日本のIT度

キィ~ となってしまった。
なんでそうなるの!いう社会の状況はどの国でもある、日本でキィ~っとなるのはアプリの出来とかアプリ環境と会社の低IT度のことが多い。

うちの電力会社を変えた。
当然銀行振替は終了するわけで、新電力会社から請求支払い通知が届いた。アメリカなら請求書に記載されている会社のURLをオンラインで打ち込んで、最初はまずアカウントを作成してログインし、マイアカウントから支払いの銀行口座のナンバーを打ち込めばいい。

ところが東京電力のはずなんだがエネジー何とか会社で住所が沼津になっていて、これはローカルの事業所の住所だな、会社のURLはどこにも書いてない。日本以外ほとんど普及していないQRコードしか載っていない。在米のころはQR呼び名も知らなかったよ。

QRコードだから携帯で読み込んで振替口座の作成という入り口から手続きを始めた。
お客様番号はユニークな唯一の識別番号なのに、住所も記入せねばならない。この住所で時々問題が起こるのである。いやな予感は当たって「そんなお客は存在しません」とエラーになる。電気を供給しているピンポイント「作業地点ナンバー」から本人確認できる方法はない。

本人確認が済まないうちは次に行かせてくれない。
別荘地の枝番やらを住所に入れて6回目にやっと本人確認ができた。次は振替銀行の設定。

年中システム障害で動かなくなるあの銀行である。
銀行を指定すると、当銀行のオンラインに飛ばされた。銀行のログインをして口座番号を指定すれば完了である。ところが振替設定完了ボタンを押すと、「この振り替えはお取り扱いできません」とエラーになる。
本人確認から3回やり直してエラーなので、この銀行はあきらめた。

また本人確認から始めて今度はおじちゃんの銀行を指定した。すると銀行のオンラインには飛ばされなかった。ということは東京電力さんは、提携の銀行との振替手続きは、それぞれの銀行によって違うということだ。うわ~、めんどくせぇ。

おじちゃんの地銀は本人確認のために西暦で8桁の数字を入れろと言ってくる。次は現在のオンラインの口座残高の下4ケタを数字で入力せよ、と指示してきた。

ここでおばちゃんはイヤ~な予感がした。
日本の銀行はトロイ。もう本当に愚鈍かというほどとろいシステムなので、出金や入金が瞬時に口座に反映しているとは限らない。おじちゃんは30分前にセブンでお金をおろしたのだ。むろん平日さ。

とりあえずおじちゃんの銀行にログインして、表示されている残高の下4桁を打ち込んでみた。この時点でエラーは出ない。本人確認が済んで口座番号の指定が済んで最後の「振り替え手続きを完了する」ボタンを押したら
「この口座振り替えはお取り扱いできません」とエラーが返ってきた。

おじちゃん!引き出しの後の明細は持ってる?
おじちゃん明細をポケットから取り出した。やっぱり?!
下4桁の数字はオンラインが古かった。出金を反映していない。30分もたつのに。自分のシステムが最新を反映できなくてとろいのに、最新残高なんか入れさせるなよ。本日何回目かのキィ~であった。

再度、本人確認からまた手続きを始めて最新の口座残高を打ち込んで、これでどうだ?!
「この口座振替はお取り扱いできません」

この野郎。理由がなんだかわからない。
おばちゃんは日本の時代錯誤なシステムを呪いながらまだあきらめない。QRコード/オンライン/振替手続きがだめなら、オンラインの電力会社のページにアカウントを新規登録してそこからアカウントメニューの支払い方法を変更すればいい。

東京電力はTEPCOでいいんだよね。TEPCOログインページには新規登録がなかった。そんな馬鹿な!いったい2022年の現代に顧客がアカウントの新規登録がないページを作るなんて、いったいどういう会社よ?――大電力会社だ!

探しても見つからないので、請求書に乗っているローカルの事業所に電話を掛けた。
おばちゃん:まず、オタク会社名を確認したい。東京電力エネジーパートナーだそうだ。

おばちゃん:口座振替にしたいのでQRコードからの手続きをやったのだけどできないんです。
おっさん:「紙の振替口座用紙をおくりましょうか?」おばちゃんIT弱者だと思われたようだ。

おばちゃん:ねぇ、紙で送れって昭和の時代?
QRコードからのオンライン手続きで、銀行からはねられるんだけど。オタクが銀行の仕様がわからないのは当たり前なんだけど、契約者の銀行口座じゃないとだめなの?

おっさん:-ー答えず。

おっさん:オンラインから手続きできますよ。
おばちゃん:だからオンラインのURLが請求書に載ってないから。
おっさん:QRコードを使ってください。
おばちゃん:そのQRコードの手続きで銀行からはねられるから、電力会社のURLを教えれ。
おっさん:東京エネジーパートナーで検索をかけてください。
おばちゃん:はっ?何言ってんの?
おっさん:その方が早いんで。

おばちゃん:日本語がつうじねぇな、おばちゃん検索。

おばちゃん:やっぱりTEPCOでいいんじゃん。TEPCO.CO.JP こんな簡単なURL、なんで請求書に書かないのさ。QRコードを読むより簡単じゃん。

おっさん:いや、それが難しい人もいるんで、外国人とか。
おばちゃん:日本に来る外国人は英語が読めるさ。
おっさん:―答えず。

おばちゃん:んでこのわかりにくいトップページのどこにアカウントの新規登録があるのさ。
おっさん:新規登録をしなくても口座振替の手続きができます。
既存のお客様の変更手続きを探してください。真ん中くらいにあります。

日本のウエブエージのデザイナーはセンスが悪すぎる。Google, Amazon Twitterを見てみろ。ページのメニューや設定は一目見て直感的に使えるようになってるじゃないか。

なんで、既存のお客様の変更がページの真ん中見出しにあるのさ。メニューから設定・アカウントにあるならまだしも。

おばちゃんは「既存のお客様の変更手続き」をクリックした。
そしたら、携帯でさんざん見た本人確認ページにとんだ。だめだこりゃ。

おばちゃん:ねぇ、これはQRページから飛ぶ奴とおんなじよ。無駄だわ。
紙の振替用紙を送って。
おっさん:すいませんね。手続き用紙を送ります

なんでだろうね。日本のウエブは世界で標準仕様となっているページ上部か左右のどちらかに「メニュー」を置かないのだろうか?何故用語を統一しないのだろうか?

昭和の原始時代の紙の振込用紙が生き残っているのは超驚きである。お客様番号はユニークで唯一の識別番号なのに、それだけで足りずに事業者番号だとか地点番号だとか口座入金のバーコードだとかの記載してる。バーコードの写真は何回撮っても「該当する口座がありません」って出てきたぞ。

古い大会社は紙で処理する事務業務が山ほど残っているに違いない。恐ろしく旧弊で図体がでかい死にぞこないのダイノサウルスみたいだ。フロッピーが残っている役所だとか銀行だとか。化石かよ。

日本のビジネスが無駄が多くて非効率的だといわれているのだが、内部にいるとわからないのだろうね。猫友とこないだおしゃべりをしたとき、彼女のバイトしている会計会社の業務に愚痴をこぼしていた。

給与計算の仕事も引き受けている。
月末に紙の印字したタイムカードが持ち込まれるのだそうだ。ええっ!2022年よ今。
タイムカードのログインログアウトの時間を計算していくのだそうだ。ここも昭和かよ。
さらにひっくり返えったのは、そのタイムカードの束を隣の同僚に渡して2重チェックするのだそうだ。
同じ仕事を二人の人間がするのか?馬鹿じゃないか?

おばちゃんがビジネスを立ち上げて、一番腹が立ったのはこのタイムカードの計算だった。最初はどういう勤務計算システムがいいかわからなかったので、紙を採用したら地獄だった。給与計算の中で勤務時間を1日ずつ計算するのが一番面倒くさくて時間がかかる。

自分の時間を有効に使おうと思ったら、紙のタイムカードなんかダメだ。
コンピューターのソフトとマウスのクリックインになら、〆の日にソフトでリポートを作成すればオーバータイムだろうが何だろうが5分で全従業員の勤務時間が出る。それをペイロールの会社にファックスするだけ。


コンピューターは計算間違いをしない。2重チェックも必要ない。人件費もかからない。同じ仕事を2度する?これが一番ばかげている。

日本の企業が非効率的で無駄が多いのは事実。
ここが歯がゆくてならない。次の世紀を生き延びるには古いシステムと人間を切り捨てないことには世界に追いついていけない。


NetFlixの収益が一時落ち込んだ時、思い切って能力の低い従業員を切った。それは3分の1に及んだという。結果は、できないやつの後始末をしなくてよくなった分働きやすく能率的になったんだって。

日本の終身雇用制は会社のお荷物を作るだけ。
日本の雇用法を改正すことから始めよう。派遣会社制度は、必要な時に必要な労働力を供給できない雇用法が生んだ吸血ヒルみたいなものだ。なくしたほうがいい。

*蛇足QRコード
QRコードは日本で開発された。
アメリカでは誰も使ってなかった。理由は必要ないから。
QRコードは紙からオンラインに移行する時だけ活躍する。URLを打ち込むのが面倒くさいと思った人が使う。宅急便が来たときは確かに便利

アメリカ人だってhttps://xxrrqqqq&&&$$####みたいな3行あるURLを打ちたいと思ってない。だから打ち込むURLのスラグはシンプルになっている。トップのページに/log-inとか付けたページを作っておけば済むこと。

一旦オンライン上に飛べばQRは必要ない。URLにリンクを張っておけばいいので。10行だろうが50行だろうがリンクで済む。それなのにそのリンク先のQRコードを生成して画像として張るなんて2度手間じゃん。生成するのが無駄。

mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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1件のコメント

  1. 前に、五輪のサイバ-セキュリテイ担当の閣僚が、コンピュ-タ-を一度も使用した事がないとかの発言がありましたよね。これは海外でも大ニュ-スになったと思いますが、実際、私の夫が会社の同僚からこのニュ-スについて、かなり冷やかされたんですよ。コンピュ-タを使わなければ、確かにサイバーセキュリテイのリスクはないよね。。とも言われたとか。これはかなり恥ずかしかったです。

    それから、最近あった4630万円の誤送信の件ですが、何と、町役場と銀行はフロッピ-ディスクで支払いを行っていたとか。。本当に色々とびっくりする事が多いです。

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