名義変更

今日は原付の名義変更に行ってきた。
原付バイクの自賠責保険がもうすぐ切れる。保険屋のハガキと登録証を引っ張り出した。何気なく見ると名義はおばちゃんだった。そうだったっけ?主にバイクを乗るのはおじちゃんだったからおじちゃんの名義にしてあったと思ったのだが。

俺の名義じゃないの?とおじちゃんも言うのでついでに名義も変えることにした。遠い遠い昔を思い出すと、確かナンバープレートも必要だったはず。おじちゃんにプレートを外すように言って役場に向かった。

自動車税課で廃車して登録しなおせば完了だ。
バイク屋に寄って3年分自賠責を入れる。

財務省が自賠責基金から6000億借り出して返せません。自賠責の被害者救済に財源が足りなくなったので自賠責保険料を上げたるわ。国民みんな金を出せ、といって近々保険料が上がる。だから3年分。

個人が同じことをすれば詐欺罪で有罪間違いなしである。他の国なら暴動になるだろうに。日本人の怒りの許容量というのはどの辺にあるのだろう?

年金を下げられ、65歳まで払い込みのうえ、給料が上がらないのに社会保険料を上げられ、消費税もあげ、インボイス制を導入し、サラリーマンの副業は300万以上の売り上げがないと雑所得として経費も控除できなくなり、厚生年金基金から金を盗んで国民年金に補充する。道を走るだけで税金を取ろうという狙っている国。

ぶん殴られ倒れたところに頭を踏みつけられ、抗議もせず反乱も起こさず、日本人みんなマゾかもしれない。

結婚する前からおじちゃんはペーパーワークに興味がない。
引っ越しをしても住所変更が必要だという常識がなかった。結婚前はおばちゃんも負けずに常識がなかったのだが、新婚旅行から帰ってきたら旧住所から住民税滞納の督促通知が届いていた。

実は結婚届を用意する段階でおじちゃんは自分がどこの住人か忘れてしまっていた。
籍を入れるには当然住民票がある役所に届け出をするのだが、その役所がわからない。さすがにおばちゃんに打ち明けるには気が引けたらしく兄に相談して籍探し始めたらしい。

住民税を未払いにすると住所に督促状が届くが、何度か引っ越しているうちに督促状も根負けして迷子になっていたらしい。実の兄と二人で最後に住んだ区から前の住所へ順に役所をたどっていったら見つかった。転出届をして現住所に移って籍をいれたら滞納金の督促状ががっとやってきた。


その当時からおじちゃんは住所は覚えたことがない。
アメリカでは住所を刻んだ認識票を首からぶら下げてやろうと思ったくらいだ。IDを取るまでおじちゃんの財布には現住所と電話番号のメモを入れてあった。無論引っ越したら新しい住所のメモを入れなおすのである。ついでにおばちゃんが19歳のころのみずみずしいころの写真と初代にゃーにゃンの写真も入れておいた。

誰か事務手続きをする人がいる限りおじちゃんは絶対何も覚えない。結婚前は住民票という言葉さえ知らなかったおばちゃんが代わりに処理をする事務屋になるしかなかった。

バイクの名義変更は完了したから遺言状も書き直しておいたほうがいいかもしれない。2019年に法務省の遺言状保管サービスが始まった。

法務省のサービスを使って自筆遺言状を役場に保管してもらうと、家庭裁判所の自筆遺言状の検認手続きがいらないのである。

自筆遺言状は二人とも用意してあったが、2019年に保管制度が始まって詳細を確認すると、紙の書式が定めてある。自筆証書をスキャナーで取り込んで保存するため、スキャナーに取り込む紙の大きさと空白の余白のサイズも指定してある。

ここでおばちゃん、あちゃ~である。
もしかして自筆の余白が十分でないかもしれない。なんせ日本語がもう書けない二人がワープロで印刷したコピーをお手本に、ひいひい言いながら丸写したのである。余白にはみ出していないか、とても自信がない。財産目録はワープロ書きでいいが、原付の名義は今日変わってしまったわけよ。

余白を規格通りにもう一度清書せねばならない。あああ~、面倒くさい。でも書き直せば法務省の保管サービスが使える。いずれはやろうと思っていたから意を決してやるしかない。

おばちゃん、全方位に漏れなし、、、、?

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