米国年金の秘・密である。
こらっ、余計なことを書きやがってと怒られるかもしれない。
秘密2とは、、、リターン。
日本の年金は何年で「元」が取れるか。
年金通知書などに記載されている「払い込み総金額」を「年金額面」で割ってみればよい。
厚生年金40年払い込み 65歳 受給額は158万。支払総額は1,317万
元が取れるのは8.3年
厚生年金40年払い込み 65歳 受給額184万 支払総額 1800万
元が取れるのは9.7年
国民年金のみの場合、受給77万 支払総額は796万、
元が取れるのは10.33年
米国年金はどうか?
おばちゃんたちの場合、大雑把に5年。
これはこれは在米期間の前半は会社が社会保障を半額払ってくれ、在米の後半十数年は自営業で社会保障費12%を全部自腹で払ったから。おせっかいな会計士が夫婦の収入を全部スプリットしなければ、おじちゃんだけの収入として私は専業主婦年金spousal benefitsをもらえていた。そうすれば元を取るのも早かったのかもしれない。おしいなぁ。
米国年金はインフレ加算COLA制度で直近だけでも2021年から3年連続で17.8%支給額が上がった。だから元を取る年数はだんだん加速度がついて早くなる。
とどめは、カレンシー。
有利な国で受給すると、為替の益が毎月乗るのでカレンシーを1対1として”体感”だと2.5年くらいで元が取れるような気がする。物価のせいで。
おまけ
日本でも米国でも元を取るのが大事。
例えば日本政府がしつこく提案してくる「年金の繰り下げ」
月に0.7%ずつ増額するから受給を繰り下げてね。というやつ。やってはいけない。
平均サラリーマン65歳 受給額184万 支払総額1800万が受給を75歳まで繰り下げると、75歳で184万が84%増 338万に化ける。
ところが、この時点で繰り下げた日本人は920万円(184万X5年分)を捨てているのだ。
はぁ?!
日本国は5年以前の未払いの年金は「時効」で受給資格を失うから。
どういうことかというと、75歳まで繰り下げて翌年亡くなったとすると、繰り下げの増額分は「無効」になり一時金として受け取れるのは70歳から75歳までの5年間分のみ。こんなの元本割れの詐欺商品である。
生きて増額の338万で払った金額で元をとれるのは5.3年。
つまり80歳と3か月生きねば元が取れない。81歳と3か月過ぎてから増額した年金でどのように人生を楽しむのか?
自分で払った分を自分で受け取るのは当たり前、元を取った後からが利益になるのだ。利益を確定しなければ繰り下げは「絵に描いた餅」になりかねない。
5年以上の繰り下げをしてはいけない。元も取れずに死ぬかもしれないから。
さらに、繰り下げを途中でやめて止めていた年金を一括でもらうと、過去にもらっていたはずの年金をもらったということで確定申告で修正申告して所得税を支払わねばならない。
繰り下げにはこ~んな罠が仕掛けてあるのだ。
何事も押してくるのは裏があるに決まっている。保険屋と年金庁はできるだけ金を払わないように画策しているのである。
政府の陰謀に乗る人が1%と少なくて幸いだと思う。
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