新NISA IDECOは止めろって言ったのに

2024年、経済はソフト・ランディングどころかクラッシュ・ランディングの年だから新NISAやIDECOは止めろって言ったのに。
来月9月18・17日以降には恐慌の本番が始まる。地獄の釜が開く

2020年以降、COVID-19により南カリフォルニアCOカウンティだけで30万人が犠牲者となった。小都市が地上から完全消滅したのと同じ規模で人が死んだ。

日常の買い物さえ制限され、フードサービス、旅行、ホテル、エンターテイメント、商業用不動産業界、小売業界が絶滅の危機に瀕した。おばちゃんの同業者が、従業員が、友達が、知り合いが、崖っぷち経済のさ中でアップアップしてたのだ。

おばちゃんがOCで起業した小売業をたたんで帰国を決めて、伊豆の山でぬくぬくしてることは、アメリカのニュースを聞くごとに罪悪感とともに安堵を感じて感情は真っ二つになるのだった。

米国政府が繰り出す救済政策とおぼれるラットたちは死に物狂いになって、生き延びるものは生き延びた。しかしタダではなかった

延長された失業保険や給付金がタダで天から降ってくるわけがない。いずれタダでもらった給付金はタカイタカイ利率をつけて取り返されるのだ。
バブルに沸いた株を押し上げたのはまわりまわった政府の救済金である。

その裏で米国政府の借金は日本をはるかに抜きさり世界一となって、「月の利払い」だけで日本の「国家予算」と同等までの金額に膨れ上がった

景気がいいわけあるまいが!
経済層のうわべだけが狂乱しているだけで、庶民から中産階級までがらんどうの青息吐息であったろう。
日本のメディアは目先の株価だけを報道するだけで、経済指標の内容を詳しく報道していない。
アメリカ経済は堅調。ところが、クレジット残高は史上最高だろうが、、って。

もと従業員からメールで「美紀さん、時給は18ドルですが景気はすごく悪いです」とメールをもらった。時給18ドルで小売りのビジネスモデルを組み立てるとしたら商品の売値は3倍上げるしかない。3掛けした値段をみて商品を誰が買うのか?万引き、強盗が頻発して1000ドル以下の被害ではポリスも来ないという。そんな世界でどうやったらビジネスで利益を出すのか。

アメリカの経済活動GDPの7割は国民の消費だ
つまりアメリカに住んでいる人間の消費が米国経済を支えている。この米国市民の懐が潤っていれば、経済は好調。懐が底をついてくれば不況の入り口だ。
懐=クレジットカードと考えればよい。

景気が良ければカードの残高は請求時に一括で支払われるが、限度額に近づいてくれば残高一括は無理で、支払いできる額だけと言うことになる。
一枚のカードが限度額5000ドルとすると夫婦で4枚くらい持っていれば総限度額は20.000ドル。夫婦のどちらかのシフトが削られれば2万ドルの限度はすぐ迫ってくる。もう何も買わない。ガソリンのため外出も控え、外食もやめ、特別な時のために隠匿してたキャッシュが出てくる。

買い物にクレジットを使うアメリカ人がキャッシュを使う現象は、金詰りの最終段階だ。クレジット売り上げ高と現金売上高の逆転現象が起こると、個人のクラッシュが始まる。

アメリカの小売業にニッパチという閑散期はない
代わりに4月はTax Return 申告納税期+前期固定資産税
9月のGo Back To School Month+後期固定資産税がある。

カードを切って暮らすキリギリスのアメリカ人にとって、4月と9月は地獄の月である。小売業を営んでいたおばちゃんにとっても9月は魔の月であった。一年で一番売り上げが低い。

異常に遅い客足に不信を抱いて業界御用達しの内装改装窓口にたどり着いたら、沢山の同じ考えの同業者と出くわした。2008年の9月だった。

来月の9月17日、18日にはFRBの会議FOMCがある
延ばしに延ばされてきた米国金利の下げはついに発動されるのではないか。ただでさえ金が回らない米国人に利上げは最終ブローになる。ドル為替はさらに落ちるだろう。
選挙が済むまで何としても経済を持ちこたえておきたかったバイデンは選挙から降りた。イエレンは決定した政策を発表するだろう。

日本円がどうなるか、そんなことはイエレンの知ったことではないのだ。FRBは米国のためだけに動く。

1ドル130円は30年に一度のチャンスだった。
140円は40年に一度のチャンス
160円は50年に一度のチャンス

つまりおばちゃんが生きている間に160円はもう2度とこない。

なんとかいうおじさんが唱えてる1ドル500円600円になる円の紙屑化という夢は、妄想だと思う。アメリカの不況立ち上がりは非常に速いけど、陰りが見えてきたドル威力には300円の力さえもうない。

petrodollarペトロ・ダラーという言葉をご存じだろうか?
petrol + dollarの石油+ドルの合成語である。世界の原油取引の場で決済の通貨はこれまで50年以上もドルが主流だった。ところが、サウジアラビアの王子は今年ドル決済の協定を延長しなかった。
その代わりの決済通貨はビットコイン、金である。

産油国であるロシアの原油決済は現在はルーブル、中国元、ユーロが使われる。これはウクライナ紛争で米国が制裁に反発した結果であるが、。

世界経済へのドルの支配には陰りが見られる。
トランプはバカだがずるがしこいので敏感にドル米国の支配低下を感じ取り、米国にビットコインを取り込もうと提案している。
基地じみているがわかりやすい策略ではある。

半年もブログのブランクがあって、なんで書き始めたかと言うとあんまり暑すぎるからである。
米国経済が危ないから米国株、ドル建てを始末した方がいいよって忠告してるのに・・・・
何もせず、ミキさんの言う通りホントに落ちたねとか、
落ちる前に言ったろう!チミは何にもせんのかぁ!? もう62歳だろう?死ぬまで塩漬けの株を持ってるつもりかぁ?

50歳60歳のおじさんがなけなしを新NISAに突っ込んではいけない。運用している時間がないやんけ。
バブルしてる株を最高値で買うな、その高値は30年に1度の高値で、生きてる間にもう利益は出ないから。
ドルを160円で買ってどうする?あとは下がるだけなのに?

いろいろ日本の人は不思議でならない。
本番は9月に来る。

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カリフォルニアで家を買うー不況の嵐

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テンのFIP闘病記 その後 オムツ

テンのタマタマの寿命はあと10日ほど。
術前の血液検査の結果も異常がなかった。生後2か月からテンを診てくれているクリニックの先生は、麻酔も術法もテンへの侵襲を極力抑えて去勢手術を行ってくれるという。

おじちゃんは毎晩寝不足である。
おじちゃんは目ざといので、夜中にテンがガサガサ不穏な動きをすると目が覚めてしまい、案の定テンはおばちゃんの靴下とか、おじちゃんのスリッパとかにスプレーをしている。おじちゃんは2時でも5時でも起きて、オシッコ付きの物体をお風呂に運びバケツに漬ける。

コタツ布団は丸洗いしたのに懲りて防水のテーブルクロスで覆い丈が足りないところはペットシーツで補った。おじちゃんの枕元とベッド下はペットシーツが敷き詰められている。

朝起きるとリビングにはおじちゃんのシャツや座椅子カバーが物干しからぶら下がっていたりする。バケツでまずすすぎ洗いをしてからタオル・雑巾洗い用に購入したミニ洗濯機で洗濯をして、人間用の東芝ザブーンで脱水をした後、自分で物干しに干している。

赤ん坊を布オシメで育てているお母さんは多分泣きながらうらやましがるのではないか。ウチにもそんな旦那が欲しいと。
これも息子のテンのオシッコの始末のためである。
おばちゃんは一度寝たら起きない。目が覚めている昼間はテンが怪しい動きをしたら、トイレに連れて行って「シー」と促す。希にしてくれる時もある。おばちゃんの役割はまるでオッサンのようだ。

先週の術前検査の時はおじちゃんはキャリアーにちっちゃな湯たんぽを用意していた。キャリアーにはマットが敷いてあるが保温性はあまりないから。
クリニックの先生に生後2か月の診察時に生き延びる確率は半々と言われたから、憤然としたおじちゃんが、なら俺が無事大きくしてやると宣言した。FIPから生還したのでオシッコしても生きていてくれるのがうれしいのだろう。

クリニックの待合室で待っていると、「ご自由にお持ちください」という棚があって、不幸にも亡くなってしまったペットための洋服とか、ペットシーツとかオムツがおいてある。

おばちゃんはワンコのマナーパンツSSサイズが気になってたまらず、看護士さんにワンコのオムツはオス猫でも使えますか?と聞いた。ワンコの女の子用だったら猫でもできそうな気がします。という返事だったので、「ご自由に」のSSオムツを一つサンプルで頂いた。

オムツさえしていたらおばちゃんのジャケットやソファや小物入れや卓球道具のバッグや、とにかく一時的に床に置いた全てのものがテンのオシッコの的になることはない。おじちゃんが夜中に起きて洗濯とお掃除をすることもないから。

それまでホームセンターのペットコーナーで猫オムツを指さして、一遍買ってみようと示唆するのだがおじちゃんは絶対ウンと言わない。テンにオムツをすると膀胱炎になりやすいってドクターが言ってたろ。

おばちゃんはオムツをそのままバッグに入れて忘れた。
オフハウスによって会計をしようと財布を取りだしたときにバッグからオムツが床に落ちた。
レジのお兄さんも床の物体を見た。

なんだか生理用品に似ている。65歳のおばちゃんは女性ではあるが必要な年齢にも見えないし、どちらかと言うと人間用のオムツが必要な年齢の方が近い。むき出しで落ちた物体の正体に頭をかしげるかも。
おばちゃんも、一瞬なんだこれは!と
そういえばオムツを入れっぱなしだった、と拾ってバッグに入れたのだが、。
レジ回りを不穏な空気に陥れてしまった。ワンコを飼っている人以外物体の正体がわかる人はいないだろうな。

ウチに帰ってオムツを猫タンスに置いたのだがその後行方不明になってしまった。おじちゃんがこっそり捨てたのかもしれない。

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65歳のピアス その後

病院で施術してもらったピアスはどうなったかと言うと、そろそろ5週間が経つという時、おじちゃんがお前再来週はCTスキャンの予定じゃなかったっけ?ピアスはどうすんだ、と言った。

そうだCTだった。ピアスを取らなきゃ。
おばちゃんは耳たぶのネジのようなピアスの頭を引っ張ったが痛いだけでミリも動かなかった。変。
おじちゃんを呼んでネジの頭を抜いてもらおうとしたがやはり、痛くて騒いだのでおじちゃんは怯んで手を引いた。

どうすりゃいいんだ。

ネットを調べると施術した病院で抜いてもらうか、ファーストピアスの取り方動画を見て取れとある。
買い物に山を下りた時、病院の前を通ったのだが駐車場は空っぽだった。土曜午前は診察日になっているはずなのに。

家に帰って「ファーストピアスの抜き方」動画を見つけるとおじちゃんに見せた。便利な世の中で助かる
ピンセットが有能らしい。
おじちゃんが動画学習をすませておばちゃんの眉毛抜きを使ってピアスは抜けた。

ちょっと早かったようだった。
ピアス穴からまだ浸出液がにじみだしていて傷口が完全に癒えていなかった。しまった!このまま何も入れずにおくときっと傷口がくっついてしまうに違いない。
おばちゃんはそう判断して購入したフック式のピアスをつけてみた。ぶらぶらしてるピアスが揺れるとかすかに傷口が痛む。痛むがとりあえず何かぶら下げておくしかない。

ぶらぶらさせながらお風呂に入り卓球の練習に行き、寒いものだから朝晩セーターにピアスが引っかかり、痛ててと言いながら着替えをしていた。一週間後に両耳たぶが赤く腫れ熱を持つようになった。ちょっと危機感を持つようになったのが土曜日。またもや施術の病院は休みだった。

さてどうするか。3日後にCT検査である。ピアスは外したら最後傷口がくっつき、アクセサリーのピアスを入れようにもあっちこっち傷口に触れて痛むだろう。自分では絶対痛くて入れられない。ほっておくならくっついて施術も痛みを耐えた過程も全部パーになってしまう。

ネットで調べた土曜診療の病院は最初の2軒はオンラインの情報が古くて今は休診と言われ、2時間かかって診療中の病院にたどり着いた。
ドクターに化膿止めを処方してもらって、樹脂製のピアスがあるので炎症が収まるまでそれに付け替えるとよいとアドバイスをもらった。アクセサリー屋さんに寄るとボディピアスが使えますということでプラスティック製を買った。

CTスキャンは無事に済み、今回もガンやその他怪しい影は見つからなかった。もう1~2週間プラスティック・ピアスで過ごした後は好きなアクセサリーピアスにしようと思う。割と耳たぶが福々しく厚いのでピンネジで止めるタイプよりフック式がつけやすいようである。

病院でステンレス・ピアスを外すのは4週間後(傷口が癒えたころ)と言われたが、ネットでは2か月から4か月は着けたままと言う情報もあった。
おばちゃんは65歳だから20歳よりは傷の治りが遅かったのだ。CT検査さえなければ3か月くらいつけておけばよかったかもしれない。

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老化とファッション2

アメリカに長く住んでいると日本は遠い国だった。
日本でどんなファッションが流行っているのか疎くなる。留学生が飛行機で降り立ったままの服装で日系スーパーに現れると、ああ、今日本ではこんなファッションが流行っているのかと観察したのだった。

平成の終わりに日本に永住帰国したら、日本の女性はみな蒸し暑い真夏に中東のようにワンピースを着、ボトムにはパンツを履いていた。胸もウエストもなく二の腕も洋服に隠れていた。shapeless

おばちゃんの覚えている日本の夏はノースリーブのワンピース、アッパッパのおばさんたち。そんな風俗はもう婆さんにもいなかった。

更年期の時に分かったのだが人間の肩と腕は効率の良いラジエターである。
体に熱がこもるときは、キャミソールだと腕と肩から体の熱が放出できる。それでホットフラッシュが襲ってきた更年期にパジャマも含めすべての半そでを捨ててしまった。一説には、社交界の礼装:ローブデコルテとは、更年期のおばはんがおばはんのために創始したという説があるらしい。説の真偽は定かではないが、夏はキャミとスリーブレスが過ごしやすいと思う。

この亜熱帯の猛暑の日本の夏に何枚も重ね着をするなんて正気?
夏に涼しい服を着てはいけないのか?さらにキャミソールというのは日本では下着のことらしい、というのを発見してショックだった。
アイ子ちゃんが10月の残暑のころ京都の旧友を尋ねたら、キャミソール姿の彼女に何か羽織ってはいかが?と言われたそうだ。露出が多すぎると。

アイ子ちゃんもおばちゃんの二の腕も20代のように細くも光輝いてもいないが、恥じずものだとは思っていない。もっとぶっといアメリカ人だって二の腕は隠すべきものと思っていない。

3人に2人はデブというアメリカで日本の二倍はあろうかというサイズの中で暮らしてきてた。
彼らにくらべればアジア系の太ももや二の腕は少女のサイズである。ボトムだってスケールが違う。ビクトリアン・シークレットがアジア系の下着をだすまでおばちゃんは小さな下着ショーツを求めて子供用やベトナムの洋品店をさまよっていた。
黒人女性でヒップが張り出し腰の後ろにコーラ缶が一本乗りそうなサイズに並べば渡辺直美だって小づくりだ。

日本のファッションはいつから、何故、胸を隠しウエストをチュニックやお尻まで届くトップで覆い、土管のような女性の体が感じられないファッションが一般的になったのだろう。

元CAだったという50代のスタイリストさんの動画では、
プチブランドでピックアップしたトップスをこれだと二の腕が隠せます。シャツは後ろ身だけが長いのでお尻が隠れますよ。とポイントを解説している。
何故隠す?

元モデルのMarie Anneおばちゃんは60代の女性に
自分の体を受け入れよ、体を隠すなとおっしゃる。
腹が出てても隠すな。ウエストはベルトで作れ。
だぶだぶな服を着るな。Shapelessになるな、とおっしゃる。

おばちゃんは思わず膝を打って、その通り!
渡辺直美だってちゃんとウエストを作って見せてるじゃないか?デブでもメリハリがありShapelessよりも好感が持てる。

Ripped Jeansは履くな。
スエットやゆるいスポーツウエアを普段着にするな。
それらは「Gave Upした人」に見えるという。楽な洋服を選ぶなと言うわけではなく、ジーンズでも楽だしスエットよりちゃんとして見える。60代に似合うジーンズはストレートかブーツカット ハイライズをおすすめという。

おばちゃんは高身長165cmで最盛期は167cmだったが いつの間にか縮んでしまった。ありがたいことに股下は縮んでないようだ。
日本で販売されているアジアサイズのジーンズはみんな短すぎるから、メンズのリーバイス28inchを買ったのだが試着ではわからなかった不具合が出てきた。

やはりメンズとレディースはヒップ周りのカーブが微妙に違う。太もも腰回りも太すぎる。おばちゃんはお尻が小さいのだがメンズの大きなヒップポケットが歩くたびにお尻にぶつかりペコペコして不快だ。
アメリカならどのメーカーも太ももも丈もぴったりだったのに。米国サイズのジーンズは日本で手に入らないのか? グアムまでショッピングに行った方がいいのか。

懲りずにSheinでトールサイズのハイライズを3本買ったが生地もヘナヘナ満足するものがなかった。
かくなる上は、古巣の横浜に遠征して女性用トールサイズを片っ端から試着してこようと思う。

Marie Anneおばちゃんのレクチャーは今年66歳になる老後ファッション迷子のおばちゃんには方向性を示してくれる納得の動画であった。

さて、ここからは日米仏文化ファッション感の違いというか歴史伝統の違いも含めてファッション動画の面白かったものをご紹介。

今年の流行のブーツはビニール水道管のように足の甲の上で幅広く直線で立ち上がってる。
〇元CA日本人スタイリストさんは、水道管ブーツを特に否定はしていなかったが流行は気になるようであった。
〇フランス人の元モデルMarie Anneおばちゃんに言わせれば、ジバンシーはどうかしてるわよ。生クリームの絞り袋みたいなブーツを作って変ね。
下着のようなキンキラのショーツをモデルがそのまま履いたり、レギンズの“上“に履いたり。
ショーツを評してMarieAnneは
ジバンシーは頭おかしいんじゃない?
トラウザーの上にパンツを履いていいのはスーパーマンだけよ!
胸がすくようなコメントを吐いてくれて爆笑させていただいた。


アメリカ人のブロンド、ファッションアドバイザーの動画ではコメント欄がすごいことになってた。
ヨーロッパに旅行するならこんなファッションは避けましょう!
彼女は“カジュアル・ファッションのアメリカ人“がヨーロッパ旅行をするときには避けるべきアイテムを解説していたんだが、、、。

レギンズにウインド・ブレーカーは止めましょうね。シックChicには見えません。
ヨーロッパでは野球キャップはかぶりません。
ラスベガスに行くみたいな露出の多いぶっ飛んだドレスは止めましょう。エレガントなChicなドレスにしましょう。バックパックやウエストポーチより普通のバッグで。サンダルはダメ、ビーチに行くんじゃないから。

この動画を見ていて頭に浮かんでくるのは:
でっかくてその辺のTシャツを無造作に着て野球キャップをかぶりジーンズのうえに太鼓腹がせり出して水のペットと観光マップを握りしめたアメリカ人のおっさん。
くせ毛が突っ立っち、ブラの紐がトップからはみ出して首の付け根にはそばかすが目立ち腹と胸は同じ高さ。ガハガハと笑うたびに肉が揺れるカミさん。
典型的なアメリカ人像。NYは知らないがもうちょっとオサレな人が多いのかしら?

この動画につけられていたコメントがすごかった。
動画の主はアメリカ人向けにアドバイスをしてるはずなのだが、ヨーロッパ人も目ざとく視聴していてねっちりしたコメントをつけていた。

●ヨーロッパの人間として、守ってほしいのは声のボリュームよ。金切声みたいなのは止めて。
●ヨーロッパの人間だけど、北アメリカ大陸から来た人の一番顕著なポイントは「ボディ・ランゲージ」と声のでかさよ。
●ヨーロッパの人間だけど、アメリカ旅行中に旅行者に見えない方法という動画を見てみたいと思うわ。
●あたしはアメリカ生まれのアメリカ人だけどドイツに住んでる。どんな服を着ててもアメリカ人はすぐわかるのよ。ボディ・ランゲージで。でもアメリカ人でいることが悪ってわけじゃないわ。
●あたしはアメリカ人だけど2週間アムステルダムに旅行したわ。そこら中レギンズにウインドブレーカーを着た人ばっかりだったわよ。

でっかくてガサツで時にはぶしつけだったりするのだが、陽気で何かの時には頼りになる人たちなのだ。そんなに言わないであげてほしい。

Marie Anneおばちゃんも同じような動画をだしていてParisはこんなスタイルはNGよ。と
へそ出しやレギンズ姿にバッテンをつけているのだが、コメントは好意的で賛同が多かった。

日本に旅行に来るときはこんなマナーはNGよと、C語とV語とO国英語で動画を発信する人がいてもいいかな。

老化とファッション 1

それは62歳で始まった。

お出かけのスカートを履いて鏡を見たら、膝っ小僧に皺が寄っていた。
60・61歳ではまだまだイケると思っていた。膝に影もなかったから!

64歳の時は頬がたれ始めた。
肌を引っ張り上げていた筋と張りが無くなったのであった。統計を読むと62歳から老化・衰えが顕著になるようである。ふ~ん。統計とドンピシャだったので感服する。

 さて去年65歳になってどうだったかと言うと、40代の洋服はまったく似合わなくなった。
色も長さもスタイルも。中間色と鈍い色はくすんだ肌を目立たせるだけだし、皺の膝っ小僧がみえるサイズ2のスカートはどこで履くのか。Y2Kがリバイバルだそうだが、おばちゃんのクローゼットには当時のジーンズが現役であったのだ。

と言うわけで、年末もクローゼットをひっくり返して似合わなくなった服を町役場のリサイクルに持っていった。45リッターの袋で3袋。
この服はどこでどのくらいの値段で買ったと思いだすとと処分できない。品質や値段は目をつぶる。記憶があってどうしても捨てられない数着は残してセンチメンタル・メモリー箱に入れた。

別荘地の散歩道には時々、おっ!と声が出るほどいいフランネルやツイードのパンツを野良用に履いた爺様とか、40年前の銀座で最高ファッションだったのではないかと言うお洋服をお召しになった婆様とかが幽霊のように歩いておられるのを観察できる。

まだまだ着られるから。
物は最高ブランドでいいものだから、という理由でお召しになっていられるのだと思う。素~晴らしい懐古パンツの一点を現代ものと合わせると古いスタイルも生き返るのかもしれないが、あいにく合わせるその他のお洋服も同年代のファッションである。

年末最後の卓球サークルに行った。
76歳の〇藤さんとは仲がいい。いつも隣に座るのだが〇藤さんのスポーツウエアは洗濯を重ねて色落ちしている。シューズは年季が入っていて今にも生地を親指が突き破ってきそうだ。

おばちゃんはそれとなく、オフハウスなどは行かれたことがあります?リサイクルショップって洋服もスポーツ用品もあってなかなか面白いですよ。今度ご一緒しましょうかと誘った。
〇藤さんは耳が遠いので、服?ああ、服なら沢山あってね。家内の服もそのまま。処分しないといけないけど捨てられなくてね。とおっしゃった。

なるほど、。
〇藤さんは、もうこのまま手持ちの服だけで行く、とお思いなのだ。
亡くなった奥様の服も堆積している家で。

これはイカンと思い、おばちゃんはファッション動画を研究した。
干からびた干物のまま化石化したくない。

ファッション動画は沢山あった。
もとCAだったらしい50代の日本人スタイリストとか、元モデルのフランス人とか、アメリカ人のスタイリストとか。

60代にはどんな服が似合うのか。
それぞれ国も文化も違うのであったが、共通していたのは:レギンズはやめろ。大きな花柄は婆見え。スエット・スポーツウエアは厳禁。スカートならひざ丈とか。

これでさらに処分する洋服が増えた。
いろんなファッション診断から判断すると、おばちゃんは秋色や追加で黒白が合うようである。丸顔で肩幅がしっかりある厚みのない逆トライアングル。

でこぼこの少ない厚みがなくお尻が小さい。
20代のころは少年のお尻と言われ、男と間違われるのが嫌で髪を伸ばしてきた。髪をショートにすれば和田アキ子になってしまう。フェミニンを狙った花柄はダメと言われ、女らしさを出したいフリフリ白シャツは「オスカル」になってしまうそうだからこれも禁じ手らしい。Aliで一番フリフリ・ブリブリの白シフォンを面接のために買ったのに一度も着てない!

おばちゃんはせっかちである。
Sheinでマニッシュな白シャツとかストライプのシャツ、ハイライズのジーンズやパンツをあさった。Shein のアカウントはVipのS3レベルになってしまった。
毎日のようにヤマトや国際宅急便が届くのでおじちゃんから、また買ったのかどうせ捨てるくせに。と嫌味を言われた。

白ぽい杉綾だと思ったらただの“織”だったコート。トールサイズのジーンズは安っちかったり。買った品で満足できるアイテムは半分くらい。
Sheinにどれほどのクオリティを期待してんねん?と聞かれれば面目ない。
ユニクロはSheinよりよっぽど生地も縫製もクオリティが高いのだが、ユニクロのPlainさがどうにも性に合わない。土管のようなクロップドパンツは特に嫌いだ。日本人の短い足がさらに短く見える。

コートとジーンズは店頭で買った方がよいようだ。
一番近くのアウトレットはおばちゃんの好きなブランドもなくリーバイスすら品数が少なくてトールサイズは無いというから、今週は横浜までショッピングに行こうと思う。
まだ要るのか!とおじちゃんから嫌味が飛んだ。

かっちょいい66歳になるために、おばちゃんは、ハイライズ ブーツカット、股下78cm~80cmを探しに行くのである。

FIP寛解後

今年の冬は羽毛布団は無しね。
おじちゃんは消臭スプレーと雑巾で黙々とベッドルームを掃除していた。

テンのスプレーはますます快調。
いつどこでマーキングされるかわからないので、とてもじゃないが羽毛布団は使えない。
一昨日も寝具一式をコインランドリーに担いでいったばかりだ。敷く毛布1,掛ける毛布が3枚、キルトのベッドスプレッド。
ウチの東芝ザブーンでやると仮定すると、朝洗濯を始め乾燥ができるのは夜の11時頃になる計算。とてもやってられないので山のふもとのコインランドリーまで遠征した。

山の冬の最低温度はマイナス1度。
今は5度くらいだろうが羽毛布団にオシッコされることを考えたら叫びだしたくなるから、毛布で頑張る。

おじちゃんの枕元が一番被害にあうので特大のペットシーツを引いてしまった。
おじちゃんは被害に気が付くと黙々と掃除シーツの交換をしている。

紫音のベッドも被害にある。
ベッドとモフモフ毛布の上にやられるので、何回もハイターをぶち込んで洗濯をしてきたのだが、猫の鼻では匂いが残っているのだろうと思う。何度もやられる。モフモフ敷物の下にペットシーツを引きたいが、紫音がペットシーツの縁を嚙み食べてしまうので、モフモフは洗濯のし過ぎでよれてきた。

おじちゃんは目ざとい。
真夜中でも朝方の5時でもテンが騒いでスプレーをすると起きて掃除をしている。
この前SHIENからワンピースが届いて思ったより生地が薄くて冬は着られないわねととりあえずベッドの上に置いたところに、見慣れない物・匂いだからあっという間にスプレーをされた。お気に入りの黄色のセーターもたっぷり液体がしみ込んだ。

おじちゃんは風呂場の専用バケツにもっていき洗い流してからワイドハイターと逆性せっけん液に付け込んだ。
一度も着ていないのに、おばちゃんは泣泣。今度やったらオムツの刑!と悔しくて言った。

おじちゃんは、獣医さんがオムツは膀胱炎になりやすいしオムツ自体が臭くなってそこらに匂いが付きますよ。って言ってたじゃないか。オムツは着けたら可哀そうだろう。洗濯と掃除を黙ってしてる。

3日前は寒すぎたのかテンがあまり動かず猫タワーで熟睡しているので、おじちゃんとおばちゃんは心配になって、息をしているかどうか時々テンをゆすって確かめてみる。

年末のテンの診察は異常がなかったら来なくていいと言われていたのだが、連れて行こうか迷っていたらクリニックから電話が来て猫の風邪が流行っているのであえて来なくてもよいと言われた。

猫の流行り風邪!?
FIPあがりのうちのテンをリスクにさらせないので行かないことにした。

今朝は腹を空かせていたテンが急いでカリカリを食べその後吐いたので、おじちゃんは大丈夫か、大丈夫かとテンを目で追っている。

年明けにはYahooのクーポンが使えるのでペット専用の体重計を買うつもりだ。
今使っている人間用のタニタでは10g単位が正確にでないのでペット専用が欲しいのだ。たまたまYahooの宝くじをクリックしたらお買物券が1500円当たり、その有効期限が1月1日からなのだ。

3日前に屋根の葺き替えは終わった。
同じ色のトーンの合板が家外壁の色ぴったり合って満足だ。玄関まわりの掃除をして正月飾りを飾った。新しい年を迎えられる。
皆様もよいお年を。

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国境なき医師団からお便りが来た

国境なき医師団からお便りが来た。
遺贈の件どうなってますか~~?というお尋ねだ。これで何回目だろう?

日本に帰国してカリフォルニアで作っていた遺言書が日本の形式に合わず無効になったので、夫婦で新たに自筆遺言書を書き、万が一の時は国境なき医師団に遺贈することにして遺贈に関するパンフレットを取り寄せた。

パンフレットによれば不動産は受け取ってくれない。
医師団は山の古い家などイラヌと言う。都内の不動産ならきっと欲しいに違いないが。

おじちゃんとおばちゃんは末っ子である。
勝手してアメリカに移住してしまい親の面倒を見るどころか親戚の付き合いも薄くなった。だから夫婦とも親の相続は放棄した。

そういう親戚関係の中、夫婦に子がおらずどちらかが亡くなる時には、日本の法律上は夫婦の兄妹が相続に関係してくる。おばちゃんの姉妹は相続財産などイラヌと言うと思うが、おじちゃんの兄妹は一人亡くなり一人は痴ほう症で施設暮らし。代襲相続が発生するので、ほとんど知らない甥や姪が相続に関係してくる。

面倒くさいな、と思う。
だからふたりの遺言書では配偶者にすべての財産を相続させると書いてある。おばちゃんが先にガンで亡くなったら、すべてはおじちゃんが受け継ぐ。逆も同様。だったら何も問題はないではないか?と疑問があろうが、実は問題があるのである。
それは夫婦同時に亡くなったか相次いで亡くなった時

おばちゃんは法医学者のエッセイなど楽しく読んだ口だが、日本の警察と言うのは災害や事故で亡くなった場合、被害者の死亡推定時刻を割り出そうとする。相続が関係してくるからだ。

例えば
1)夫婦の乗った車が事故にあい、夫婦ともに亡くなった時。
目撃情報や司法解剖からどちらが先に亡くなったか割り出そうとする。5分でも後に亡くなった片割れが夫婦の財産を相続することになる。

2)夫婦が乗った飛行機事故などの場合は、もう死亡時刻を割り出すことは諦めて「推定夫婦同時死亡」となる。
夫婦相次いで死亡」「推定夫婦同時死亡」これが子供のいない夫婦の相続に兄妹と甥・姪が関係してくる場合だ。

1)2)場合のいずれも夫婦が亡くなってしまっているので、残った遺産は法定相続人に行く。つまり兄弟姉妹と代襲相続。その時おばちゃんたちに大した遺産が残っているとも思えないが(今でもないが)、事故と災害の場合は保険金が発生する。

この保険金というまとまった金額を、努力せずに獲得しては神が怒る。おばちゃんも怒る。
自分が努力して報酬が得られるからこそ、人生は生き甲斐があるのである。努力せずに棚ボタなんておばちゃんが断固阻止する。

と言うわけで、ふたりの遺言書では夫婦相次いでまたは夫婦同時に亡くなった場合は、不動産を除いた遺産は国境なき医師団へ遺贈する。遺贈の遺言執行人はアイ子ちゃんだ。彼女は弁護士の夫より有能だと思うのでお願いした。

その後医師団は実際に遺贈してくれるかどうか気になって仕方がないらしい。
何年にもわたって思い出したころにお便りを送ってくる。遺贈は考えていただけましたか?遺贈の件はどうなってますか?お便りの傾向はだんだん直接的になってきた。

今回はアンケートが添えられていたのである。

その後遺贈をどう考えておられますか?
アンケートはがきの3つの項目に〇をして返送してください言う。
1) 遺贈は考えてますか?
2) 遺言書はもう書きましたか?
3) 遺贈することになっていますか?

2)と3)にチェックマークを入れた。さらに通信欄があって医師団はそこに遺贈の詳細を書いてくれることを期待していたのかもしれない。
ご希望にそって、おばちゃんは書いた。

一定条件のもとにだけ医師団への遺贈がある。ただし、現在65歳なので、遺贈が発生するときに財産がどれほど残っているかは不明。

当ての薄い望みはつぶしておく方が相手のためになる。

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名前の話

2024年 経済肌感覚

おばちゃんは米国でリーマンショックを生き延びた小売業者であった。
11月の雇用統計やCPIつづくFRBの発表を受けても胸騒ぎが収まらない。ドルが急落したことだけではない。これは予想されていたことから。

小売業をやっていると「経済の肌感覚」が身につく。
客の懐具合は売り上げに直結するからだ。おばちゃんが一番危機感を覚える数字はアメリカ人のクレジット残高である。クレジット残高が過去最高で$1.03 trillionを記録している。

日米のアナリストは米国株価も上がって失業率は下どまりでCPIをみればインフレも抑制されているではないか?アメリカ人はこの危機?(そんなものあるのか)を超えられるのではないかという見方もある。いわゆるソフトランディングね。

アメリカ人の消費活動と言うのは日本人とは違う。
現金を握って買い物をすることはまれ。Credit Cardは借金ではない。支払方法の一つである。
わざわざ銀行でキャッシュを下し、財布の中に一時的に挿入して小売店で使うなんて七面倒くさいことはばかげていると思われている。Nanacoやプリペイドカードが理解できない理由だ。

夫婦で3~4枚のクレジットカードを持ちカード会社から月一でステートメントが来れば小切手で支払う。
調子がいい時は請求金額を全額支払うが、そうでなければ夫婦で相談しながら払える金額を支払う。
日本語で言う「リボ払い」?

残高は当然残るが、来月節約するとか、再来月に単発のバイト収入のあてがあればその時に払ってなんとかなると考える。支払が遅れたりせず、ミニマムペイメントを払いさえすればクレジット・スコアにもネガティブな影響はないから。

何とかなると思っているうちに10月になる。
10月は日が早く落ち月末はハロウイーンだ。ホリデーシーズンに突入するのだ。11月はサンクスギビングで家族のリユニオンの時期である。

エア・チケットを買いギフトを買い年に一度のことだからと散財する。
サンクスギビングの次の日はブラック・フライデーでこれだ!とばかり小売店が大セールを打つ。
目玉商品を出すからアメリカ人は高額商品目がくらんで消費に走る。クリスマス・ギフトは必要なんだ。だってクリスマスが来るから。

次の月は12月「一年で一番大事なクリスマス」である。またリユニオンの機会である。
航空券を手配し(家族全員分)ギフトを買いクリスマスディナー用に買い込む。
クリスマスが終わるとホワイトセールでこれが最後と「来年」のためにギフトを買いに走る。だって割引率が高いから。

アメリカの1年と言うのはリストにすると、
1月はさんざんホリデーで疲れたが新年だからいいワインとかで静かに祝い、
2月にはバレンタインデーが来てバラが一年で一番高くなる日。小売業やエンターテイメントは売り上げの最高を期待できる時だ。
5月は母の日、レストランや小売業は平均月の倍の売り上げが期待できる。その後にメモリアルウイークエンドがやってきて3日間の連休はどこかに出かける。
7月は独立記念日だ!人を招いてバーベキューだ。
9月にレーバーデイで連休はキャンプかどこかに行く
10月はハロウイーンでホリデーシーズン開幕で気分が高揚し、
11月のサンクスギビングでそれ行け~ドン!と使い、
12月は先月に金を使い過ぎたけどもうヤケになってクリスマスだからもう考えたくなくてカードを切りまくってしまう。

日本の盆と正月は半年離れているから頭が冷えるが、アメリカのホリデーシーズンは10月11月12月とホリデーマインドと消費は右肩上がりで高揚していくのだ。これがアメリカ人の1年のホリデー乱費スケジュールである。

アメリカ小売業の不発

今年2023年ブラックフライデーは不発だった。
クレジットカードの残高が過去最高だからだ。
夫婦二人向き合って、どのカードをどれくらい払ったらいいのか頭を悩ませていることだろう。

アメリカ人の4人に一人は貯金がゼロだ。入ったら使う。これは四半世紀前から変わらない習性だ。
カードの残高が2万ドルを超えるとそろそろ自己破産のラインに近づくと言われていた。
知り合いは実際2万ドルを超えたところで自己破産した。

現在平均アメリカ人のカード残高は6000ドルで夫婦二人なら8000ドルと統計がある。
アメリカは日本と違って年2回のボーナスを出す会社なんてあまりないから、再来月のボーナスでスパッと残高を始末するなんて期待できない。

まっとうなアメリカ人でも手元が詰まってきたのだ。クリスマスでも乱費はできない。
という経緯で、今年のブラックフライデーも不発だったし2023クリスマスセールも振るわないだろう。

アメリカは消費で持っている
アメリカ人が消費に走らないとどうなるかと言うと、小売りがレイオフを始める。
BestBuy, Walmart, Amazon, Macys,,,
レイオフされたワーカーは家のローンが払えずフォークロージャーになって、銀行は不良債権が積み上がり倒産する。レイオフが起きるのはクリスマスの後だ。

順番は違ったが2009年サブプライム発のローン・ホルダー破綻から銀行倒産、小売業レイオフ、さらにローン破綻のドミノ倒しをおばちゃんは経験した。

失業率はどうか?
全米の失業率は9月で3.8%10月時点で3.9%。何故か違和感を覚えカリフォルニアをチェックすると10月で4.8%だった。フレズノ・カウンティを見ると6.9%だ。これはとても平穏な数字ではない。

先月にアイ子ちゃんに聞いてみた。
アメリカ経済は数字から見てもおかしい。実際のところ(肌感覚)で失業率はどうなっているの?

すると、ダメだね。求人があるのは「労働職」であってホワイトカラーの求人はない

ニュースで日本が沸いたアメリカの皿洗いが10万ドルの給料とか、すし職人が30万ドルとかは、肉体労働者であるが故の募集であった。ホワイトカラーのマネージャー職やアナリストたちはレイオフをされたら、2ヶ月でローン破綻に陥る。
今年最後のクリスマスセールに頼みを託して売り上げが悪かったらレイオフが開始される。レイオフしなければ小売店が倒産するからだ。

IDECOとNISHA

日本の政府が旗を振って推奨しているIDECOとNISHA。
メディアやコンサル業界も旗振りに参加して猫でもNISHA、IDECOと踊っている。利益の非課税制は魅力だが、株価も金も上がり過ぎている。
今まで株や投資をやったことがない国民層がどっと参入したらどうなるか。リタイアした60歳が退職金を突っ込んだらどうなるか?高値づかみで。

株は安く手に入れて長期保存して経済とともに価値が上昇して資産として蓄えるなら安心な投資と言えると思うのだが、ここのところの急激な株高で高齢層が大枚を投じるのは危険ではないか?暴落してももどして長期保存で利益が出るのに。60歳過ぎて高値でつかんで余命も長くなければ損するだけだ。

おばちゃんの頭は警報が鳴り響いているので、NISHAの口座は開いたが入金していない。来年、ドルが127円以下に下がったらMMFにでも入れたいと思う。
2024年は何で始まるのか

65歳にしてピアスをする

そういえば、お前は金属アレルギーじゃなかったっけ?と、おじちゃんが聞いた、山を下っている途中に。

そうです。
金属アレルギーです。
35歳の時に、肝臓を壊してアレルギー・マーチが進行した。
乳液もハンドクリームもニュートロジーナは全滅して、シャンプーも髪染めもヘナ髪染めさえダメになった。夏場にファッション・アクセサリーのネックレスをつけたところ、汗で金属と反応したようで首周りの皮膚に黒い色素沈着がついてまるで絞殺死体のようになってしまった。1か月取れなかった。

以来、服の上からネックレスをつけるとか、14K以上のアクセサリーなら問題がないことが分かっている。ステンレスも大丈夫だ。
病院で装着するピアスはステンレス製のようだ。だから多分大丈夫であろう。かぶれたら外せばいい。

近くの整形外科にピアッシングの予約を取りたいのですが、と電話で言うと、受付はどなたかピアスがしたい方がいるのですねと聞いた。イヤ、ピアスをしたいのは私本人です。
電話の声というのは年がばれるものだ。

姪っ子がOCに遊びに来た時に、ピアスをしたいというのでモールのアクセサリー店に連れて行った。店員が姪の耳たぶをちょっと消毒したと思ったらぷすっと穴を開けあっという間に終わった。30ドルちょっとだったと思う。
アメリカでピアスの穴開けというのは気楽なものだった。
アメリカの赤ん坊は赤ん坊のうちに女の子はピアスして、男の子なら1~2か月で割礼手術をしたと思う。全員ではないが。訳が分からないうちにやってしまえば楽よって。

シミ取りとボトックスは何度もやったがピアスは思いつかなかった。
若い女の子よりも白髪ショートのおばあちゃんの方が、なんだか大きなビアスも似合っているような気がする。若ければピアスのキラキラなんか借りる必要がなくて肌も若さにあふれているから。

消毒とピアスの準備をした看護師さんも実際の施術を行う医師も
「なんか、心境の変化でもありましたか?」とおばちゃんに聞くので(3回目だ)、やりたいことは今のうちにやっておこうと思いまして、と述べると、なま暖かい笑みと賛同を頂いた。

よくよく考えてみると、近頃、老化がとみに進んでいる。
抜け毛以上に髪がやせてボリュームがずいぶん減った。肌がくすんで張りがなくなった。61歳までは老いの姿をさほど意識せずに済んだのに、62歳を過ぎたら膝小僧に皺を発見してすごくショックだった。その62歳を境に老化が進むという記事を発見して、なるほど統計通りに着々と老化が進んでいるので、ある意味統計は正確だと感心した。

いよいよ先生がピアスガンを構え介添えの二人の看護師が「先生、もうちょっと上、横、横です」先生はおとなしく看護師の指示に従いバチンとピアスを打ち込んだ。無事完了である。

両耳から頭のてっぺんにかけてつ~んとする。厳寒の野外で吹雪にさらされたら耳タブがつじ~んとするような感じ。

一か月後にステンレスを外した後につけようと思うピアスはオンラインですでに購入した。
18金なんてタカイ・タカイとおじちゃんがつぶやくので、とりあえずSheinでファッション・ジュエルだ。
色もデザインもとりどりなので選ぶのがめっちゃ楽しかった。

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変身したい

ピアスの穴を開けに行こうかと思う。

お婆、65歳過ぎやないけぇ。今さら何を考えとんじゃぁ?!
来年66歳でおます。それがどうした。

アイ子ちゃんともよく話すのだが
・人生やりたいことをやる。
・新しいことに興味を持つ。
・新しいことを試してみる。
・できなくなったことはくよくよ考えない。
とか、いろいろ続くのだが、近頃、冬の時間はたっぷりあって、そのくせ庭は休眠に入ってしまう。
気温が低くなると外出もおっくうになって、コタツムリで動画をあさるのも倦んでくる。
ムンク」の「叫び~」みたいな気分になってくるのだ。

そうだ!気分を変えたい。身なりを変えてみたい。美容院で髪型を変えてみようか?ショートにでも?とおじちゃんに提案した。
おじちゃんも私も前世紀からポニーテール一本。

お気に入りの美容師さんが東海岸に行ってしまったり、ある人は日本に帰国するということで行きたい美容院が少なくなってしまった。

その後起業して美容院に行く絶対的時間がなくなった。
通勤を含む仕事時間が13時間睡眠時間が8時間。残った時間が3時間で食事とその他を済ませる。社交時間はゼロ。そんな生活だと美容院に行く時間が惜しくて惜しくて、2005年12月から美容院に行くのは諦めて、お互いの髪を切りっこして済ませてきた。

いま時間はたっぷりあまっている。日本の田舎は美容院と車屋はよりどり見取りだ。プロの美容師なら毛先をきちんとそろえてくれるだろうし、髪染めもうまいに違いない。
おばちゃんは自分が提案したにも関わらず、なんだかいまいち気分が乗らない。

何故か考えたら、一ぺん行ったら3か月ごとに美容院に行き続けると思うとなんだか面倒くさい気がする。歯医者のチェックはおっくうでないのに。
あれこれ注文を付けていいのだろうか?仕上がりが気に入らなかったらどうするのだ。チップはいくらか払うのか?そんなことを考えているとますます気分が乗らなくなった。

もしおばちゃんがショート髪の素敵なシニア化に失敗し、老けた和田アキ子になったらどうするのか。おじちゃんもそんな予想を思い浮かべたのかもしれない。知り合った19の時からずっとロングヘアだったよ。(ショートだと後ろ姿で男と間違われるんや)今更ショートにしなくても。

なんだか変身願望は不発ですっきりしないままNetFlixで前から見ようと思っていた「The Old Guard」を見た。
これぞ私の見たかったかっこいい女
Charlize Theron!

もともとこの人の顔がむっちゃ好きなのだが、The Devil`s Adovocateではブロンドのあどけなくキュートなキアヌの妻だった。NYにキアヌがヘッドハントされた後は弁護士の専業妻としてだんだん神経を病んでいく。舌ったらずな英語で泣き窶れていくキャラは“役”なんだが、なんか違うと思っていた。この人はあどけなく美人なだけの人ではないのではないか。

そこでThe Old Guardである。
クールで冷酷で強靭これぞ私のヒーロー。
ブルネットのショートヘアーは戦う役にピッタリである。後ろ姿はほっそりとした青年とも見える。おばちゃんの体系みたいな。

白人の頭は長頭でショートにしてもカッコいいが、昭和生まれの日本人おばちゃんの頭は絶壁なので、後頭部にボリュームを持たせて刈り上げるとか、、。
あかん、ますます和田アキ子化しそうだ。

ショートヘアでも女性とわかるものとか、、、そうだピアスがあるではないか。
若い時はバイク乗りだったのでイアリングをつけるとメットがかぶれなかった。だからピアスをつけることは考えたこともなかったのだが。
美容院はちょっとペンディングにして、先にピアス穴を開けに行ってみよう。ぴらぴらしたピアスをつけてみたかったのよ。

追記

検索して見つけた近場の整形外科に電話をかけて、ピアス穴を開けたいのですがと言うと、どなたか知り合いの方がいらっしゃるのですね、と受付に言われた。
違うわい。アタシが行くんや。

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