さてThinkpad店開き

さて新Thinkpadは3日後に届いた。
ゲームは嫌いだし、大したスペックは必要ない。値段だけで選んだようなものだけど日本はコンピューターが高いわ。7年前の旧Thinkpadとさして性能が変わりないのに10万とは?旧Thinkpadは600ドルだったのに。

IBMの時代からキーボードのタッチは静かで快適だった。が、このThinkpadのスペース・バーは短かすぎる。右手のシフトとエンターが離れすぎ。なんでや?
カタカナ変換キーとALT CTLのキーが右手と左手に一セットづつある。なんで左右2セットAlt とCtLがいるのさ。イライラするキー配列だわ。Enterで行を変えたつもりがEnterに指が届いていないので手前のキー」」」」ばっかりタイプされる。

Officeはアカウントをセットすれば使えた。思ったよりセットアップはするすると済んだのだが、物足りない。

そこでPhotoshopでもインストールしてみるかと、インストールディスクを探した。
世の中はおばちゃんがビジネスを始末して日本の家に落ち着いた間にずいぶん進歩してしまっておりWindows11で動く手持ちのPhotoshopの選択はあまりなかった。PhotoshopCS1からライセンス認証サーバーが死んでる。
それで何年か前にデスクトップに入れたのは無料で認証がいらないCS2だったはず。さてそのインストールファイルはどこだ。ネットではすでにアーカイブからも消えたか?

そうだ、デスクトップを探そう。
デスクトップからインストールファイルが無事見つかって、インストールが済んだ。Photoshopが使えるなら愛用のフォントも入れたい。そういえばAdobeフォントのインストールで手こずったはず。

Adobe フォントマネージャーはAdobeフォントをインストールするアプリだが、Windowsが64ビットになったときに死んだ。インストールマネージャーが使えなくとも、WindowsのコントロールパネルからCDのフォントをインストールすればできる。ところがインストールが済んでも使用するアプリ側からはフォントの表示がされない。Photoshop, Word, Excelすべて追加フォントが表示されない。ああ、私のHelvetica。

Googleで検索をし修復方法を探し始めたのだが、そこで地雷を踏んでしまった。
まさにこれぞ解決法という情報ページをクリックしたら
「アクセスの許可をしますか」「私はボットではありません」がポップアップするので、当然クリックした。なぜか剽軽でゆるめのキャラがページで踊っているものだから、早く表示せんかい!と「許可」をクリック連打してしまった。

ムラムラと開く凶悪なウインドウ。
「ウイルスに感染しました」「サポート電話」「ウイルスバスター」「デフェンダー」
しまったぁ!
Chromeを閉じてDefenderを起動させてもウイルスの検出ができない。

プログラムの追加と削除をチェックすると、本日インストールされた3つのソフトは全く身に覚えがない。

MSFamily  開発者ホームプレビュー・・ もう一つxxxx何とか、。
MS Familyなんて見るからに怪しい。削除する。
開発者ホームXXも怪しいので削除しようとしても変更削除ができない。これがウイルスの正体か、はて?タスクマネージャーを確認するもバックグラウンドで動いているのか起動中のソフトでもない。

あら?マルウエアソフトをインストールしなくっちゃ。

Chromeを再起動させて履歴を削除してから新タブからマルウエアをダウンロードしようと検索を掛けたら、銀行のログインページに飛ばされた。
銀行!?」あかん、シャレにならん。

モニターの画面には詐欺ウインドウが花盛りである。さらに別タブで検索を掛けて検索結果をクリックしても、まったく別ページに飛ばされる。
これはイカン!
おばちゃんは腰が浮いて下手に触らずにPCデポに行こうと立ち上がった。

コンピューターを預けて3時間後、引き取りに行くと
“アレ”はウイルスじゃなくてChromeの通知にインストールされたマルウエアでChromeの通知を削除すればOKですと。
そうか、だからDefenderにも引っかからなかったのか?
それでインストールされてた3つのアプリですが、「本物でした」
へっ本物?あの開発者ホームプレビューが? 
・・です。
あっそ。削除できなくてよかった。
Microsoftさん、株主の同意も得ずに勝手にインストールしていいですか?もう!

んで、PCデポのおにいちゃんはPhotoshpCS2が入ってますが大丈夫ですか?今はもうCCですけど。
CC?ああ、クラウドのサブスクリプションね。だって毎月死ぬまで2700円だなんて悔しいじゃない。

アプリ本体の中身は便利でさらに細かく追加のフィルターもよりどりには違いないだろうけど、おばちゃんが使うのはクリスマスカードのデザインとブログ用のイメージの加工だから最新のPhotoshopの必要はないんだよね。

こういう風にいろんな「しなくていい理由」をリストするようになると老化の症状だとは思うんだが。

それはそうと、PhotoshopやExcelで追加したフォントが表示されないんだけど、原因が分かんないの。とマルウエア騒動の原因をポロリとこぼすと、
PCデポのお兄ちゃんは、それはなかなか深いとこなんでうちのサポートが及ばなくて。

アメリカならそれはトラブルが起きたソフトの製造元に聞けや、と言うだけなので日本はなかなか当たりが柔らかいようだ。

せっかく晴天のすがすがしいお天気なのに、帰宅してもコンピューターを膝にコタツでさらに検索をかけることになるのであった。

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mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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