ワクチン4回目

3回目も怒っていたが4回目もおばちゃん怒っている。
接種会場は町の文化会館である。

駐車場ではすでに2人シルバーセンターから雇ったと思しきジイジイが、おばちゃんが入り口に向かってくるのを見つけると、心なしか胸を張り、来もしない車を遮るために左手を挙げて、右手でオーライ横断歩道を渡れと合図する。総人口が2万ちょっとの町。
駐車場の反対の入り口にもう一人。

(1人) 文化センターの入り口を入ると、30歳にならない若いお兄ちゃんが「ワクチン接種の方ですか」と聞かんでもいいことを聞いておばちゃんを止める。
町の文化会館の日曜日にほかに予定は入っているもんか。それから壁に張ったポスターを指さして5条くらいあるワクチンの注意書きを読めという。もう4回目だ、ワクチンに批判があるなら来るもんか。
同意するなら受付にどうぞという。

(2人) 受け付けデスクは2人座っている。
接種券と免許証を出す。バインダーに挟んで番号札と一緒に返してくれる。それだけ。
(2人) 次のデスクでは免許証と接種券の照合をする。体温を記入する。次に行けという。
(1人) 次はシアターの入り口でおばさんが客席を指さして、中の案内人の指示に従ってという。
シアターは待合室になって座席の背にナンバーが貼ってある。
(1人) シアターの案内人は、番号の席を指さしてここに座ってという。
劇場は待合室になっていた。
(2人) 10分ほど待つと、ナンバーが3人分呼ばれまた玄関ホールにもどりチェックする。
(3人) ホールには椅子が並べられてまた待つ。案内人のカードをぶら下げたおばさん2人、接種者の問診表を見ながらチェックするナースは1人。

ナースはおばちゃんの問診表(ほとんど“いいえ”、病気は胆のうがん 経過観察中と書いた)のい”いえ”の欄を読み上げて確認する。おばちゃんはこの辺でイライラしてきた。
書いてあるものをもう一度読み上げるのは、おばちゃんの時間の無駄、人の無駄、金の無駄。

“いいえ”にチェックしてあるから答えは“いいえ”だ。 おまいさん書いたものを信用できないのか。

病気項目に目を止めて薬は飲んでますね?と聞く。
飲んでねぇよ。“いいえ”だ。(見りゃわかんだろ。切って経過観察だけだ。胆のうがんに効く薬はねぇ!“いいえ“は”いいえ“だこの野郎。この町の住人は幼児かそれとも魯鈍か。)

マスクをしててよかった。おばちゃん、相当ひどい顔をしていたと思う。
年の功をへて堪忍袋はずいぶん丈夫になってきたからぐっと我慢して次のホールに行く。

やっと白衣が見えた。
(6人) ホールを4つくらいに白い衝立で仕切ってそれぞれに白衣がいる。さらに突っ立っている案内人2人。スクリーンで区切る必要がどこにある。個人情報だってか。

おばちゃんの堪忍袋をさらに試すように、白衣は医者で問診票をさらにチェックするだけ。
(4人)次の部屋でやっと注射器をもったナースがいた。注射のあと、首に別のナンバーカードをぶら下げられて次のホールへ。
(4人)壁に取り付けられたモニターを見ながら自分のナンバーが「退去可」になったら出口のテーブルで首のカードと引き換えに接種証明書をもらう。

おばちゃんもうキィ~である。
入口から出口まで数えられる人数だけで20人ほとが接種のために会場にいる。控室で待機している看護師はいるはずだから全部で20人は絶対超える。無駄な案内人、無駄、無駄。

アホと違うか。1回目の接種から4回目まで、町の接種のための会場は全部で3つ。人口はただの2万人ちょっと。接種場の人の費用だけでかる~く1億は行くのではないか。

田舎の小さな町が負担するわけではなく、全部国からの給付だろう。つまり税金。この税金の“つけ“はあとできっちり町民・国民が払わされるのだ。信じられないかもしれないが、町も接種体制の要領がわかって1回目からかえって案内人が増えている。

町の住民はジジババが多くて耳は遠いが、幼児でもなければ痴呆でもないぞ。床に矢印でも貼ってところてん方式かカフェテリア方式で行列させて最後の待機所だけ椅子を並べて置きゃよかろう。

非効率的で、2重3重に人とチェックを配して仕事のための仕事をする。こ~んな非効率を商売でやっていたら時間と人件費を使うだけで利益がな~んにも残らんわ。
非営利事業だから非効率的で無駄が多くていいってことは絶対ない。

mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
ブックマーク パーマリンク.

1件のコメント

  1. 私がこちらでワクチンを打った時は、会場の受付に3人ぐらい(またはせいぜい5人ぐらい)で、そこで問診票に記入し本人確認書類を見せて、その後はワクチンを打つブ-スの前にある椅子で名前を呼ばれるまで待つだけでした。日本は何でもご丁寧なんですね。。お役所なんかもそうですが、サービスが良すぎると言っていいぐらい人を多く使っているのかも。。色々な事で、コスト削減の為に見直すべきだと思います。日本だけに住んでいると、中々気が付かないんですが、海外在住経験のある人々からアドバイスを得るようにしてはどうかなと思います。政治家ももっと若い人を入れて、お年寄りには引退してもらって、将来の為に状況を変えていくべきではないでしょうか。

    今、円安が止まらないようですね。このままだと、日本の土地も企業も外国人に買われてしまうでしょう。何か対策を取らないと大変な事になってしまうと思います。外国からの観光客等にとっては円安はいいんですが、今の所、観光客はグル-プツアーしか駄目なので、観光収入は限られています。旅館やホテルは大変だと思います。日本から海外旅行に行きたい人たちも、この円安ではとても厳しい状況でしょう。アメリカのホリデイインに泊まるのと、日本の高級ホテルに泊まるのが、日本円に換算すると同じような値段になっているそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

  • footer