれ考えながらエクセルに計算式と関数を入れんのが楽しいんやないかい。
自分でも作ってみ。ボケ防止になるでぇ。

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mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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