高等遊民

漱石や鴎外が現役だったころ、日本には高等遊民という種族がいた。
親の世代から資産を持ち、子の世代は何をやっているかわからないが一家を構え、目標があるのかないのかふ~わふわ世をやり過ごし何となく食っていけた遊民族。極楽とんぼともいう。

生業を持たないと生きていけない庶民とは違うのであった。
親の代から裕福であるから金の苦労をしたことがない。土地も家も何となく用意されていて自分で築く必要もない。さらには親に世話になった縁者や知人がそれとなく便宜を図ってくれ面倒を見てくれた。

高等遊民の特徴は、生まれついての育ちの良さと才能の片鱗である
才能というのは本人の資質があって、刻苦勉励して磨いてこそ初めて使い物になるのだが、世にもまれてこなかった高等遊民は片鱗を磨くことなく、褒められるままに、あっちこっちの分野をつまみ食いをして、片鱗だけの才能であるから結局どれも物にならずただのディレッタントで世をすごした、、のが多かったのかも。

その高等遊民が没落するのは、資産を築いた親の世代が世界の構造的変化に対応できず、資産を使い果たして子世代に資産を残せなくなったからであった。
高等遊民自身も晩年になると親の縁も使いつぶし、次の子に渡すのは無駄な教養だけだったりする。「売り家と唐様で書く三代目」とかね。

現代のニューヨークの高等遊民は自分たちの生計の収支などさほど気にしているように思えない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/80213a77eb5d7610b0434108b2b9c531dac032ce?page=1
「眞子さん通院情報」のその後 小室さん夫妻の「収支のバランス」問題はーデイリー新潮

庶民はそもそもPTSDなんか持っていたらビザが取れない。
アパートの入居審査では家賃/月の少なくとも5倍は収入がなければ無理。ただし、収入が基準に満たなくても資産額を示すと大丈夫な場合がある。保証人をつけてくれという場合もある。日本国家が保証するなら、どんな物件も審査フリーだろう。実力で生きている庶民には縁がない話。

地ばえの小室圭にもちろん賃貸契約をクリアするステイタス、収入、資産はない。
ニューヨークでの高等遊民が成立するのは、眞子さんの親の臣下・下僕が面倒を見てくれいるから。なければそもそも外地暮らしの生活は不可能なのである。

出ないはずのビザがでる。借りられないはずの物件が借りられる。無尽蔵の親/国家の資産と縁故があるなら高等遊民フォーエバーである。まして、次世代の子が日本国皇室のいとこともなれば援助は死ぬまで尽きることがないのだろう。

二人の生計の収支など心配ない。
どうしてこんな記事がでるのか?国家レベルの庇護があるのに、メディアが夫婦の懐具合を心配していて笑う。

もやもやとしている庶民には「The Royals」をお勧め。
アメリカのテレビシリーズだったらしい。当時は見てなかった。

アメリカ人が考える架空のイギリスの王室ドラマである。
イングランド王とそのスペアだった弟公。王妃が生んだ3人の子の長子(王位継承権1位)が早世する。次子は双子の次男と長女である。意思が弱い次男と、自堕落で放縦な長女:タブロイドにあられもない姿をすっぱ抜かれた王室の恥さらし。

スペアだった王の弟公は子は成したが実はゲイで麻薬におぼれコンプレックスにまみれた王族である。
穀つぶし」という言葉がぴったり。
双子の次男の恋人はroyal head of securityの娘アメリカ人である。わはっはと笑いそうになるがこれもアメリカ人が考えた王室の話なので仕方がない。

王位につけなかった弟公や王妃や双子の長女、次男の恋人などが一位の王位継承者が亡くなったことで陰謀を抱き、王位をめぐってドラマが動き出す。架空のイギリス、架空のドラマといえ本家のイギリス王家がよく文句をつけなかったと思う。


あくまでも架空のドラマだが、王族に生まれても品性というものは必ずしも持って生まれてくるわけではないのだと感じさせられる。

現実の日本では天皇の玄孫という人が、ラーメン屋を経営したり地上げ屋の片棒を担ぐなどをしているようだ。彼の人となりを見れば、高等遊民の行く末がよく理解できるかもしれない。あなたは品位を感じるだろうか?

3回目試験まであと4日

mikie@izu について

海外在住何十年の後、伊豆の山に惹かれて古い家を買ってしまい、 埋もれていた庭を掘り起こして、還暦の素人が庭を造りながら語る 60年の発酵した経験と人生。
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1件のコメント

  1. The Royalsと言うテレビシリ-ズは見た事がありませんでしたが、ソーピ-で面白そうですね。見てないので細かいことは分かりませんが、多分この程度の事では英国のロイヤルの方々も英国民も怒らないと思います。前にハリ-王子がThe Crownと言うシリ-ズについてどう思うか聞かれていたんですが、彼の答えとしては、“I’m way more comfortable with The Crown than I am seeing the stories written about my family or my wife or myself. Because… that [The Crown] is obviously fiction, take it how you will. But this is being reported on as fact because you’re supposedly news. I have a real issue with that.”と言う事でした。

    私が好きなロイヤル物シリ-ズは、Downton Abbey と The Gilded Ageなんですが、その両方で共通しているのは、その名家の子息には家柄の良い資産もある人と結婚させようするポイントです。どんなに資産があっても、上手くそれを管理しなければ減るし、使用人をキープできないし、お城やマンションを維持する事はできないですから、お金目当ての配偶者を取り込む余裕がないのでしょう。どちらの話も、主人公の恋人が弁護士なんですが、そんな事をして働いて、資産もないような人とは結婚できない。。と言うセリフが出てきます。私たちは弁護士って知的な職業で稼ぎも悪くないから、いいじゃないかと思いますよね。でも、貴族や名家の人たちは、それよりもどれだけ家柄や資産があるか、と言う事が重要らしいです。まあ、日本のロイヤルのケースは、結婚反対されて箔付けしたけど、弁護士資格は未だ取れていないと言う事で。。少しこの話とは外れますが。。後、日本のロイヤルカップルとDowntonやGildedAgeと異なるのは、お金に限りはないので(=税金)、資産家に拘る事はないと言う事だと思います。もし援助が続いているのなら、その情報は正式に開示して欲しいです。

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