夏が始まる前に植栽の剪定を済まさないといけない。
ジューンベリーが屋根より高く伸びてしまったのでおじちゃんに枝を払ってもらったら、おじちゃんのスイッチが入ってしまったようだ。
段々庭に降りる階段の水の流れが悪いとかでコンクリートとブロックで補強するのだという。
おばちゃんは草取りで忙しかったから水を飲みにもどったら、溶岩で縁取りしていた庭の降りくちは、コケのついた溶岩がひっぺがされ、アジアンタムとシダ、ギボウシが抜かれて更地にされていた。
先代のおばちゃんが原型を作ったシダと苔とアジアンタムの緑の森が更地に、、、!
おばちゃんはショックでくらくらとして座り込みそうだったよ。
確かに水はけが悪くなって雨が降ると通路に流れるがそれがどうした。通路はコンクリートだから溶けるわけじゃあるまいし。
アジアンタムは家じゅうでここしか育たない。昔からポットのアジアンタムを何度も枯らしてきたおばちゃんにとって、この通路はアジアンタムの聖地なのに。ゴミ袋にアジアンタムのちぎれた葉っぱが突っ込んであった。
上から満天星ツツジの垣根に下る縁石がすべて組みなおされていたよ。おじちゃんの変な性癖:土地をちまちまと“石や杭で四角く区切る“という癖がいかんなく発揮されて、新しいコンクリートブロックなんか追加されて段々が作り直されてたわ。
植えなおしてからやっと元気になって少し大きくなった大事なヒューケラが2株ともいったん引っこ抜かれてシランと四角く整列してたわ。シランはすぐさま引っこ抜いて捨てた。隣にはマリーゴールドが植わってた。
ここは4季を通じてコケがついた渋い溶岩石に縁どられ、アジアンタムの緑葉がちらちらと風に揺れる深山を思わせる通路なのに、能天気な黄色のくっさいマリーゴールド!と、はびこって始末に負えないシラン。いったい何を考えておるのか!!
シダとカラーリーフの場所なのになんで一年草のそれも黄色を植えるのか、おじちゃんに質したところ、ハンギングを作り直してマリーゴールドが余ったからだと。余ったから何でも植えていいわけじゃない。
アジアンタムはまた茂るかもしれない。2年くらいしたら。先月の写真を見てよよよと泣き崩れそうだったわ。
気をとりなおして里に買い物に行ったら、行きつけのお花屋さんがコロナで破れかぶれになったかとんでもないセールをやっていた。夏のお花が10株以上買うなら1ポット30円!
ペチュニア、日日草、ミニチュアひまわり、ペンタス、桔梗(青、ピンク、白)イソトマ、ミニダリア、アスター、千日紅、エボルブルス、ジニアが通路まであふれていておばちゃんたち狂乱状態。
ほとんどが一年草なので10月には終わってしまうがそれでも安い。キク科はあまり好きではないのでパス。来年も咲くキキョウを20把と生垣の下に植える斑入りのベゴニア、おじちゃんが好きなひまわりに深紅のペンタスなど30把以上選んで千円ちょっと。
帰ってカリブラコアとペチュニアなんかを植えたあと苗を取りに戻ると、キキョウはおじちゃんが作り直したアフターの通路に植えられていた。ヒューケラがまた動かされていてハゲイトウと並んでいた。
ヒューケラは触らないでって言ったじゃない。ケイトウを抜けというとおじちゃんはぷんぷん怒った。ここは宿根草を植えるの!
ゼラニュームをもって生垣の下に植えて見上げると、通路はキキョウだらけだった。
メインストリートの手前のネメシアがもう終わりなので、カリブラコアがもう少しあるといいかも。次の日にまたお花屋さんに行って、昨日もいらっしゃいましたねと言われながらまたシート2枚分40ポット以上買った。
生垣の下をもう少し充実させたい。また3日目にも突撃して2シートに詰められるだけ買った。
ポットには土が詰まっているわけで2ダース以上のポットを持ち上げるとかなり重い。ヨタヨタと車に積むと満足感で幸せになる。
うちに帰るとまた植え付けである。おじちゃんはハンギングも全部やり直すという。余ったマリーゴールドをその辺に植えられそうになるので、モグラの巣である東の端に植えた。この間引っこ抜いたエニシダの件はばれていない。
この南東の敷地の端っこには果実が植えられているのだがお向かいの中野のおばちゃん地と接している。おじちゃんは柿の木を敷地ギリギリに植えた。背丈を越して葉が茂り始めた柿の木は、秋に枯れ葉をお向かいに落とすようになるだろう。木は育つということをおじちゃんはいつ気が付くのか。
樹齢?20年くらいになりそうなこのイワヒバをおっちゃんは引っこ抜いて場所を変えて植えなおした。なぜ?
ビフォーもアフターもどちらも素敵だと思います。私も昔、アジアンタムを鉢植えで買った事がありますが、直ぐに枯らせてしまった記憶があります。レースの様に繊細で綺麗な葉っぱでいいんですが、中々難しいんですかね。。
関係ないんですが、NewYorkNowさんが、偶然あのご夫妻を見かけて、動画で上げておられます。日曜日の午後らしいですが、楽しそうに歩いているようでした。