アメックスがアメリカを所有している

おばちゃんはマーチャントサービスのアメックスとは3か月でケンカして切った。

銀行経由でビザ、マスター、アメックスと契約していたけれどアメックスの売り上げはいつ入金されるのかさっぱり分からない。

同じグリーンのアメックスでもポイントが付くのか、タイプが違うのか、3日目か6日目か1週間後か、売上伝票をそろえていてもどれが入金されたか分からない。おまけに手数料が3.5%だった。

ビザ・マスターは高いものでも2.5%くらいで収まり次の日に銀行に入金があるのである。同じマーチャントサービスで同じ仕事もできないくせに手数料だけは高く取る。

それが3か月目におばちゃんに電話をしてきたのである。アメックスだがビジネス・オーナーはいるか?私だというと、おう、ちゃんとビジネスやってっか?天下のアメックスがお前のビジネスのサポートをしてやってるんだせいぜいがんばれよ。
えらそうなしゃべり方をする奴だった。さらに驚いたことにはなぁ、あんたは外国人だから知らないようだが、アメックスが世界のビジネスを支えてるんだ。それからな、大事なことを教えてやろう。アメックスはクレジットカードじゃない。

おば:えっ?カードじゃなかったら何なんだよ。

アメ:アメックスはな信用を売っているんだ。 American Express owns America.と言いやがったんである。
Don’t be so cookie.おばちゃんはむかむかして電話を切った。

アメックスと契約していて何かメリットはあるか?何もない。デメリットだけ。入金は遅い、手数料は高い、セールスは傲慢。クレジットカード決済の銀行に電話してアメックスの契約を切った。

アメックスの引き受け店はどんどん減っているのである。
Costcoがグリーンの年間タダ・アメックスと提携していたせいでアメリカ人のほとんどがアメックスをもっていたかもしれないが、引き受ける中小ビジネスのマーチャントはどんどん減っていたから、もし、アメックスカードだけを持って生活しようとしたら困ること間違いないのだ。

アメックスを持ってる客はビザとマスターも確実に持っているんである。アメックスが使えないと分かったら、ビザかマスターが出てくるだけで、おばちゃんは全く困らない。カードメンバーから年会費をとり、マーチャントから手数料を取りCostcoからは近年ついに提携を解消された。傲慢な商売の結果だと思う。

アメックスカードがステータスだと思っているあなた、マーチャントから見たら売り上げから3.5%持ってかれる客が嬉しい訳がない。
プライベート・ジェットか自分のヨットかロールスロイスを買うときにプラチナでもブラックでも出したらよろしい。
それ以外では喜ばれていない。

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