別荘地に秋風が吹く

寒い。
夕べ寝る前に予備のアンカを入れて寝たのだが、夜中にお兄ちゃん猫が夜具の上にそれもアンカの真上に乗ったものだから、蹴とばすわけにいかずおばちゃんの冷たい足がアンカに触れられることはなかった。

まだ9月ではあるが、台風も通り過ぎてこのまま一気に秋に突入するかもしれない。
妹猫は寒くなると毛色が濃くなる質なので、なるべく白っぽくしておきたいおばちゃんはコタツを出すことにした。

天袋からコタツ布団を下すと折りたたんだ布団の中に、お兄ちゃん猫がジャンプした。ナニこれおかあしゃん、僕の好きなお布団!
というわけで布団をかけてコタツが完成すると、2匹の猫は狂喜してコタツに飛び込んだ。6月前にしまってからわずか4か月だ。山の夏は短いのぉ。

「地方移住」した元外資の60代男性、移住先で「嫌われまくった」ワケ  
9/21(水) 現代ビジネス

https://news.yahoo.co.jp/articles/b915a5ecbad6ff1728f29c4ee2ab77729852daa7?page=1

別荘地の虫食い私有地を再開発し、既存のごみ置き場などのサービスにただ乗りする新規移住者と、先住移住者との闘い、嫌われるタイプは、、みたいな記事。

この記者は以前も同じような別荘地、移住をめぐるトラブルについての記事を書いていた。この記者のお嫌いなのは「外資系企業あがりのやり手」
外資のすかした男にガールフレンドでも取られた過去があるのかもしれない。

特に外資を渡り歩いた経験者を「外資ゴロ」と書いている。
俺が俺がと自慢話ばかりの退職者が、地元民(先住移住者も含む)とマウントを取りたがり嫌われていく事例が多いと書いている。
外資系勤めが「外資ゴロ」なら外国住みは「外国ゴロ」か?外資勤めが、常に自分をアピールしてギラギラ、ガツガツしているのは否定しない。おばちゃんも覚えがあるからだ。

一言でいえば、文化変容のせいなのよ。
外科医は短気で独断的になり、会計士は細かく杓子定規になり、保険の査定人はやくざまがいになる。外資に努めれば自分を押し出さないと認めてもらえないので、勢い自分アピールは強くなる。

ヨーロッパ10年アメリカ20年で山の近所に最近引っ越してきたご夫婦は、山の管理会社のやり方がぬるい。住人全員が払う環境保全費/管理費で、もっときめ細かいサービスができるはず、住民が結束して要求しましょう!と目の前でぶち上げたから、よくわかる。

「マウントの取り合い」も否定しない。
移住して生まれ育った地域でない場所で、人と知り合うときには自分が何をしてきたか何ができるかをアピールすれば、お互いの力量を図ることができる。自分はこういう人間ですとの申告を自慢と受け取るのは受け取り手にもよる。
ファースト・コンタクトで相手にどのような印象を与えるかというのも交渉の第一歩だからな。

マウントというのは日本に限らず、アメリカでも中国人同士でもベトナム人同士でも、日本国でも、井戸端会議、幼稚園、団地、町内、学校、職場と, 人と接する場所でまんべんなくあるから、少なくとも人間として生きてきたら誰でもマウントを経験しているはず。マウントが不快ならマウントから外れるポジション、地域、世界を選べばよい。

山のお散歩をしている隣人にこんにちわとあいさつをしても3分の1は無視されることがあるから。

この記事では、別荘地の中で取り残されていた私有地に開発の手が及んで先住移住者と新規移住者の摩擦も書かれている。実際古い別荘地に住んでいるおばちゃんの内部者から見ると、開発デベロッパーに乗せられて振興・新築別荘を買わされるほうがバカ。

今、日本では建築資材がどえらい値上がりをしているのである。
新築の物件を買うくらいなら、中古の別荘をリモデルしたほうが質としてましな住処ができる。コロナでこの山の物件も活気づいたが、土地だけの物件は売れない。20年もほったらかしだ。すでに立っている別荘は前のオーナーが基礎にも内部にもたっぷり金をかけて凝って作られている。建っている家の方が売れるのだ。

そもそも、別荘地の中で売れ残った私有地というのはどういう場所か。アクセスが良くて、見晴らしがよい土地はとっくに売れている。家が建てられないほど厄介な地形か、土地を売りたくなかった厄介な地元オーナーが持っていた土地だと思ったらいい。

おばちゃんが物件を探していてまず第一に分かったのは、
見晴らしがよく平らな土地にはとっくに別荘が建っている。
見晴らしが悪く平らな土地は、町かと思うほど家が立て込んでいる。
残った山の土地は「斜面」つまり崖地、基礎をうんと積むか、足が高い高いした家を建てる。
眺望のがけ地、安定の平地は隣が目の前。

さらに、別荘地の「代」はすでに子供か孫に世代になっているのだ。初代のオーナーはとっくにあの世に引っ越して、子供はこの土地に飽きているからめったに来ない。家は雑草に埋もれている。

新移住人もそろそろ平均年齢は後期高齢者になっているから、いがみ合うより、腰が痛い、目がかすむと自分の体が大事な年になっている。体力があまりない。

日本全土で空き家問題があり、毎年静岡市の人口くらいが消滅して日本は人口減。物件の価格が上がるのは都市圏の便利な土地だけ。人口が減っていく土地の不動産は値上がりしない。財産にならんのよ。寂れて消失しそうな別荘地はそこら中にある。
いまさら地方の新興別荘地を開発しても瞬間で過疎地に戻りそうだ。

mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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1件のコメント

  1. 外資系ゴロって凄い言葉ですが、私などは典型的なそのゴロかもしれません。でも、もし私がそれでも日本の地方に移住するなら生まれ故郷かその近隣の所を選んで、受け入れてもらうようにするかな。。とか思ったりします。

    日本の別荘地って、東京から近い箱根、伊豆、熱海、軽井沢とか、またはスキ―で有名な所で長野とか北海道でしょうか。。日本で別荘を持つ人はどのぐらいいるんでしょうね。。もちろん、別荘と言っても豪邸から小さなマンションまで色々あるでしょうが。。スキ―で有名な所でゴーストタウンになっているところもあるとか。。。不動産が安くなって、円安もあって、北海道のように外人に買われてるところも多いんでしょうね。とにかく人口減をなんとかしなければいけませんね。

    私の所も急に寒くなりました。まだアパ-トに暖房が入っていないので、何重にも重ね着をしています。

  2. 全く関係ない話題で失礼します。エリザベス女王のお葬式に出られた、デンマ-クのマーガレット女王82才がコロナ陽性となったそうです。誰一人としてマスクをしていなかったので、やはりお葬式はSuperSpreadな行事になった可能性もありますね。

    雅子様について、レセプションは出るべきだったとかの批判も出ていますが、お葬式に出られなくなっては困るので、やはり控えられて良かったのではないかと思います(ワクチンを受けていないと言う噂もあるので)。今回の天皇皇后両陛下のお葬式への参加は、こちらでは非常に重要な事として、また同時に好意的に受け入れられている報道が見受けられます。天皇陛下の謙虚なお人柄で好感を持たれているようもも感じます。インテペンド紙にも下記のようなタイトルの記事がありました。(購読していないのですべての内容は分かりません) 今回の訪英は成功だったと言っていいと思います。出席した後直ぐにまた帰国されましたが、もう少しゆっくりされてもよかったのにとも思いましたが。。

    “Why Japan’s emperor will be the most significant dignitary to visit London during Queen’s funeral”

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